『お稲荷さん・お狐様にまつわる不思議な話』|奇妙な体験まとめ

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『お稲荷さん・お狐様にまつわる不思議な話』|不思議な話・奇妙な体験まとめ 不思議な話
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伏見稲荷の門前で「きつねの面」買ったらついてきた

 

伏見稲荷の門前できつねの面を買ったのだが、その後不思議なことがあった。

俺は通勤の関係で、
家族と近距離別居みたいなことしてるんだけど、
ある日、家族全員が旅行に出かけた。
で、週末の夜、俺は自宅に帰り、家のドアを開けたとき、
横から真っ白い顔状のものが水平移動してきて、
それとにらみ合うような状態になった。
「えっ何?」と思った瞬間に、それは、すっと消えた。

それが、口をがっと開けたきつね面そっくりだと思ったが、
きつね面はまったく別の場所(寝室のドア)に掛けてある。

霊感が強い友人にその話をしたところ、
きつね面がいつのまにか自宅警備員化しているらしい。

で、てっきり家族が全員旅行に行ったと思っていたところに、俺がいきなり帰ってきたので、
「誰?」と確認しに来た。
それで俺の顔を見て「何だ。お前かw」…で消えたらしい。

きつね面は、なぜか俺の娘がいたく気に入り、娘の部屋のドアにぶら下がっている。
お守りなんだそうだ。

 

□ □ □

 

似た人が居てくれてうれしい
大昔、修学旅行で京都に行ったら、白狐の本格的な面を買ってしまったんだ
当時は稲荷も知らず、ただの安部晴明マニアだった
あと持ち手がついてる南京風鈴みたいなお鈴も買ってしまった
女子高生の買い物ではないと、家族から大顰蹙

それから現在、伏見系の狐さんがついてるといわれた
稲荷神社には寄っていないし、心当たりはその狐の面しかない
自宅警備員はしてくれなかったけどw

稲荷さん祭る事になって、お神酒用にただ漠然と手ごろな値段の日本酒買ってきたら、
伏見の名水使用のお酒だった。ちょっと感動
金銭的なご利益は今のところ無いですが、家の中や庭の植物達が栄えまくってます
家庭菜園でも始めようかなw

「お狐さんが助けてくれる」

 

亡きうちの婆さんが親父に語ったという話。そして俺が親父から聞いた話。

大戦末期、爺さんはのらりくらりと免れていたが、ついに出征の命令がきた。
爺さんは名誉なことなどとは思えなかったらしく、もう生きてかえってはこれない、俺はもう終わりだ、と毎晩泣きながら酒浸りだったらしい。
婆さんはなんて臆病な男なんだろう、とほとほと呆れ果てていたそうだ。
しかし、ある日爺さんは上機嫌で帰ってくると、婆さんにこう語った。
気まぐれに近所のお狐さんを参ったところ、お狐さんの声が聞こえたとか。

そんなに死にたくないのならば、わしがなんとかしてやろう。
その代わりに、休みの日は毎朝必ずここを掃除し、供え物を絶やしてはならない。

婆さんはとうとうおかしくなったかと相手にしなかった。
しかしその日以来、爺さんは人が変わったかのように俄然やる気になって、意気揚々と戦地へ向かった。
婆さんはあんな臆病者がとても戦場で生き抜くことはできないだろう、と半ば諦めて送り出した。

終戦を迎え、爺さんは帰ってきた。
爺さんによると、何度も死ぬかと思ったが、その都度奇跡的な出来事が続き、生き延びることができたらしい。
その中でも印象的だったのは、名前も知らない味方の兵士が、何度もあった危機的状況にふっと現れ、活躍したという。
その兵士の活躍が結果的に爺さんを助けることとなったとか。
その兵士はいつも将棋の駒を身につけており、爺さんもそれにあやかり自作の駒をお守りとし、身につけていた。
部隊がほぼ壊滅したなか、爺さんは五体満足で帰ってきた。

爺さんはあれはお狐さんの兵隊だ、お狐さんは将棋好きなんだ。
と興奮しながら婆さんに語ったという。

帰還後、爺さんは少ない元手から商売を始めたが、なかなかうまくいかず苦労した。
しかし忙しいなかでもお狐さんとの約束はきちんと守っていた。
四人目となる親父が産まれたころ、商売は少しずつ軌道にのり、あれよあれよというまに爺さんは少なくない財を築いた。
しかし、そのころになると、爺さんは博打や女に呆けるようになり、家庭をないがしろにするようになっていった。
家には金を入れていたので、婆さんは泣く泣く我慢していた。
お狐さんとの約束も次第にいい加減になっていき、とうとう近づくこともなくなった。

異変が起きたのは間もなくのこと。
長男と長女が相次いで亡くなり、爺さんも肝臓を痛め倒れた。
痛みに苦しみ、毎晩夢でうなされる爺さんは、お狐さんの祟りだ。お前が代わりにお狐さんとの約束を守ってこい、と婆さんに命じた。
婆さんはお狐さんとの約束を代わりに果たしたが、時すでにおそく、爺さんは苦しみ抜いて死んでいった。
あっという間に商売は傾き、婆さんは残された子供らを育てるため相当に苦労した。
しかし、お狐さんとの約束はきちんと守っていた。

それから目立った不幸はない。

今は親父がお狐さんとの約束を守っている。
親父は俺が小さい頃から、
お父ちゃんになにかあったらお前がお狐さんとの約束を守るんだ。
お狐さんが助けてくれなかったら俺もお前も生まれてこなかったかもしれない。
お狐さんへの感謝の気持ちを忘れるな。
とよく聞かされた。

俺は親父が健在のうちに今の仕事を一段落つけて実家に帰る。
お狐さんとの約束を守り、そして子供たちに引き継ぐためにだ。

 

□ □ □

 

うちにもそういう言い伝えがあるな
うちは田舎の旧家なのだが、庭に先祖代々祀られてきた小堂がある
小堂の中には蛇神の化身を祀っているらしいが、おれは見たことがない
蛇神の化身は家の守り神で、大事に崇めていれば家は栄え、有事の際には手を差し伸べてくれるとか

たとえば、屋敷が火事にみまわれた時、火消の若い衆が駆け付けるより早く、
20人ほどの若い男たちが現れ、あっという間に火を消し、立ち去ったという
さほど大きな村ではなかったのだが、その若者たちは全員見覚えのない顔だった

戦時中、深刻な食糧難に襲われたとき、
どこからともなく20人ほどの若者がたくさんの荷物を抱え、うちに訪ねてきたという。
贈り物です、とだけ告げて、若者たちはすぐに去ったという
荷物は米、醤油、味噌、塩、砂糖やマッチ等の必需品からたばこの葉まであったという
これが3日間続いた
当時の主人は気前よく、村で生活に困っている家にこれを配った。
おかげで村からは餓死者や身売り等の不幸は出なかった。

しかし、蛇神の化身をないがしろにすると恐ろしいことが起きる
ある時、当時の三男が酔って小堂に小便をかけた
三男は酒癖が非常に悪く、また、信仰心のかけらもないような人物だった
翌日より三男の局部はパンパンに腫れ、1週間もたず狂死した。
また、その嫁、3人の子供も次々に不幸な死を遂げたという。

今もこの不思議な小堂はきれいに掃除され、家の庭にたたずんでいる

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