都市伝説まとめ『犬の宮・猫の宮』など 全10話【8】|オカルト・怖い話・不思議な話

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都市伝説まとめ『犬の宮・猫の宮』など 全10話【8】|オカルト・怖い話・不思議な話 オカルト
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都市伝説まとめ – オカルト・怖い話・不思議な話【8】

 

 

人形

家に帰ると玄関の真ん中に、小ぶりで着物を着た表情のない日本人形
あるはずのない「ソレ」は静かに、ただ静かに俺を見ている
なぜかわからないが「ソレ」を俺の全神経が拒絶した
脳で考えるよりはやく体が動いたんだ
1階にある部屋の一室に飛び込み、窓ガラスを叩き割り
裸足で全力で走った、いや逃げた
とにかく逃げた、不良で喧嘩に明け暮れていた男が涙を流しながらただ逃げた

その日、俺は恐怖で家には帰れなかった
友人の家に転がり込み、そんな事を相談すればハブられると思い
打ち明けられずにいた俺に悪友はぼそりと耳元で呟いた

「おまえ、人形なんか抱えてなにしてんだよ」
全身から汗が吹き出る、奥歯がカチカチ鳴る音が聞こえる
今まで気がつかなかったが確かに俺はなにかを抱えてる
カバンを家から持ってきたはずだ
俺が抱えてるのはカバンだろ?
目が「ソレ」を見るのを拒む
緊張感で目が震える
見たいけど「ソレ」を見たら戻れなくなりそうで怖い
涙は恐怖で出てこない

そんな長い長い一瞬の出来事の間に目の前に全身鏡があったのを思い出した
見る気が無いのに見えてしまった
俺が抱えているのは間違いなく、「人形」だった
それも今朝、俺が見た「人形」
瞬間、悲鳴なのか雄たけびなのかよくわからない声を揚げる
無我夢中で「ソレ」を放り出し、また逃げる
友人がなにか言っていたようだが俺の耳にはもう届かない
頭の中はパニックと、「アレ」といままで一緒に居た事実の恐怖とでなにがなんだかわからない

家に帰り、祖母に泣きつく
文字通り泣きついた
顔中涙まみれにして、奇声を上げ、突っ張っていた男が泣きつく
祖母は目を丸くしていたが、俺はもうどう思われようがよかった
ただ泣いた
気分が落ち着いた頃、祖母に今日あった事を全て話した
「~ちゃん、もう大丈夫だよ」
その三日後、祖母が亡くなった

あの件以降、あの「人形」はもう見ていない
友人はなぜかあの人形の話しをすると機嫌が悪くなる
あの後、俺が放り出した人形がどうなったかを聞くと
ただ「うるせぇ」としか言わない
祖母は風邪をこじらせて亡くなったと聞いたが
あの人形が関係しているのかはわからない
ただ、「もう大丈夫だよ」の一言に複雑な感情が込められていたようにも思える
俺はあれ以来「人形」は見ていない

 

お守り

ある女の子の小学5年の時の話
母親が霊感があったらしく、
除霊ほどではないが、印を切っている仕草をたまにしたりしているのを見たことがあるらしい、
自分の母親はそういう能力があるのかしら、と幼いながらに思っている程度だった。
その母親は、般若心経を唱えられるようにその子に教えていたそうだ
5年生だから覚えられるでしょ、と、
何かあったら唱えなさい、だからしっかり覚えるのよ。

母親は、自分とその娘のあなたには霊感があるような事を話し、時に霊に狙われるの、と
その子が怖がらないように説明をしたのだそうで。

学校の研修で5年生全員が県の宿泊施設で数日泊まって過ごす事があったそうだ。

出かける前日、母親が、お守りを渡してくれた、
これが守ってくれるからね

バスで研修に向かう途中、隣に座るクラスの女の子の気分が優れない様だった、
その子とは一緒の二人部屋に泊まる予定だったので、気に掛かる。

施設に着くと、その子はより怯える様になり、
霊感でもあるのかしらと思い、聞いてみると、
そんなの知らない、ただ気味が悪い気がして、と言う

夜になり、風呂も終わって寝る時間になった。
相変わらずクラスメートは大人しく元気がない
楽しい宿泊研修も、落ち込んだ気分のまま過ごしているらしい。

彼女を安心させるため、消灯までの間、
自分の母親の話、霊感の話、そしてお守りの話をしてあげた、
このお守りを枕元に置いておいてあげる、だから安心よ、と。

夜になり、その子はもう眠っているようだ
自分は寝る前に母親や霊感の話をした手前、
妙に神経が研ぎ澄まされて、この狭い二人部屋に緊張が張り詰めているような気がした、
はたまた自分が緊張しているだけか、

やがて自分も眠ってしまったらしいのだが、
隣で寝てるクラスメートが何やらうなされてるようで
その声で目を覚ました、
薄明かりの中、部屋の時計を見ると自分が寝てからまだ一時間も経っていない

隣のクラスメートは上を向いたまま苦しそうに体を揺らしている
何か恐ろしい夢でも見ているのか、
身を起こし、彼女の枕元にあるお守りをその子の手に持たせて胸の上にのせてあげた。
しばらくすると、彼女の息は整い、静かな寝息になった。

それを見て自分も安心して、眠りに付いた。

しかし、寝苦しさを覚えて再び目を覚ました、脚の方が重い、
部屋の空気自体が重く、恐怖で身を起こせない、
自分の布団の上に、何か白いものが立っている、白い着物を着た何か。

私を踏みつけている、そう思うと怖くて何も出来ない、
そのまま自分の上を歩いてくる、苦しい、、、目は開けたくない、怖い。
それは両手を自分の肩の上に乗せてきて、
このオバケに布団の上から羽交い絞めにされるのではないかと恐怖した。

首を傾け、うっすらと目を開け隣のクラスメートを見る、
すやすやと眠っている。助けて・・・

布団そのものが岩のように重い、何も出来ない、
そうだ、お経、、、、

般若心経を唱えようと思った、母が教えてくれた般若心経
声は出せない、だから心の中で正確に唱えた、真っ暗な心の中で一心不乱に唱えた。

依然、布団は重いが、胸の辺りの重みが取れた、
上半身をガッチリ押さえつけていたオバケが両手を退けたのだろうか?

少し安心して真上を向いたまま薄目を開けてみる、
すると自分の顔の数センチの所に、魔女のような顔の老婆の顔があったのだ、
その顔は更に近づく、
全身が震え上がって、般若心経を更に唱えなおそうとした、
が、耳元で老婆がハッキリと言ってきた
『そんなもの効くかよ』
・・・・殺される!

記憶はそこで途切れ、目を覚ましたら朝だった、
クラスメートによると、夜中に私がえらくうなされていて、怖くて可哀想だから、
お守を握って、この子を助けて、と祈っていたそうだ、
彼女もまたそのまま眠ってしまったらしい。

彼女自身は怖い夢を見ただとか、
お守りを私が握らせてあげた事だとかは全く覚えていないと言っていた

鳥居

原付で裏山を走ってたら空に 赤い鳥居が2つ並んだ状態で浮いた
赤い鳥居が浮いてるというより宙にぼやけてるって感じ
道なりにその鳥居があったから 走り抜けた

家に帰ってその日は普通に過ごしたが
翌日高熱が出て 、薬を飲んでも病院に行っても 熱がさがらない
母親が、何か最近変わったことはなかったかと聞かれて 鳥居の事を話したんだよ
血相を変えて Aさんに連絡しないと!!!!って電話してた。
Aさんは霊能力のある人だった
Aさんは俺をみるなり、「あぁ、これは相当やられてるね・・・」

家の仏壇の前に寝かされて
Aさんがもってきた酒やら米やらを仏壇に並べ始めて
「鳥居を2つくぐったんだね?」
と聞いてきたからかすかに頷いた

「あんたの先祖に守ってもらうように今から頼むけど
それが出来なかったらあんたは悪いけど ここで命が切れてしまうよ」
Aさんはなにやら呪文みたいな言葉を唱え始めた
呪文みたいなものが書かれた紙で体を叩かれておしまい。
Aさんが「どうにか切り抜けた。あんたよかったね、 毎年墓参りにちゃんと行ってて」

墓参りだけは欠かさなかったが それが幸いしてたらしい。

Aさんが「次に鳥居を見たらすぐに離れること  絶対くぐってはいけない」
と言い残して去って行った。
次の日、嘘みたいに熱が下がっていた。

母親に、どういう事かしつこく聞いてみたら
・鳥居の数はその人が生きた年数に応じて違う
・雨の日は鳥居は出ない
・俺の家系に関係している
・鳥居をくぐったら8割の確率で死ぬ
母も詳しくは知らないようだが、その教えは今でも守っている

 

修学旅行

高校の時、長崎へ修学旅行に行った時の話
宿泊した宿がボロで古かった。
原爆落とされた場所という理由で夜、
部屋のグループ数人で怪談話を始始めた(怖いから電気つけたままWWW)

俺はグロサイト等で集めた画像を駆使し中々怖がらす事が出来た。
怪談の途中友人一人が凄い叫び声をあげ壁を指さした。
壁には体を固定され?首を一心不乱上下左右に振り回す、
真っ黒な人の形のような物体があった。

皆部屋から逃げた。
先生に言い、先生の部屋で寝かせてもらったが眠れるはずがなかった。
今でも一心不乱に首を振り回す霊を忘れられない。
体を固定されいつまでも苦しんでる状態で念として残ってると思うと切ない

 

ハサミ女

近所に「ハサミ女」と呼ばれる、頭のおかしい女がいた。
30歳前後、髪は長くボサボサで、
いつも何かを呟きながら笑ってる、この手の人間のテンプレート。

呼び名の通り、常に裁ちバサミを持っていて、シャキシャキと虚空を切っている。
刃物携帯だし、よく警官に注意され、連れて行かれるところを皆が見ているが、
本人が温厚(?)な為か、女の自宅付近にしか出没しない為か、
そこまでの危険視はされてなかったらしい。
友人が小学校を出る頃には、引っ越したのか死んだのか、いつのまにか姿を見なくなっていた。

で、友人が中学生時代のある日、数人と肝試しをしようという話になった。
場所は、今は無人となっているハサミ女の家。
山の入口に近く、人気のない場所にポツンと立っている、トタン張の平屋だ。

盛り上がって向かったはいいが、
暗くて不気味、雰囲気満点の家の様子に、みなすっかり怖気づいていた。
だが友人は同行してた女子にいいところを見せたかったらしく、一人、室内に入っていった。
(逆に空気読めてないよな、と後の友人は言ってた。俺もそう思うw)

さて、室内は、ゴミやら毛糸玉やらが散乱して、足の踏み場もない状態。
だけどまあ、特に何が出るといういわくがあるわけでもない。
3部屋ぐらいしかない室内をぐるっと歩き、
見回った証拠に持って帰れるモノはないか、と物色していた。
んでクローゼットを開いたら、グラリと大きなモノが倒れ掛かってきた。

パニックになりながらも友人が見たソレは、巨大なぬいぐるみ。

ただし、様々なぬいぐるみの頭部だけを乱暴に縫い合わせて
人の形にした、百目みたいなシロモノ。
犬、猫、テディベアといったものからグリコのおまけみたいな
小さい人形まで、無数の頭がくっついていたという。

友人は半泣きで逃げ出し、肝試しは大失敗に終わった。
しかも後日、誰かが先生に告げ口したらしく、こっぴどいお叱りまで受ける羽目に

肝試し事件もあってか、近隣の人だか警察だかが、ハサミ女の家を調べにいったらしい。
そこで、ハサミ女の遺体が見つかった。

場所は、友人に倒れ掛かってきたぬいぐるみの、中。

死因は定かではないが、
ハサミ女は、自分で自分の身体にぬいぐるみの頭部を縫いつけていったらしい。
友人は気づかなかったが、リアル動物の、ひからびた首も縫われていたそうだ。

 

友達が彼女とホテルに泊まって寝ていたとき、友達は妙な息苦しさでうなされていた。
友達があまりの息ぐるしさに目を開けると、目の前にあったのは
真顔で首を絞めてくる彼女だった。
『ええ!?なんで!?』
と友達はパニくったらしが、彼女はあいかわらず真顔のまま首を絞めてくる。
その力は尋常ではなく、抵抗もまるできかない。
もう、無理、しぬ!!てか、なんで・・?
と友達が思った時、ハッと目が覚めた。

どうやら、夢だったらしい。
悪い夢で汗ぐっしょりで、気持ち悪かったが、友達は夢だったのかとほっとした。
でも、やっぱり怖かったから彼女を起こそうと隣に寝ている彼女のほうに顔を向けると、
目を限界まで見開き、歯をギリギリ言わせている彼女がじっと友達を睨んでいたらしい。

 

浴場

真夜中に夏休みの宿題をやっておりました。
温泉街とはいえ午後10時を過ぎるとまるで死んだようにひっそりとしてし
まう田舎です。まして午前2時頃ともなれば、聞こえてくるのは虫の声ばかり
です。
その時、何を思ったか、私はふとその虫の声を録音したいという衝動にから
れ、カセットデッキをベランダに出して録音し始めました。もちろん、虫の声
や蛙の声などは珍しくもなんともない田舎なので、これまでそういうことをし
ようなどという気になったことはまったくありません。ですが、この時は何故
か録音してみたくなったのです。
私が虫の声を録音し始めてから数分たった頃、女の人の声が幽かに聞こえて
きました。

「ふふっ……。」

「ふふっ……。」

まるでこちらをあざ笑っているかのような感じの笑い声が2回聞こえました。
声は私の部屋の斜め前に位置している公衆温泉の方から聞こえてきた感じで、
まさしく浴場の中でエコーがかかっているかのような響きがありました。

「なんじゃ今のは?」

と、時間が時間なだけにちょっとびっくりしましたが、ちょうどタイミングよ
くテープに録音していたので、テープを巻き戻して再生してみると、確かに
「ふふっ……、ふふっ……。」という声が幽かにですがハッキリと録音さ
れています。
深夜2時頃です。田舎なので、こんな時間に起きてるのは私くらいのもので
す。町営の公衆温泉も午後10時には閉まるようなところです。当然、浴場の
方も真っ暗で誰もいる様子はありません。
翌日、近所の同級生の友人とその弟を私の家に呼んできて、2人にもテープ
を聞かせましたが、確かにはっきりと聞こえるといいます。それもやっぱり浴
場から聞こえてくるような感じだといいます。
その後、その友人の母親から、この温泉場の昔の様子の話を聞きました。そ
れによるとこの温泉場一帯は、かつてにぎやかかりし頃、「遊廓」だったとい
うわけではありませんが、そのような性質を担わされていた場所であり、悲し
い思いをしていた女性達が数多くいたのだというような話を聞かされました。
その頃に具体的にどういったことがあったのかは、私達がまだ中学生であった
ということもあってかその友人の母親は多くを語ろうとされませんでしたが、
その温泉場一帯だけで数百人に過ぎない人口の土地で、何故か数年おきに自殺
者が出るという事実が、その土地に記憶されている歴史の重みを教えてくれて
いるような気がします。

実はその浴場はその数年前に現在の場所に移ってきたばかりで、それ以前は
私の実家のある場所に建っていたものでした…。

斎場

ある日の朝に斎場(火葬場)の玄関を掃除してたら、黒いSUV車が入ってきて成金な感じで
時計もフランクミューラーなんかしてるおっさんが車から出てきて死体を焼いてくれって
言うんだよね。通常は死体なんか直接運んでくる前に業者とか親族から連絡があって、
こっちも届出人の保険証とか死亡届書を持ってくるようにとか時間も指定してお願い
するんだけど、そのおやじは斎場長にもう話が通ってるからすぐ焼いてくれって
かなり高圧的言ってくるんだよ。なんでとりあえずそのおっさんに待ってもらって
斎場長に話しに言ったら変事一つで焼いてやれっていうもんだから、しょうがなく
すぐ準備してオーブン(火葬炉)開けたんだよ。

死体は30才くらいの男でなんかまだ死んだばっかというか普通の死体よりも顔も
ピンク色してたんだけどね。死体は普通焼く前にもう一回確認するんだけど外傷とか
は別になくてきれいなもんだった。で棺桶しめて炉に入れて焼き始めて大体20分く
らいしてからなんだけど、オーブンの中からもの凄い音がすんだよねドカンドカンって。
その時もうオレは目の前真っ暗になった。もしかして生きてたんじゃねーの?って…。
でももう20分もしたら桶なんか全部焼けてるくらいだし例え生きてたとしても今さら
開けて助けるのは無理だって思ってしかとしちまった。ていうか手足がガクブルってどう
することもできなかった。

通常1時間くらいもあれば死体なんて全部灰になっちまう
んだけどめちゃめちゃ怖くて30分くらいずっとオーブン開けられなかった。例の成金
おやじみたいのはもういなくなってた。オレはどうしても怖いから斎場長呼びに行っ
てオーブン開けるの立ち会ってくれってお願いした。焼いてる途中で中で音がした
ことも全部説明した。で、結局斎場長が開けたんだけど、炉を開けるときになんか
焼肉みたいな匂いがぷ~んと漂って来た。で斎場長がトレイを引っ張り出したら
その男はなぜか半生に焼けただれていて体もうつぶせになっているように見えた。
その瞬間オレは訳がわからなくなって気が遠くなって倒れたんだけどね。でも今
冷静に考えてみるときっとその男まだ生きていたんだな…。そんで焼かれる熱さで
オーブン中で棺桶をめちゃくちゃにぶっ壊しながら暴れていたんだと思う。
恐らくそれで中のバーナーが壊れて体が完全に焼けず半生だったんだな。オレは
倒れてから一度もその火葬場には行ってないから正確な事情は良くわからない。
でもその後斎場長がオレのとこに合いに来てなぜか1000万くれた。他言無用だとか
そいうことは一切口にせず。ただ1000万くれたんだよね…。今はその金で暮らして
いるわけだが。トラウマになって今でも夢にでてくる。しんどいわ。

 

「犬の宮」「猫の宮」

突然ですが投稿します。
僕は山形県の小さい町にすんでました。その時の友達の家の近くに「犬の宮」
「猫の宮」という寺(?)
があります。そこは本来ありがたい場所なのですが、心霊スポットとして有名でした。でも特に何もないのは皆しっているのでふざけて肝試しに行きました。
その時にOさん
(犬、猫の宮の近くに住む友人)が、「ここ(犬、猫の宮)にはなにもないけど、この先(山の奥)に熊の宮ってのがあってそこに熊とそれを殺した大野ってヤツのミイラがあるんだって。行ってみない?」ってことになって「いぃねぇ!」ってことになって行ってみた。
でも30分歩いても見えてこない。「まだかよ!?」って聞いたら「ごめん。嘘!」とかぬかしやがって皆
大激怒!!でもそこは本当は…
僕はその場所から動きたくありません。しかし、友人のSさんが「もう帰るから。」ってキレて…なんと夜の山を一人で帰ろうとした。その時…いきなりSさんが「ギャァァァ!!」って叫んだ。皆そっちを見てみるとミイラみたいな人がこっちに歩いてくる。
そして何か言っていた。
僕らは一目散にダッシュで逃げた。みんな友人Oさんの家につき、部屋に駆け込んで「気のせいだ」と言い合いながら寝た。しかし僕はなにか粘っこいような不安を抱えていた。
それから数ヵ月…Sさんが栄養失調で死んだ。Sさんは死ぬ少し前に「熊…熊殺し…」といっていたらしい。そして「毎日同じ夢を見る」と…そしてSさんの葬式の日…。Sさんの顔を見て寒けがした。その顔はあの時のミイラのような顔だった。泣きそうになった。なぜなら僕は覚えていたからだ。あの時ミイラのような者がいった言葉…
「ひとりずつ…」そして僕は毎日夢をみる。あのミイラが僕を笑いながら追ってくる夢を…

聞いて。 この土地で殺人あった。殺したの俺の父。殺されたの俺の母。
父捕まった。母バラバラ。死体は山にあった。首だけない。首のありか父が警官に言った。「食った。」そして続けていった。「夕飯にまぜた。俺の家族みんな人の肉くった。ヒャハは…ひゃハハハハは!!」耳から離れない。
あのゲスな笑い声。俺は食人鬼。でもまだ理性ある。だけど周りの人から食人鬼言われる。頭がおかしくなる。俺はみてた。父が母を切り刻むとこ。見たとき失神した。夢だと思ってた。夢じゃなかった。父が大好きだった。母が大好きだった。どっちもいなくなった。兄もおかしくなった。
兄は祖母を殺した後くびつった。その時の遺書。
「俺はもうダメだ。お前は俺のぶんの苦しみも背負え。」だから僕は生きる。苦しくても。頭がおかしくなる。でも僕は死なない。家族を皆失っても。皆に何を言われても。僕は苦しい。でも死なない。だってもう頭がおかしくなったから。毎日夢を見る。強い父。優しい母。楽しい兄。励ましてくれる祖母。もう皆いない。誰もいない。僕は今学校にいっている。誰もが僕を普通だとおもってる。そう思わせている。でも僕はおかしい。だって皆が父、母、兄、祖母にみえる。
美味しそう…
頭がおかしくなる。
僕は食人鬼。
毎日夢を見る。母がいない、父と一緒に食べた最後の夕食。母の肉をたべた。
いつも声がきこえる。
「死ぬな…苦しめ。」
俺はなんだろう?なにをしたのだろう?俺はなんなのだろう?なぜ俺がこんな目に?なぜ俺だけなのだろう?皆が羨ましい。皆が憎い。なぜ?なぜ!?答が聞けた。夢の中でこたえが聞けた。「お前が望んだからだ。」そうか。そうなのか。わかった。俺は父と同じなんだ。いつか…

 

見えない人

それはまだ勤め始めて間もない頃だった。

残業を終えた自分は先輩二人とエレベーターに乗った。
オフィスは最上階近くにあり、いつもは一階につくまでは何度か止まるのだが
すでに時計は11時を回っており、今夜はノンストップで一階まで行くだろうと思ってた・・・。

ところが途中でふいにエレベーターが止まりドアが開いた。

そしてそこには一人の若い男が立っていた。

オフィス階で真っ暗な中にぽつんと・・・。

少し驚いたが幽霊ではなさそうだ。
ところがその若い男はいつまでたってもエレベータに乗り込んでこない。

業を煮やして「乗らないんですか?」と声をかけると、男は「ボクはいいんです・・・」
と答えた。何かおかしなやつ・・・と思いながらも閉のボタンを押すとエレベータは何事も無かったように
降下を始めた。その時だ。

「おい、お前なに一人で喋っているんだよ!」

後ろに居る先輩の一人が怒ったように自分に声をかけてきた。
「え?だって止まってドアが開いた時若い男がたっていたじゃないですか」
「何言っているんだ。ドアが開いた時誰もいなかったぞ。お前一人が暗闇に向かって話していたんだ、
冗談にしてもたちが悪いぞ」

先輩の言葉を聞いて自分は呆然とした。先輩は自分が先輩達をかついだと本気で怒っている・・・。

だが・・・・・今たしかに男が・・・いたじゃないか・・・!

と思った瞬間、男を見たときの不思議な違和感が何であったのかがわかった。
今は夏、それなのにあの男の服装は・・・ダウンのベストを着ていた・・・。
頭には赤いバンダナ・・・

バンダナが流行ったのは何年前だっただろう・・・。

あの男はずっとあの場所に縛り付けられたまま動けないのだろうか。

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