都市伝説まとめ『ゆきだるま』『人形地獄』など 全10話【4】|オカルト・怖い話・不思議な話

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都市伝説まとめ『ゆきだるま』『人形地獄』など 全10話【4】|オカルト・怖い話・不思議な話 オカルト
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都市伝説まとめ – オカルト・怖い話・不思議な話【4】

 

呼ぶ声

F県の山頂の神社床下に人骨らしい物があるのを登山者2人が見つけた。
F県の署員が捜索したところ、白骨化した遺体だった
遺体は30~60歳、身長155~160センチの男性。寝袋に入った状態で、黒色防寒具やジャンパー、セーター、ズボンを着てカメラや鞄を持っていた

周囲には酒の空き瓶や缶詰の空き缶などが散乱。死後推定二十数年。外傷は認められず、死因は不明だが、同署は事件事故の両面で身元などの捜査をしている

神社の床下に二十数年……
山頂にある神社だったので普通はお参りするだけで、床下をしげしげと見たりはしないだろう
発見した登山者は、お参りをしていると誰かに呼ばれたような気がして神社の下を覗いてみたという

 

絵の裏の御札

怪奇体験を紹介するバラエティ番組などでタレントがしたり顔でこんな話を紹介することがある。

「ホテルに泊まったりすると、たいてい絵が飾ってたりするでしょ。
あの絵がくせ者なんだよね。
絵の裏にね、御札が貼ってあったりするんだよね。(観客から「ひゃあ~~~」という声)
そういう部屋って、当然あやしいわけ。
絵の裏とは限らないけどね。
ベッドの下、ベッドと壁の間、テーブルの裏側、とかね」

ちょっと年季の入ったホラーマニアなら、
「今さらこんなことを秘密めかして言うんじゃねえよ」
などと思ってしまうが、それなりに怖がる人がいるのを見ると、やはりいまだ有効な言い伝えなのかも知れない。

そこで、ちょっとしたいたずらを思いついた。

何度か利用しているホテルに行き、部屋の中にある絵の裏に、適当な厄よけの御札を貼ってくるのだ。
どこかで話題になればよし、ならなくても、勘違いして怖がる客が何人かいるかも知れない。
何もなかったとしても、厄よけの御札だけの出費だ。

さっそくチェックイン。
部屋に入って……絵があった。
どうということのない風景画だ。
裏返し、持参した御札を貼り付ける。

ぷぷっ。(*^m^*)

1ヶ月ほど過ぎた頃、再びそのホテルを予約した。
前回と同じ部屋を指定すると、
予約係が、「は?」と、不審気な声を発した。
そりゃそうだろう。普通、部屋番号を指定して予約する客は少ない。
それとも……いたずらの効果が出ているのだろうか?

ぷぷっ。(*^m^*)

宿泊当日。
キーを受け取り、部屋へ向かう。
ホテルマンたちが妙な目つきでこちらを見ていたが、気のせいか?

部屋の中は、前に泊まったときと、何も変わりはなかった。
絵も、同じ物が掛かったままだ。
裏返してみる。
御札も、そのままだった。

結局、何もなかったわけか。
思った通りの結果とはいえ、いささか拍子抜けした。
このままにしておいても仕方ないので、御札をはがす。
くしゃくしゃに丸めて、くずかごに放り込んだ
ガサ
すぐ背後で、何か物音がした。
誰かの気配。いや……何かの。
はあっ はあっ はあっ
首筋に、息がかかる
肩に、手が置かれた

ゆきだるま

「K君。お母さん、ちょっと買い物に行って来るからー」

返ってきたのは、生返事だ。まあ無理もない。
昨日から降り続いた雪は、遊びには十分すぎるほど積もった。
パパが朝作ってくれた雪だるまに、K君は夢中なのだ。
しかし。
と、若い母親は空を見上げて思う。
今日はけっこう気温が高くなりそうだ。
せっかくの雪だるまも、夕方までは持たないだろう。
K君はがっかりするだろうけれど、仕方ない。
お菓子でも買ってきてやろう。
「行って来るからねー」
もう1度声をかけたが、庭の隅にでんと置かれた雪だるまにむかったまま、
「うーん」
と、やはり生返事。
ふふっ、と小さく笑って、母親は買い物に出かけた。

Kくんはゆきだるまさんのあたまやからだをペタペタとたたく。
ごきげんなのだ
「ゆきだるまさんはちゅめたいねー♪」
いつもママがしてくれるように、ゆきだるまさんのアタマを
りょうほうのてのひらではさむ
「ゆきだるまさんは、おともだちー」
すぐにたえきれなくなってしまって、ズボンにてのひらをこすりつける
「Kくん」
Kくんの、てのひらをこすりつけるうごきがとまる。
かおをあげ、ふしぎそうにキョロキョロする。
「Kくん」
やっぱりKくんをよぶこえがきこえて、Kくんはゆきだるまさんをみた。
「ゆきだるまさん?」
「Kくん、こんにちは」
「……こんにちは」
ゆきだるまさんがこえをかけてきたので、Kくんはビックリだ。
「Kくん、ぼくにさわってつめたくないの?」
「つめたいけど、ゆきだるまさん、すきだよ。ずっといてね♪」
「……ありがとう。でもね、ぼくはもうすぐとけちゃうんだよ」
「どうしてとけちゃうの? ずっといてくれないの?」
「だって、ぼくはゆきでできてるから。ごめんね」
「やだ。ずっといてよ」
「……Kくんがてつだってくれたら、ぼくはとけなくなれるんだけど」
「うん、いいよー。どうするの?」
「それじゃあ……」
そういうと、ゆきだるまさんはKくんにのしかかってきた。
Kくんは、「……あれ?」とおもったが、もうなにもみえなくなった。

ついあれこれと買い込んでしまい、思いのほか時間がかかってしまった。
チョコで機嫌が直ればいいのだが。
庭にK君の姿はなかった。
雪だるまに飽きたのか……そう思った時、庭を見た時の違和感の原因が分かった。
雪だるまがない。
溶けるにしては早すぎるようだが……まあ、そんなものなのかも知れない
「ただいま、Kちゃん。……あらっ!」
玄関に入って、思わず声を上げてしまった。
玄関の上がり口に、K君の服が脱ぎっぱなしになっている。
しかも、水浸しだ。バケツでもひっくり返したように、廊下に水がたまっている。
雪遊びでびしょびしょになったのだろう。困った子だ。
濡れないように注意して上がる
「K君ー。ちゃんと着替えたのー? 身体フキフキしたー?」
キッチンやリビングをのぞくが、息子の姿はない
「K君ー、どこなのー。……ひやっ!」
ビックリして、思わず声を上げた。
足が濡れた感覚に、視線を落とす。
廊下の水が流れてきたのだ。
びしょ濡れになったK君の服から、水が流れ出してくる。
水だけではない。
流れてくる水の中に、ピンポン玉が2つ、転がっている。
ピンポン玉? ……否。
眼球だ。
水は、流れているのではない。
自分に向かって来ているのだ。
「水」が聞き慣れた声で、話しかけてきた
「ママ。。。」

 

人形地獄

なあ、酒くれよー。
ちょっとひっかけりゃ、舌も動きやすくなるってもんじゃねえか。
……だめってか。
ちっ。けちくさい連中だぜ。
だからよお。俺にグダグダ訊くより、あのくそったれアマに訊けっつってんだろうが!
ああ。女房だよ。
あのアマのせいなんだからよお。

酒くれよ。だめ?

だいたい、あいつが人形ばかり集めるのが悪いんだって。
おかしいんだって。キ○ガイじみてるぜ。普通じゃねえよ。
集めりゃいいってもんじゃねえだろう。
10コや20コじゃねえんだぜ。
家の中、部屋中だぜ、部屋中!
どの部屋に入っても、まわりすべて、人形だ。
あいつは人形だったらなんでもいいんだ。
どんな人形でも、目に付いたら手に入れて来やがる。

……あ?
おう、あの日のことだろ。話してやらあ。
聞けば、あいつのせいってわかるからよお。
第一、あいつは今、どっかに消えちまってるんだぜ?
そっちを探すのが筋ってもんじゃねえか。
なあ、酒くれよ。

俺はもともと、人形が大っ嫌いでよお。
気味悪いじゃねえか。
ぽかんとした目でこっちを見てやがる。
あ? あの日のこと? わかってるって。
とにかく、俺は人形が大嫌いだってことさ。
おうよ。あの日も飲んでたさ。
酔ってねえって。
一升ぐらいで酔っぱらうような素人じゃねえよ。
そのぐらい飲まねえと、しゃっきりしねえんだ。
とにかくよお、帰ってきたらよお、相変わらず家の中は人形だらけでよ。
それだけでも頭がおかしくなりそうなところへ持ってきてよ、
ガキが寝てる部屋に入ったらよお、ふざけたことしてやがってな。
……おう。
ガキがいるんだ。6ヶ月……だったかな。
なんとなくできちまったガキでよ。
まあいいやな。いつもガキを寝かせてる布団を見たらよ。
驚いたぜ。
……なんつーんだ? キューピー……人形か?
あれを布団に寝かせてやがんの。
思ったね。
この女、とうとうモノホンのキ印になりやがったってな。
それ見てよ、俺も切れちまってよ。
キューピーの足つかんでな。振り回してやったんでえ。
そしたらよ、あいつが、なんかわけのわからないことをわめきながら、
俺に殴りかかって来やがってよお。
だから俺も殴り返してよ。近くにあった灰皿つかんでな。
「せいとうぼーえい」っつーんだろ? いいんだろ? 殴り返してもよ。
ま、何もなくても、あのアマをよく殴ってたっけか。
ヒャハハハハハ。
ん。一発食らわしてやったら、あいつは静かになったんでよ。
転がってたキューピーの足をもっぺんつかんでな、壁に叩きつけてやったのよ。
けっこう重いもんなんだな、キューピーってよ。
があん、とか音立ててな。頭が砕けたぜ。
ざまみろってもんだ。

んで、ちっと気が治まってよ。あいつがどこにいるか見たらよ。
……いねえのよ。どこにも。
おうよ。消えちまったのよ。
その代わりにな、何があったと思う。
キューピーのときよりも驚いたな。
マネキンよ。
おう。マネキン人形が寝っ転がってやがんのよ。
何もよりによって、マネキンまで集めるかあ?
な? これだけ見ても、あの女の方がおかしいって、わかるだろ。

……で、そのマネキン見てたら、またむかついてきてな。
このくそったれマネキンもぶっ壊してやろうと思ってな。
ヒャーッハッハッハッハッハ。
ま、何もノコギリまで持ち出すこたあなかったか。
手も足も、おう、もちろん頭もぶった切ってな。
それから……胴体の中の「詰め物」もぶちまけてやったぜ。
すっとした。
……あ? マネキンに「詰め物」があるか、だと?
ああ。そういや、そうだな。
そんなのもあるんじゃねえのか?

……これで話は全部終わりよ。
マネキンをぶっ壊したところで、あんたらが入ってきてよ。
俺をここに放り込んだんじゃねえか。
わかっただろ。
俺に説明させてる場合じゃねえって。
あのアマを見つければ、万事オーケーなんだって。
あの人形キ○ガイのアマが、みいんな悪いんだって。
俺は何もしてねえって、わかんねえのかよ!

だからよお。酒くれよ。酒え!

 

ビジネスホテル

北九州・小倉。駅から徒歩5分ほど、非常に高い料金の公衆浴場が密集したところがある。
その中に、10階建てぐらいの、けっこう大きなビジネスホテルがある。
いろんな意味で便利なので、いつもそこに宿泊している。

数年前のこと。
夜中、何かざわついた声が聞こえたような気がして、ふっと目覚めた。
廊下で誰かがしゃべっているような雰囲気。
「うっせーなあ……」
ビジネスで利用する中年オヤジが多いホテルなので、酔っぱらいかと思ったのだ。
だが、聞くともなく聞いているうちに、酔っぱらいがわめいているのとは違うように思えてきた。
何か、ちゃんとしたことを話しているようだ。
安い宿なので、部屋の中から廊下を見られるようなレンズはない。
ベッドを出て、ドアに近づいて聞き耳を立てる。
「……昨今の政治情勢は、きわめて憂慮すべき状態で、現政権における指導力の無さは……」
なんだ、これは?
新聞の政治欄を朗読でもしてるのか?
どこかの部屋からTVの声が漏れ聞こえてくるのではない。
確かに、廊下で話している。
やがて、その声がだんだん大きくなってきた
「一方、野党側の弱体化も目をおおわしむるものがあり、単なる権力争いに堕落し」
声は大きいのだが、トーンは平静のままである。選挙演説のような叫びではない。
TVの政治解説者の話し方で、ボリュームを最高に上げたような感じである。
ドアに耳をくっつけるまでもなく、いやでも聞こえてくる。
ここにいたってやっと、
「廊下にいるのはアブナイ人間だ……」
と確信した。
そのとき、ドアのノブが「ガチャリ」と音を立てた。
心臓が飛び上がった。
「この部屋に入ろうとしている!」
ドアはオートロックである。そう簡単に入ることはできないが……
数回ガチャガチャと回して、すぐに止んだ。
ほっとした次の瞬間、
「どん!」
とドアに体当たりしてきた。
「おい、冗談じゃないぞー!」
「どん!」
「どん!」
「どん!」
体当たりのたびに、少しずつ少しずつドアの隙間が大きくなってきた。
オートロックの他に、いつも用心のために掛け金をしているが、それもだんだん歪んできているようだ。
「外交問題も山積している状態で、国内のつまらないことに汲々としているような有様では」
体当たりしている間も、例の政治解説は続いている。どう考えても、異常だ
「どん!」
「どん!」
「どん!」
ドアが、10センチもの隙間があくような状態になってきた。
私はもう、ただ呆然とそれを見つめることしかできなかった

私はベッドから体を起こした
心臓がバクバク言っている。
真夜中の、ホテルの部屋だ。
「ゆめ……?」
夢だったのか……?
だって、さっき確かに起きあがって、ドアのところまで行ったじゃないか……
震えが止まらない身体をむち打ち、ドアのところまで行く。
掛け金も、蝶番も、異常ない。
おそるおそるドアを開け、左右に延びる廊下を見る。
誰もいない
普通の、真夜中のホテルの廊下であった

オレがいる

道を歩いていたら、とんでもないやつに出会った。
誰だと思う。
……オレだ。
このオレと全く同じ服装/姿形をしたやつが、道の向こうから歩いてきたのだ。
オレも驚いたが、むこうも驚いたらしい。
ギョッとした顔をして、回れ右をして走っていった。
……こんな話を聞いたことがある。
自分と全く同じ姿をしたやつを見ると、間もなく死ぬ、というのだ。
オレが死ぬってのか? 冗談じゃないぞ。
とにかく、ぶらついている場合ではないな。家に戻ろう。
玄関を開けたとき、いやな気分になった。
玄関に脱ぎ捨てられた靴に、見覚えがある。
オレは自分の足元を見た。……同じ靴だった。
どたどたと足音が聞こえ、オレは顔を上げた。
そいつと、至近距離で、向かい合う形になった。
「うわああああああああああっ!」
叫び声を上げて、オレは家を飛び出した

……どこをどう走り、動いたか、もはや記憶にはない。
とにかく、やつと逢わないことだけを考え、安ホテルを泊まり歩いた。
はっと気づくと、いつしか家の近くに来ていた。
あまりいい気持ちではなかったが、家の様子を確認することにした。
おい、ちょっと待て、なんだあれは。
なんで葬式をやっているんだ。誰が死んだ!
思わず、走り出していた。
参列客がオレを見て何かわめいたが、耳に入らなかった。

祭壇の写真はオレだった

参列客の、恐怖に引きつった視線を浴びながら、オレは納得していた。
化け物は、やつじゃなくて……そうか、だから、やつが死んだのか。
とすると、もうオレは存在する必要はないわけだな
消えるとしよう

 

さめない夢

「奥さんの場合、御主人に対する潜在的な不満がおありのようですね」

「別に、そんなのありません。私たち、うまくいってます」

「いえいえ、具体的にどうとか言っているわけではないのです。
単純に、もっと甘えたいとか、そういうことも含めての話です」

妙に耳のとがった、神経科医はそう言った。

「そこでですね。思い切ったことをやってみるのです。常識では、とうてい考えられないようなことを」

「何をするんですか……?」

耳のとがった神経科医は、にんまりと笑った。

……そして今、私は神経科医の言ったことを行おうとしている。

神経科医は、夫を殺せと言った。……ただし、「夢」の中で。

「あなたが御主人を殺したいというわけではありません。
いわばこれは、現実における不満の、「ガス抜き」なのですよ」

「夢」の中でベッドから抜け出した私は、台所に向かい、包丁を手に取った。
寝室に戻る。夫は、気楽な寝顔で、いびきをかいている。
包丁を両手で握りなおし、体重をかけて、倒れ込むように突き刺した。

刺さったのは、首筋だった。

噴水のように、赤くて熱いものが吹き出し、私の顔にかかった。
「夢」でも赤いとわかるのか。熱いと感じるのか。……不思議だ。
包丁を引き抜いては突き刺す行為を、何回か繰り返した。
赤くて熱いものは吹き出さなくなり、もがいていた夫も動かなくなった。
ベッドの横にへたり込んで私がぼうっとしていると、
いつの間にか、制服を着た人がやってきていて、私を車に乗せて、家から連れ出した。
白衣を着た人にいろいろ訊かれたので、耳のとがった神経科医に言われたことを正直に話した。
白衣を着た人は優しい顔でうなずいていたので、すぐに家に返してくれるのかと思ったが、何もない部屋に入れられてしまった。
そう言えば、白衣を着た人の横に、あの耳のとがった神経科医もいたのに、にやにや笑うだけで、何も言ってくれなかった。
それにしても、長い「夢」だ。いつになったら、覚めるのだろうか。
笑ったら目が覚めるかも知れないと思い、私は大声でゲラゲラと笑った。

 

集中治療室 (ヒロミ談)

タレントとして有名なヒロミは芸能界に入る前は日産自動車の販売会社で1年ほどセールスマンを経験しており、しゃべりを駆使して営業成績はトップクラスであったという。そのころに自動車の事故で大怪我(内臓破裂)をしたことから「好きなことをしよう」と、以前から思い馳せていた芸能界入りを心に決めたという。生死の境をさ迷っていた病院の集中治療室で、入室するには全身白衣、滅菌帽、手袋、マスク着用が必要であるのに、普段着でいる数人の人影を見て不思議だと思ったらしい。元気になった後で看護婦に事情を聞いたところ、上記の衣装を着ない普通の“人間”は絶対入室出来ないと言われて、自分がソッチの世界に行きかけていたので見えたのだろうと、『笑っていいとも!増刊号』(フジテレビ)で述べている

 

黒い影

母の同僚のNさんと言う方の体験談です。
彼女Nさんが学生だった時代、学校をサボって5・6人くらいの仲間と山道のような人気の無い場所で騒いでいたら、
仲間の1人が遠くの方の電柱を指差して「あれは何だ?」と。
その仲間の指差した方を見ると、上半身だけの黒い人型の影がNさん達の方を向いてクネクネと体を動かしていたそうです。
Nさんは一瞬見てすぐに目を逸らしたそうなのですが、その場の全員が「やばい!!」と騒ぎ始めて急いでその場を離れようとしました。
ですが、Nさんのバイクだけエンジンがかからず(ただ、焦っていたせいなのですが)
背後にクネクネ動く[何か]の存在を感じながらなんとかバイクのエンジンをかけその場を逃げ出しました。

NさんはPCオンチですし、怖い話もどちらかと言うと好きじゃないほうなので、
まさかネットから知っては無いはずです。
そして、その話を聞いた後、母に「まさか、この中のメンバーが頭おかしくなったりしてないよね?」
と半分冗談で聞いてみたら、1人は急に首つって自殺してしまったそうで、
また1人は妊娠した事を家族には告げず自宅のベランダで出産して放置。
死んだ赤ちゃんの傍で笑い続けている所を家族に発見されそのまま精神病院に入院したそうです

 

記念撮影

時刻は午前0時ちょっと過ぎ。
4人の若者を乗せた1台の車が、カーブのキツい山道を走っていた。この道の先には“出る”と噂されるトンネルが
口を開いて待っていた。でもこの道以外、彼らが家に帰れる道はない。そのうちの一人が怖いもの見たさで、
「せっかく来たんだから、写真でも撮っていかないか?」
と言い出した、渋る奴もいたが、皆でその余興にのった。
トンネルの前で撮影し、再び車に乗り込む。まだ先は長い。皆早く帰りたかった。が、運転席に座る若者が
車を発進させようとしない。後部座席の3人は運転席の若者に向かって、
「どうしたんだよ、早く帰ろうぜ」
と急かした。すると若者は泣きそうな顔でこう言った。
「…オレの足元見てくれ、たっ…頼む」
彼らが運転席の足元を覗き込むと、車の床からにょっきり生えた、筋張った2本の手が、運転席の若者の足を
掴んでいたのだ。手の甲には青筋が浮かび、若者の足に食い込んでいる、
驚いた3人は若者一人を車内に残し、車から転がり降りてもと来た道を闇雲に走った。
1時間ほど後に、3人はトンネルの前に1人残した友人のもとへ戻った。だが、そこには車そのものがなかった。
もちろん運転席の若者も車ごと姿を消していた。徒歩で峠を下った3人は捜索願を出し、山狩りもされたが、今
もって若者の行方はわからない。

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