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『お稲荷さん・お狐様にまつわる不思議な話』|奇妙な体験まとめ

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『お稲荷さん・お狐様にまつわる不思議な話』|不思議な話・奇妙な体験まとめ 不思議な話
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稲荷の眷属と男

 

戦前ある男が難病に罹り、大本の神職が祓いの儀を執り行った。
この男に憑いていたモノはかつて男が熱烈に信仰していた某稲荷の眷属であった。

眷属曰く「この男の命を取りに来た」。
仔細を尋ねるとこうだ。
男はかつて某稲荷の熱烈な信者であり、自宅に稲荷の社を建てるほどであった。
この眷属はそのとき選ばれて男についていったものである。
眷属は陰日向に男の家業を助け、近所が家事の時は、被害が及ばぬよう身を挺して働いたという。

ところが男は神のそんな恩も感じず、あっさりと別の流行神の乗り換え、稲荷の社も破棄する暴挙にでた。
「このような理をわきまえぬ行いをしたことにより、男の命を奪いにきたのだ」
と眷属は悔しさを顕わにしたという。

男はその話を聞き、自分の不心得を心から詫びた。
その後大本の神職のとりなしもあり、男は一命を取り留めた。

何かお稲荷さんに同情してしまう話だね。

ちなみにその流行神は眷属がつぶしたらしいよ。

 

これは言い伝えを又聞きした話なのだが、未だに納得の行かない話を一つ。

私の氏神に合祀されている神様が今の場所にお移りされた理由は、
元の鎮座していた場所で氏子一同丁重に御祀りしていたのだが、
大きな山崩れを起こし二人の氏子を残し村全てが呑み込まれてしまったのだという。

後にその二人が現在の神社周辺に移り住み其処に鎮座していた神様へ合祀されたとの事。
其処こそが私の氏神なのだが、其の話を聞いた時にはとても理不尽極まりないと思ったのも事実。
1300年ほど前の話らしいが、当時の氏神と言ったらその村人の先祖神ではないだろうか?
子孫をほぼ皆ゴロしにしてしまう神とは一体何故なのだろうかと思う。

これはお稲荷さんとは違うのだが上記の話を聞いた瞬間に、つい思い出してしまったよ。
神とは一体、奉るとは一体なんだろう、とね。

 

稲荷と眷属

狐はあくまでも眷属であって主神の補佐役といった存在。
諸外国は知らないけれど、少なくとも日本では神とはなっていない。

狐そのものがまつられてるとこもある。
殿様の飛脚だった狐をまつってるだとか、狐の巣穴を神聖視してまつってたりとか。
まつってるのが狐だからとの発想(狐=稲荷の連想)で便宜上○○稲荷って名前になってるけど、明らかに稲荷神じゃなく伝承の狐をまつってる。
地方だと、昔は稲荷の神じゃなく狐そのものを豊饒の獣とか祟る獣と考えてたりしてたパターンの狐祭祀もあったらしい。

 

妖狐伝説の源九郎稲荷

伏見稲荷の「白狐社」も古い縁起とか見ると狐そのものを祭祀した社だったらしい。
こっちは稲荷神(主祭神として稲荷神ありき)の神使として祭祀されてた可能性もあるが。
あと、王子稲荷の狐穴みたいな、狐塚系。
狐を祭祀した塚だったのが、明治の廃仏毀釈とか淫祀邪教撲滅の流れで、狐だから稲荷神社、と形を変えて長らえたものもいっぱいあると思う。

人形浄瑠璃の義経千本桜で、義経の忠臣佐藤忠信に化けて静御前を守っていた狐だね。
類稀なる霊力で義経を守り、源九郎の名前を賜ったんだっけか。

確かに、今は稲荷神として宇賀御魂神さまや、豊受比賣さまを祀っている神社も多いけど、かつては狐そのものを祀っていた所も多いかも知れないな。

 

稲荷神社の女の子

 

私は去年の正月まではうわばみだった。
焼酎だったら1升どころかいつまでも飲めたし、ウィスキーなんて麦茶?みたいなかんじで飲んでいた。

一昨年の大晦日、近くの稲荷神社に弐年参りに行った。
お参りをして鳥居を出たときに急にゴトン!と何かすごく重い物が私の体から落ちた音がした。
下を見ても何もない。
一緒に行った兄も音だけは聞えたようだった。
体は軽くなった気がしたが、家に帰って体重計に乗っても変わっていなかった。

眠ったら夢に小さな女の子が出てきて

「どう?軽くなった?軽くなった?私えらい?」

と私の周りをぴょんぴょんはねていた。

 

起きたら元旦で親戚が集まり、当然酒を飲む。
私もいただこうかなーとそれまでのつもりで口をつけた。
しかし体が全く受け付けない。喉に流し込めない。
無理やり流し込んだら、トイレ直行。げえげえ吐いた。

それ以来私は酒が全く飲めなくなった。
周りの人も家族も何かあったの?と心配してくれたが、健康診断でも異常も何もない。
今では兄と「あの時のすごい音は私に憑いていた酒飲みの何かが落ちた音」ということになっている。

しかし酒が飲めないというのも不便なので、夢に出てきた女の子を素直に褒めてあげることが今でもできない。

 

御先稲荷(オサキトウガ)とは
一説には神社にて祭られている白狐で、代表的な善狐であると言われています。

狐神に好かれて

 

昔の話。
俺の通ってた小学校の裏にはちょっとした山…と言うか林みたいな所があった。
そこは古くからの墓地らしくて、あちこちに墓石が倒れてたり、朽ち果てたお地蔵さんがゴロゴロしてるような所だった。
冒険ごっこにはまってた当時の俺は、クラスメートの女の子と二人でそこを良く探検した。
と言っても林の中は簡単な一本道で、一度右に曲がっただけで直ぐに行き止まり。
フェンスで囲まれて奥には入れないようになっていたので、そこまでにある墓石を調べてみたり、ボロボロの石像を見て勝手に想像を膨らませて楽しんでいた。

ある日、もう見れる範囲は探索し尽くして更に刺激が欲しくなった俺達はフェンスを登って更にその奥へ進む事にした。
そこは全く人の手が入っていない完全な獣道で、ともかく草が凄い。
草の壁に挟まれつつ何とか進むと、先に少し開けた場所があって奥に小さなお稲荷さんが建っていた。
他の墓石と一緒で、そのお稲荷さんももう管理する者が居ないのか今にも壊れそうな位ボロボロだった。

 

祠を調べると正面に戸がついていて格子状になってて閉まっていても奥が普通に見えたので覗いて見るとちゃんと丸い鏡の御神体があったので一応二人で手を合わせておいた。

祠の左右には石の台があってどちらも狐の像があったみたいだけど、それも朽ち果てて胴体しか残っていなかった。
女の子はそれを見て可哀想と言って像の胴体を撫でた。
良く見ると台の周りには像の欠片らしき物が散らばっていたので、女の子はそれを拾って割れた頭やしっぽを元の位置に戻してあげていた。
俺ももう片方の狐を直してあげようと思ったけど、こっちは粉々過ぎて無理だった。
折角なので木の実が落ちてドロドロになっていた所をティッシュで拭いて、枝を箒にして少し周りを綺麗にしてから二人で帰った。

それからは何となく全ての秘密を知ってしまった気がしてその場所に興味が無くなり、学年が上がるにつれいつの間にかその女の子とも遊ばないくなった。

 

で、時は流れ俺21才。
久しぶりに小学校の時の友達と集まったら、誰かが呼んだらしくその時の女の子も来ていた。

彼女は中学から私立に行ったので実に9年ぶりの再開。
正直かなり好みに成長していたので何となく恋愛的な話に持ち込むと、なんと彼女は中高から現在に至るまで彼氏がいたことが無いらしい。
ずっと共学でそれはないだろうと思ったが
今フリーなのは確かなようで、俺は彼女に対してちょっと下心がわきはじめた。

で、暫く皆で話して、彼女が少し席を外した時だった。
いきなり後ろからがんっと何かに椅子を蹴られた。
びっくりして振り返ったらスーツ姿の背の高い男がすっごい形相でこっちを睨んでんの…
こんな人に因縁つけられる覚えないし滅茶苦茶怖いしびびって固まってたら、女の子が用事を済まして帰ってきた。
そしたらその男がすっと女の子に近付いて肩を抱いて俺の女と言わんばかりのガンを飛ばしつつ消えた。

で、一瞬だけだったけど男の足元にふさふさの狐みたいな尻尾が見えた。
直感的にあそこの狐に好かれちゃったんだろうなあと思った。
今までも近づこうとしてた男を追っ払ってたのかも。
でも女の子は全く気付いてないみたいでちょっと不憫。

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