スポンサーリンク

【信じようと、信じまいと】『視界が三分の一』など全50話【46】ロア – 噂話集 – 嘘のような本当の話

スポンサーリンク
【信じようと、信じまいと】『視界が三分の一』など全50話【46】ロア - 噂話集 - 嘘のような本当の話 信じようと信じまいと
カテゴリー

 

スポンサーリンク

信じようと、信じまいと【46】全50話  ロア – 噂話

 

春田氏がものもらいを患ってしまい、眼帯をして通勤していた時のこと。ある朝、バスに乗っていると
彼と同じく右目に眼帯をした若い女性が隣に座った。かなりの美人で、同じ境遇の親しみもあって
春田氏は女性に声を掛けてみた。「眼帯というのも、なかなか不便なものですね」女性は微笑んで頷いた。
『ええ。何せ視界が三分の一になってしまいますから』…彼女の眼帯の中はどうなっていたのだろう。

 

□ □ □

 

成美の祖母の家には、立て付けのせいか扉の開かない部屋がある。その扉には彫刻刀か何かで
『なるみ』と彫ってあるのだが、もちろん成美が彫ったわけではなく彼女が生まれるずっと前から
彫られていた物だ。幼い成美は不思議に思いながらもその部屋に、扉に愛着を持っていた。
昔は横書きの文字は右から左に書いていたのだと祖母に教えられてから、彼女は扉に近づかなくなった。

 

□ □ □

 

北海道の札幌と旭川を結ぶ高速道路の一つに、奇妙な看板が立っている。それ自体は何の変哲もない
『飛び出し注意』の標識だが、トンネルの中にあるのだ。もちろん両側は壁。人も動物も
飛び出しようがない場所である。ある時、疑問に思った観光客が旭川市に問い合わせてみたところ、
担当者は「それでも飛び出してくるんです」と答えたという。一体何が、どこから?

 

□ □ □

 

三重県のある町には『入口』という名の森がある。黄泉へつながるとの伝承が有り、しめ縄が張り巡らされ
昼間でも暗いその森へは、子供はもちろん大人さえ滅多に近づかず、道路工事の類も森を避けて行う不文律がある。
記録に残る『入口』に入った最後の人物は、昭和四十八年の八月に調査に来た磯村某という素人民俗学者だが、
彼がいつ出たのかまでは記録されていない。ちなみにこの地域に、『出口』という地名はない。

 

□ □ □

 

2009年6月、日本のある市で警察官がテレビを拳銃で撃ち抜くという事故が発生した。
ちょうど同日の同じ頃、隣り合う市でも一人の警察官がテレビを撃ち抜いていた。
ふたりは25歳と31歳の女性巡査だったが、お互いの面識はないという。
彼女たちはテレビ画面の向こう側にいったい何を見たのだろう。

 

□ □ □

 

宇宙開発競争華やかりし頃、KGBの諜報員が、NASAにて内部を真空にできるスタジオを発見した。
アメリカが月着陸の捏造を計画していると踏んだ諜報員は、直ちに周辺の情報も収集し本国に戻った。
公表するべきだという諜報員に対し、上司の反応は冷たく「この件は外部に漏らしてはならない」と言われる始末であった。
実は数時間前、ソ連も同様の装置を保有していることがCIAに知られていると、二重スパイによって報告されたばかりだっのだ。

 

□ □ □

 

NYの裏通りで、暴行された日本人の遺体が発見された。
身元の確認がされ、生き別れの兄を探しに来た聾者であると判明した。
担当した刑事は、「言葉の壁が生んだ悲劇だった」とこの事件を語る。
日本の手話の「兄」は、相手に手の甲を見せ、中指を立てるというジェスチャーである。

 

□ □ □

 

新宿駅付近で、女子小学生の遺体が発見された。
身元はすぐに突き止められ、親とはぐれてそのまま行き倒れたものと判明した。
人通りの多い場所で親を探していたようなのだが、それにしては不自然な点が一つあった。
衰弱死するまでの間、その場にいた誰もが彼女がいないかのように振舞っていたことである。

 

□ □ □

 

第一次大戦の端緒となったオーストリア皇太子夫妻暗殺の際、乗っていた車はその後所有者を
次々と死に追いやった。将軍、大尉、医師、カーレーサー、農場主など、この車が直接殺した人間は
16名だがひとつの大戦の口火を切ったことにより二千万人の人々が死んだ。自動車事故で亡くなった
ジェームス・ディーンの車にはこの車の部品が使われていたというおまけまでついている。

 

□ □ □

 

2007年、銃刀法の改正により、エアーソフトガンの威力規制が始まった。
1平方センチメートルあたりの運動エネルギーが3.5J未満、つまり6mmBB弾で0.989J未満の威力であれば合法となる。
だが、この制限された威力の範囲内であっても、眼球を狙い失明させることは容易であり、傷害防止には不十分である。
なお、これをさかのぼること2年前より、防衛省は大手エアーソフトガンメーカーから訓練機材を購入している。

 

□ □ □

 

アメリカに住むケビン少年は、重度の引きこもりでネットゲーム中毒であった。
ある日息子の態度にとうとう腹を立てた父親は、ゲーム中の彼の部屋に入り、パソコンを
取り上げるとアカウントを抹消した。するとケビンは父親の目の前で煙のように消えてしまった。
彼はもう自分の居場所はネットゲームの世界にしかないと思っていたのだろうか。

 

□ □ □

 

顔料メーカーに勤めるSという男は、駄洒落を言わなくては気が済まない性格の持ち主として知られていた。
ある日、彼は友人と飲みに行き、「俺の会社、ブラック企業だったのかもしれない」と暗い表情で打ち明けた。
友人はいつもの駄洒落だと思いそのときは笑っていたのだが、その後、彼が辞表を出したことを知り驚愕した。
Sが勤めていたのは、黒色顔料の品質に定評があるメーカーであった。

 

□ □ □

 

ヨーロッパの新興国にて兵器見本市が開催され、日本のミリタリー雑誌も取材班を派遣した。
国の知名度向上と軍備の確保を狙った見本市は成功裏に幕を閉じ、取材班はどう記事にまとめるかを話し合っていた。
するとそこに青年将校が現れ、取材班に「日本からの方ですね。一度お伺いしたいことがあったのです」と質問をぶつけてきた。
「日本には、銃がひとりでに動き回って人を射殺するという迷信があると聞いたのですが、本当でしょうか?」

 

□ □ □

 

ナチス海軍の最新鋭艦として建造されたシャルンホルスト号は一方、呪われた船と呼ばれた。
まず建造が半分ほど進んだとき音もなく横転し160名が死傷。 次に進水式の前夜、勝手に進水
していた。 その後、大砲の破裂、他船との衝突等で多くの人命が失われ、やっと修理して出港
したとたん英国艦隊の集中砲火を浴びてなんら戦利をあげることもなく北海に沈んだ。

 

□ □ □

 

1980年、予備校生が金属バットで両親を撲殺する事件が発生した。
マスコミは「受験戦争、エリート志向が生み出した悲劇」としてこの事件を書きたてた。
そんな中、あるジャーナリストは別の問題を指摘したが、全く相手にされなかったという。
「実証された野球害毒論」という著書を自費出版した彼は、現在路上生活の身にある。

 

□ □ □

 

1990年代、失われた天皇家の姓を統計的手法を用いて復元する計画があった。
しかし、結局この計画は思いもよらぬ原因で頓挫してしまった。
すなわち、スーパーコンピュータによる並列処理によって候補とされたその姓は、
4つの子音のみから成り立っており、人間の口で発音することは不可能であったからだ。

 

□ □ □

 

「障害者は障害者である前に人間である」という「ピープル・ファースト」なる思想がある。
だが、ある知的障害の青年は、そんなものの存在は信じられないと言う。
曰く、「ならばなぜ、刑事ドラマに俺みたいな頭の犯人が出てこないのか?」。
人間は善と悪片方だけではなく、双方を兼ね備えている。

 

□ □ □

 

とある商社に勤めるRという男は、自他共に認める仕事人間であった。
仕事のためなら妻子を忘れるような彼も歳を重ね、定年退職することとなった。
退職後妻とどう過ごすかを考えながら帰宅しようとした彼だったが、どうしても家まで辿り着けない。
帰ろうとしても、どう歩いても会社の前に行き着いてしまうのだという。

 

□ □ □

 

歴史教科書問題といえば、近代以降の問題が話題になりがちである。
だが、問題はそれだけではないことを知る者は少ない。
ある一族は、約1400年前に皇族に殺害された祖先の名誉回復を、日本政府に訴えている。
彼らの苗字は「蘇我」という。

 

□ □ □

 

アメリカに住む少女、スージー・マードックが偶然見つけた、無名の小説家であった曽祖父ジョセフの手記には、
こう書かれていた。「わしは小説のアイディアに詰まっていたとき、天使と取引をしてあるものと引き換えに
才能を手に入れた。いや、今考えるとあれは悪魔だったのかも知れぬ。わしが引き換えにしたもの、それは
死後の名声だった。わしが死んだ後小説家としてのわしはみなから忘れられるのだろうか。わしは死ぬのが怖い」と。

 

□ □ □

 

ドイツの陸軍少佐D.H.ハウゼンは1918年、戦場で落雷に遭い負傷した。除隊になりドレスデンで
釣りを楽しんでいたところ再び落雷に遭い大火傷を負った。1928年のある日、公園を散歩していた彼は
またしても落雷を受け今度はとうとう命を落としてしまった。しかし雷はそれでも容赦しなかった。1934年に
ドレスデン一帯に落雷があり、ある墓地の墓石を粉砕した。それはハウゼン少佐の墓であった。

 

□ □ □

 

洞窟探検家は、時々洞窟内で人間の遺体を発見することがあり、付近の遺留品でなぜここに来たのかは大体想像できるという。
最も多いのは、明らかに不十分すぎる軽装で来た等、碌な準備もせずに探検に来た愚か者の成れの果てである。
とある洞窟で発見された遺体も、やはりそういった愚か者のものと推測できたのだが、明らかに不自然な状態であった。
特に危険なところもない下り坂で、両足の骨が折れた状態で倒れていたのである。

 

□ □ □

 

臓器移植には、倫理的な問題もさることながら、適合性等の技術的な問題が存在する。
そのため、これらの問題を解決でき、安定供給も可能な人工臓器の開発も行われている。
だが、「実用化目前になると必ず外部から邪魔が入る」とあるメーカーの開発者は嘆いている。
なお、人身売買市場にて、移植用臓器を得るための需要は大きな位置を占めていると言われている。

 

□ □ □

 

オカルトに関心のある者でエドガー・ケイシーの名を知らぬ者はいまい。彼はトランス状態で病気を診断する
ことで有名になったが千里眼の能力もあった。あるときの診断で「煙の油」という薬物を処方したがどこに
そんなものがあるのかわからない。するとケイシーはそれの置いてある薬局を教えた。薬局はそんなものは
置いてないと言ったが地下の薬品棚の別の薬品の後ろを見ろと指示したら、その場所に「煙の油」はあった。

 

□ □ □

 

軍装品店に並ぶ、放出品の軍服の中は、兵士の死に装束となった戦闘服も時々混ざっている。
あるマニアが購入した迷彩服にも、それを思わせる茶色い染みと穴が開いていた。
彼は買ったその日のうちに階級章を迷彩服に取り付け床に就いたが、その次の日、青い顔をして買った店に走った。
「夢で兵士に怒られたんだ。階級が違うって」彼は夢に出た兵士の言う階級章を買い、安眠を取り戻したという。

 

□ □ □

 

元警備員のK君は、神奈川県のとあるスーパー駐車場の出入り口で誘導員を担当していた。
ある日の夕方、お客の車が出て行くので歩道の左右に通行人がいない事を確認、前に立って「オーライ、オーライ」と誘導を始めた。
その時、左側の歩道から女子高生の自転車がもの凄いスピードで走って来る。「危ない! ぶつかる!」K君は思わず目をつむった。
だが次の瞬間目を開くと、自転車は何事もなかった様に走り去って行く。歩道に乗りだした車とK君の体の間は40cmも離れていなかったという。

 

□ □ □

 

10年ほど前、埼玉県の高校で、野球部のボールが全て盗まれるという事件が起きた。
犯人は100個以上あったボールを、夜の内に盗み出したらしい。
警察が捜査を開始したが犯人らしき人物すら特定できず、うやむやになってしまった。
校舎裏の壁面に無数の小さな丸い焦げ跡があったが別事件として扱われ、未解決に終わっている。

 

□ □ □

 

ユタ州に住むリック少年はサッカーボールが欲しかったものの、手持ちがなかった。
無駄を承知で「神様、ボールを下さい!」と願った翌日、家の玄関にボーリング球が。
それを見たリックは、思わず「神様、これじゃないよ!」と叫んだ。
次の日、ドイツ語で「すまない、間違えた」と書かれたメモ用紙が玄関に貼られていた。

 

□ □ □

 

フランスのレフォールという街にあるボーリング場で、ラッセは最高にツイていた。
生まれて初めて「全てストライク」を達成したのである。これには本人も友人たちも大興奮。
しかし「幸運のボール」とも言えるボーリング球は、ついに彼の手元に戻ってこなかった。
ベルトコンベアで運ばれてきたのは、真っ黒に焦げた無数の野球ボールだったのである。

 

□ □ □

 

転居などの事情で土地付きの自宅を売却する際、敷地内にお稲荷さんの社があるとまず買い手は付かない。
Aさんの場合、不動産屋の勧めできちんとお祓いした上で御神体も地元の稲荷神社へお帰ししたが、それでも土建業者が渋って撤去の工事を引き受けてくれない。
業者曰く「お社の取り壊しは別に構わないんですよ。ただ『鳥居』の引取りだけはちょっと…」
なぜ鳥居だけ駄目なのか? 不思議に思ったAさんは色々尋ねてみたが、業者の方は「まあ、過去にも色々ありましたもので…」と言葉を濁すばかりで、結局詳しい答えは判らずじまいだったという。

 

□ □ □

 

Aが生まれて数ヵ月後、母親が発狂した。「もう一人いたのにもう一人いたのに…」とずっと呟いていた。
やがては自分も母と同じようになるのでは、と怯えながら生きていたAだったが
とうとうドッペルゲンガーを見るようになり、自ら命を絶った。
数十年後、若い頃は美男子で「作家のAに瓜二つ」と評判だった老人がひっそりと息を引き取った。

 

□ □ □

 

同窓生であったDから届けられた結婚式の招待状に、受け取った者は全員驚きを隠せなかった。
Dは筋金入りの二次コンであり、結婚などというものから最も縁遠いと思われていたからである。
会場に行ってみると、そこは式場ではなく彼の自宅であり、彼の母親が息子の失踪を悲しんでいた。
Dの自室に向かうと、電源の入った彼のパソコンのモニタの中で、ゲームのヒロインとDが微笑んでいた。

 

□ □ □

 

横浜MM21地区に建つとあるオフィスビル。地下階がみなとみらい線の駅になっていて通勤にも便利だ。まだ地下鉄が開通前、大手警備会社勤務のA君は入社早々そのビルに配属された。
夜間警備の際、開通前の地下鉄ホームを巡回するのも仕事である。だがそのとき、誰もいないはずの真っ暗なホームや線路をフラフラとうろつく人影を見かける事があった。
警備中の異状は必ず日報に記入し後で報告する決まりだが、その時に限って先輩の警備員達に止められた。「管轄違いなんだよ。俺達が取り締まるのは、生きた人間の侵入者だけなんだから」
ちなみにその駅、工事そのものが早めに完了したにも拘わらず、なぜか中々オープンしなかった事はあまり知られていない。

 

□ □ □

 

大学教授の指導の下、アイダホにある映画館でサブリミナル実験が行われた。
映画館側も『ポップコーンとコーラ』の話を知っていたので期待したのだが、何も起きなかった。
それもそのはず、サブリミナルで『何もするな』と表示するTVのイタズラ企画だったからだ。
その後、実験に参加した観客全員が失業したのは、番組と無関係という事になっている。

 

□ □ □

 

ダナ・F・ディーチは、幼少の頃から軽い幻聴に悩まされてきた。
これまでは家庭環境や職場に対するストレスが原因だと思っていた。
しかし「もしかしたら脳の病気かも」と、病院で検査を受ける事にした。
その結果、脳に腫瘍が見付かった。まるでパラボラアンテナの様に広がった腫瘍が。

 

□ □ □

 

明治初期に『血まみれ大凧』の目撃談が警察に数多く寄せられたことがある。
誰が飛ばしているかも分からず、2~3の大凧が実際に血を滴らせながら舞っているらしい。
目撃談によると凧に描かれるのは歌舞伎役者ではなく、西郷隆盛や大久保利通だったりしたという。
それも決まって大事件が起きる前日の夕方に飛んでいたと云うのだ。

 

□ □ □

 

山梨県に住むある男性は、近所で飼われている猫の、あの赤ん坊の泣き声にも似た発情期の鳴声に悩まされていた。
ある晩とうとう我慢がならなくなり、外に出て鳴声がしているところを突き止め、怒鳴ろうとした。
失踪する直前、彼は友人にこう語っていたそうである。
「あれが猫だとか赤ん坊だとか思ってる奴は幸せだよ」

 

□ □ □

 

福島県にある柏辺(かしわべ)村には「浄蓮寺」という変わった寺がある。
本堂には仏像の台座しかなく、仏像本体が何処にも無いのだ。
江戸末期、座していた木彫りの仏像が急に立ち上がり、いずこかヘと去ったしまったらしい。
それ以来、代々の住職はいつ仏像が戻ってきても良い様に万全の準備を整えているのだとか。

 

□ □ □

 

空海上人が杖で地面を突くと。みるみる水が湧き出たという伝説は有名だ。
70年ほど前まで東京のとある寺に、その杖が奉納されていたらしい。
「地面を突いて水が沸くなら、天を突けば雨が降るのでは」と考えた住職が実行したところ
ほどなくして空から大量の焼夷弾が降ってきて、街も寺も杖も燃えてしまったそうである。

 

□ □ □

 

江戸中期に書かれた「珍味行脚噺」は、現在で言う全国グルメガイドのような本だ。
そこに紹介されている『信濃の奉裂刀』という料理に、専門家は首を捻っている。
米が材料で、祭事用の刀で切り分け、主に土地神や神社などに奉納されていたらしい。
しかしその調理過程は、どう考えても「パン」の製造工程にそっくりなのだ。

 

□ □ □

 

インドの長い歴史の中には今日では失われてしまったスパイス配合の知識も数多く存在するという。
アメリカの料理研究家レナ・マクレガーは古文書からネストリウス派キリスト教徒が西方よりもたらしたと言われる
スパイスの配合を忠実に再現し、野菜カレーを作ってみたところ、なぜかカレーの中に魚肉のようなものと
薄焼き煎餅のようなおこげが出現し、最初の原材料の総量よりも明らかに多い料理ができてしまったという。

 

□ □ □

 

戦時中、日本で英語の授業が禁じられていたのは有名な話である。
だが、地下では違法な英会話教室が営業されており、生徒を集めていた。
多くの生徒は政府及び大企業の関係者であり、彼ら曰く「これからは、英語が話せなければだめだ」。
なぜ同盟国の言葉であるドイツ語やイタリア語ではなく敵国の英語なのか、彼らは語ろうとはしなかった。

 

□ □ □

 

大分県K市の水道局は、警察に連絡した方が良いのか判断に困っていた。
整備が必要な水道管や送水管などを、誰かが勝手に清掃・修繕しているのである。
市の予算が浮くので喜ばしい事なのだが、気味が悪いことには違いない。
なにしろ管径の大小を問わず「誰かが中に潜って作業をした」痕跡があるからだ。

 

□ □ □

 

三重県F市にある山には、親切な『誰か』が住んでいるらしい。
猟や山菜採りから戻る時に、赤いリボンを木々に結んで帰り道を示してくれるからだ。
この現象は20年ほど前からで、類似する伝承や事件はそれ以前には確認されていない。
ちなみにこのリボンを持ち帰っても、いつの間にか無くなってしまっているという。

 

□ □ □

 

とあるエアーソフトガンメーカーでは、十数年前から労働災害の頻発に悩まされていた。
「まさか」と思い社長が近所の寺院に相談したところ、自社製品で虐待を受けた動物の怨念が原因であることが判明した。
年1回その寺院で供養をしてもらい、売り上げの数%を動物愛護団体に寄付するようにしたところ、件数が明らかに激減した。
決して大きくない企業にとって無視できない出費であるが、社長は「ミステリーハウスを建てさせられるよりは少ない出費である」と語っている。

 

□ □ □

 

和歌山県の淡嶋神社は「人形供養の神社」としても有名である。
故人の遺品など、全国から様々な曰く因縁を持った人形が送られ祀られているのだ。
神社側によれば「お人形が人に祟ることはありません。そんなのは作り話」だとか。
だが送られてくる荷物の中にはたまに人形箱だけで中身が空のものがあり、その時ばかりは彼らも背筋がゾッとするという。

 

□ □ □

 

アポロ計画の写真や映像は宣伝性を考慮し、選りすぐりの「名場面」がマスコミ等に公開されている。
ピンボケ、構図が悪い等で公開に適さないものはNASAのアーカイブに保管され、手間はかかるが一般人でも閲覧可能である。
だが、「見られたくないもの」が写っている写真だけは、一般人からアクセス不能にされ、隠蔽されている。
それは、痒い股間を宇宙服の上から掻こうともがく、あまりにもみっともない飛行士の姿だという。

 

□ □ □

 

第二次世界大戦のイタリアに凄腕の狙撃主がいた。
彼は射程ギリギリの標的でも難なく撃ち抜いて見せた。
結局、彼は1943年に戦死を遂げてしまうのだが、
その両目は先天性の病で失明状態であった。

 

□ □ □

 

1980年代、北陸地方のある遺跡で木簡が発見された。
最古の御触書として海外のメディアからも注目を浴びたそれは、
発掘現場の泥溜まりに浮かんでいるところを発見された。
前日まで誰も気づかなかったというのに・・・・・・。

 

□ □ □

 

神武帝から明治までの歴代公卿を記録した『公卿補任』であるが、
平安前期に記された最初期のものは記述内容が不正確とされ、あまり出回らない。
他の史書との食い違いがあるというのがもっぱらの理由であるとされるが、
実際は明治までの記録が記されていることの説明がつかないからである。

カテゴリー
スポンサーリンク
 
スポンサーリンク
 
スポンサーリンク
信じようと信じまいと
coredake!ミステリー

コメント

タイトルとURLをコピーしました