都市伝説まとめ『ホルマリン』『ツナカユリコ』など 全10話【6】|オカルト・怖い話・不思議な話

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都市伝説まとめ『ホルマリン』『ツナカユリコ』など 全10話【6】|オカルト・怖い話・不思議な話 オカルト
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都市伝説まとめ – オカルト・怖い話・不思議な話【6】

 

 

花火

大学生の時、夕方食堂でだべっていたら、誰かが生駒遊園地へ行こうと言い出しまし
た。
夏の生駒は夜でも遊園地をしています。
男同士で車に分乗して生駒へ向かいました。
途中、見晴らしの良い場所で夜景を眺めました。アベックが多いので意識して馬鹿騒
ぎをしていました。
私は缶コーヒー片手にタバコをふかし、ウンコ座りをしておりました。
その時、背後の空がぱっと明るくなりました。
振り返ると空一面に大輪の花火が開いていました。
その見事さに思わず見とれました。
しばらくすると,また、別の花火が上がります。しかし、おかしい・・・・
打ち上げる音がしないのです。音がないまま、花火の映像のみが夜空を染めます。
私は友人達を振り返りました。誰一人花火を見ようとしません。夜景を見て騒いでい
ます。
(・・・・花火の幽霊?)
ぞっとしない考えが頭をよぎりました。
私は頭をうなだれ空を視界に入れないようにしました。
あの花火を見ているととんでもないことになる気がしました。
友人が私の様子を心配して「どうした?」と声をかけてくれました。「気分が悪い」
と答えました。嘘ではありません。悪寒を感じていたのです。
帰ってから三日間,高熱で寝込みました。

 

野次馬

友人がバイクで事故りました。
兎に角、バイクが好きな男で暇さえあればバイクを乗り回している男です。
かと言って、飛ばし屋ではありません。市内走行をする時などは、極めて慎重な運転
をする男で、テクニックも持っています。
事故の現場は彼の自宅近くの交差点でした。事故が多発する交差点で歩道橋が作られ
信号も取り付けられたのですが、それでも事故の減らないイヤな交差点です。
深夜、彼はその交差点に直進で入りました。右折待ちの車がいたのは、確認してい
ました。彼は速度を落とし、パッシングまでして、その乗用車が動かぬ事を見定め
て交差点に進入しました。すると、その乗用車はいきなり急発進したのです。
「殺す気か!!」
彼は思わず叫んだそうです。避けられるタイミングではありません。彼を跳ね飛ば
すために発進したとしか思えませんでした。
咄嗟にバイクを蹴り飛ばし受け身を取りました。
近所の住民が出て来ます。路上に横たわる彼を見て、「頭を打っているから動かすな
!!」などと怒号が飛ぶのが聞こえます。
「大丈夫か?」との問いかけに、頷く事が出来ました。誰かがヘルメットを脱がせてく
れます。路上に横になり救急車を待つ間、彼は自分を跳ねた車への怒りが沸き上がるの
を感じていました。
ふと上を見上げると歩道橋に鈴なりに首が並んでいます。その首が彼を見下ろしてい
ます。
深夜の住宅街で、こんなに野次馬が集まるのかと彼は思いました。
次の瞬間、彼の胸の内の熱い怒りは氷の塊のような恐怖に変わりました。
歩道橋の欄干に並ぶ老若男女交えた無数の顔。
まともな顔はひとつとして無かったのです。
(皆、ここで死んだ奴等だ。こいつら、俺を待っているんだ)
そう彼は直感しました。
彼を跳ねた運転手は、バイクが全く見えなかったと証言しています。
嘘ではないだろうと彼は言います。
二度とあの交差点は通らないと彼は言っています。

 

ホルマリン

私が小学3年生のとき、剣道の先輩(大学生)がそのバイトしました。
ある病院の地下にホルマリンのプールがありまして、身元不明の変死体なんかを、漬
けてありました。首にナンバープレート付けてあるそうです。
バイトの内容は浮かんで来た死体を竿で突ついて沈めるという単調なものです。
丸一日で、当時のサラリーマンの月給分ぐらいの支給があったのですが、これ、人数
割りなんです。
お金に困っていた先輩はひとりでやると申し出ました。
病院側が「それは無茶だ」と難色を示したのですが、先輩は強引に押し切りました。
後日、その先輩に話を聞いたら一日で止めたと言います。
臭いが取れないと顔をしかめます。
「でもな、それだけじゃねぇんだ。ラジオと本持ち込んだんだけど、まず、ラジオがい
かれた。チューニングがおかしくなって、雑音に声が混じるんだ」
先輩はラジオを消し、うつらうつらしながら、定期的に浮いてくる死体を突ついてい
ました。
そのうち、先輩は奇妙なことに気付きました。
死体が浮かぶ感覚が短くなってます。
それに、普通は尻か腹から、浮かんで来るのに、頭から浮いて来るのです。そして、
浮いてくるのはいつも同じ死体です。中年の小太りで刺青の入った死体だったそうで
す。
そのことに気付いて、流石の先輩も慄然としました。
そのとき、件の死体が先輩の足元に頭からニョッと浮き上がりました。ガスで膨らん
だ青白い顔、白濁した眼球が出目金のようになっています。死体は先輩を見つめたよう
に見えました。
「グヘヘ・・・って笑いやがった」
交代が来るまで先輩は笑う死体を突つき続けたそうです。
「二度とやんねぇ・・・」
そう呟いていました。

クラスメート

その少女は高校2年生になった時に入院しました。
夏休みが終わり、2学期になっても彼女は登校しませんでした。中間試験が終わった頃、彼女
の友人の元へ電話がありました。
「明日、学校へ行くからね」
「もう、大丈夫なの?」「うん!!」
その後は他愛ない普通の会話が繰り返されました。
翌朝、少女は約束通り登校しました。
級友達は彼女を温かく迎えました。
始業のチャイムが鳴り、担任の教師が教室に入って来ます。教師は驚きに目を丸くしました。
「もう、いいのか?!」
担任の教師が彼女の登校を知らなかったのです。
しかしまあ、高校生のことです。そんなこと気にせず時間が過ぎていきます。
ところが彼女、時間が過ぎるにつれ、どんどん血の気が失せていきます。誰の目にも彼女の体
調が最悪であることは明らかでした。
担任の教師が早退を薦めたところ、彼女は素直に肯きました。ところが「家まで送る」という担任
の言葉を頑として拒否します。立っているのもやっとの状態に見えるのに、その拒絶には強い意
志が感じられたそうです。
それでも担任としては心配です。取り敢えず車で駅まで送りました。「このまま家まで乗っていけ」
と、又、声をかけたのですが、彼女は拒否しました。気迫のようなものがあって、それ以上無理強
い出来なかったそうです。
彼女は定期を見せ、改札を抜けました。
(新しい定期、何時買ったのかな?)
そう思いながら見送っていた教師は目を疑いました。すれ違う人が彼女を通りぬけていきます。
やがて、彼女は霞のように消えました。教師は膝が震えました。その場で彼女の家へ電話しまし
た。誰も出ません。
教師はそのまま彼女が入院していた病院へ車を走らせました。
少女は息を引き取ったところでした。
担任の教師は涙が止まりませんでした。
泣きながら学校へ戻り、クラスの生徒に事実を告げました。
教室に、ただ啜り泣きだけが響きました。

 

怪奇現象を招く人形

Yさんはバザーである少女の人形を見つけました
外国製で目が大きくパッチリしていました
はじめて人形を見た時に、まるで生きているみたいに見えたほどでした
すぐにYさんはその人形を購入して帰宅しました
家に帰りつくとYさんはその人形を部屋に飾って、夕飯の支度をしに台所に向かいました
部屋を出る時に、ふと誰かの視線を感じた気がしましたが
部屋にはYさんのほかに誰もいません
「気のせいだね」
フライパンに火をかけていた時に、うっかり手をすべらせてしまいフライパンを床に落としてしまいました
その落としたフライパンに入っていた料理が足元に落ちて右足をヤケドしてしまいました
ついてないなと思いながら残った料理を皿にうつして部屋に戻りました
ふとさきほど買ってきた人形を見ると、その人形の右足が焦げていました
買ってきたときにはそんなコゲ跡はありませんでした
その瞬間、無表情の人形の口元がニヤっとした気がしました

その人形は持ち主に怪奇現象を起こす人形だったのかもしれません

 

なにがあっても友達だよな

Y県の夜の山道を4人の若者の乗った車が走っていました
彼らは大学生のサークル仲間でした
怪奇現象が起こると噂されている峠のトンネルに差しかかりました

トンネルは真夜中ということもあって、無気味な雰囲気でした
「なんだか気味の悪いところだな」
「さっさと通ろうぜ」
もうすぐトンネルから出られそうなところまで来ると急に車が止まりました
運転席に座る若者は停車したまま車を発進させようとしません
他の3人は運転席の若者に向かって
「おいどうしたんだよ」と尋ねました

するとその運転席の若者は仲間たちの方に振り向いて
「俺たち・・・友達だよな?なにがあっても」
真剣な表情で聞いてきました

仲間たちは「当たり前じゃないか」「親友に決まってるだろ」と口々に答えました
それを聞いた運転席の若者は、泣きそうな顔で仲間たちに
「俺の足下を見てくれないか・・・」と言いました

そう言われて彼らは運転席の足下を覗き込みました
車の床からは白い2本の手がはえていて運転席の若者の両足をつかんでいました

3人は驚いて車から転がり降りて一目散に逃げていきました
「親友」をその場に見捨てて・・・・

それから数時間して3人は運転席の若者が気になって戻ってきました
車は停車していた場所から数十メートル先のガケから転落していました

3人がガケのところまでくると
「俺たち・・・友達だったはずだよな・・・・・なにがあっても・・・・・・」
だれもいない背後から恨めしそうな声が聞こえてきました

 

心霊写真の供養 女性の首

とあるお寺の住職は霊能力があり心霊写真の供養で有名でした
全国からさまざまな供養希望の物が毎日送られてきます
中でも一番たちが悪いのは手や足が切れているもの
その部分を大怪我してしまったり最悪の場合死亡するケースもあるといいます
もしこのタイプの写真が撮れてしまったら、すぐにお祓いを頼むか
身の回りに十分気おつけるようにと住職は忠告するそうです

Aさんはイタズラ半分で1枚の写真を加工して寺に送りました
以前、町内会の夏祭りで撮った写真で
映っていた女性の首を1,5倍ほど引きのばしたものでした
それから数日後、お寺からこの女性には悪霊が憑りついているので気おつけなさいと連絡が来ました
「画像ソフトで加工したイタズラなのにバカだな」
Aさんは住職の忠告を無視しました

その数週間後、近所のアパートで
子供2人を道連れに母親が自殺した遺体が発見されました

浴槽で子供は溺れ死んでいました
そして母親は首つりで首が1,5倍くらいに伸びて死んでいました
その母親は、Aさんが何気なくイタズラで写真を加工した女性でした

ツナカユリコ

主人公の名前を変えられるゲームなどで「ツナカユリコ」と入力すると
身の回りで不幸なことや怪現象がおきる
「ツナカユリコ」という名前は、ゲームで使ってはいけない名前といわれています

2009年ごろにインターネットでも噂されていました
「親族に不幸があった」
「原因不明の高熱にうなされる」
「交通事故に遭って重傷を負う」などなど

ある日、その噂が本当かどうかゲーム好きの少女が確かめてみることにしました
さらわれたお姫様を助けて、魔王を倒すという一般的によくあるストーリーでした
ゲームを開始して主人公の名前に「ツナカユリコ」と入力
以前クリアしたことのあるゲームだったので、どんどんストーリーは進んでいきました

5時間ほど遊んでみたけれど、何もおきませんでした
やっぱり「ただのウワサだったのか」
時計を見るともう夜中でした
「そろそろ終わって寝ようかな」
ゲームを終えようとセーブをして、電源を落とそうとしたときに画面がフリーズして真っ暗になってしまいました
「あれ? 動かなくなっちゃった」
その時、自分以外に部屋に誰かいる気配がしました
部屋には誰もいないはずなのに、確かに誰かがいる

暗くなったTVの画面に自分ともう一人女性の姿が映っていました・・・・

 

心配しないでいいからね

ある少女が病気で入院中の祖母のお見舞いに行った時のお話です
その日、祖母は少女が来るとしきりに
「私が身代わりになってあげるから 心配しないでいいからね」と言うのです
少女は「なんのこと?」と祖母に尋ねましたが、祖母はほほ笑むだけで
「心配しないでいいからね」と言うだけでした

少女はどうしたのかと思いながら病院をあとにしました
その帰り道にトラックの横転事故に巻き込まれて、少女は交通事故にあってしまいました
少女は奇跡的に軽い怪我ですみました

数日後、母親から容体が悪くなった祖母が亡くなったことを知らされました
それは少女が事故にあったのと同じ時間だったそうです
少女は見舞いに行った時に祖母が言っていた言葉の意味がようやくわかりました
「私が身代わりになってあげるから 心配しないでいいからね」という…

 

赤い部屋

その日は雨が降っていた

真夜中近くに、ずぶ濡れの女性客がタクシーを止めた
タクシーの運転手は不審に思いながらもその女性客を乗せた

女性は山奥の家に行ってほしいと告げるとうつむいて黙っていた
運転手は言われるままにタクシーを運転した

どんどん山奥まで進んで、辺りは人気のない古びた一軒家の前についた
女性客はその家の前で下り
「もしよければお茶でも飲んで休憩していきませんか?」とうつむきながら言った
運転手はもうこれで今日の仕事が終わる時間だったので10分ぐらい休憩してもいいかなと思ったが、ふと気にかかることがあったので誘いを断った

そして女性が家の中に入って行った後、気になってドアの鍵穴から中を覗いた

しかし中には女性の姿は見えず、真っ赤に染められた部屋の内部しか
見ることが出来なかった

恐怖を覚えた運転手は山を急いで下り、タクシー乗り場で
客待ちをしていたタクシー仲間にこの話をした

その話を聞いていたタクシー仲間の年配の人が震えながら
「この山には道に迷った人を家に招き入れて殺害した後、
人肉を食べる赤い瞳の鬼婆がいる」と言い伝えがあると話した

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