【信じようと、信じまいと】『未来を映し出す鏡』など全50話【9】ロア – 噂話集 – 嘘のような本当の話

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信じようと、信じまいと【9】全50話  ロア – 噂話

 

アメリカインディアナ州の病院に体のあちこちに大きな腫瘍を持った男の死体が運び込まれた。
医者たちがその腫瘍を切り開いてみると若い女性のものと思われる人体の一部が見つかった。
後になってわかったことだがその男は当時話題になった連続殺人犯であったという。
今のところその男がどうやって死体を処理したのかはまだ判明していない。

 

□ □ □

 

1927年のイギリスで、全ての苦しみから開放される薬を作ったと話す男がいた。
その男は広場に人を集め、自ら薬を飲むと満面の笑みで「これで私は自由だ」と叫んだ。
翌日、その男は原因不明の心停止で死亡。試しに薬を飲んだ人々も不可解な死を遂げていた。
彼の作った薬は単なる毒薬だったのか?それとも・・・。

 

□ □ □

 

イタリアのとある教会には未来を映し出す鏡がある。
この鏡の前にたつとその人は自分の三十年後の姿を見ることができるのだ。
しかし十年ほど前から鏡は人間の姿をまったく映さなくなってしまった。
鏡は壊れたのか?それとも・・・。

 

□ □ □

 

20世紀、驚異的に発達した半導体テクノロジー。
1930年代アメリカのテキサスに住む学生が墜落したUFOを発見する。
彼は好奇心からUFO内部に侵入し、墜落の衝撃で露出した基盤などを持ち帰った。
それは人間の想像を遥かに超えたオーバーテクノロジーの結集だった。
そして彼はそれを利用して一儲けすることを考える。
ちなみに、彼は墜落したUFOに名前を付けていた。「Pentium」と。

 

□ □ □

 

どうやらオカルトというのは人類の遺伝子に刻まれた文化らしい。
いつの時代、国家、集団、にもオカルト的なロアは存在している。
ある民族学者の論文によると、奇妙なことに遠く離れた文化に渡って共通に存在するロアがあると言う
そのロアとは「そこで振り返ると、死者にあの世に連れて行かれる道がある。」というものだそうだ

 

□ □ □

 

1959年の夏、アメリカ気象庁は観測用の気球を上げた。
このような観測はありふれたもので気球は3~4日するとデーターと
ともに回収される。 ところがこの気球だけは例外だった。
この気球は2年を経過した1961年9月13日パキスタンのカラチの
一郵便局員の家の屋根に落ちた。 理論的には気球がそんな長時間
飛べるわけはなかったが事実はまさにそうだった。

 

□ □ □

 

検索サイトGoogleで「階段」を検索すると何千件ものページが検索結果に表示されるが、
ときたま、たった1件しか表示されないことがある。
そのページは階段の写真がたったひとつ表示されているだけのものだという。
この階段を上がることはできないが、誰かが降りてくる可能性は否定できない。

 

□ □ □

 

怪僧ラスプーチンは1916年、貴族の一団によって殺された。
まず、彼を数人を殺せる青酸化合物入りのケーキやワインでもてなした。しかし効果無し。
ひとりが胸を銃で撃ち抜き、鉛入りの重い杖で頭を殴りつけ、その後皆で川へ放り込んだ。
発見された死体の解剖で解ったのだが、死因は溺死。

 

□ □ □

 

1854年、イギリスの静かな農村で悲劇は起こった。
農村に住んでいた12世帯、40人全員と殆ど全ての家畜が一夜にして何者かに惨殺されていたのだ。
殺害方法の極めて残忍で、全員頭を打ち砕かれ、顔も判らなくなっていた。
しかし、村長の家で飼われていた一頭の駄馬だけは、足に怪我をしているだけで無事だったという。

 

□ □ □

 

1997年、オークションサイトのイーベイに「アドルフ・ヒトラーの冷凍精子、1943年採取。DNA鑑定済み」
が出品されて話題となった。後に英国の大学生の悪ふざけと判明しこの出品に関するデータは全て
削除されたが、わずか三日間に世界中から入札が殺到し価格は1ccあたり3百万ドルに跳ね上がっていた。
最高額の入札者はブラジル国籍の某バイオ系企業だったという。

 

□ □ □

 

ある老人が、死ぬまで教会へ通っていた。
彼は毎日、「願いが叶いますように」といっていた。
ある朝、彼は目が開けられなくなったことに気がついた。
彼はのちにこう答えている。
「朝、目をあけたら世界が平和になるように祈っていたんです」

 

□ □ □

 

山形のある寒村には、「あこやおい」という儀式があった。
村のはずれにある祠に、子供を一晩縛り付けておく、というものだった。
祠が怖されて60年ほど経ち、
「あこやおい」を最後にやった老人はある学者にこう語っている。
「あこやおいはやるんもんじゃない。からだんねがにいれるものだ」

 

□ □ □

 

マジックマッシュルームは幻覚成分を含むキノコで、日本では平成14年から麻薬として禁止されている。
その前年、厚生労働省はこのキノコの危険性を調査する審議会を開いたが、その際に中毒者のほぼ
5人に1人が幻覚の中で「皺くちゃで恐ろしい形相をした小人に噛みつかれた」という症例が報告された。
彼らはそれぞれ別の病院で調査を受け、互いの幻覚の内容など知るはずもないのだが…。

 

□ □ □

 

埼玉県桶川市にある古い下水道跡。
この中に4人の若者が肝試しにいき、行方不明になった。
数日後、記憶喪失で戻ってきた1人の体には無数の虫の刺し傷があった。
その虫は、カナダとアラスカの一部にしか生息していない虫だった。
彼らはどこへいっていたのだろう

 

□ □ □

 

華やかな舞台マジックに欠かせないアシスタントの美女。だが彼女たちは単なるお飾りではない。
特別に身体の柔軟な女性が選ばれ、大道具のちょっとした死角に身を隠すことで、人体消失など
様々なトリックを可能にするのだ。60年代にラスベガスで活躍したシャーロット嬢の場合、器用に
身体を折り畳み、30センチ四方の箱の中に完全に隠れることができたという。

 

□ □ □

 

1957年、アリゾナ州のハイウェイで奇妙な事故車両が発見された。
ドライバーの遺体は骨格と内臓が抜け落ち、まるで潰れた風船のような有様だったという。
高速で衝突した場合、その衝撃で内臓が飛び出してしまうことは珍しくない。
だが検死官を悩ませたのは、肝心の「中身」がどこにも見あたらないことだった…。

 

□ □ □

 

Y子さんの大のお気に入りは、着せ替え人形の「ミミちゃん」。
リカちゃん人形よりひと回り大きく、金色の巻き毛にぱっちりした瞳のミミちゃんを、
まるで妹のような気持ちで可愛がっていたそうだ。
成長したY子さんは東京でOLになったが、お盆休みに帰省したとき、
ふと部屋にミミちゃんがいないことに気づいた。
「お母さーん、あたしのミミちゃん知らない?」
「何だいそれ?」お母さんは不思議そうに答えた。「…そういやおまえ、子どもの頃
よく一人で遊んでたけど、あれは誰と話してたんだい?」

 

□ □ □

 

1947年のアーノルド事件をきっかけに世界的な話題となったUFO現象だが、
実はその遙か以前、19世紀にも全米各地で「謎の飛行物体」が目撃されていた。
ただしその「物体」は円盤でも光る球体でもなく、当時まだ存在していないはずの
プロペラ飛行機に酷似していたという…。

 

□ □ □

 

「アイソレーションタンク」をご存知だろうか?
食塩水に満たされたタンクに浸かり、外部の音や光を遮断すると、まるで太古の海を漂い
己が「無」に還ったような深いリラクゼーションが得られるという。
とある会員制サロンで体験できるが、その際に必ず「タンク内で何が起ころうとサロン側
の責任は問いません」と一筆取られるそうだ。
ごくまれに、タンク内からそのまま姿を消してしまう客が出るからである。

 

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第2次大戦末期、ドイツ国内のある研究施設を占領した連合軍兵士は、そこで異様な光景を目撃した。
実験動物と思しき何百匹もの猿の死骸。それらは全て体の表裏が逆転し、筋肉と内臓を剥き出しにした
無惨な姿で息絶えていたのだ。いったい、いかなる兵器の開発が行われていたのか…?
実験に関わった科学者たちが逃亡してしまったため、詳細は今もって不明である。

 

□ □ □

 

逃亡生活に疲れた殺人犯の唯一の慰めは美術館で一幅の絵を
見ることだった。森に囲まれた湖でボートから釣り糸を垂れる
その絵の人物になれたら・・。彼の願いは叶えられ絵の中の
人物となった。 ただしその絵は直前にキリストの磔の絵に
取り換えられていた。

 

□ □ □

 

1931年、ナイジェリア北部の小さな村で、ダムドという男の背中に奇妙な腫瘍ができた。
人面のような形のその腫れ物は、実際に口を開き、言葉さえ喋ったという。
その後町の病院に運ばれ手術を受けたが、男の背中から切り取られる瞬間「腫れ物」は
甲高い声でこう叫んだと伝えられている。
「みんな騙されるな! 俺がダムドだ! こいつは俺の身体を乗っ取って……」

 

□ □ □

 

交通事故で右腕を失ったロバートは、それ以来いわゆる「幻肢現象」に悩まされている。
ないはずの「右腕」が痛んだり、痒くなったりするのだ。医者によれば、脳が肉体の一部
を失ったことをうまく認識できないため、こうした現象が起こるのだという。
「まあ、あまり気にしないようにしてるけど…」ロバートは語る。「薄気味悪いのは、
なくなった僕の右腕を、時々誰かの冷たい手が引っ張ってくることなんだ」
墓地の傍を通ったときなどに、よく感じるという。

 

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山梨県のある小学校では、もう何年もの間、卒業生の記念写真を撮っていないという。
写真を撮ると、必ずどこかにクラス名簿にない女の子が写ってしまうからである。
彼女の顔は蝋のように真っ白で、とても生きた人間とは思えないそうだ。

 

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Sさんは中学生時代、いじめが原因で不登校になり、そのため隣町の中学に転校すること
になった。
新しい学校では先生もクラスメイトもみな親切で、転校生のSさんに色々と気を遣ってく
れる。が、何か様子がおかしい。みんなの表情や態度にはどこか「遠慮」というか、もっ
と有り体にいえば「怯え」の色がある。
後に判ったことだが、そのクラスではほんのひと月前に、Sさんと同姓同名の女子生徒が
いじめを苦に自殺していたのだという。
その中学でいじめを受けることはなかったものの、Sさんはまるで自分まで幽霊になった
ような気分で卒業までの日々を過ごしたそうだ。

 

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江戸時代、ある男が肝試しに出かけた。墓場で飛んでいた火の玉を見つけて
思わず捕まえたが、どうにもおいしそうで飲み込んだという。
その男は、100年近く行き続けたが、突然行方不明になった。
「まだどこかにいるのかもしれない」
最後のその男にあった民俗学者が死の間際に語ったという。

 

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新宿の某デパート。防火扉が数多く設置されているが、
その中に閉まったまま、つまり通路を塞ぎ続けているものがある事を
知っている者は少ない。ちょっと見ただけではわからないが、
扉に耳を当てるとパタパタと足音が聞こえるという。

 

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日露戦争時、ロシア軍の間で奇妙な噂が流れた。曰く「日本軍の中には
時々赤い服を着た兵隊がいて、幾ら射撃しても倒れず、
逆にこの兵士を撃つと眩暈がする。赤い服には○に『喜』の字の印がある」
そういえば、日本の伊予には喜左衛門という狸の大将がいる。

 

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京都の知恩院の大方丈の菊の間に素川信政が書いた襖絵がある。
この襖絵には数羽の雀が描かれていた。
しかし、それらの雀はいつしか生命を得て、飛び去ってしまったという。
現在は万寿菊の絵のみが残されている。

 

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一年のうち、ある決められた日の午後11時59分から、夜空に火星が見えている方角を向いて
ストップウォッチで時間を測っていると、気付いた時には次の日付の午前0時になっているという。
そしてストップウォッチの数字は1時間経過したことを示しているそうだ。
余談だが、生物の体内時計は元来、一日が25時間を基本として計算していると言う説がある。

 

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日本のある地域の小学校で、何人もの生徒が変死をとげた。
変死した生徒は必ず、みんな図書館で死んでいたという。
警察も事件を徹底的に調べたが、結局謎で迷宮入りにされた。
だがそれ以降、その図書館に飾ってある無表情の人形が、不気味な笑みで今も笑っているらしい。

 

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今から何年も前、とある山奥の村で愛し合った二人の男女がいた。
しかし男の顔には奇妙な痣があり、その村の村長は「災い」と呼んで男をある場所へ幽閉した。
女の体にも不気味な腫瘍があり、その村の村長は「呪い」と呼んで女もある場所へ幽閉した。
数日後、村では後に「呪いの災い」と呼ばれる原因不明の病気が流行り、村は一晩で全滅した。

 

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何年も前から同じ夢を見る女がいた。
夢の内容は「町を歩いていると空から何かが落ちてくる」で、いつも肝心なときに目が覚めるらしい。
それから何年か経った後、ある日女が町を自転車で走っていると、空から鉄骨が降ってきた。
女は鉄骨に当たらなかった。だがその鉄骨には紙が貼っており、紙には「歩くな危険」と書かれていたらしい。

 

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1987年、カナダのエドモントに住むアダムス夫妻が、自殺しているのが
発見された。隣に住む友人が二発の銃声を聞き、不審に思って家に
入ったとき、二人はテーブルに向き合って座ったまま、ピストルで頭を
撃ち抜いていた。
夫妻には自殺するような動機が見あたらなかった。さらに友人が家に入ったとき、
テーブルには暖かい食事が用意されていた。
二人分ともう一つ、子どもに出すかのようにマグカップに入れられたスープが。
二人に子どもはいなかったはずなのだが―

 

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1945年4月愛知県で大工をしていた岡田靖に赤紙が来た。
兵隊に行くのが嫌だった靖は信州の山奥に逃げ隠れた。
8月15日の終戦を知った靖は安心して郷里へ帰ってきた。
ところが町には肉親はじめ知り合いが誰もおらず、
岡田家の戸籍さえ残っていなかった。

 

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魂の重さを21gだと量った実験は有名だが、
実はこの実験には続きがある。
いわゆる「憑いている」人形は、
同一の工場で作られたほかの人形に比べて、21g重いのだと言う。

 

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前ぶれなく自殺者が増加した日があった、本来最も少ない焼身自殺が最も多かった日でもある
焼身自殺者の多くは突発的に行動し、又ほぼ同じ時刻に死亡している
彼ら彼女らの多くは霊能や占いを自称・生業としていおり
共通して「39年後」と言い残している

 

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未来を霊視出来る人がいうには、ある年齢から下の子供の未来は見えないらしい。
真っ暗であり、また真っ白であり或いは真っ赤…しかし一色であることは誰が見ても変わりない…。

 

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この子が生きるのなら悪魔にでも魂を売りますと、母が嘆願して
死の淵からよみがえった赤子の名は、アドルフ・ヒットラー

 

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1984年、ドイツ。
飛行機事故で不時着した雪山に取り残された男女数名が付近にあった小屋に緊急避難した。
3日後ついに救助された人々は、途中、食料が尽き、このままでは全員死んでしまうと判断し、
話し合った結果、重度の怪我で助かりそうになかった女性をやむなく小屋の外に放置し
死亡させたことを認めた。
ところがその旅客機の乗客名簿にはそのような名前の女性は存在しておらず、
死体もついに見つかることはなかったという。

 

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『石を拾って持ち帰ってはならない』
あなたは祖父母にそう言われた経験は無いだろうか。
汚いからでは、ない。
―拾ったその石は過去に人を殴り殺すのに使われたかもしれないから。

 

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沖縄県にカノカワというわれる海がある。
とある男性がその海でシャカガイをとっていると巨大な魚が彼の目の前に現れた。
のちに男性はこの魚についてこう語っている。
「その魚はよく見ると首がありさらに奥のほうには体があった。
あれは図鑑で見た首長竜そのものだった」と。

 

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とある山間部に住む女性には4歳になる息子がいた。
ある日その少年は「かあしゃん、これ焼いてくれ」と1匹の鮎を携え、女性にいった。
だが近くには川などはない。女性は息子に対し「こんなものどうしたの!?」と
問いただした。驚くことに少年は「天狗様にもらった」と応えたという。
何度聞きなおしても決して少年は「天狗様にもらった」と譲らなかったらしい。

 

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とある女性がF県に夏休みを利用し、花火を見に行った。
その途中の電車の中で窓の外をのぞいていると関西弁のような叫び声が聞こえた。
「城や!城が空中に浮いているがな!!」。彼の指差す方向を確認したとき
彼女は腰を抜かした。なんとかなりの上空に天空に浮かぶ巨大な城があったという。
乗客10数名はみなその城に釘付けになった。

 

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1957年アメリカ。一人の野球選手が来春小学校にあがる息子に
今期中に二百本塁打を達成してそのお祝いとすると約束した。しかし、
その選手は残り七本を残し、交通事故の為にこの世を去る。その翌日、
彼への黙祷が奉げられた試合で両チーム合わせて七本の本塁打が打たれた。
打った選手の頭文字を並び替えると、F・R・A・N・C・I・S。亡くなった選手の名だ。

 

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1893年イギリスのある農村。アリス・クラベルという女性が実在した。
そう頑な言う男がいた。彼は語る。アリスは幼い頃から一緒で、
常に彼を励まし、何があっても自分を肯定してくれるすばらしい女性だ、と。
だが、男以外アリスの姿を見た者は誰一人いない。やがて、男は姿をくらました。
その少し後の時代、その村とは違う場所で、
ステラという架空の伴侶を周囲に喧伝する男の記録が残されている。
男の語るステラの姿形性格はアリスに酷似していた。

 

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トルコ南西部のパムッカレではかつて姥捨てのような風習があり、それは年老いた父親と母親が自らの足で岩砂漠地帯にある洞窟の奥へと進んでいくというものだった。
町がセルジュークトルコに滅ぼされるまで1000年以上に渡ってこの風習は続き、19世紀に町が発掘された時にも市街や郊外には墓はほとんど見つからなかった。にもかかわらず、次いで発見された姥捨ての洞窟は奥行きが20メートルしかなく、最深部に一体分の人骨があったのみだったという。

 

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19世紀のロシア
炭鉱夫のギュルギはある朝、洗面台の鏡に自分以外の見知らぬ男が写っているのを見た。
見知らぬ男は青白く物憂げな表情でこちらに目を向け、たった一度、まばたきをした。
驚いた男は、手にした斧でその鏡を破壊した。
が、すぐに我に返り、床に散った鏡を拾い集め、鏡の再生を試みた。
幸い破片は大きく、ちょうどパズルのようにその九割は再生が出来た。
だが、どうしてみても鏡は埋まらない。
その欠けている部分は、ちょうど写っていた男の輪郭の形になっていたという。
男はどこへ行ったのか?
広島被爆直後、現場を訪れた毎日新聞の記者は頭上に白い鳩が旋回していたのを発見した。
どうしても気になったので捕まえてみると、足に手紙が添えられていた。
「今すぐそこから逃げて下さい」
と書かれたこの手紙。どこの持ち主が、誰に当てて送ったものなのだろうか

 

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1982年、『透視』の研究する科学者が、その能力を持つ人物を一人招いた。
彼の目的はそのメカニズムを科学的に解明することである。
数日後、研究中にその能力者は死亡した。死因は脳死である。
後頭葉が異常に膨れ上がり、脳全体を圧迫していたのだ。

 

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1977年、とある工場で小さな爆発事故が起き、作業員が一人怪我をした。
しかし、両腕に軽い切り傷を負っただけでたいした怪我ではなかった。
仕事にもすぐに復帰した。だが、彼は奇妙なことに気づく。
以前は右利きだったはずが、今は左利きであったのだ。

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