【時空の歪み】『時空トンネル』など短編5話 – 時空にまつわる不思議な体験

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【時空の歪み】『時空トンネル』など短編5話 - 時空にまつわる不思議な体験 不思議な話
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あったはずの建物がない、気がついたら遠くの見知らぬ地にいたなど時空の歪みとしか思えないような不思議な体験談を読みやすくまとめて掲載しています。

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時空にまつわる不思議な体験 短編5話

 

時空トンネル

幼稚園くらいの頃、私と姉と隣の家の子とでよく遊んでたんだけど、そのときに不思議な通路を使っていた。
それは兄の部屋のクローゼットの中にたまに突然現れて、いつも一本道なんだけど何故か和室の押し入れか屋根裏部屋のどちらかにに続いていた。
子供がはいはいで通れるくらいのすごく狭い道で、ライトも無いのにほんわかオレンジ色で明るい。
狭いといっても圧迫感はなかったと思う。
それでも閉所暗所恐怖症だった私が怖がらずにそんな所に入っていたのが信じられない。
この通路も小学校に上がってからは殆ど現れなくなってそのうち忘れていった。

その後ひょんなことからこの事をやたら鮮明に思い出して、掃除をすると言っていた母と、姉と隣の家の子とクローゼットを見に行ったけど、もちろんそんな通路の入り口はなかったし、和室の押し入れ、屋根裏部屋にもそれらしきものはなかった。

私1人なら夢でもみてたんだろうと思うけど、3人とも覚えてるから不思議。

 

団地の外

小さい頃団地に住んでいた。結構大型の団地でまるで一つの町みたいだった。
小さい頃だったから余計大きく感じたんだと思う。団地の周りは大通りで
車やトラックが沢山通る。危ないので団地の外で遊ぶことは禁止されていた。
小学校1年生くらいの頃だろうか。その日もいつものように友達と遊んでいた。
その日はおままごとをした後、誰かが探検しよう、と言ったので団地のあちこちを
まわることにした。公園や小さな山、山とフェンスの間の秘密基地、駐車場のそばの
小さな広場、坂、集会所の前、いつも通りなれているせまい通り、そこを抜けると
自転車置き場のはずだった。ひょこっと顔を出した。その時ふっと排気ガスのにおいがした、そして我が耳を疑った。
車の通るやかましい音、工場から聞こえるカンカンカンという音、目の前をトラックが通る。
大きな建物が見える。
母親と買い物に行ったときに目にした景色に似ている。
ただ確実に何かがおかしい。だってあんな高いビルは団地のそばに無いはず。
ここは一体どこなんだろうか。
横から顔を出している友達も不思議そうな顔をしている。
後ろのほうにいる友達は
「どうして先に行かないの?」
といぶかしげな様子だった。
とにかく気味が悪いと言うより団地の外に出ては叱られるので引き返すことにした。
それと、なんとなく先に進んだら帰って来れないような気がした
その後のことははっきり覚えていない。きっと子供のことだから気を取り直して
すぐいつものように遊んでいたのだろう。だけど大人になって思い出すと
何とも不思議な体験だった。もう引っ越してしまって今は住んでいないが
まだ団地はあると思う。あの後何度かあの不思議な場所へ行こうと団地中を
探したけれど結局たどり着くことは無かった。

あのとき目にした、目の前に広がる黒っぽいビルとやけに晴れた空が
今でも脳裏に焼きついています。

燭台

昨日の夜の話。
私の家からバス停まで4丁分ほど歩くんだけど、住宅街にも関わらず人がいなくて、昼でも恐い。
通学時間はまぁそこそこだけど、九時とか過ぎたら異世界かってくらい静かなんだ。
二回くらい車に乗せられそうになったしww
で、昨日の十一時過ぎたか過ぎないかくらいにバス停に着いて、家までの道を歩いてた。
風の音とか、ちょっとした音にビビリながら。
でもなんか、歩道にずっと燭台みたいのが並んでた。
もちろんいつもそんなの無いよ。
掌くらいの大きさかな、その小さい燭台が足元にずらーっと。
電灯が点いてなくて、蝋燭の明かりがゆらゆらしてて、私も何がなんだかよくわからない状態で歩いてた。
何故か不思議にも思って無かったし。
半分くらいまで来た所でケータイが鳴って、「これはおかしい、いつもの道じゃない」ってハッとして振り返ったら、いつもの普通の道。
電灯も点いてて、誰もいない恐い道。
燭台はすっかり消えちゃってた。

あれは何だったんだろう…

 

ループ

小さい頃家族旅行の帰り、鳥居移転で話題になった羽田空港周辺で、いくら道を変えても何回も同じところを通ってしまい、なかなか家に帰れなかったという事がありますた。
父は田舎育ちのせいか、化かされる(?)のには慣れていたようで半分面白がっていた(父以外皆半泣き)。
凄い霧が立ち込めてましたのを覚えてます。

 

集落

俺が15年位前にに体験したマジ話。
当時宮崎の大学生で、友人4人と福岡に遊びに行って真夜中に大分~熊本の山の中を通過するコースを取ったんだけど、
凄まじい山道で片側は本当に崖になってて路面は砂利。かなり危険な道路だった。そこを通過中、一回だけ集落の様な所があって、
2軒くらいに明かりが灯っていた。助手席の奴の話では、なんか提灯みたいなものが光っていたと。

んで結局早朝に人里について、開いてた小さいパン屋さんに入ったら、「どこから来た?」みたいな話になって。
そのおばさんの話を聞いたら俺達の来た方向の山道は2年位前から通行禁止になってて通れ無いはずだと。ましてや、集落など無いと、びっくりされて。
その後4人で気づいたんだけど、夜じゅうその道を通ってきたんだけど、そんな距離があるのはおかしいよな、って。
今でも集まるとこの話をする不思議な体験でした。

夢遊病

子供の頃の話。
夜寝て、朝起きたら家から300km以上も離れた祖父母の家だった。
みんなびっくりしてたが、俺も全く記憶がなく、どうやって来たなんて分からなかった。
そして親に真剣に心配され、警察に連絡したり、病院に連れてかれたりしたが、
不審者に連れてかれた形跡もなく、ちょっとした?夢遊病ということで片付けられた。
まあ嫌な思い出だ。

>>祖父母の家に君の履いてきた靴はあったのかい?

それが、あったんだ。ちゃんと履いてきたみたいだった。
服はパジャマのままだった。でも何故か靴下は履いていた。
目が覚めた場所は居間だった。
ただ、祖父母の家に行くには電車とかバスとかをうまく乗り継いで
いかないといけないくて、計算すると始発とかに乗ってぎりぎり家に着く。
そのときの俺の知識じゃ、辿り着くのは無理だったと思う。

確かに自分で行ったんだとは思うけど、記憶が無いのが嫌だな。
今はないけど、実は子供の頃、起きたら寝たところとは別のところで
起きることが結構あったんだ。例えば、自分の部屋で寝たのに、
起きたら親の部屋だったり・・・

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