都市伝説まとめ『真夜中の合わせ鏡』など 全10話【11】|オカルト・怖い話・不思議な話

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都市伝説まとめ『真夜中の合わせ鏡』など 全10話【11】|オカルト・怖い話・不思議な話 オカルト
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都市伝説まとめ – オカルト・怖い話・不思議な話【11】

 

 

呪詛

うちの爺さんの家系は中国地方のとある県の古い豪族。某市がまるっとうちの領地。
爺さんがまだ子供の頃に病気で両親が相次いで亡くなってしまいよくあることで親戚が後見人がなったわけだが、これもよくあることで財産や土地ほぼ全てを持っていかれてしまった。
それから後見人になった親戚に不幸が続いて、自殺とか謎の事故死。
そして精神病。
婆ちゃんが心配して何人かの霊媒師に見てもらったんだが
「これはすごい呪詛がかかっているのでなんともできません」
と。
本来本家筋が祭ってきた何かを、幼い爺さんは両親から何も聞かされてなかったので存在すら知らなかったため放置してたのを、親戚が持っていってしまったためだそうだ。
だけども呪詛は分家を絶やした後は本家に向かうかもしれないので用心するようにと言われた。
幸いにも爺さん婆さんともども大往生したんだけど、一昨年かな。
とうとう分家が絶えてしまった。
妹はなんとか呪詛から逃がすことができたけど、私はやばいかもしれない。
時々後ろに立ってる爺さんに
「あんたがねえしっかりしてれば」
と笑いあっている。

 

面白い写真

昨日まで母親の実家行ってて今日帰ってきたんだが、そこでよくわからない物を見た。
ちなみに母親の実家はとある県の離島。

実家には何回も行ってるから、やることもなくて家でゴロゴロしてたんだけど。
よっぽど俺が暇そうにしてたからか、
「面白い写真がある」
って母親が自分のアルバムを見せてくれた。
高校時代の母親とその友達、そして二人の中年のおじさんが並んで写ってる写真。
四人の後ろには舗装されてないあぜ道があって、あぜ道から十メートルくらい向こうには崖。崖の先は海になっている。
母親と友達はスポーツウェアを着ていて、おじさん二人はジャンパーを着ていた。
ぱっと見た雰囲気、
「親戚のおじさんに連れられて友達と一緒に遠出した写真」
みたいな感じ。
正直、どこが「面白い写真」なのかわからなくて、で、母親に訊いてみたら、大して驚かす風でもなく
「これ、心霊写真」
って言われた。
なんかあっさりと言われたからあまり怖くなかったけど。
一応、心霊写真って初めてだから、とりあえずどこかに妙なものが写ってるか確認してみた。
肩に手とか。空中に顔とか。あとは体の一部分が消えてるとか。
なのに、色々探してみたけど不審なものはない。
どこが心霊写真だ、と思って母親もそう尋ねてみたら、
「高校二年生の頃、友達と三人で島をサイクリングしてね。その時に撮った写真」
とか言われて、最初
「?」
って状態になったんだけど、でもすぐその意味がわかって余計に混乱した。

つまり、三人でサイクリングに行って、一人がカメラで二人を撮ったってことだけど、それじゃあ「この二人のおじさん誰?」ってことになる。

くわしく母親に訊いてみたら、その写真を撮った場所は俺も知ってるところだった。
少し前にドラマでやってた「ドクターコトー診療所」あったの覚えてる人いるかな? あのOPの風景に近い。
海側の崖に沿うにあぜ道が長く続いてて、近くに民家はおろか、建物もない草原のような場所。
車が通るのも三時間に一台とかそのレベル。
心霊写真の科学的根拠って、大抵は光の加減や近くにいる人が反射して写ったとか、まあそんなものだよな?
でも、母親によると写した時、周りには男の人どころか見渡す限り三人以外誰もいなかったらしい。
遮蔽物になるものなんてない、見晴らしのいい場所だから、何キロメートルって範囲で誰もいなかってことだと思う。
となると、少なくても「近くに居た誰か」が写ったっていうことではない。
また、光の加減にしてはあまりにハッキリハッキリと写りすぎている。
透けてもいないし。体の一部が歪んでいるわけでもない。本当に普通の人間に見えた。
事実、俺は母親に言われるまでそれを「四人」の写真と思っていた。
テレビとかの写っているように見える心霊写真じゃなくて、本当に人物として写っている心霊写真は初めてだった。
どのように写ったかが現実的に説明できない心霊写真も。

勿論、俺の母親が嘘をついていたらという可能性はある。
四人で撮った写真を二人で撮ったと言えばいいだけなのだから。
でも、今までこの手のオカルト染みた嘘をうちの母親がしたことは一度もないし、嘘にしても内容が杜撰すぎる。
それに今思えば、気になることもあるのだ。
母親と友達は真っ直ぐカメラを見てるのに。
男二人の目はカメラを捉えておらずに、カメラより斜め上を二人揃って凝視していた。
さっきも言ったとおり、周囲はだたっ広くて、中空に見る物なんてない。
ならば男二人は何を見ていたのか?

ほんの数日前のことだが、今でもあの写真は何だったのかと思う。

変死

友人(A)が変死した

Aは就職浪人中でコンビニでバイトしていたが深夜仕事中にそのコンビニの駐車場脇(周りから死角になっている)で死亡した
原因は心拍停止だったがまた生前に心臓の病気も一切無かったため解剖したらしい
その結果、殴られた等の外傷は一切無く脳に障害も無く死に至るような薬物等も検出されなかった
過労や急激な温度変化も疑われたがそういう状況でもなかった、また自殺する理由も無い
だけど俺は、俺だけはAが死亡した原因を知っている

Aが死亡していた駐車場脇では半月ほど前の深夜に17歳の女子高生(B)が数人の少年にレイプされる事件があった
(Bと犯行グループの少年達は高校は別だが顔見知りだったらしい)
Bが暴行されている時にそのコンビニでレジを売っていたのがAだった
AはBの悲鳴を聞いて駐車場に出たが
「友達が酔っ払って悪酔いしちゃったんで介抱してるんです」
という少年達の言い訳を信じてそのまま放置した
事務所で休憩していたもう1人のバイトにも何も言わなかった

Bは暴行された後警察に全てを話したらしく、Aは警察やB本人からその時の状況をしつこく聞かれ特にBには激しく罵られた
Bは暴行を受ける直前にAのバイトしていたコンビニに逃げ込もうとしたが中へ入る直前に少年達に引きずり戻され腹を数発殴られ声を出せない状況だったそうだ
しかしAにしてみれば過去にBと少年達が一緒にいるところを数回見ていたので少年達の言い訳を鵜呑みにしても止むを得なかった
Bはこの暴行を苦にして数日後に自殺してしまった

俺はAが変死する数時間前(深夜1時頃)、そのコンビニでバイト中のAと携帯で会話していた

A「今さ、店の入り口のドア越しに女が居るんだけど様子がおかしいんだよ」
俺「痴呆症の老人とかじゃないの?」
A「それがさ…Bにそっくりなんだよ」
俺「おいおいBは死んだんだぞ!」
A「それがおかしいんだよ、Bの声が直ぐ耳元で聞こえるんだ」
俺「ちょっと待てって、じゃあ幽霊が来たっていうのか?ノイローゼだよ、幻聴だよ」
A「それとさ、その女ドアの直ぐ近くに立ってるのにドアが開かないんだ、あそこに立ったらドアが開くはずなのに」
俺「ふうー、幻聴に幻覚かよ?この前のBの事件でノイローゼになってるんだよ、明日病院行ったほうが良いぞ」
A「幻覚でも幻聴でも無いって、もう1人のバイトが遅刻してて今俺1人なんだよ、飯奢るから今からここに来てくれないか?」
俺「今夜中の1時だぜ、勘弁してくれよ」
A「あっまたBの声が聞こえてきた、{何で助けてくれなかったの}って言ってる、絶対幻聴じゃない」
俺「じゃあ思い切ってドアの外に出て見てみろよ、絶対誰も居ないから」
A「判った、外出るから電話切らないくれ」
そして店の自動ドアの開く音とチャイムが鳴りその数秒後に
A「許してくれ、あの時は君が酔って暴れてたと思い込まされたんだよ、本当に…うぐぅぅぅぅ」
ここでAの声が途切れたが携帯は通話中のままだった
俺はさすがに心配になってバイクでAのコンビニに向かったが俺が着いた時にはAは既に駐車場脇で死亡していた

警察にはAとの会話の内容は世間話だったと誤魔化した
もし真実を話しても誰も信じるはずが無いから…

 

巡り合わせ

この前乗ったタクシーの運転手に聞いた話ですが

深夜に新宿から大塚まで乗せた女性客に途中で道の確認を何回しても返事が無い
とりあえず止めて後部座席見たら手首から出血していて白系のスカートが真っ赤になってる
直ぐ救急車呼んで命に別状はなかったけどその女性は手首を切った覚えがないと主張
それでタクシー会社に警察来てさんざん事情聴取を受ける

そのわずか数日後に新宿から四谷まで乗せた白系のスカートの女性客がまたもやリストカット
救急病院が近くにあったのでそのまま病院へ搬送して命に別状無し
不思議な事にこの女性もリストカットしたことを否定したのでまた警察に状況説明

警察によれば2人とも精神的な障害も無く自殺する理由も無し
さらに2人とも刃物を持っていなかったのでどうやって手首を切ったのかは不明とのこと

その運転手は、半月ほど前に路上脇で倒れてる女性を発見
車を降りて見てみると手首から大量に出血していたので直ぐに救急者呼んだけど助からなかったとのこと
(この女性は遺書があったので自殺と認定)
この女性も白いスカートを履いていてそのスカートが血に染まっていたそうです

運転手は私も白いスカート履いてたので怖くなってこの話をしたとすまなそうに言ってました

 

奇妙な動物

2年前の夏、岡山県の某山にキャンプへ行ったときの話。
俺を含めて男だけの5人グループで、昼間は気楽にバーベキューとかして遊んでたんだけど、夜になって妙なことが起きた。
夜中の八時頃、外で俺たちが集まってたら、茂みから動物の唸り声みたいなのが聞こえてきた。
はじめは熊か野犬かと思って驚いたんだけど、仲間の一人が懐中電灯当てたら、どうも人間の顔らしき物が見えたらしい。
それを聞いた俺たちは、てっきり誰かの悪戯だと思って、
「出て来い」
とか調子に乗って声をかけた。

そうしたら次の瞬間、人間の顔にカモシカみたいな胴体をした奇妙な動物が飛び出してきた。
その時の俺たちは全身タイツで、手元にあるのも、おまるとかマジックハンドとか、武器にならないようなものばかりだったから、ただ慌てふためいてることしかできなかった。
そうこうしてる内に、その動物は顔を奇妙に歪めながら、茂みの方に歩いてまた消えてしまった。
あの動物が何だったのか、妖怪とか未確認生物の類だったのか、今でも分からない。

 

泳ぐモノ

旅館といえば、知り合いに聞いた旅館で起こった不思議な話をひとつ…

仕事の都合で泊まることになった旅館。
その旅館は海沿いに面してましてね、夜の海は深い怒号を放っていました、しかし…こんな時間に誰かが泳いでいる。
遠くの方を…よく目を凝らしてみると、灰色な人のような何かがもの凄い早さで横を泳いでいるんです。
クロールのような…しかしそれは2mはあろうか、人のようで人でないその出で立ちに仲間達は恐怖して館内に戻ったという。

食事を終え、風呂に入り、軽い雑談を交わし明日も仕事は早いので布団を川の時に敷き皆寝ることにした…
ふと、深夜…体が動かない、金縛りだ。
頭によぎったのはさっき海岸でみたあの灰色の何かだ。
横を目で見ると仲間も金縛りあって苦しそうだった。
助けてやらなきゃ、という思いで必死だったそうだ…
すると ん”っ と体がより一層圧縮されたような力を感じ中に浮いていく…ゆっくりだが、分かった…
布団ごと海へ体が引き寄せられている。
このままではまずい、と汗だくになりながらもがいていたらまた別の方から引っ張られたそうな。
それは金縛りにあっているもう片方の人から伸びた手だった。
なにはともあれその夜は助かった…そしてそのまま眠ってしまった。
朝になり旅館の人に起こされた。
すると隣で寝ていた人が声をかけてきた
「○○さん!○○さん…昨夜はありがとうございました」
「え、私なにかしました?」
「昨夜金縛りに会った時に○○さんが私の手を掴んでくれたじゃないですか!あのままだったら私は…」
いぶかしむ頭で、その時旅館の女中さんに聞いたそうな。
あの海には前に海難事故に遭った人が他の客を襲っていると。
そうか…夜中の出来事はそのせいだったんだな。

後日
なにかの縁でその仲間達と会い、当時隣で寝ていた人物から一枚の写真を見せてもらったそうだ…
なにやらパーティでワイングラスを持っている自分の手にその人物の手が伸びてきているようにみえる写真だった。

「…この写真に写ってる手…○○さんの手ですよね?」

「肉食さん」

これは、東京都の都市伝説です。
ある小学校でクラスで一番勉強を頑張っていたキミ子ちゃんという女の子がいました。その子は友達が誰一人としていませんでした。そんな寂しい思いをしていた女の子がある日学校を珍しく休みました。でも、誰一人として心配する子はいませんでした。
でも、1ヶ月たってもその女の子は学校に来ませんでした・・・。
さすがにクラスの子は心配しました。
そしたら、違うクラスの仲良しの女の子が来て「キミちゃんなら今日登校するときに見たよ。」と言いました。皆は「え!!」とびっくりしました。

その次の日、クラスの皆が下校する時間に5,6人の女の子が「ねえ・・・。あれってキミ子さんだよね・・・。」と青ざめました。
見かけた日の次の日に、たちまち学年にその話がひろがりっていました。
実はキミ子ちゃんの正体は・・・「恨んでいた人の首をのこぎりできりさばいて、食べるという「肉食さん」とうわさされていた女の子だったことがわかりました。キミ子ちゃんは「肉食さん」と呼ばれ、たちまち都市内に広まりました。
そして、学校に大事件がおきました。なんと、担任の先生の首が切られたのです。もちろん、肉食さんをいじめていた子供たちも・・・ね。。。
生徒がまた1人、また1人といなくなり、夜になると毎日1人学校に来て自分の席に座り1人血だらけになり笑っているそうです・・・。

 

真夜中のトイレ

なんだか怖いので歌を歌いながら用を足していると、どこからかいっしょに歌ってくる声がする
ドコからだろうとあたりを見渡してもダレもいない
ふと、下を見ると知らないおじさんが便器の中に・・・
そのおじさんと目があったら足をものすごい力で引っ張られて、引きずり込まれるという

 

真夜中の合わせ鏡

深夜に合わせ鏡をやると、何番目かの鏡にピエロの人形がうつっていて、何かいも繰り返すと、最後には一番手前の鏡にピエロの人形がうつって見えるそうです
そして気が付くと鏡を見ていた人は鏡の中に引きずり込まれて、ピエロが鏡の外に

 

東京タワーの上からいつも東京を見てるからね

昔 野球好きの少年がいました その少年は大の野球好きでした
少年はいつも近所の空き地で野球をしていました
ところがある日、少年は交通事故に遭って大ケガをしてしまいました
息子の事故を知り、建築作業員のAさんは大慌てで病院に着きました
息子の容体はどうですか・・・父親は医者に詰め寄った
医者は首を横に振って「かなり危険な状態です…」
父親は医者の静止を振り切り病室に駆け込んだ
そこには全身包帯だらけで少年がベットに横になっていました
少年は父親の姿を見るとうれしそうに微笑みながら
「ボク パパといっしょにずっとすごしてきた この東京の町が大好きだよ」
少年は父親の手を握りながらそう言うと息を引き取ってしまいました
「うわ~~~~~~~~~!!!」
父親は少年が大事にしていたボールを泣きながら強く握りしめました
それから数か月後、東京タワーは完成しました
東京タワーの建築作業員だった父親はニッコリと東京タワーを見上げました
「お前の想いは絶対に叶えてあげるからな」

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