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心霊ちょっといい話『道しるべ』など短編全10話

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心霊ちょっといい話『道しるべ』など短編全10話 不思議な話
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家へのお別れ

僕が中1になった春に、大好きだったお爺ちゃんが肺癌で亡くなりました。
62でした。僕は孫の中では一番年上だったので、一番お爺ちゃんに可愛がられていました。今でもすごく守ってもらっています。

さて、お爺ちゃんの七回忌も終わった初夏、お爺ちゃんが建てた家を、その息子である伯父さんが建て直すことになりました。いよいよ明日は解体業者が入るという晩のことでした。仏壇の前に寝ていたお婆ちゃんは、外に気配を感じました。が、「あ~お爺ちゃんが来てるなぁ」と思って、安心して寝てしまったらしいです。そして早朝。雨戸を開けてみると、その仏壇から真っ正面に当たる部分の縁側が、じっとりと濡れていたのです。人の背丈くらいの長さで、じっとりと。あまりそういうことを信じない伯父は、「犬でも入り込んでシッコしてったんだよ」と言いましたが、なんの匂いもない。何にもまして不思議だったのは、その濡れっぷりでした。太い材木を組み合わせて作っている縁側の、その太い材木の中心近くまで、水分が浸透していたのです。お爺ちゃんが家にお別れを言いに来たんだと思いました。
お爺ちゃんはよくその縁側に座って、将棋を打っていましたから。

 

 

道しるべ

うちの母の話ですが、小さい頃、戦争の被害を免れる為、家族で田舎の親戚のいえに
に疎開したのですが、祖母が小さな子供を7人連れて、初めて降り立った田舎の駅についたのはもう夜もふけていて
田舎なので明かりもなく、真っ暗だったそうです。親戚からは駅からまっすぐ歩けば
家に着くと聞いていたそうなので、とりあえず歩き始めたのですが、行けども行けども
それらしき家は見当たらない。おまけに道が二股に分かれていて、どちらにいったらいいか
わからず、子供達は言うことを聞かなくなるし、疲れた祖母は途方にくれ、道端に座り込んでしまったそうです

その当時、祖父はもう亡くなっていたのですが、祖母は心の中で一生懸命「お父さん、私と子供達を
どうか助けてください」と祈り続けたのです。小1時間位たった頃でしょうか、
二股に分かれた道の一本が、まるでライトで照らされたかのようにパァッと明るく
照らされたのだそうです。祖母は迷うことなくそちらの道を進み始め、その光は
親戚の家に着くまで祖母たちの一歩前を照らし続け、案内してくれたのだそうです。
母はあまりそのことを覚えてないそうなのですが、後々祖母から
「あの時はお父さんが助けてくれたのよ」と聞かされたそうです。

おじいちゃん、お母さんを助けてくれてありがとね。

 

 

恩返し

実際自分が体験した話ですが、去年、祖父が亡くなりました。
僕は祖父にはよくかわいがってもらいましたが、何の恩返しもできないまま逝ってしまいました。
不思議な体験というのはその祖父の葬儀のとき起こりました。火葬場で「拾骨」というのでしょうか?
遺骨を親族で集めますよね。その時に急に肩が重くなりました。しかし、肩こりとかの痛いとかそういうのではなくて、
ただ単に重いというのがそのときの印象でした。ちょうど人一人おぶさっているようなそんな感触でした。
その肩の重みは葬儀の最中続き、お坊さんのお経の最後の「引導」が終わった後になくなりました。
そのときはなんだったんだろ~?ぐらいにしか思いませんでした。

それから、葬儀が終わり、皆で祖父のことを話しているときに、あることを思い出しました。
それは、僕がまだ小さかった頃のことです。祖父のに遊びに行ったとき、僕はよく祖父におんぶしてもらってました。
そんなある日ポツリと祖父が言うのです。
「重くなったなあ、これじゃあもうおじいさんおんぶできなくなっちゃうなあ、今度はおんぶしてもらわないとなあ。」
と、僕もそのときは、
「じゃあ大きくなったらおんぶしてあげるよ。」とこたえました。
結局、その約束は祖父が生きているうちは果たされることがありませんでした。

今ではその葬儀での出来事というのは、その約束のことだったんだなと思っています。

ちょっとした恩返しができたと思いました。ありがとう!!お祖父さん

 

 

「おい!」

疎遠になっているおじいちゃん・おばあちゃんがいたら、大切にしてあげてね。私はもう4人共いないんだー・・・

霊体験とは言えないかも知れないけど、横断歩道を渡ってる時、後ろから「おいっ」と呼ばれたから立ち止まって後ろを振り向いた瞬間、信号無視の車が私の目の前スレスレを通って行った事があります。
でも、後ろにはだーれもいなかったんですよね。
じいちゃんか誰かが助けてくれたのかな?
車の運転手の方は「きゃーっ!」と悲鳴を上げて止まりました。
完全によそ見してたみたいです。

 

 

子犬

先日、晴天の昼間、あんまり気持ちよくて、うっかり昼寝をしたら、金縛りに遭いました。
手足はもちろん、目も薄くしか開けられなくて「きたーっ!」って感じでした。
うぉうぉうぉとか悶えていたら、足元からひたひたと上がってくるものが。
薄目を開けても、何も見えません。
でもそれは、小さな足先で左手を踏みながら、顔のところまできました。

ふんふんふん(<匂いを嗅いでいる鼻音)
きゅーん、きゅーん、きゅーん(<甘え声)
ぺろぺろぺろ……(<左頬を舐め始めた)

「子犬の霊」だったんですよーっ!
うわあ~っ、何で子犬なんだっ! 可愛いじゃネエかチクショ~っ!
(当方、大のイヌ好き)
でも身体、動かねえぞ~っ! うおおおおおおっ!

で、やっとこさ動くようになったときには、子犬の気配など、どこにもありませんでした。

ふ、、、、。

 

 

見てたんか?

二泊三日の中学生の修学旅行。新幹線で母の実家のそばを通った。
暫くして遠くに小高い山が見えて、そこに母の実家のお墓があり小さい頃、祖父が亡くなったとき一度お参りした事を思い出してなんとなく新幹線の中からこっそり手を合わせた。
修学旅行から帰ったら母が言った。
「夢であんたのおじいちゃんが出てきて言うのよ。あの子もでっかいやんちゃなやつになったなーって。でも、いい子だ。手ぇ合わせていったって。うれしそうに言ってんのよ」
おじいちゃん、見てたんか…?

 

 

曾ばあちゃんのいたずら

ご長寿で亡くなった曾ばあちゃんの御葬式の時、長生きしたよとか言って和んでしまって親戚皆で普通ならそんなことしたら良くないんだけど祭壇って言うの?

棺の前でなかなか集まる事も無いし記念撮影してしまいました。その後現像したら虫眼鏡で見ないとわからなかったくらい白い玉の発光体の中に葬儀に使った曾ばあちゃんの写真の顔と同じ顔が親戚一同と一緒に写っていました。

歳をとっても病院では看護婦サンや一緒に入院中の人達にも可愛がられた人なのでいたずらしに来たのかなと皆で笑ってしまいました。

今もありますよ

 

 

見守るってこういう事

両親が共働きで祖母に育てられた兄。私は祖母の家に行っただけで大泣きしたので他の人に預かってもらっていた。祖母は私が小学3年のときに亡くなった。それから一年ぐらいしたときに、夢を見た。私が金縛りにあって目だけ動かすと、ベッドの横に祖母がいる。二段ベッドの下で寝てる兄をすごく穏やかな顔でみつめてた。
見守るってこういう感じなんだろうなって思っていたら朝になって母に起こされた。
母は私を起こすなり、
「電気は消して寝なさいって言ってるでしょ!」
と、私をしかった。寝ぼけた私は、
「あ、そうか。電気ついてたからおばあちゃんの顔がみえたんだ。」
と思った。覚醒してから、
「てことは、こりゃ夢じゃねえのか?」
などと思ったが、家族が幽霊否定派だったので話しても怒られるだけだと思い、夢だと思う事にした。
その事をずっと忘れてたんだけど、十何年後のおととしにふと思い出した。
兄が一流企業に就職が決まった日のおめでとう会で。自分でもなんで今頃?と思ったけど、とりあえず兄に話してみた。
バカみたいに飲んでた兄が急に真面目な顔になり、
「そっか。ずっと会いたいと思ってたけど、そうやって見守ってくれてたんだな。」
と言って涙ぐんだ。おばあちゃんのこと大好きだったもんね。

 

 

すれ違った女性

小さい頃、夏休みに母の実家に遊びに行っていとこたちと遊んだ。
近所の小さい丘だったんだけど、みんな男の子でわたしだけが女。
丘の上で遊んで、帰り道みんな走り出して、気がついたら取り残されてて、一人きりになってしまった。まだ、昼だし、道は1本道だから迷う事もないし、ゆっくり歩いてた。そしたら向こうから和服のきれいな女性が歩いていて、すれ違い際ににっこり笑ってすごく優しげに「おおきくなったね」って言った。暫くあるいてなにか不思議に思って振り返ったら誰もいない。けれど、怖いという思いが全くせず、誰にもその事は話さないでいた。
高校生になった頃、祖母が亡くなった。葬式が終わって暫くした頃に、母から、母の母親は実は若くして亡くなっており、父親はすぐに再婚していた事を聞かされた。だから、亡くなった祖母とは血の繋がりがなかった事を聞かされた。私はその時まで母と祖母がそのような関係である事は全く知らなかった。
母は大事にしまってある本当の母親である人の写真を見せてくれた。
小さい頃道ですれ違った女の人が笑ってた。

 

 

偶然じゃない

その日は、従兄弟の結婚式でした。従兄弟のじいちゃん(つまりは私のじいちゃんでもあるのですが)は従兄弟の姉さんの綺麗な花嫁姿を見て、非常に嬉しそうでした。
それから私は披露宴会場へは行かずに、自分だけ自転車に乗って帰路につきました。
その帰り道、何故か曲がるところを間違ってしまい、普段は通らない道を通ることになりました。
すると前方から車が来て私の傍で止まりました。父の車でした。
「親元のじいちゃんが倒れた」とのことで、私は車に乗って病院へ向かいました。
私が到着してから間もなく、じいちゃんは息を引き取りました。
もしあの時いつもと同じ道から帰っていたら、じいちゃんを見取ることは出来なかったでしょう。
あの日私が道を間違えたのは、本当に偶然だったんでしょうか…

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