【信じようと、信じまいと】『移動する人形』など全50話【21】ロア – 噂話集 – 嘘のような本当の話

スポンサーリンク
【信じようと、信じまいと】『移動する人形』など全50話【21】ロア - 噂話集 - 嘘のような本当の話 信じようと信じまいと
スポンサーリンク

 

スポンサーリンク
スポンサーリンク

信じようと、信じまいと【21】全50話  ロア – 噂話

 

20年ほど前、骨董屋の間で話題になっていた古いフランス人形がある。
中世の頃に、美しくなろうとした女性が自分の身体の一部を組み込み、その人の魂が乗り移ったものだそうだ。
実際その人形は非常に美しく、店頭に置けば見る人を魅了してすぐに買われていく。
しかし家のどこに置いても翌朝になると鏡の前に移動しているため、気味悪がられてまたすぐに売られるという話だ。

 

□ □ □

 

1985年のキャラバンで、ひとりの青年が亡くなった。その翌日に葬儀が行われた時、
青年の飼っていた犬が遠吠えをし始め、誰もが主人を亡くした犬が悲しんでいるものだと思っていた。
死体が埋められる直前に遠吠えが鳴きやみ、棺桶の中の青年が生き返った。「誰かに呼ばれた」と青年は言った。
青年の埋められるはずだった墓の横で、先ほどまで遠吠えしていた犬が息絶えていた。

 

□ □ □

 

江戸末期、猿田和彦は死んだ父親から将棋を学び、御守りとして父親が
大切にしていた王将を肌身離さず持って将棋を指していた。ある日初めて見る老人に誘われ一局勝負した。
猿田が接戦で勝利すると老人が「強くなったな」と一言残して消えてしまった。
老人が消えたあとには将棋の駒が落ちていた。その駒は死んだ父親が大切に持っていた「玉」だった。

 

□ □ □

 

1975年、ロンドン郊外で2歳になる女の子が行方不明になった。10日後、枯れた古井戸の中で女の子は発見された。
不思議なことに10日間も井戸の中にいたにもかかわらず、少女はいたって元気だった。
食事はどうしたのかを少女に訊くと、知らないお婆ちゃんが一緒にいて、色々世話をしてくれたのだという。
少女がそのお婆ちゃんの説明をすると、母親は天に感謝した。3年前に亡くなった祖母そのものだったからだ。

 

□ □ □

 

1953年カリフォルニアに住むフラム夫妻の妻ナンシーが奇形児を生んだ。
彼らの子供は生まれてすぐに亡くなったが亡くなる直前に49年後に大国が一つ
崩壊するという予言をしてこの世を去った。奇しくもその日から49年後、つまり
2002年9月11日は米国同時多発テロが行われた年であった。

 

□ □ □

 

東京都在住の会社員が山梨県の実家に帰った時の話。
ある日、男は一日中実家のすぐ傍にある大きな池で釣りを楽しんだ。
ところがその晩それを聞いた男の父親は、
池は昨日の雨まで干上がっていた為、魚などいる筈がないと言ったという。
なんかすげえ微妙だな…

 

□ □ □

 

19世紀半ば、ペンシルベニアの農場の娘、モーリーンが家の井戸で水を汲んでいると、井戸の底から声が聞こえた。
声は順にモーリーンの9人の家族の名前を呼んでいたが、手桶が水につくと止んでしまった。
その夜、床につく家族を見ていた彼女は、声の呼んでいた順番に戸口からベッドが並んでいる事に気付いた。
恐ろしくなり、モーリーンは一つ下の妹を連れて納屋で眠った。朝戻ってみると家族は消え失せていた。

 

□ □ □

 

1914年8月、メキシコ南東部で大規模な洪水が起き、15歳だったマテオ・ロペスは家ごと泥水に押し流された。
彼の家は墓地の近くにあったため、棺桶やミイラ化した遺骸なども一緒に流れていたが、そのうちの一つの
緑色の棺桶にしがみ付き、マテオは難を逃れた。それは洪水の2年前に死んだマテオの父、リカルドの棺であり、
その蓋には「これは我が魂を乗せた船、アケロンの水を越え、願わくば愛しき者をとこしえに守らん」と記してあった。

 

□ □ □

 

アメリカの小さな町のホテル経営者が急死した。 彼には相当の生命保険がかかっているはずだったが保険証書などの所在はわからない。
ホテル経営を続けるために運転資金として保険金がぜひとも必要であった。 若い未亡人が途方にくれているとき、4歳になる坊やが
ホテルのロビーでかなり長い時間すごし、紙になにやら落書きすると郵便受けの中に入れた。 従業員がそれを見つけて母親に渡した。
それは一見落書きのように見えたが、よく調べたら速記文字であることがわかった。 それも現在使われているものより古いタイプのものであった。
それには夫人に対する愛情の表現で始まり債券類や保険証書はニューヨークの銀行に預けてあること等がしるされてあった。
そして驚くべきは急死したホテル経営者が、かって速記者であった経験を持っていたということである。

 

□ □ □

 

ある学生が深夜、友人宅まで遊びに出かけた。
高架下を通る近道を利用しようと足を運んだが、彼はそこを通る事無く目的地に着いた。
何故遅くなったのか友人が理由を尋ねたところ、高架下に差し掛かった際に、
裁ちきられたスプレー缶、前半分の無くなったバイク、そして高架下を境に途切れた落書きが見えたからだという。

 

□ □ □

 

少し前、池袋の地下道に「さまよう落書き」の噂が流れていた事がある。
ポッポな字体で「HAPPY!」と、カラースプレーを使って大きく書かれたものらしい。
書かれた次の日には掃除の跡もなく消え去り、まったく同じものが別の場所に出現したという。
地下鉄を通り過ぎる電車の車体に「ByeBye」と書いてあったのを最後に、落書きは目撃されていない。

 

□ □ □

 

数年前、某県にある水族館で起きたとされる話。サメが泳いでいる大型の水槽に上から何かが落ちてきた。
大きな音がしたので、多くの家族連れの客が驚いて水槽に注目した。かなり激しく泡が立ち込めている。
しかし、そこには泡ばかりで何もない。すると客が「誰かがサメに食われた!」と騒ぎ始めた。
驚いた職員が「落ちた人間」を調べたが該当する者はおらず、サメが何かを食べた形跡もなかったという。

 

□ □ □

 

埼玉県の某所にある会社には「お茶泥棒」が出没する。
休憩時間に出されるお茶を飲まずにしばらく放っておくと、いつの間にか空になっているのだ。
最初は社員の誰かの悪戯だと思われていたが、誰も飲んでいる現場を目撃した者はいない。
お茶を勝手に飲まれる以外に害はなく、いまでは泥棒用にお茶を1つ余分に用意するそうだ。

 

□ □ □

 

昭和60年ごろ、主に関東から北陸にかけて「誕生日おじさん」が目撃されていた。
道端で露店を開き、誕生日用のケーキを売っているのだ。このケーキで祝うと「幸運が訪れる」らしい。
Aさんは従姉の誕生日に購入。ところが従姉は食中毒で入院。予定していた海外旅行はキャンセルになった。
旅行先で乗るはずだった飛行機が墜落したと知ったのは、退院からしばらくしてであったという。

 

□ □ □

 

日航123便墜落事故の折、墜落地点を特定するため長野県警が地元署のパトカーを現場の方面に向かわせた。
だが、現地は山間部ということもあり、県警本部のある長野市までパトカーからの無線は届かず、地元署が中継したが意思の疎通がうまくいかない。
そこで通信会社の移動中継車が調達され、中継を行なったことで通信問題は解決した。
しかし、通信が良好になりはじめたのは、中継車が稼働するよりも一時間以上前からだったことが後にわかったという…。

 

□ □ □

 

鳥取県の国道沿いにある枝に「ピンク色のリボン」が、大体100m間隔で絡み付いている事があった。
約1年ほど放置され、人々は工事か何かの目印かと思っていたらしい。だが、どうも違うようである。
一応、道路公団の職員が「ゴミ」としてすべて回収したのだが、処分する前に行方が分からなくなったらしい。
リボンがあった年度の事故発生件数は、過去最低の記録であったという。

 

□ □ □

 

夢の中で「1つだけ願いをかなえてやろう」と神様から言われた主婦がいた。
いろいろと考えたが結局1つに絞りきれず、そのまま目が覚めてしまった。
「もったいない事をした」と何度も悔しがりながら洗濯を干していると、ハンガーが足りない事に気がついた。
クローゼットを開けると、昨日まではなかったハンガーが何十個もぶら下がっていたそうである。

 

□ □ □

 

自動車事故に巻き込まれ、右足を骨折してしまった男がいた。
病院に担ぎ込まれ治療を受けたのだが、医者はレントゲン写真を見て苦笑した。
「非常に良く出来た義足ですね。担ぎ込まれる場所を間違えたようだ」と皮肉を言われ、男は困惑した。
産まれてから一度も、義足の世話になるような状態になった事はなかったからだ。

 

□ □ □

 

南北戦争時の資料に「ジェフリー・ドーソンの回顧録」というものがあるが、資料的な価値は低いとされている。
「戦闘中に天使の軍勢が悪魔と戦っているのを見た」という記述があるからだ。
ところが、興奮状態で見た幻覚や虚言であるという理由から否定されているわけではない。
彼が見たという天使の肌の色が黒かったから、という理由で資料的価値がないとされているのである。

 

□ □ □

 

福井県三柴市にある戸越村には、村を取り囲むように長い樫の棒が何本も立てられている。
「抜くと村がなくなる」と言い伝えられており、信仰の対象にもなっている。
そのため村の老人達は「抜かれるのを防ぐため」に、昼夜交代で棒を見張る習慣があるそうだ。
もしも貴方がこの村の事を調べようとして、何一つ資料が出てこなかったとしたら───

 

□ □ □

 

四国のある山道に「左を御覧下さい」(反対側には「右を御覧下さい」)と書かれた看板がある。
指示されている方向を見ても、ただ山肌があるのみである。
しかし、よくこの道を利用する人でもこの看板を見るとその方向を必ず見てしまうという。
この山道での事故はごく稀である。

 

□ □ □

 

ブラッドウッドの宇宙人、俗に言う3メートルの宇宙人だが、実は太古の日本で既に記録されている
遮光木器土偶と同時期に出土している物と非常に酷似しているのだ
これは3メートルの宇宙人が世に知れた以降の出土品である為、アメリカ国防省との密約により公表記録からすべて封印されている
そして、それは今なお上野の国立博物館地下倉庫にて厳重に保管されている
これが日の目を浴びるのは果たしていつのことだろうか

 

□ □ □

 

茨木県の某山中にある、出自不明の祠。
撤去や発掘調査をしようと計画が持ち上がるたびに
責任者や推進者が変死や自殺に見舞われ、いまも放置されている。
徳川埋蔵金にまつわる祠だという風説が地元に残るのだが、確かめようする者はいない。

 

□ □ □

 

1963年当時13才であったインドのラタミラという少女は前世を語るというので評判になった。
曰く彼女はビヤと呼ばれ結婚して子供もいたが39才で世を去った。 その後ブラミン(カーストの最上級)の
家に生まれたが9才で交通事故で死亡、今の家に生まれたのは3度目ということであった。
彼女は生まれた町を一度も出たことはなかったが、ビアであった頃の家に連れて行ったところ家族の名前を
全部言い当てたばかりか飾ってあった古い写真から両親を苦もなく探し出したという。

 

□ □ □

 

兵庫県の斑鳩寺に「聖徳太子の地球儀」と呼ばれる球体が納められている。
実のところ太子に縁はない物らしいが、この球体の表面には日本列島を始めユーラシア、
南北アメリカ、そしてアフリカ大陸の位置がかなり正確に刻まれているのだ。
ただ、どういう訳か太平洋上に、存在しない筈の大陸が一つ余分に刻まれているという。

 

□ □ □

 

1990年イギリスのある狭い路地で、同時刻に殺害されたと思われる五つの死体が発見された。
まもなく五人の男が自首してきたが、全員が「自分と被害者の二人以外誰もいなかった」と主張。
その後いくら調べても被害者同士、加害者同士の接点が見出せなかったために、
悩みぬいた警察は五件の事件をまったく別の事件として処理した。

 

□ □ □

 

1980年ごろのアメリカ、アトランティックシティにジョン・ウッドというギャンブラーがいた。
彼は大抵の勝負で負けるのだが、最後の最後に大勝ちし、いつも収支ゼロとなっていた。
珍しく勝ちのまま終わった日も帰り道で事故にあうなど必ず何らかの出費をするので、
友人から「バランス」と呼ばれれていた彼は、83年3月2日に車に撥ねられ亡くなった。彼の息子が生まれた瞬間だった。

 

□ □ □

 

「漫画の神様」として知られる手塚治虫氏だが、一部では「予言者」として知られている。
何十年も前のSF漫画で示唆してきた技術革新や世界状況などが、ピタリと的中しているのだと言う。
彼の予言を信じる者に言わせれば「ひとたび世に出れば嘘は本当になり、それは必ず実現する」のだそうだ。
ところで手塚氏の作品の中には、完成しているのに未発表のものが1本だけあるらしい。

 

□ □ □

 

漫画家の手塚治虫氏は、非常に嫉妬深いことで知られている。
「AKIRA」で有名な大友克洋と初めて対面した際、「君ぐらいの絵なら僕でも描けるよ」と言ったエピソードがある。
その大友氏が締切を前に体調を崩しながらも作品を書いている最中、1人のアシスタントが非常に頑張ってくれたそうだ。
「ほらね?」と得意げに笑うベレー帽のアシスタントの事を、他の人間はまったく覚えていなかったと言う。

 

□ □ □

 

漫画家の手塚治虫氏は、自分に対して非常に厳しい面を持っていることでも知られている。
アニメ版「鉄腕アトム」の某エピソード(手塚自ら手がけたもの)が気に入らず、フィルムを焼き捨ててしまった。
すると不思議な事に、青く燃える炎の中で焼き捨てたフィルムの映像が浮かび上がったのである。
その映像をみた手塚は急いで1つのエピソードを造り上げた。それが「地上最大のロボット」である。

 

□ □ □

 

1864年カナダのとある田舎町で、空高くに浮かぶ中世の都市が目撃された。
住人全員に目撃されたその都市はその後半年に渡り目撃され続け、ある日を境にぱったり消えてしまった。
この都市は、住人たち以外にも噂を聞いてやってきた新聞記者など多数の人が目撃しているが、写真などは残っていないため集団幻覚とされている。
しかし、のべ数万の人々が一人の脱落もなく幻覚をそれも長期間に渡り見続けることなど有りうるのだろうか?

 

□ □ □

 

1980年代の日本で、とあるヘヴィメタルバンドがライヴ会場でリハーサルを行っていた時のこと、
ギタリストに心酔して顔まで一部整形したという一人のファンが楽屋に無理矢理入り込んできた。
妙な奴だとバンドもスタッフも笑って迎えたのだが、彼にふざけてギターを渡したギタリストは驚愕した。
その彼が弾くギターは、まさにこれからライヴで弾こうとするアドリブのパートを正確になぞっていたのだ。

 

□ □ □

 

フランスの或る村のそばに、近隣住人から「悪魔の住処」と呼ばれ、忌み嫌われる洞窟がある。
村人によるとその洞窟には悪魔が住んでおり、その悪魔の声を聞いた者は死んで仕舞うという。
その話に興味をもった民俗学者がその洞窟を調査したが、一週間経っても帰ってこない。
心配した村人が学者を捜しにいくと、彼は洞窟の入り口で耳を押さえて死んでいた。

 

□ □ □

 

青森県のドライブインで車だけを残し行方不明になった長距離トラックの運転手が、
その10日後瀬戸内海の人一人乗るのがやっとなほど突起した岩山の上で死体となって発見された。
死体の腹は臨月が近い妊婦のように膨れており、解剖したところ口から胃にかけて貝類や藻類がぎっしり詰まっていたという。

 

□ □ □

 

ダムや橋梁といった大規模な建築工事を請け負う者の中に、贄師と呼ばれる輩がいる。
原因不明の事故が多発するような現場では、彼らが呼ばれることが時々あるらしい。
彼らは決まって小動物を連れており、深夜に一人現場を訪れ、何かを地中に埋めて去るという。
理由はわからないが、その後はぱったりと事故が起こらなくなるのだそうだ。

 

□ □ □

 

埼玉のある町に、山に住む天狗とその召使の犬の話がある。
話によると、天狗はその地域の人々が疫病で苦しんでいると犬に人々を
天狗の住んでいる山の家に連れてこさせ、その病気を治療していたという。
現在、天狗と犬が住んでいたとされる山は切り崩され、病院が立っているが、時々犬の鳴き声が聞こえるという。

 

□ □ □

 

日本海のある海域に50mにもなる一本の黒い帯が現れた。
その近くを通った漁船が詳しく調べてみると、数千万にも及ぶ魚の群れだった。
帰港した船長から話を聞いた専門家曰く、「通常、魚は脅威から身を守るために、、
大型の魚のようにカモフラージュします。それだけの群れであったということはそれだけの脅威がいたということです。」

 

□ □ □

 

20世紀初頭のイギリス。ある村の住民全員がキリスト教を棄教すると宣言した。
教会が理由を尋ねても皆一様に口を閉ざした為、数人の司教が調査に赴いた。
だが村について数日後ほぼ全員が発狂するか棄教し、一人は帰ってきた後何と自殺した。
彼は自殺の直前「神々……もう信じられない……」と呟いていたという。

 

□ □ □

 

ニューヨークのある高層ビルのエレベーター内に、奇妙な貼り紙が貼ってあるという。
誰が貼ったかは謎だが、それには「一人で乗らないで」と書かれており、
実際に一人で乗った人が行方知れずになる事件が何件も発生しているという。
この貼り紙が貼られる前はそのような事件が起こっていないにも関わらず、である。

 

□ □ □

 

地元住民から「歩く木」と名付けられた、少しずつ動くらしい木がフランスにある。
ある時ジャン・ピエールと言う若者が本当に歩くのか不寝番に立ったところ、
深夜1時ごろに何者かに殴られて気絶した。幸いにも一命は取り留めたのだが、
捜査した警察は凶器を「歩く木」の枝と断定。木の立っている場所は少しずれていた。

 

□ □ □

 

1963年秋田。精神科医の元に奇妙な患者が訪れた。たどたどしい英語で言うには、
突然日本語が分からなくなったという。様々な医師や学者が原因究明と治療を試みたが全て失敗。
近所では「先祖の祟り」という噂まで広まった。なお症状自体は3年後に突然回復した。
関係は不明だが、前夜に患者の家を包む緑の光が複数の人に目撃されている。

 

□ □ □

 

あるイギリスのプログレッシブ・ロックグループのレコードがCDで再販するに従って、
「当時の日本版の邦題が現在では差別用語とされているため、一部改題しました。」と表記された
ジャケットの付属したCDが作られた。しかし、そのような差別用語が使われた邦題は
そのCDの中には存在しない。いったい、なにを改題したのだろう?

 

□ □ □

 

シンガポールのチー・ソン巡査はオーチャードロードをパトロール中、駐車中の若い二人組みの男の
笑い方が気になり後戻りして近づくと二人は逃げ出した。ソン巡査は曲がり角まで追い詰めて二人を警察署に
連行、訊問の結果二人は窃盗を自供した。しばらくして署に泥棒が入ったとの110番電話が入ったが署長は
犯人はもう捕まえましたよと鼻高々に知らせた。ソン巡査はこのやり方で過去にも多くの事件を解決している。
彼によると不思議な予感がするのだという。 シンガポールでは霊感巡査として結構有名らしい。

 

□ □ □

 

ギアナのとある村では小さな宇宙が飼われている。その宇宙は少しずつ成長していると言うのだ。
1978年、フランスのTV局が取材を行ったが、スタッフは取材終了の連絡の後消息を絶った。
TV局が村人に取材スタッフ達の行方を尋ねてみても、村人はただにやけるだけであった。
現在その村は深刻な過疎にある。

 

□ □ □

 

初代仮面ライダーには、「蜂女」と言う怪人が登場するが、しかしコレはリテイク後の着ぐるみで、最初は、
「怪蛇女」という物だったらしい。日本の伝説にある執念深い女性の化身”清姫”をモデルにした物だったが、
しかし「耳元で女性の声が聞こえる」と、着用拒否が相次ぎ撮影は中止。脚本も別のものに差し替えられた。
頭部で使われた頭髪が、実は本物の女性の頭髪だという噂も立ったが───真偽は定かではない。

 

□ □ □

 

ニュージャージー州に住む男性は、ある時奇妙な手紙を受け取った。
「奇術師ディーンから、親愛なる友人の君へ朗報だ。遂に完璧な消失マジックを思いついた。
今度は僕の姿だけでなく、あらゆる記録や記憶からも消えて見せるよ」という内容である。
問題は、このディーンの存在を証明するものがこの手紙以外に無い事である。

 

□ □ □

 

『リメンバー・パールハーバー』
真珠湾攻撃の翌年、ルーズベルト大統領が演説のなかで言った言葉である。
しかし、真珠湾攻撃の行われた2年前の同月同日朝…
インディアナ州オーエンスビルの小学校側の道にペンキで大きく
『REMEMBER PEARLHARBOR(リメンバーパールハーバー)』
と、書かれていた事を知るものは少ない…。

 

□ □ □

 

1998年にフロリダの天文学者らが、それぞれ違った宗派の占星術師18人を招き実験を行った。
今後数百年に及ぶ天体運行のシュミレート結果を、占星術師たちに占わせたのである。
すると、術師たちは一様に「ある時期を境に人類が大幅に減少する」と占ったそうだ。
現在実験レポートは破棄され、「ある時期」を知る関係者らは硬く口を閉ざしている。

 

□ □ □

 

「水の中」という本がある、本といっても小さな紙数ページをまとめた粗末なものだ
その本を読んだ者は水という水を怖がりそれ以来水を口にすることはなくなってしまう
だが彼らは決して脱水症状死んでしまう事はなく老衰を迎えるまで健康そのものなのだ
その本の最後にはこう記してある「そしてあなたたちは救いの井戸から水をくみ上げる」

 

□ □ □

 

CIAの任務の一つで、凡そ50年前から続けられている不思議な任務がある。
別段秘匿されているわけではないのだが、ニューヨークの外れにあるコーヒーショップの監視がそれだ。
正式なマニュアルも存在し、チャートによって起こる事への対応もきっちりと解説されている。
ただ、何の目的で、この任務を何のために行っているのか・・・それを知る者は居ない。

コメント

タイトルとURLをコピーしました