『夢にでる建物』短編4話|夢にまつわる不思議な話・奇妙な体験まとめ

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『夢にでる建物』短編4話|夢にまつわる不思議な話・奇妙な体験まとめ 不思議な話
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見た事ある風景

高校の修学旅行の時、京都だったんだけど、自由行動で町の中へ行った時突然友達の一人が、「ここ前に夢で見た事ある風景だ」と言い出した。
面白がって、みんな口々に、前に来た事あるんじゃない?。
テレビでみたとか?とからかっていたが、突然立ち止まり「ここ曲がると、お茶やさんで次がお土産やさん・・・・」まさかと思ったが、面白そうだと行って見た。
曲がる前に言っていたその光景がずう~とつずいていた。
もちろんその子はその後も「ここ曲がると、・・」と・・・当たっていた。

 

カウンタックの夢

スーパーカーブームの頃のことです。
次の日が日曜日ということで、私は前日に松本くんの家に遊びにいく約束をしていました。
その晩、私は、次の日がよほど楽しみだったのか、松本くんとまっしろいカウンタックに乗って、学校前の道路をドライブする夢を見たのです。

次の日、松本くんの家にいくと、部屋の壁には、前日の夢とおなじ
真っ白のカウンタックのポスターが。
私が、「あ、きのうこれに乗ってドライブする夢みたよ」というと、
松本くんが「え?俺も...」と。
なんか、意味も無く怖くなってしまい、家の中にはいられず、外で遊んだ記憶があります。

 

夢で見た場所

ちょっと暗い1Fからエスカレータで2Fに上がるといきなり広々とした空間。
明るい。
大きなビルのようだがその階にはほとんどなにもないコンコースのようだった。
夢はそこで終わり。

先日、東京ビッグサイトのイベントに行って来たのだが、初めて行く場所で勝手がわからない。
東京駅八重洲口から都営バスに乗って、着いたところから友人と待ち合わせの場所に向かう。

ひっそりとした場所にあったエスカレータに乗って2Fにあがっていくとそこは……夢で見た場所。

久しぶりに出会った予知夢だった。

 

夢にでる建物

A君はよく同じ夢を見る。
それはたわいもない。平凡な夢。
どこか分からない見たことも無い街。
しかし夢の中のA君は場所を知っているように先へと進む。
とある建物に辿り付いた所で目がさめる。
そんな夢を何度も見る。

やがて高校に入り、自宅を出て寮ずまいとなる。
寮の部屋に荷物を一通り置き、その辺の地理を確認するためにちょいと散歩へと出かける。
初めて来る土地なのにやけに見覚えがある。
そう、夢で何度も見た風景そのものだったのだ。
夢の中で進んだ通りに、先へ先へと進む。
やがて見えてきた一つの建物。それはまぎれもなく夢で最後に見る建物であった。
夢の中では分からなかったが、それは良く見るとビルであった。
惹かれるようにビルの中に入ると、部屋の一室から出てくる壮年のおじさんが居た。
そのまま無視して通り過ぎようと考えてると、そのおじさんが一言漏らした。

「やぁ。また君か」

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