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【怖い話】短編 全25話『蛇神様の望み』『兵隊さん』など【1】 |洒落にならない怖い話

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【怖い話】短編 全25話『蛇神様の望み』『兵隊さん』など【1】 |洒落にならない怖い話 オカルト
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洒落怖などインターネット上で書き込みのあった怖い話の中から短くて読みやすい怖い話を集めてまとめました。

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短編 怖い話集 全25話 【1】

 

 

『私の部屋に見知らぬ人が潜んでた』

未だにトラウマで一人暮し出来ない。

昔一人暮ししてた頃、私の部屋に数日間見知らぬ人が潜んでた事があった。

ある日を境に、帰宅する度に部屋の様子に違和感を感じ始めた。私は記憶力には自信があって、少しだけれど明らかに位置がずれてるごみ箱とか見ておかしいと確信したものの、どういう事か状況を理解出来ないから、首を傾げてばかりだった。

そんな中のある夜、いつもの如く風呂上がりにリビングのベッドにもたれながら、机の上に置いた大きめの鏡を見ながら、化粧水とか付けてた。

そして、ふとしたひょうしに肘か何かに鏡が当たって、机の上から落下した。

その鏡にはケースがついていて、落とした衝撃で中に入れてたアクセサリーまで散らばっちゃって、「最悪!」って一人怒りながら拾い集めてる最中に、ふと落下した鏡を見ると、ベッドの下が写ってたんだけど、そこに見覚えのない明らかに生身の人間(女)が寝ていて、しかも鏡越しに目が合った。

びっくりしすぎて頭真っ白で、心臓発作かと思うぐらいの勢いで「ひっ!」って成って、息が出来なくなったんだけれど、危険だという事はすぐわかったから、急いで部屋を飛び出して、アパート近くの知り合いの家へ駆け込み通報した。

パトカー3台ぐらい来て大変な事になったんだけれど、時既に遅し、もう女はいなかったみたいで、走り書きみたいな下手くそな字で、折り込みチラシの裏に『ごめんね』って書かれたメモと、10円玉が机の上に置いてあったらしい。

ちょっと気の毒だと思ったけれど、こっちは本当に死ぬかと思ったよorz

 

『呼ばれる』

もう十年以上前の話しだが、その件があってからたまに変な体験をするようになった。
当時、ベランダ側は道路ひとつ挟んで墓地、後ろは線路ひとつ挟んで寺というナイスな環境の場所に住んでいたが、
幽霊否定派の自分は正直何も怖くなかった。

その日両親は知り合いの家に遊びにいっており一人で2階の自室でノンビリ漫画を読んでいた。
時間は夜の9時半くらいだったと思う。
突然自室のベランダから「コンコン」と窓硝子を叩く音が…
「ん?今何か叩く音がしたような?」と思いベランダをみると再び「コンコン」とノックする音と共に「○○さん○○さん」(私の名前です)と名前を呼ばれた
背筋がぞっとした。だって声の主はいないはずのうちの母の声だったし、2階のベランダだし…。
ありったけの勇気をふりしぼってカーテンの上から鍵を確認したがとてもカーテンを開く事はできなかった。
あまりの恐怖に布団の中に潜り込み「ごめんなさい、ごめんなさい」と呟いていた。
音も声もそれっきりで、部屋は異様に静かだった

30分程たっただろうか、突如「ドンドンドン!」と玄関を叩く音と共に「○○さん、○○さん!」と母の声
『帰って来てくれた!』そう思った自分はすごい速度で一階に降り「おかえり!!」と、勢いよく玄関を開けたが、誰もいない…

失神しそうだったがかろうじて扉を閉めたが、体中が震え鍵をかけることがなかなか出来ない。
ガタガタと震えながらやっとの思いで鍵をかけた

それから一時間後くらいに親が帰ってきたが、その件以来たまに見るようになってしまった

霊感0の自分だったのに…(というか、全く信じてなかったのに)

年中見るわけではなく、霊感ある人が「あそこにいるよね」とか言っても、まったく見えない。
ただ自分にふりかかってくる時だけ見えるようになりました。
それから六年たってから人生の中で一番の恐怖を味わったのですが、その話しはまたいずれかに…。

『髪を引っ張られる』

俺の体験した怖い話そんなに怖くないと思うけど

その日普通に夜寝て夢を見たわけだ
その夢の中で俺は親と一緒に車に乗って家に帰ってたんだけど
今自分は夢を見ているんだってのが自覚できてて
まぁ普通に家に帰って自分の部屋に戻ってコタツで寝転がってたんだけど
せっかく夢で理性あるんだからお姉さんとか出てこいよって思って
こたつに潜りこんだんだけどそしたらいきなり上から誰かに押さえつけられて
髪引っ張られてさそこで起きろ起きろこれは夢なんだって念じて
それで起きれたんだけど俺布団で寝てたはずなのに何故かコタツに入ってんの
で俺怖くなったら潜っちゃう癖あるからさついつい潜っちゃってさっきと同じ
シチュエーションよもちろんさっきと同じだまた押さえつけられて髪引っ張られて
そこで相手の顔さえ見えないから怖くて怖くてすると相手がすごい低い声で
「逃がさねぇ、絶対逃がさねぇ」とか言っててそれ聞いて気絶しちゃったよ
気づいたのは母親のモーニングコールもう朝でした

何か猿夢っぽいけど怖かったわ

 

『シチトウ』

長い話になるので、何日かにわけて書き込むことになりそうなのでまず御了承下さい。

私の祖母は大変花が好きな人で、庭にはいつもたくさんの花が咲いていました。
私は小さい頃から花は好きなのですが虫が苦手で、家の中から庭を眺めることはあっても庭に出ることはほとんどありませんでした。
ある日小学校から帰ると家の中には誰もおらず、ふと庭を見ると祖母が花に水をやっていました。
誰もいない家にいるよりは…とそっと庭へ出ました。
祖母はすぐに私に気付き、めずらしいね、みたいなことを言いました。
私は、虫にびびりながらも好奇心から庭をうろうろしました。

 

庭はそれほど広くないのですが、大小の庭木が規則性なく植えられていて死角になるところはたくさんありました。
おばあちゃんは私に絶えず声をかけ、話をしていました。しかし私は生返事を繰り返し、小さな死角が秘密基地のように思えて夢中になってしまいました。
そして庭の隅にある葉っぱのたくさんついた庭木(あまり詳しくないので何かわかりませんが)のむこうに広いスペースを見つけました。
そこはちょうど裏庭のようなところとつながっていて、壁と家に挟まれた入り口(庭木にさえぎられてちょっと見たくらいじゃきづかないような隙間)の奥は大人が入れるくらいのスペースがありました。
そしてそこには見たことがないような花が咲いていました。

 

黄色で、花びらがたくさんついていて、花びらがあつまってピンポン玉くらいの大きさの球になっている花でした。
そして、風邪もないのにその花がふわりとこっちをむいて、今思うと不気味ですが私は無感動に見つめ、行かなきゃと、ただそれだけを思いました。
庭木をがさがさと通り抜け、間近で花を見ると私は一本を引き抜き口のなかへ入れました。
食べなきゃ、タベテ、食べるよ、タベテ。
と、自分と何かが会話しているようでとまりませんでした。
花は生臭く、気持ちわるいのに私は噛み締め、食べていました。
たぶんそれは一瞬の出来事で、祖母は私が花を飲み込んだところで飛んできました。
『食べたが!?吐かれ!あぁシチトウが…』

祖母は私の口に指をいれ、吐かそうとしましたが、はけず、私は意識を失いました。

 

気が付くと、私は仏間に寝かされていて、お坊さん(その頃すでに祖父は亡くなっていたのですが祖父の葬儀にきたのとは別の人でした)
お坊さんはお経を唱えおわると、『この子は次のこや、この子が死ねばシチトウは終わりや。終わりにせんがけ?』

と祖母に話し、祖母は『私がもっていくからうつして下さい。』というようなことを言っていました。
それからまた意識を失い、気が付いたときには三日たっていました。
まだ朦朧としていると祖母が『忘れるがやよ、もう大丈夫やから』と言いました。
そぼはやさしく笑っていました。

 

そして今、祖母は末期ガンで入院中です。普通では考えられないくらいのスピードでガンは進行していて、もう一週間と生きられません。

シチトウとは何か、あの花は何だったのか気にならずにはいられないけれど、ずっと聞けませんでした。
私がここにこの話を書き込んだのは、誰か情報をもっているかたがいないかということ、そして、祖母にこの話を切り出す自分の中で区切りがほしかったからです。
幸か不幸か、祖母は意識ははっきりしていて、話を聞くことはできると思います。
ながながと失礼しました。

 

昨日シチトウの話を話をしたものです、今日おばあちゃんに話を聞きました。

病室に入り、話を聞いていました。あの花には呪いがある。そのいわれや過去の話。
そこには父もいて、時々祖母は様子をうかがうように父を見ていました。

話が終わり、私が病室から帰るとき、父がついてきました。
そして言うのです。
『お婆ちゃんはずいぶん前からくるっとる』

実は私が小さい頃から祖母は怪しげな宗教にかよい、お金を要求してくるわけではないから、と父もほっておいたらしいのですが
ある日お婆ちゃんが作った肉じゃがに手羽先のようなものがはいっていて、(めずらしいね、何ていいながら食べたそうです。私は覚えてないけど)酒粕で味付けしたと言っていたそうで臭みも少なく、不審にも思わなかったそうです。
次の日生ごみ用の大きなポリバケツからウジまみれの猫の死体が見つかったようです。
それ以来、怖くなり両親は祖母とは別居。
私が食べた花も、儀式で使うようなモノを誤って食べたのだろうということでした。
私が倒れた時祖母は『鼠捕りを間違えて飲んだが、すぐ吐かせたから医者はいらない』と言い張ったそうです。

 

『後○○年・・』

幼稚園のころ、昼寝の時間に、となりで寝ていたK君が寝言を言った。
K君の声ではなく、大人の男の声でだ。
「あと十八年」
半年後にK君は病気で死んだ。

小学生のとき、町内会主催で山でキャンプをやった。
真夜中、同じテントのM君が寝言を言った。
M君の声ではなく、大人の男の声でだ。
「あと十二年」
二年後、M君は川で溺れて死んだ。

中学生のとき、小学生の弟が部屋で寝ていて寝言を言った。
弟の声ではなく、大人の男の声でだ。
「あと八年」
弟は通学途中の道路で、トラックに轢かれて死んだ。

 

高校生のとき、老衰末期で入院している祖父を見舞いに行ったら、
ベッドで昏々と眠り続けている祖父が、ふいに寝言を言った。
祖父の声ではない、男の声でだ。
「あと五年」
その後めずらしく、うっすらと目を覚ました祖父にそのことを話すと、
祖父は最後の命をふりしぼるように告げた。

三百年ほど前に、自分たちの家系に強力な呪いがかけられた。
その呪いが、どのような理由でかけられたのかも、
いつ、どのように現れるかも、伝わっていない。
ただ、その呪いが現れる前には、なんらかの前ぶれがあって、
ひとたびその呪いが現れれば、とても恐ろしいことが起こるのだ、と。

それを告げてから二週間後、祖父は息をひきとった。

 

それから、五年後の日が来ることに、俺はおびえ続けてきた。
その日がいつか確かなところは解らないが、日がたつにつれて、
不安はどんどん大きくなってきている。
万一のときのために、これまでの経緯を残しておこうと、
俺は今、PCに向かっている。

今、気がつくと、部屋の四つの隅に、K君、M君、弟、祖父、がそれぞれ
立っていて、俺をじっと見つめている。

とりあえず書き込んでおく。

 

『ただそれだけ・・』

どーでも良い話なんだけど、
ウチの実家の近くの山を切りくずしたどでかい住宅地域があってね
そこは昔乳母捨て山だったのよ。
で、そこに小さな小屋を作って乳母捨てたらしいんだわ。
宅地開拓されて、その場所に建てた家が見事に「悪魔の住む家」になっちゃってさ。
障子を何度張り替えても、全て破れる、ドアや窓が勝手に開け閉めされるetc。
大きな交差点の角の一等地なんだけど、もう20年以上も空家のまま。
地元じゃあまりに有名なのに、TVとかには一切出なくて不思議だったんだけど
何年か前に関東のTV局がギボアイコー連れて来たのよ。
だけど、取材の3日後にギボアイコーが死んじゃって、その番組はお蔵入り。

ただそれだけ・・・

 

『蛇神様の望み』

蛇神様が死ぬほど怖いんだ。

かつて俺は、蛇神様の社で祈った。
クラスのK、S、H、の3人の死を。
俺を執拗に、脅し、殴り、蹴り、辱しめる、この3人の死を。
蛇神様の社は、人が足を踏み入れない、荒れ果てた社だ。
その社の狛犬は、両方とも首がない。
稲荷神社と同様に、願を掛け、祈ればいい。
ただし祈るのは深夜だけ。
祈っている所を、人に見られてはいけない。
そして、願望成就の暁には、やはり深夜に、犬の頭を奉納する。
俺は深夜、K、S、H、の死を祈った。

 

K、S、Hは、順当に死んでくれた。
傷害、交通事故、火災、で。
俺は野良犬を餌で手なづけ、ナタを頸部に叩き込んで、頭を落とした。
死骸は埋めた。
深夜、蛇神様の社へ犬の頭を奉納した。
闇のなかで、蛇神様の喜びを感じた。

俺はK、S、H、の3人から解放された。
この喜びと感謝は、野良犬の頭一個くらいじゃ埋め合わせられない。
さらに2匹の野良犬の首を刎ねた。
犬が四肢を痙攣させて絶命するとき、俺の爪先から頭部にむかって、
電撃のような喜びが駈け上がった。
死骸は埋めた。
深夜、ふたたび蛇神様の社へ犬の頭を奉納した。
闇のなかで、蛇神様の強い喜びを感じた。

 

俺はそれからも野良犬を殺し、その頭を奉納し続けた。
闇のなか、凄まじい臭気のたちこめる蛇神様の社に、
新たな犬の頭を奉納していると、社の壇上に女が立っていた。
白装束に長い髪、細い眼、薄い唇、白い肌。
ときおり薄い唇から、二つに割れた細く小さな舌が出入りする。
俺はそれが、蛇神様だとわかった。
蛇神様は、なにも言わずに俺を見ている。
俺は理解した。もう犬は飽きたのだ。

 

俺は子供を菓子で手なづけ、ナタを頸部に叩き込んで、頭を落とした。
死骸は埋めた。
深夜、蛇神様の社へ子供の頭を奉納した。
闇のなかで、蛇神様の強い喜びを感じた。

これまでに5人の子供の頭を奉納した。
やがて発覚し、逮捕されるだろう。

深夜、布団の中で眼を閉じると、闇の中に蛇神様が立っているのが見える。
蛇神様は、俺が、俺自身を奉納するのを、
舌なめずりをして待っている。

『言動には注意を』

俺の友人の話ですが、仲の良かった友達が当時付き合ってた彼女に振られたらしく「もう氏にたい。」と、電話をかけてきてたそうです。
毎日、何時間も同じ内容の話ばかりするのにうんざりした友人は、その友達に

「氏んだら楽になるのか?じゃあ氏ねよ。」

と言ったそうです。翌日、友人がアパートに帰ってみると、友達が友人の部屋で首を吊って氏んでいたそうです。
なぜその友達が友人の部屋に入れたかは謎ですが、その後は大家と警察と友達の家族とでかなりもめたそうです。

今でも「友達の姿を見るから。」と言って、友人は外出を極力避けています。田舎で本当にあった事件です。
この話を友人から聞いた時は、言動には細心の注意を払おうと思いました。

 

『記憶を追ってくる女』

語り部というのは得難い才能だと思う。彼らが話し始めると、それまで見てきた世界が別のものになる。例えば、俺などが同じように話しても、語り部のように人々を怖がらせたり楽しませたりはできないだろう。
俺より五歳上の従姉妹にも語り部の資格があった。従姉妹は手を変え品を変え様々な話をしてくれた。俺にとってそれは非日常的な娯楽だった。今はもうそれを聞けなくなってしまったけれど。
従姉妹のようには上手くはできないが、これから話すのは彼女から聞いた中でもっとも印象に残っているうちのひとつ。

中学三年の初夏、従姉妹は力無く抜け殻同然になっていた。普段は俺が催促せずとも、心霊スポットや怪しげな場所に連れて行ってくれるのだが、その頃は頼んでも気のない返事をするだけだった。
俺が新しく仕入れて来た話も、おざなりに聞き流すばかり。顔色は悪く、目の下には隈ができていた。ある日理由を訊ねた俺に、従姉妹はこんな話をしてくれた。

春頃から、従姉妹は頻繁にある夢を見るようになった。それは夢というより記憶で、幼い頃の従姉妹が、その当時よく通っていた公園の砂場でひとり遊ぶ光景を見るのだった。
やがて何度も夢を見るうちにひとりではないことに気づいた。砂場から目線を上げると、そこに女が立っている。淡いピンクの服を着た、黒いロングヘアの女が従姉妹を見つめ立っていた。

 

女に気づいた次の夜、夢は舞台を変えた。少し大きくなった、小学校に入ったばかりの授業参観の光景。後ろに沢山並んだ親たちの中に自分の母親もいるはずだった。
教師にあてられ正解した従姉妹は誇らしさを胸に後ろを振り返った。だがそこにいたのは母親ではなく、公園で従姉妹を見つめていた女だった。

次の夢は小学校高学年の頃の運動会だった。従姉妹はクラス対抗リレーに出場していた。スタートと位置に立ち、走ってくるクラスメートを待った。
もうすぐやってくる。腰を落として身構え、後方を見た。走ってきたのは公園にいた女だった。両手足を滅茶苦茶に振りながら凄いスピードで近づいてくる。従姉妹は恐怖を感じ慌てて逃げ出した。
一瞬女の顔が見えた。真っ白な肌に、どぎつい赤の口紅を塗りたくりニタニタ笑っていた。

翌日の夜、従姉妹は寝る前から予感を抱いていた。今日も夢であの女に会うのではないか。それは殆ど確信に近かった。そして、その通りになった。

 

夢の中で従姉妹は中学生になっていた。記憶にある通り、吹奏楽部の練習に参加していた。
顧問のピアノに合わせて、トロンボーンを構えた。深く息を吸い込んだまま、従姉妹は凍り付いた。ピアノの前に座っていたのはあの女だった。狂ったように鍵盤を叩き、顔だけは従姉妹を凝視していた。
女の顔ははっきり見て取れた。異様に白い肌、細い目、高い鼻筋、真っ赤な口紅が塗られた唇を大きく広げニタニタ笑っていた。そこから覗くのは八重歯で、口紅だろうか赤く染まっている。不揃いな黒いロングヘアが女の動きに合わせ激しく揺れた。

汗だくで目覚め、従姉妹はあることに気づいた。私は夢の中で成長過程を辿っている。始めは幼い頃、次は小学生、今は中学生だった。もしかして、女は私の記憶を追ってきているのではないか。

その仮説は正しかった。眠るごとに夢の従姉妹は成長し、女は必ずどこかに現れた。あるときは見上げた階段の上から、あるときは電車の向かいの席で、あるときは教室の隣りの席から。
従姉妹はここに至ってもうひとつの法則に気がついた。女との距離がどんどん縮まっている。いまではもう女の三白眼も、歯と歯の間で糸を引く唾液もはっきりと見えるようになった。

 

従姉妹はなるべく眠らないように、コーヒーを何杯も飲み徹夜した。しかしすぐ限界がくる。女は、昼に見る一瞬の白昼夢にも現れた。
そしてとうとう現実に追いついた。

そこまで話すと、従姉妹はうなだれるように俯き黙った。黒い髪がぱさりと顔を覆い隠す。すっかり聞き入っていた俺は、早く続きを知りたくて急かした。催促する俺を上目遣いで見て、従姉妹はゆっくりと笑った。
「だから現実に追いついたって言ったでしょう」
そう言ってにやりとした従姉妹の口元は、八重歯が生えていた。

いつから従姉妹が八重歯だったのか、俺には自信がなかった。

『ワニの中から』

戦時中ラバウルでのある日本兵の体験。

彼は絵描き兵(死んだ米兵の絵などを描いて敵の戦意を喪失させるための兵)
として配属されていたが戦況が戦況のため絵を描く意味もなくなったので
ゲリラ部隊に異動となった。

部隊はラバウル基地からトリウ基地への移動を命ぜられ
病・酷暑、そして激戦に耐えジャングルの中を歩き続けた。
既に食糧がつきて4日ほど。水さえ飲んでいない。

すると歩き続けているうちに部隊の者が川辺でワニを捕らえたらしい。
皆「ご馳走にありつける」と歓喜した。
そして背中から切り開いたとき見慣れたものが目に入った。

ワニの腹には日本兵の軍靴が入っていた。

 

『逃げ道なし』

死んだかもしれないけど、怖くない(?)話

父は精神医療センターの職員をしている。
ある年、外来担当になったんだ。
仕事のために外来患者用の診察室に入るたびに、なにかヤバイものを感じていたそうだ。

数ヶ月後、診察室から叫び声が聞こえたので、慌てて駆けつけると、腕から血を流した医者が
椅子を持って、刃物をもった患者と対峙してたんだって。
刃物を持った患者を職員総出でなんとか取り押さえて、医者も腕を切られた程度ですんだらしい。

医者曰く「入ってくるなり包丁を取り出し、切り付けて来た。逃げようにも犯人の後ろに出口があった
ので仕方なしに椅子で応戦した。」

精神を病んでる人を扱っていて、こういう事態も予測されておかしくないのに、診察室は狭く、入り口も
一つしかなく、そこにやばい患者が立ち塞がると逃げ場がなかったんだって。
父がなんとなくヤバイなって感じてた正体はこれだったわけだ。

今では改装して、二つ出入り口を設けたらしい。

 

『砂山から・・』

そういや子供の頃後公園の砂場で二人一組でどれだけ高く大きくトンネルを作れるか「トンネル勝負」ってのが流行ってさ
いっつもは作ったらそのまま放置して帰って、管理者のおじさんが馴らしてくれるのか翌日にはトンネルは無くなってたんだよ
ある時作ってる最中にちょっとした事でチームの友達が向こうのチームの一人と口喧嘩になって
まあ流れ的にトンネル勝負で決着をつけよう、って形になった
結果は向こうの勝ち、んで向こう側の奴に馬鹿にされたのが悔しかったんだろう
友達が癇癪起こして作ったトンネルを蹴り壊しはじめた
まずは俺達の作った奴を蹴り壊して、そして連中のを蹴り崩した瞬間だったな
蹴り壊したトンネルから

「うわぁぁぁぁ―――っ!!!」

って物凄い絶叫、野太い男の声だった
もう驚いたの怖いので全員散り散りばらばらに逃げ出したよ
なんでそれだけでそんなに怖かったのかはよく判らないが、「これはだめだ!」ってのが頭の中にあったな、それで逃げた
それから俺と友達は今まで一回も公園に近づいてない、当然あの絶叫がなんだったかも判らない

 

『テレビに映るモノ』

こわい話が昔から好きだったんだ。その日も気づけばテレビの前にいた。でも、ど
こからその番組のことを知ったのか全然思い出せない。どこからか、冷たい風がふいていた。
かちっ、とテレビのスイッチをおした。。ちょうどそのchだった
らしい。明らかに普通のバラエティ番組とはちがう雰囲気だ。…血のたれた女が
だらんと壁にもたれかかっている。窓も何もない、真っ白の正方形の部屋らしい。
しばらく見ていたが、場面が変わる様子がない。さすがに気味が悪くなってきた。
テレビの電源が切れない。なぜだ。怖い。怖い。俺は部屋から飛び出した。
…ベットに潜り込み、いつのまにか寝てしまっていた。
目が覚めると、まだあたりは真っ暗だった。…怖いんだけれど、さっきのテレビが
気になってしかたがない。引っ張られるようにテレビの方へ向かったんだ。
さっきと同じテレビはまだついたままだ。だけどあきらかにさっきと違うところがあった。
…女がいない。全身から血の気が引くのがわかった。
後ろにいる。直感でわかった。耳元で女の声がする「さびしいの・・・」
俺はそのまま気絶したらしい。

たいようの光が窓から差し込み、目が覚めた。よかった、夢だったのか。
すごい汗をかいている。夢…?いや、違う。テレビがついている。
けっして夢なんかじゃない。昨日の夜と同じように、女はその中にいた。
てが画面の端から出ている。女の横にもう一人、人が増えているのに気がついた。
男だ。次第にその男の顔がアップになっていく。
俺はその男を知っていた。
……
毎日鏡でみている顔だった。
気が遠くなっていく。

気がつくと白い部屋の中にいた。
2人じゃさびしいな、誰かこの部屋によばなくちゃ。

 

『3人目の事務員』

小学校の頃の実話。
職員室の中に別室があって事務室があった。その中に事務員さんが三人居たんだけどたまにしか行かないし話す機会も当然無い。
ある時、何かの係になったんだけど、それで職員室に行く事が多くなった。だから一応全ての先生と話すし事務員さんとも話す。

それだけの事なんだけど…大人になり先生の話とかをする機会があって事務員さんの事を出した。すると二人は知っているが三人は知らないと皆口を揃えて言う。
不思議っていうか確かに俺は話したから皆忘れてるだけだって思ってたけど気になったから当時の担任(現校長)に聞いてみた。
『確かに席は余分にあるけど三人以上居たことは無いよ?その席は実習生が座ったりする場所だし』

当時話した中に実習生なんか居るはずが無い。結局わからないままだけど記憶違いの可能性は0。
って話。俺は気にならないけど気になるって人居たら正体探ってみるよ。

 

『原爆詩集』

修学旅行で広島に行くことになり、調べ学習で私は原爆の詩について調べることにした。
学校の図書室に「原爆詩集」なるものがあり、それを借りてその日は家に帰った。

その夜、大体の詩を選んで、今日はもう寝ようと布団に入った。
すると、部屋の外から物音が聞こえた。
そのときは気のせいかと思い、ほっておいたのだが、また物音がした。
部屋の外の廊下の電気はついていない。
両親も祖母も妹ももう眠っている。
なのに、物音が聞こえる。
しばらくして、物音が鳴り止んだと思ったら、今度は廊下を歩く足音が聞こえた。
どんどん近付いてくる足音は、私の部屋の前で止まった。
私は怖くなり、とりあえず布団から出てベッドを下りた。
すると、
さっき鞄に入れたはずの原爆詩集が、鞄から出て床に転がっていた…。

小学生の頃の話です、思い出したら怖くなった…((((゚Д゚;)))))ガクブル

『黒尽くめの女性』

文才無いから読みにくかったらスルーして

以前、嫌な者を見たことがある。
大学1年の秋、夜8時頃だったと思う。
大学から駅に向かうバスに乗っていた時のこと
駅に向かう途中に通る救急病院の前で停車した。
その時たまたま救急車で運ばれてきた人がいて
ちょうど搬入口から患者を病院に運びいれているところだった。
何気なくその光景を見ていると救急車と搬入口の間辺りに人がいることに気づいた。
そちらに視線を送ると突然鳥肌が立った。
その人は全身が黒い服装で、たぶん女性だったと思う。
地面にしゃがみ込んで、患者が搬入口から運び込まれる様子をただ見ているだけという感じだった。
最初は病院の患者かと思ったんだけど、緊急時に明らかに邪魔になる場所にいるというのに
その場にいる人間は誰も気にすることもなく、むしろ気づいてすらいない様子。
早くこの場から去りたいと思っていたらバスが発車した。
その人が何の為にそこにいるのか、なぜ誰もその人に視線を向けなかったのか。
オレにはわからない、ただ怖かった。

 

 

『見つけたぞ・・』

携帯で長文はキツイんでちょいと長い話を一つ
オイラの祖父は宮司やってて除霊後に浄霊もしてた人なんだけど、オイラにゃ全く霊感が無い。
そんな訳でオイラの彼女の話

彼女の母方は霊感があり、彼女も受け継いでいるようである。
彼女は実家住まいのため、いつも彼女の方が、オイラの所に車で来ているのだが(オイラは一人暮らし)
ある日、遅くなって帰ることになった(2時前)。
彼女は帰る途中にある寂れた神社と峠が普段から怖いといっており、
なるべく遅くならない様に気を付けていたが、オイラの我儘に付き合って遅くなってしまった。
(オイラは個人的に少々キレ気味だった彼女が怖かった)
彼女が帰ってから20分程経つといきなり彼女からの電話。
普段は、メールだけのやりとりなんで珍しいなと思いつつ出てみると、
パニクった声が携帯の向こうからしてきた。
彼女「○○○(←オイラ)どうしよう!前に気味が悪いって言ってた神社にお婆サンがいよう。」とのコト。
オイラは、カーステレオが聞こえてたんで道交法違反じゃんと内心ツッコミを入れていたが
彼女が「夜の2時過ぎにお婆サン一人で神社の前にいると思う!?
しかも白い着物着てたけど、アレって葬式の時に着るヤツじゃない!?」
オイラは死に装束?ヤバイ!と思いつつ、無視をすれば良いのでは?と聴くと
彼女が「神社の前で白いモノが見えたから、何だろうと思って見てたら、お婆サンと目が合ってしまった・・・
その瞬間にお婆サンは、ニタリと口元に厭な感じのする笑みを浮かべた。

 

生きてる人間かもしれないと良い方向に考え、一抹の望みをかけて怖いけれども、
確認の意味でバックミラーを見るといなくなってたから幽霊だぁ。」と、力なく言ってきた。
電話越しにハッキリわかる声の震えと半泣き状態だった。
しかし、普段見えてる人間が何で怖がってるのかと聞くと、覚えられた気がするとのコト。
しょうがないので、帰り着いて寝るまで通話をしていて、お互いにオヤスミを言って寝る直前、少しの間を置き
彼女の「ギャーーーーー!!」と言う悲鳴の後、電話が切れた。
ただ事ではないと思い、何度も電話しのだが結局繋がらず、
次の日には仕事があるため、オイラは薄情にも寝てしまった。
翌日の夕方、彼女から電話があり、昨日の夜の続きを教えてくれた。
彼女、「昨日は遅く迄付き合ってくれてアリガトウ。それといきなり大声出してゴメンね。
寝ろうとして、携帯切ろうと携帯を顔の前にやったら、
携帯の明かりでさっきのお婆サンが真横に立っているのに気付いたのよ・・・。
それでパニクってあの悲鳴・・・、その後、家族みんなが起きてきて、事情を話したら
以前、とり憑かれてお祓いした時に貰った祝詞をあげ、粗塩を撒いたら納まった。」と言ってた。
オイラは大変だったなぁ、と思ってると彼女が、「お婆サンが携帯の明かりに照らされた時に
黒く濁った瞳で見つめながら、息遣いが聞こえる程顔を近付けて、
ニヤーッっと笑いながら「見つけたぞ、ヒヒヒッ・・・」と言い残し、すーっと消えていくのを見て、
恐怖で全身の血が凍り付くかと思った・・・。」と言っていた。

 

『兵隊さん』

俺のオヤジの体験した話

オヤジは大戦を今で言う小学生の時に体験した。
家から程近い兵隊さんの基地?があったそうで。

夜になると家の前を「ザッザッザッザ」と兵隊さんの行進の足音が聞こえたそうで。もちろん誰も居ない。
それが余りに頻繁に聞こえるようになって怖い思いをしたそうだ。
実は基地の見張りの兵隊さんもその足音を耳にしており、その見張りの人曰く「部隊?のラッパも聞こえる」そうだ。
基地の門の前に足音が近づくとラッパが聞こえる。真夜中に。
最初の頃は「おや?」と思いながらも門を開ける。
が、誰も居ない
それが余りに頻繁に起こるため皆不思議に思い怖がっていたそうだ。

 

『女並通り』

昔から旧いものには魂が宿るという。長い年月を経て魂を得たものは、九十九神とも付喪神とも呼ばれ、神のような妖怪のような信仰と僅かな恐怖の対象にされてきた。
澁澤龍彦はそれを日本人の、旧いものに対する愛着と畏れの表れだと記している。だが、本当にそれだけなのだろうか。中には、年輪のように記憶を積み重ね、語るようになったものもあると、俺はそう思う。

小学生の頃、俺は俗にいう鍵っ子で、中学年になってからは学童保育に通っていた。
迎えには近所に住んでいた五歳上の従姉妹が来てくれていたのだが、これが少し変わった人で、一緒に行動するうちに幾つかおかしな体験をすることになる。

歩くだけで汗ばむ暑さも、日が落ちるに従ってだいぶ落ち着き始めた。小学五年の夏休み前のことだったと思う。学童保育からの帰り道、従姉妹と商店街の裏通りを歩いていた。
通い慣れたいつものコース。左手は商店街、右手は小川が流れるその小道は女並通りと呼ばれていた。

夕闇が近づくなか、時おりすれ違う買い物帰りの主婦をのぞいてあたりには人気がなく、少し離れた商店街のざわめきが聞こえてくるほかは静かだった。
石を蹴りながら歩いていると、小川のほうから瀬戸物が触れ合うような音がした。見回したが何も見当たらず、俺は空耳だろうと考えた。
少したつとまたさっきの音が聞こえた。今度は人の話し声も混じっていた。

立ち止まるといつの間にか商店街のざわめきが聞こえなくなっていることに気づいた。また、瀬戸物が鳴る音と話し声。一瞬笑い声まではっきりと聞こえた。見回しても俺と従姉妹のほかは誰もいない。
急にあたりの夕闇が濃くなったような気がした。奇妙な静けさが痛いほど耳に迫る。

 

従姉妹を呼び止め、先ほど聞いたものついて話した。
ねえ、変な音がしたよ、誰もいないのに話し声がしたんだ、
俺がそう言うと、従姉妹は少しの間耳を澄ませてから言った。
「この川、昔はもう少し大きかったの、知ってる?」
また姿のない笑い声が聞こえた。
「商店街ができる前はね、民家がずうっと立ち並んでいて、川はここに住む人たちの生活を支えていたの」
たくさんの瀬戸物が触れ合う音や、濡れた布を叩くような音もする。
「その頃は炊事や洗濯はすべて川に頼りっきりで。同時に主婦たちのお喋りの場にもなっていてね、だからこの通りは今でも女並通りなんて呼ばれているんだよ」
従姉妹は言い終わると歩き出した。離れないよう慌てて従姉妹の隣りに並びながら俺は聞いた。これはそのときの音? どうして今聞こえるの?
従姉妹は屈んで俺の顔を覗き込んだ。
「今はもう誰も使わなくなったのだけど、川は忘れたくないのね。自分を昔頼っていた人たちのことや、その思い出なんかを」
そう言って俺から視線を外し、川を振り返って眺めた。俺もつられて振り返った。
そのとき、川岸で食器を洗い、洗濯をしながら世間話に興じる人たちの姿を確かに見たような気がした。俺はなんだか懐かしいものに触れたような思いで、それに見とれた。

従姉妹が俺の頭をぽんぽんと軽く叩いた。我に返るともう何も見えなかった。やがて遠くから商店街のざわめきが聞こえてきた。

 

『家族にまとわりつく映像』

何が何だかよくわからないんですが、ちょっと書いてみようと思います。
文章力がないので読みにくい駄文になると思いますが、ご了承下さい。

今から12年くらい前に、家族で科学センターに行きました。
色々な実験を見れたり、実際にすることができるような施設です。
午前中から行って、午後3時頃には一通り見ることができました。
もうそろそろ出るか、という雰囲気になったときに、1階の奥のほうで見つけたんです。
そこは映画館のような扉で、ビデオ上映でもやってるのかな?と思い、最後にそこに行くことにしました。
中は小さなスクリーンに、イスが少しだけ並べられた空間でした。
すでに中には二組ほどがいて、入り口の前には上映時間なども書かれていなかったんですが、
人がいるなら、と一緒に上映を待つことにしました。

 

しかし一向に画面は真っ黒なままで始まる気配がありません。
最初にいた一組の家族は諦めて出て行きました、そしてすぐにもう一組の家族も。
私は自分達だけでは薄暗い空間が妙に薄気味悪くなり「もう出よう」と言いました。
しかし父は妙に好奇心が強く「時間もあるし、気になるから見よう」と言い出しました。
母と私は「え~」という感じだったのですが、妹も見たい(父に唆され)と言っているので、しぶしぶ待つことに。
そのやりとりが終わって5分くらいでしょうか、ついに画面が明るくなったんです。
画面には、外国人の女の人と、その子供らしき女の子がソファーに座ってる映像が映っていました。
外国人の親子らしき3人の普段の暮らしぶりというか、ホームビデオのような映像が5分くらい流れました。
家族全員で、余りに意味不明、しかも科学センターなのにどうして?と話していました。
そしてまた少し経つと外国人家族がカメラに向かって何か話し始めました。
もちろん何と言っているのかは全員わからず、キョトンとしていました。
さすがに父も不気味に思ったのか「出よう」と言いました。
もちろん満場一致で、上映途中にここを出ることにしました。
とにかく不気味だったのです。
怖い映像ではないですが、意味不明すぎて逆に不気味な感じでした。

 

何か後味が悪いので、少しセンター内をぶらぶらしてからそこを出ました。
帰りに有名なラーメンを食べに行ったので、家に帰る頃には今日の映像のことはすっかり忘れていました。
それから約1ヵ月後、妹が「お兄ちゃん、早よ来て!」と言いました。
すぐに行くと、別に何もなかったので「どうしたん?」と言うと、
「ふうせんの所で見たんと同じのやっててん」と言ってテレビを指差しました。
「ふうせんの所」というのは科学センターのことで、そこの風船の実験を気に入った妹がそう言っていました。
「同じの?」と聞くと「外国人の出てたやつ」と言いました。
私はゾッとしました。
映像はたくさん流れていましたが、外国人の出ていたのは、例のアレだけです。
妹はさらに「前と同じでこっち向いてしゃべってた」と言いました。
私が行ったときにはすでに夕方のニュースがやっていました。
妹が見た映像はなんだったんだ?ただの勘違い?似た映像?
そんなCMもないし、妹も小学一年生、勘違いではないだろう。
それからしばらくテレビが怖くて仕方ありませんでした。
深夜にエロそうな映画をワクワクしながらこっそり見るのはやめました。
しかしあの映像はなんだったんでしょうか?
今でもハッキリ覚えています。
このような映像に心当たりのある人はいますか?
ここなら多くの人たちが集まるだろうと思い、書かせていただきました。

 

『海底で』

はるか昔、俺が小学5年生のときの話だ。

俺の小学校では、毎年夏になると、5年生全員が千葉県の○○という海辺の町で、
「臨海教室」という合宿をやっていた。
合宿といっても、小学生のことだから、昼間は海で泳いだり、夜は肝試し大会で
キャアキャア騒いだりと、要するにレクリエーション大会みたいなもんだ。
だいぶ昔のことで細かいことは忘れてしまったけれど、東京の小学校だったので、
海に来たってだけで、男子も女子も皆おおはしゃぎだった。
夜、肝試し大会の前に、男の先生が生徒全員をまえに怖~い怪談を一発ぶちかまし、
ベソかいて肝試しに行けなくなった女の子がいたり、肝試しコース途中のおばけ役
の先生を「そんなの怖くないよ」と笑いとばした男子の頬に、別の先生が竹ざおに
吊るしたコンニャクをベチャとくっつけて腰を抜かさせたりと、とても楽しい「臨
海教室」だった。

 

俺たちが泊まったのは、海岸に近い古い木造の民宿の2階だった。消灯してからも
しばらくは友達どうしでコソコソ話をしていたけれど、そのうちに皆、寝息をたて
はじめた。
俺は昼間はしゃぎ過ぎたせいか、なかなか眠れなかった。
電気は消されているけど、窓はあいていて、そこから外の月明かりがわずかに入っ
てくる。そのぼんやりした光で、闇のなかにクラスメートたちの輪郭が、かすかに
浮かびあがっている。聞こえてくるのは、皆の寝息と、永遠に続くかのような海岸
の波の音だけだ。

 

そのとき、誰かの言葉がきこえた。

「○○○○・・・」

今となっては何と聞こえたのか覚えてないのだが、言葉ははっきりしていた。
誰の声かわからなかったが、誰かが寝言を言ったのだろうと思った。
闇のなかを眼をこらすと、誰かが立っていた。
外からかすかな光ではほとんど見えないが、大人の背丈だった。
ただ、頭部には大きな円筒形のようなものを被っていて、背中にはなにか筒のよう
なものを背負っているように思えた。昔のSFに出てくる古いロボットのような気
がした。

夢をみていたのかも知れない。実際、ここから先は、まちがいなく夢だ。

 

俺はうす暗い海底を歩いていた。上に海面がきらめいて見える。
海底のなだらかな斜面の下の方から、誰かがゆっくりこちらに向って歩いてくる。
円筒形の金属マスクを被り、だぶだぶのゴムのようなもので全身をつつんだ人間が、
右手に長い棒をもって、ゆっくりこちらに向って歩いてくる。円筒形のマスクの後
からはゴム管が出ていて、それが背中のボンベのようなものに続いている。足には
重そうなブーツ。右手の長い棒の先には、なにか箱のようなものがついている。
古いロボットのような姿。

それは一人ではなかった。見ると、同じ姿をした10人ほどのロボット人間が、
左右に一列にひろがって、同じようにゆっくり歩いてくる。みな右手に、箱の
ついた長い棒をもって。

 

一人のロボット人間のマスクから、突然、大量の泡が吹き出した。そのロボット
人間は、もがくように胸元をかきむしり、膝を折ってうずくまると、閃光とともに
音もなく爆発した。血肉と白煙が海中に飛散した。俺が驚いて呆然としていると、
別の一人もまた、同じように大量の泡を吹き出してもがき苦しみ、音もなく爆発した。
そうして、10人ほどいたロボット人間たちは、次々ともがき苦しんでは爆発して
いった。海中には、飛散した彼らの血と肉が大量に赤黒くただよった。

「○○○○・・・」

また、先ほどの言葉が聞こえた。それが何であったのかは覚えていないが。

俺は夢の印象が強烈で、翌日はほとんど誰とも話さなかった。まわりが大はしゃぎ
しているのに、俺だけがめずらしく静かなので、担任の先生が体の具合を心配して
くれたほどだ。

 

夢のことは長いこと忘れていたが、後年、作家の城山三郎が自著で、太平洋戦争
末期に人間を機雷代わりに使う特攻作戦があった旨を書いているのを読んだ。
この特攻作戦の兵士の装備が、俺が夢に見たのとほぼ同じだった。
もっとも、この部隊が訓練していたのは神奈川県の横須賀で、俺が行った
「臨海教室」は千葉県の○○だから、場所はちがっている。
横須賀から東京湾の底をあるいて千葉まで来たって事もないだろうが・・。

『切ない霊体験』

もう2年以上前の話だけど当時自分は東京からアチコチの地方に出張に出かけて
ました。出張といっても、1~2週間程度でビジネスホテルやら旅館を転々と
泊まり歩いてた頃の話です

東北のある地方都市の旅館に宿泊した時の体験ですが、それまで自分は、いわゆる
幽霊とかそういうものを全然信じたりするタイプの人間ではなかったのですが、
あの体験以来!少しですが、信じるようになりました。

最初に断っておきますが、あまり怖い話じゃないです。

その旅館に泊まったときは約2週間くらい仕事で滞在する予定で、出かけました
少し古いけど、中は新しく自分のような出張組みが何組か泊まっていました。
料金はすごく安かったけど家族の方がとても気さくで非常に良くしてくれたので
自分の中では「こういうアットホームな雰囲気の旅館もいいなぁ」とか
勝手に思ってしまった程です

まぁこれには訳があったのですが・・・・・・

そこの旅館の家族は、おじいちゃん おばあちゃん 旦那さん 奥さんと高校生
くらいの娘さんで経営してて泊まった一の日目から、ご家族の方々と挨拶をしました

一家全員で家業に専念してる訳ではなく、旦那さんはどこかに勤めてるようでした
が、何故か挨拶を交わせる常態でした
通常というか今まで宿泊した旅館では一家全員で経営してる旅館以外は、ご主人や
年頃の娘さんとかは、あまりお客の前に出て来るのって稀ですが、そこの旅館は
何故か自分の前に顔を出しますし、皆さんが気さくに声をかけてくるので
「これがこの旅館の営業スタイルなんだ」と勝手に納得してましたw
実際、小さいながらも宿泊客も多く繁盛しているようでした

宿泊して1週間が過ぎた頃、1日だけどうしても違う部屋に泊まって欲しいと
懇願されて案内された部屋が仏間でした。

自分は前述したように、幽霊とかそういうの信じないタイプなので、
仏間でも全然、違和感とかもたない人間なんで普通に快諾しました
子供の頃、両親の実家に遊びに行ったときとかも普通に仏間に泊まりましたし
田舎のもてなしで通される部屋は仏間というのが小さい頃からむ意識の内に
あったのかも知れません

布団に入り電気を消して眠ろうとしても廊下の電気があってどうも寝付けません
自分の足の方に障子の扉があるのですが、一部、素ガラスなので廊下が見えます
寝付くまで色々なこと考えてました。仕事のこと、彼女のこと、これからの自分
ホント取り留めのないようなことを考えてたと思います

どれくらい時間が経ったでしょうか、ふと足元の廊下に目をやると、ガラスが微妙に
反射して、白い煙のようなものが動いてるような気がします

「えっ火事?」自分は反射の先が仏壇なので、線香とか消し忘れたのかと思い
振り向こうとしましたが、体が動きません
視線はガラスを直視したままです。その白い煙のようなものは、だんだん人の形になっていきます。映画のリングの貞子のように仏壇からゆっくりと這い出してきました

「うわぁ~~~~」自分では絶叫したつもりでしたが、声になりません
視線は固定されたままですので女性の顔を見ることはできませんでしたが、顔に
長い髪の毛があたる感触がしました。
彼女はゆっくりと旋回しとうとう、自分の視界に顔が入ってきました。
「????あれこの人?」不思議と恐怖はありませんでした。
むしろ「どこかで会ったような?」という感情があり時間にして一分くらいは、こちらが金縛りにも関らず見つめてしまいました。(笑)その間、彼女はずーと微笑んでいました
が少し寂しそうな顔をするとまた煙のように消えてしまいました。

次の日、自分の疑問は旅館の娘さんを見て氷解しました。似ている!
女将さんに朝食のとき、なんとなく訊ねてみました。娘さんにお姉さんいますかってね
そしたら何かを悟ったらしく、逆に質問されたので夕べの出来事を全て話しました
そしたらボロボロと泣きながら6年前に事故で亡くした娘がいる事を話してくれました
なんでも娘さんは結婚が決まってた相手がいたらしく、それが俺にそっくりで俺が
泊まりに来たときは家族揃ってびっくりしたらしい
両家公認で家族ぐるみで付き合っていたらしいけど娘さんが不慮の交通事故で他界
フィアンセの落胆ぶりと家族の落胆は大きかったらしいがタマタマ俺が泊まりに来たら
一瞬だけど家族も姉さんが生きてた日々を思い出してすごく良かったと女将さんに
言われて俺も思わず貰い泣きしてしまった。あとで遺影の飾ってある部屋に案内され
たとき、そこには夕べと変わらない微笑のやさしい娘さんの写真があった。
また目頭が熱くなった。

 

『待ってるからね・・』

職場の先輩から聞いた話。

先輩(以下Tさん)が高校生の頃、近所にあった顔なじみのペットショップに、当時飼っていた犬の大好物のドッグフードを買いに行ったときのこと。
Tさんは向かう直前にペットショップに電話をし、そのドッグフードがまだ店頭にあるかを確かめたうえで向かったという。
さて、そこに着いてみると、なんとシャッターが閉まっている。
臨時休業か?と思ったがさっきの電話では、
『じゃ、Tくん、待ってるからね』とおなじみの店長の声を聞いたばかり。
おかしいと思いながらTさんがシャッターの前に立っていると、たまたまジョギングしていたおじさんが声をかけてきたそうだ。
『どうしたの?』と聞かれ、『いや、さっきここに電話して、今着いたんですけどなぜかシャッターが閉まってるんですよ』
するとおじさんは、『あれ?ここ10日以上シャッター閉まったままだよ?店長さん電話とったの?人のいる様子はなかったんだけどなぁ』
と言われTさんはえっ?と思った。
が、よく考えてみると本当に人のいる気配がない。いろんな動物の鳴き声がするはずのペットショップから音が全く聞こえてこないのだ。
ただならぬものを感じた二人は警察に通報した。すぐにパトカーと救急車が到着し、裏口の鍵をこじ開けて中に入っていったそうだ。
するとなんと中には、鈍器のようなもので頭を割られ息絶ええている店長と、胸に包丁が突き立てられた奥さんと娘の遺体、さらにそれ以降世話されなかった動物たちの死体がものすごい異臭を放ち、まさに地獄絵図だったらしい。
検死の結果、死後2週間ほど経っており、おそらく強盗に襲われ殺されたのではないかということらしい。
それを警察から聞かされて激しく鬱になったそうだ。

最後にTさんは独り言のようにつぶやいた。『もしかしたら、店長は俺に早く見つけてほしくて“待ってるからね”って言ったのかな』と。
残念ながら、犯人は未だに捕まっていないそうだ。

 

『座敷女』

一昨年まで、東京の三鷹に住んでた。

アパートの俺の部屋に朝4時頃になると必ず誰か来て、郵便受けにバーナーかなんかで焼いた様な10円が入れられた。

気になって、入れる瞬間を誰がやってんのか見てやろうと思って、夜中に覗き穴を覗いた。

すると急に覗き穴の視界の下から、ニュッと座敷女みたいな奴が出て来て、ゲラゲラ笑い出した。怖くて絶叫しちゃった。

警察に言ったけど、相手してくれんかったね。10円は15枚になったけど捨てたわ。

何時の間にか来なくなったけどねぇ。あの眉毛が薄く目の離れた、歯並びの悪い顔を思い出すと怖いわ。

まぁその話は他にも色々続きがあるけど、

最初に気付いた時は3枚。大して気にしなかった。
4枚目が来た日に、夜中に外から子守歌みたいなが聞こえてきて、
(毎日歌詞が違ったから、たぶん女の妄想歌。鳥にさらわれるとか、尋常じゃない歌)
カチャッて郵便受けから音がした。

大して気にせず寝て、次の日起きたら4枚目の焦げた10円。んで5枚目の時は、おみくじに包まれて来た。

6枚目は髪の毛4本くらい縛ってあって、そろそろ俺も不気味に思ってきたんです。

絶叫した後、警察に電話しようと思って電話の所行こうとしたら、郵便受けに両手の指突っ込んできて、引っ張ってるわけ。ますます怖くなった。

そして受話器を取った瞬間に、郵便受けの開いた所からまたワケわかんない歌を絶叫された。
(山が割れて、天狗が来て、みんなさらわれた…みたいなイカれた歌)

そこであまりのうるささに気付いた、仲のいい隣の人から携帯に電話が来た。「どうした?」って聞かれて、一部始終を話したら、隣の人が警察を呼んでくれる事になりました。

警察が来るって言う安心感から強気になって、「てめぇ、一体何なんだ消えれ!」つってドア蹴った。

すると号泣しだして、ドアを傘か何かでバシバシ殴って来た。いい加減に堪忍袋の緒が切れた俺は、バット持って出て行った。

ソイツは泣き笑いの顔で、血が出る程(実際出てた)顔や腕をかきむしりながら歯を食い縛って、「またいっしょだねぇ」って一言だけ呟いて逃げた。

次の日に郵便受けを見たら、切られた猫のしっぽが入れられてた。見つけてすぐ吐いてしまった。

それからは来なくなったけど、隣の人も今までそんな事無かったって言ってたし、俺もソイツに覚えが無い。一体何だったんだか。

 

『流れる血』

数年前、俺が住んでいた団地は自殺の名所になっていた。 500m先には同じくらいの高さの団地もあるのだが、
そこの住民までわざわざ飛び降りに来るくらいだった。
子供の頃からずっとそこに住んでいた俺は、飛び降り死体なんて何人も見ていたし、「また自殺があった」と聞けば
死体を見に走っていくこともよくあった。 血溜りの中に浮かぶ脳ミソが意外なほど白かったのを今でも覚えている。
今思えば嫌な子供時代だ。
一時期に比べれば飛び降りも少なくなっていた高校時代に、俺は遂に決定的瞬間に立ち会う事になった。
出掛けようと団地の玄関から外に出て少し歩いた時、ふいに背後で「ゴッ」と何がブロックでも倒れたような音がした。
何だろうと振り返った俺が見たものは、人間だった。

最初ソレを見たとき、俺はただ単に貧血か何かで人が倒れているだけだと思った。-俺がいままで見てきた死体は皆
頭が割れていたり、下半身が変な風に曲がっていたり、何か決定的に「死」を連想させる姿をしていたからだ-
しかし近づいてよく見ているとソレはもう死んでいた。
恐らく屋上からでは無く、4~5階程度の低い所から落ちたのだろう。 死体は割と綺麗だった。 ただ頭と耳から血
を流していた。
しばらく眺めてから、俺は近くの派出所に向かった。
そしてその死体はすぐに警官たちによって青いシートをかけられ隠された。

その日の夜、俺は金縛りにあった。

 

金縛りには “霊的なもの” と “そうじゃないもの” の2種類ある。
後者は体の疲れ等からくるもので、頭は覚醒しているのだが体が覚醒していない為に動けない、とかそんなだったと思
う。 その金縛りならそれまで何度もあった。 だが、その日だけは様子が違った。
夜中に目が覚めた俺は体が動かない事に気付いたが、どうせいつもの金縛りだろうと思った。 しかし何かが違う。
何かおかしな空気というか雰囲気というか、とにかく違和感を感じた。 そしてだんだんと意識がハッキリしてくると、
背後に誰かが立っているのに気が付いた。 いや見えないから “感じた” というのが正しいか。
俺はいつも仰向けでは無く横向きに、猫のように丸まって寝ているのだが、その背後に誰かが居るのである。
俺の背後は開けっ放しの扉になっていて、その向こうの部屋はリビングになっている。 両親の部屋からトイレに行こ
うと思ったら必ず通る部屋なので、最初はトイレに行ったついでに親父がこっちを見ているのかと思った。
だがそれにしてはおかしい。 もう何分もその誰かは俺の背後に居て、俺を見続けている。 近付いてくるでもなく、
話しかけてくるでもなく、ただじっとコッチを睨んでいる。 ”殺気” というのはあーいうのを言うのかな。
そんな状態がどれだけ続いただろうか……俺は意識を失っていた。

朝。 目が覚めた俺は昨夜の事を振り返り、そして自分の体に何も異常が無い事に安堵し、顔を洗ってサッパリしよう
と洗面所に向かった。
冷たい水で顔を洗ってたらある事に気が付いた。 排水口に流れていく水の色が若干赤い事に。 怖かった。
俺はよく鼻血を出していたので、顔を洗っている時に鼻を刺激して鼻血が出たんだろうと思った。 思い込もうとした。
でも、怖くて顔を上げることができない。 顔をあげて鏡を見るのが怖かった。 だから俺は顔を上げず、タオルで乱暴
に顔を拭って洗面所を出た。 急いで洗面所を出て母親とぶつかりそうになり、その母の俺を見る目で、何となく自分の
状況を理解した。
洗面所に戻り鏡を見た俺は、頭と耳から血が垂れていた。

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