なんか笑える心霊体験【短編集】Vol. 4 – 全20話

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なんか笑える心霊体験【短編集】Vol. 4 - 全20話 笑える心霊体験
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なんか笑える心霊体験 – 短編集
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なんか笑える心霊体験【短編集】Vol. 4 – 全20話

 

焼香

 

3年前、母方の祖父が亡くなった。
担当医から「今夜が山」と言われていたので病院には母方の親類一同が
集まっており、皆が見守るなかで爺ちゃんは逝った。
爺ちゃんは霊安室に移動され、親類一同も移動。
沈黙の時が過ぎる。
そこに、母方の親類とは普段疎遠な俺の親父がやってきた。
親父は神妙な面持ちで婆ちゃんに挨拶して、焼香台へと向かう。
親父は線香を手に取り火をともし、手で火を消し払い灰に立てる・・
はずだったのだが、手は線香との距離を見誤り、線香先端にヒット。
折り飛ばされた先端は、あろうことか同席してくださっていた担当医の靴
の上に・・
担当医は沈痛の面持ちで目をつぶっていたので気付いていない。
線香の煙は担当医の股間を狙うかのように細くあがっている。
教えてあげたいのだが、その担当医の沈痛過ぎる雰囲気に皆動けない。
そんな皆の動揺をよそに煙は容赦なく担当医を包みだす。
俺はそれまでの緊張もあり、そのドリフ級のあまりにもベタな展開に耐え
きれず、ついにクスッwと笑ってしまった。
連鎖するように姉がクスッw。
こうなると全員笑い上戸な我が家の家系はもう止まらない。
親類一同大爆笑。
何が起こったのか解らず、足から煙をあげながらキョトンとしている担当
医の姿に、最後まで踏張っていた婆ちゃんも耐え切れずに笑いだした。

いま思えば担当医には悪いことをしたが、笑い番組の好きだった爺ちゃん
が、最後のイタズラをしたような気がしてならない。

 

 

連れ

 

私は結構、ハッキリと見えるほうで、わりと連れて帰ったりもしてしまいます。(祓ったりは苦手)
この前もどこから付いてきたのか、連れて帰ったのですが、どうも男だか女だか分からない。
いつもならかなりハッキリわかるのに。というより、ハッキリ見えるんだけど分からない。

それもそのハズ、オカマでした。WWWW
実害はないのでそのままにして無視してますけど。

 

 

ダルマ

 

友人が自宅で一人留守番をしていたときの話。
彼が居間に入ると、フローリングの床にダルマがいたのだという。
「あった」のではなく「いた」のだと彼は言った。
そのダルマはとろーんとした表情で床に転がっており半透明。
呼吸をしているかのように小さく膨らんだり縮んだりしており、
ハリボテっていうレベルではなかったそうだ。
そして、呆然とダルマを見つめる彼に気付いたのか否か、
ダルマはおっさんのようなしわがれ声で
「起こしてくれぃ…起こしてくれぃ」とうめき始めた。
正直気持ちが悪いので無視していたらいつの間にかダルマは消えていたという。
彼が私にこういった不思議体験を話したのはこれが最初で最後(今のところ)であり、
もちろん怪しげな薬をやっているような輩ではないことを一応記しておく。

 

 

キレた

 

10年ぐらい前かな。自分の部屋が毎日毎夜怪奇現象まみれになった事があるんだけど
朝も夜もビキビキバキバキあんまりにもうるさいもんだからいいかげんキレて、
「うっさいんじゃ!!お前らぶっ殺すぞ!!!」と叫んだ事がある。
その瞬間ふっと静かになった。30分ぐらいしてからまたビキビキいいだしたけど

般若とひょっとこ足したような顔で「ヒョーッ!フオーーー!!」と
叫びながら部屋ん中で暴れまわったら、もうそれ以来盆と彼岸にしか
ラップ音鳴らなくなった。それ以外の一切の怪奇現象もなくなった
  

 

 

家賃

 

以前、二階建ての一軒家に犬と暮らしていた。
ある日曜日、一階で犬とくつろいでいると、明らかに子供の走る足音が二階から聞こえた。
すぐに上がってみたが誰もいないし施錠もしてある、押し入れにも誰もいない。
自分は
「入居してんなら家賃払えよ」と呟き一階に降りた。
それ以来、足音は走りから歩きになった。

 

 

逃げちゃダメ

 

兄貴の高校時代、寮の自室でうつ伏せで寝てたら金縛りに。
うおーしかも背後になんか気配感じるしやばいまじやばいとか思ってたら
髪の毛をつかまれてぐいっと頭を持ち上げられたらしい。
ホントに怖かったらしいんだけど、「逃げちゃダメだ逃げちゃ(中略)…でも、逃げちゃおっと」←就寝

それから金縛りにあう事はないそうだ

 

 

説教

 

昔、かなり大事な試験の勉強をしてた時期があった。
その日も、明け方まで勉強して寝たんだけど、初めて金縛りにあった。
体動かないし息苦しいし。目だけギョロつかせてたら霊降臨。しかも、知らないオッサン。
ドラマのごとく首絞められるのかと覚悟したら、
「コーヒーばっか飲むと腹壊すぞ」
「たまには日光に当たりなさい」
と説教を始めた。
なぜ、この見知らぬオッサンに説教されなきゃならんのだ、と思いながらほっといたら寝てた。

 

 

もうすぐ…

 

コレは、母親から聞いた話。
去年の暮れ頃 母親が突然入院した。
病気の症状は、はっきり出ていなかったらしいのだが
寝ようとすると 金縛りに会い、黒い影のような物が母親の顔を覗き込み
「もうすぐ・・・」と言って消えるという妙な体験もあって
念のための検診だった。

検診の結果 即入院。内臓にピンホールが開いていて
命にも係わるところだったそうだ。
入院中は その影も現れず
「もしかしたら ご先祖様が教えてくださったのかしらね?」と
母親も言っていた。

ところが 明日退院という日の晩、その影は現れたという。
看護婦の見回りとは明らかに違う真っ黒な影が
嫌な雰囲気をまとって、母親の顔を覗き込んだそうだ。
(これは ご先祖様とは違う。死神のような・・・)
そう感じた母親は心の中で
(私の命を持って行くなら仕方が無い。だけど まだまだ子供達に手がかかるのよ。
 おとなしく命を差し出す代わりに、私に代わって子供達の面倒をみてやって。
 下の子はアトピーで、ダニやホコリがダメだから 毎日掃除して・・・
 上の子は、着る物に無頓着だから・・・)と言っている途中で
その黒い影は
「チッ!」と舌打ちをして消えたそうだ。

以来 母親の体調は絶好調。
「死神すら持て余すような あんた達の世話をしているお母さんに 感謝しなさい。」と
毎日のように言われている。

カーチャン(ノд`)

 

 

シルモンド

 

信じられないだろうが、今体験したばかりなので興奮覚めやらぬ内に記す。
昨日から寒い夜が続いていたので俺はベッドに猫(♀三歳・名前はシルモンド)を引っ張りこんで寝ていた。
約二時間ほど前、大体深夜三時くらいに俺は金縛りにあった。
ベッドのすぐ横に女が立っていた。
顔の右上が弾け飛んだザクロみたいにグチャグチャになっていて、残った左目がすごい殺気と怨念をはらんでいて、ぶっちゃけもう心臓止まりそうだった。
必死にお経を唱えるが女は全然平気。
シルモンドが追い払ってくれるかと期待したいが、いかんせん日頃の愚猫ぶりでは無理だろう。
そうこうしてるうちに女がゆっくり俺の首に手をかけてきた、妙に湿った感触と原色ピンクのマニキュアが生々しく、マジに死を覚悟した。
ぐいぐいと絞められて意識が白む、もうダメ、と思ったとき少し手の力が弛んだ。
うっすらと女をチラ見すると女の視線が俺の脇に注がれてる。
そこはシルモンドの定位置だ。シルモンドが起きた?でかしたシルモンド!はやく追っ払え!とすがるが
どうも違うらしい。
女はチラチラとシルモンドを見ながら俺の首締めを再開。
しかし明らかに身が入ってないらしく全然力が弱い。
挙げ句に片手を離してシルモンドをナデ始めた気配。
女の顔はもう完全に猫に向いているし、妙にニコニコしてる。
お義理で俺の首に置いてた右手(シルモンドに気付いてからは絞めるってよりは置く感じ)もシルモンドに向かい何やら肉球を触って遊んでいるような仕草。
俺はほったらかしにされ、ホッとしつつ金縛りのまま二時間。
女は何時の間にかいなくなってました。

 

 

メロンパン

 

信じられない。
今まで築いた価値観が崩れるような気がする。
今まで心霊現象に遭遇した経験のない俺は昨日の事は夢だと言い聞かせて忘れるつもりだった。
起きたときにシルモンドが少し湿ってたのも気のせいだと決め付けた。
だがやはり怖いものは怖い。
今日は一階の客間で寝ることにした。
「今日は私がシルモと一緒に寝るのー!」と駄々をこねる中学生の妹を蹴り倒してシルモンドを確保しつつ眠りにつく。
が、寝れない。
またあの女が来たらどうしよう?もしシルモンドが目当てなら妹に押しつけといた方が良かったのでは?
などと考えながらビクビクしてるうちに時計は三時を回った。
つい先程の事だった、二階から「ヴヴォゥホゥオオォォォーーッ!」と野獣のような咆喉が二階から!
間違いない、姉だ。
慌てて部屋に行くと姉は般若のような顔でメロンパンを振り回していた
落ち着くのを待って話を聞くと―
課題のレポートを書いていた姉は三時のおやつ(夜光性の姉は昼と深夜の二回、必ずおやつにメロンパンを摂取する)に大好物のメロンパンにウキウキとかぶりつこうとした瞬間に金縛りになった。
霊感が弱い姉だが、その時ばかりはなんとも言えぬ嫌な気配を感じたという。
机の横の姿見を見るとピンクのワンピースを着た長髪の女が立っていた。
女はふらふらと部屋を徘徊したりベッドをぽふぽふ触ったり、何かを探しているようだったと姉は語る。
気性の激しい姉は段々とムカついてくる『メロンパンタイムを邪魔したうえに金縛っといてシカトかよっ!』と。
姉は子供の頃、襲ってきた野犬を殴り殺しかけた程の兵(つわもの)。
気合い至上主義者の姉は金縛りなど気合いで粉砕せんと前述のオタケビをあげた。
女はビックーン!と肩を縮め姉を怯えた目で振り返った、そこへ飛び掛かった姉は振りかぶったメロンパンを叩きつける!…という話だった。
正直、誇張癖の姉の言うことだけに全部は信じられないが、きっとシルモンドを探していたのだろう。
姉いわく顔は普通っぽかったらしい。
シルモンドの為にオメカシしてきたのか?…少し気の毒
シルモンドは今も丸まってぐっすりと寝てる。そして俺はこの寒空にデイリーヤマザキまでメロンパンを買いにパシッている。
  

 

 

爬虫類

 

ペットに助けられたことなら私もある。
いい話に書こうかと思ったけど、どう考えても愛らしさがないのでこちらに。

私は無類の爬虫類好き。
しかも大型が大好きなので、サルバトールモニター(2m弱のでかいトカゲ、部屋で放し飼い)と、
ボアコントリクター(推定3mの大蛇、条例によりガラスケージ内)、ちっこいカエルを数匹飼っている。
トカゲはヘビを怖がって近寄らないし、見るとパニックになって暴れ回るので、ヘビのケージには覆いをしてある。

金縛りはときたまあるが、この時は違ってた。
首がぐにゃりと曲がり、髪もボサボサで目玉は真っ白、しかも歯がない女性らしき霊?が枕元にいた。
引き笑いのような声が耳をつんざき、息もできないほど苦しかった。
涙や涎は出てくるが、体は動かず意識も薄くなってきたその時、ガシャーン!とガラスの割れる音がした。

どうやらトカゲがヘビのケージをぶち割ったもよう。
のっそりとケージから姿を表すヘビ。
鎌首を揺らし、明らかに獲物を狙う仕草。対するトカゲも尻尾を振り回し、威嚇しながら霊の方へ近寄ってくる。

あれほど耳障りだった笑い声が消え、壁に溶けるように霊はいなくなった。
体も動くようになったが、気が抜けて安心…してる暇はなかった。
トカゲも我に返ったらしく、ヘビを見て大パニック。
ガラスの破片を散らかしながら暴れまくり。
ヘビはヘビでテレビ台の下に入って出てこない。
トカゲに引っかかれるわ噛みつかれるわのし掛かられるわ、私が傷だらけ。

しかし、犬猿の仲の二匹がタッグを組んでる様は感動した。
すごく感謝してる。
つーかいろいろびっくりした。

ちっこいカエル?
コオロギ食ってた。

ちなみにこのトカゲ、空き巣を撃退した武勇伝あり。
お金は通帳、ブランドバックを漁った形跡はあるが、それ以上に血が滴ってた。

ワニに襲われたと救急にかつぎ込まれた男を逮捕したと警察から電話が来ました。

 

 

騎馬武者

 

ウホメロンだけど、もうひとつ外でおばけを見た話を。
遠方の仕事からの帰り、ある県境の山中を車で走っていると、
緩いカーブに差しかかった所で突然何か大きなものが横切った。
そんなに速度は出していなかったのですぐに止まり、
カモシカ?イノシシ?とワクテカしながら確認したら、
馬に乗った武将風のおばけの人が、山の中に消えて行く姿が見えた。
大河が好きな私はつい見入っていたんだけど、
よくよく見たら馬がポニーサイズ。
ごつい鎧姿で超小馬。
なんか可愛くて笑った。
しかし、運転の邪魔するのはやめてもらいたいよね。ひいちゃうだろ。

 

 

規則正しい

 

前にすんでいたマンション。
ある日を境にして隣に部屋から
夜11時半→洗濯開始 0時→入浴音 1時→風呂から上がって洗濯終了
という音が毎日聞こえるようになった。
「うるさいなぁ…今度管理会社に…」とか思ってた
ある日夜中に喉が渇いて近所のコンビニへ。
家に帰る途中となりの部屋を見ると…電気消えてる…
速攻家に帰るといつもの様に音がしてる。

次の日管理会社に「すいません、隣なんですけど今住んでますか?」
回答「え?○○日前に引っ越したんで今誰も…なにかありました?」
この時なぜか怖いというより、随分規則正しいお化けもいるもんだと思った。
「何でもありません」といって電話を切る。
その晩も音がし始めたため、隣に向かって
「入浴は結構ですが深夜の洗濯はちょっと…」と試しにいってみた。
次の日から…洗濯をやめてくれたw

後日談として、その数週間後新しい入居者が入ったんだけど
その日を境に音は止まった。引っ越したのかなぁ。

 

 

笑う霊

 

おいらもこのスレはブックマークしてしまってます。みなさん、色んな体験をしてらっしゃるんですね。

このスレで、どなたかが
ゲラゲラ?笑う霊が居たと書いてらっしゃったと思うのですが、おいらは小学生の頃『ケーッケッケッケッケ』と本当に映画とかに出てくる様な、甲高く人を馬鹿にした様な笑い方をする霊に遭遇した事が真夜中と、親と買い物してた真っ昼間の二回あります。
あんな笑い方する霊って本当に居るもんなんですよね。
  

 

 

強盗?

 

まだ学生だったときに、休みの日に自分の部屋でごろごろしてたら
人の形した黒いもやもやが3体くらいで俺の足をつかんで引っ張ってきた。
俺はいきなりのことでかなりテンパって、幽霊って思うより先に強盗って思った。
なぜかしらんが「この家は俺が守る!」とか叫びながら黒やつらの頭とか顔の部分を
思いっきり何度も蹴ってやった。生身の人間なら死んでんじゃね?ってくらいボコボコに蹴った。
そしたら何か「話が違う」とか「違った」とかそんな言葉を発しながら消えていった。
黒いあれが何の話を聞いて何をしようとしたのかわからない。
とりあえず足が痛かった

 

 

あれ?

 

俺は生まれてから全然オカルトに縁が無い0感なんだけど
1年前くらいに前、夜中にいきなり目が覚めた事があった
何か首から上だけ起きたって感じで、初めてだったんだけど金縛りだと何故か一発で分かった
友達とかが結構霊体験したことがあって、たまに話題にあがるんだけど一人みんなについてけない俺
そんなわけで内心「ちょwwwww俺wwww」みたいな感じだった
体験談とか聞いた話だと、霊が出る時って耳鳴りがするとかどうとか
でも何も聞こえて無いから、耳をすましてたら何となく聞こえてきたような気がした
「怖ぇwww」とか思いながら霊を待ってたんだけど全然出て来ない
ってゆーかまず耳鳴り以前にこれ金縛りじゃね?って事思い出して、せっかくだから身体動かせないか試そうと思って
よく目しか動かないって言われてるし
で、腕に力入れたら普通に動いた
ぶっちゃけ耳鳴りも3秒くらいで聞こえなくなってた

全部見なかった事にしてそのまま寝た

 

 

お話し

 

中学で軽くハブられてた頃の話なんだが。
今日も無視された…と布団の中でこそこそ泣いていたら、ミシ、と足音がした。
親かと思い急いで涙を拭いて布団の隙間から覗いてみると、見覚えのない足が。
何だ?と起き上がると、10代~20代前半ぐらいの白い服を着た男がドアの前にぼんやりと立っていた。
驚いて硬直状態になる俺。まだ金縛りやラップ音といったことはされてなかったが、動いたら何かされるんじゃないかと思いじっとしていた。
しばらくびくびくしながら息を潜めていたが、男が何かしてくる気配はない。
ただぼけーっと俯いて立っているだけ。
慣れてきたのか少し恐怖が薄れてきた俺。
当時クラスメイトはもちろん親とも最低限しか話さなかった俺は急に寂しくなり、何を思ったか男に話し掛けてみることに。
俺「あの…」
男「………」
俺「人間…じゃないです…よね?」
男「………」
俺「…聞こえてます?」
男「………」
その後も色々話し掛けてみたが男は無反応。ぼんやり突っ立ってるだけ。
独り言を言っている気分になって、急に恥ずかしさと返事がないことに対する怒りが込み上げ上げてきた。
俺は男に向かって「聞こえてんだろ!!?返事ぐらいしろよ!!お前まで俺を無視すんのかよ!!!!!」と怒鳴った。
そこで初めて顔を上げた男はまさに(゚Д゚)ポカーンといった表情。
更に怒鳴り散らす俺。普段から鬱憤が溜まっていたせいもあってもう止まらなかった。
ひとしきり喚いた後は「もう嫌だ…何で俺ばっかり…」と膝を抱えて泣き出す始末。
するとぽん、と頭を撫でられた感触が。
目線だけ上げると、男が複雑そうな顔をして俺の頭を撫でて、「……ごめん」と言い残して消えた。
それから二度と男は現れず、心霊現象らしきものも起こらないまま今に至る。

物凄いDQNだな俺…あの時は本当に申し訳ないことをした。(´・ω・`)
慰めてくれて有難うと彼に伝えたい。

 

 

給湯室にて

 

足の怪我で入院してた時の話。
体の中は健康なので、夜中にしょっちゅうカップ麺を食べてたんだ。
松葉杖で給湯室に行かなきゃだから、いつも焼きそばだけど。
ある夜、いつものように給湯室で湯切りをしていると、背後に人の気配。誰か来たのかな?
と思い、振り返るとそこには普通の人間の半分位の人間?が居る。
身長が低いとかじゃなく、縮尺が半分。コレハ何??とか思いながら、パニック。
そしたら、流し台が「ボコンッ!」って音を立てた。

少し気を取られて流し台を見て、もう一度振り返ると、漫画のリアクションみたいに両手と片足を上げて、
どう見ても、「ひゃあ!」ってなってるちっこいソイツが居て、なんか可愛く思えて、思わず吹いたww
すぐに消えたけど、あんなリアクション、漫画以外で初めて見たww

余談だが、その後気付いたら、焼きそばの麺が半分近く排水口へと流れてしまっていた……orz

 

 

霊障で怪我

 

この前、霊障で怪我した後輩の話をしよう。

その後輩含めて、自分らは空手みたいな奴をやってるんだけど、その後輩が練習の後に犬鳴峠に度胸試しに行って来たらしい。
バイクで旧道入り口まで行き、件の峠の入り口のフェンスを越え、ひと気の無い奥へと入っていく…今じゃゴミしか無いその辺も夜一人だと結構怖かったらしい。
夏も過ぎた季節ということもあり、一人で暗い中に居ると何やら居た堪れない気になったそうでそいつは帰ろうと踵を返した・・・その時、

振り向いた道を歩いてくる白い人影が・・・・!!

周囲は真っ暗な筈なのに、ライトが当ってるかの如く白い人影ははっきり見えるんで、その時「嗚呼、これはまずい」と直感的に思ったらしい。
だが、奥はトンネルで塞がれているし道は帰る方向しかない。しかしその道は白いアレが昇ってくる。

「その時はそれしかないと思ったんスよ。」
そいつは・・・その白い人影に向かってダッシュ!
おもむろに飛び蹴りをかました・・!!

で、そのままガードレール越えて下に落ちたとの事。
救急車で運ばれ(携帯で呼んだらしい)、病院でその話を聞いた俺たちは一様に
「幽霊が蹴れんかったのはお前の気合が足らん所為だ」
と言いましたとさ。

どっとはらい。
 

 

 

配給経験

 

病院での話。
もう十年以上前だけど、病院で働いていた。高齢の患者さんが多くて、痴呆症の方も大勢おられた。
ある日、夜勤で見回りしていると、暗い廊下に人だかりができていて、皆うつむいてなんかしている。
近付いて見てみると、入院患者のAさんが枕を破った物を抱えて、Aさんの前に並んだ他の入院患者に中身の蕎麦殻を一掴みづつ渡していた。
俺が「何されてるんですか?」って聞くと、Aさんが「配給」って言う。
面白いけど、とりあえず部屋に戻るように促すがAさんも並んでた他の4、5人の患者も言う事を聞いてくれない。
そこに現れたもう一人の夜勤の看護婦さんが、「空襲ですよ!」って言ったらみんなすぐに部屋に帰ってくれたww
あとで聞いたんだけど、その看護婦さん、普段からよく見える人らしく、その時も防空頭巾を被った霊が集まってきてたらしい。
そう言えば俺が最初に見た時、Aさんの前に10人位並んでたように思う。
もちろん「空襲ですよ!」の時に、霊は居なくなったとの事ww

 

なんか笑える心霊体験 – 短編集
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