【信じようと、信じまいと】『きっかり10年後』など全50話【17】ロア – 噂話集 – 嘘のような本当の話

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【信じようと、信じまいと】『きっかり10年後』など全50話【17】ロア - 噂話集 - 嘘のような本当の話 信じようと信じまいと
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信じようと、信じまいと【17】全50話  ロア – 噂話

 

ある男の中学校時代の友人が交通事故で亡くなった。
男は家に帰り、感傷に浸りながら中学校時代の卒業アルバムを眺めていた。
すると彼は「10年後の自分」というコーナーで同級生が「さようなら」と書いていたことに気付いた。
男の同級生が亡くなったのは卒業式からきっかり10年後の出来事だった。

 

□ □ □

 

ニューヨーク・ブルックリンの25ストリート。
そこで働く男が、十センチほどの胎児に蛸を縫い付けた様な死体を発見した。
男は911番に通報、その後駆け付けたのはWHO職員だった。男はそのまま保護された。
現在、死体が発見された場所には、厳重に閉じられたマンホールがある。

 

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兵庫県のある地域に、いつ立てられたのかもわからない廃洋館がある。
ある日小学生3人が探検に行ったが、2人が助けを求めて飛び出してきた。
騒ぎを聞いた者たちが駆けつけ中に入ると、少年が立ちすくんだまま「床の中に人が居る」と言い息絶えた。
助かった2人は、彼が何を見たのか知らないと言い張っているという。

 

□ □ □

 

1958年11月11日午後2時45分ごろジョージア州ドーソンにすむR.ウォーターマンの家の庭の
一角(約5平米)だけに突然雨が降り出し2週間にわたって降り続き、降り始めたときと同様
急に降り止やんだ。 その間、当地は快晴でその雨、あるいは水はどこから来たのか不明である。

 

□ □ □

 

1985年東京で大学教授をしているT氏が、家族と奥多摩へキャンプに出かけた山中で、藁葺き屋根の「まるで時代劇のセットの様な」村を発見した
T氏と彼の娘はその村を数枚の写真にに収めて帰ったが、後に幾ら調べてもその村が何なのか解らず、見つける事ができなかったという
寛永年間の記録にはこう記されている「亥の年丑の月、山中より怪しげないでたちの異人が里に現る、村人は怯え家に隠れるが
異人のひとりは怪しく光る大きな一ツ眼で家々を覗き廻りいつしか去りぬ、眼一つなるは、もののけ也。」

 

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1987年、イギリス・ウェールズの山中で死体が発見された。
その死体は仰向けになり、剣を両手で握っていた。
さらに、死体・着ている服共にまったく損傷が無かった。
彼の正体は文献に載っていた。アーサー王の従者の一人であった。

 

□ □ □

 

アルゼンチンの銀行に、ナイフを持った強盗が押し入った。その場にいた警備員がナイフを持つ腕に
向けて発砲。見事に命中したが、何故か強盗は即死。半瞬遅れて警備員も何者かに射殺されてしまう。
検死の結果、彼は自分の銃弾で死んだ事が判明した。強盗の腕に命中した弾丸が骨に沿って移動し、
肩、胸を経て、最終的に肋骨を伝わり外へ出た。ちょうどUターンして警備員の胸に命中したのである。

 

□ □ □

 

昭和30年代のある夏休みの日、1人の男の子が野良猫と遊んでいた。
遊びは次第にエスカレートして家から持ち出した唐辛子を猫の肛門に指すという虐めまでに。猫が大きな鳴き声をあげながら走り去って行くのを見て大笑いしていた。
その男の子が成人してから今現在に至るまで毎年夏になると大変な痔に悩まされているという。それは手術をしても完治する事は無いらしい。

 

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世界中で一番使われているWindows。その中のあるプログラムのベースラインに、
誰も組み込んだ覚えの無いコードが入っているという。
現在、そのコードの役割を知っている人間はいないが、
ある自殺したマイクロソフトのプログラマーの遺言は、「三十五年後」だったという。

 

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消防士のトーマス・アンダーソンは火災現場で一人の男を助けた。男は重傷で救急車に乗せられる間際、トーマスの名前を知りたいと言ったので名前を教えて救急車に乗せた。
次の日、男の事が気になって同僚に聞いてみると、昨日火災が起きた記録はないという。
昨日はトーマスの誕生日、28年前同じ日トーマスの父を火災から助けた消防士の名をトーマス・アンダーソン。
トーマスの生まれる一年前の事で、当時の記録にトーマス・アンダーソンという消防士はいない。

 

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オックスフォード大学のヤング博士は瞬間移動装置を開発した。
博士はロンドンの装置に入り、NYのもう一方の装置の中から出てきて現場のマスコミを驚かせた。
博士の説明によると、入口内の物質の原子構成をスキャンし、出口内に再構築する仕組みだという。
そして入口内に残った物質はガスで毒殺するそうだ。博士はほんとうに瞬間移動したのと言えるのだろうか?

 

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1972年、山口県。交通事故に遭って23年間意識不明だった男が目を覚ました。
彼の話によると、彼は夢の中で60万年間生きており、
自分が人間だった頃の昔の話はほとんど忘れてしまっていたそうだ。
そして自分の寿命があと40~50年ほどであることを聞かされて絶望していたという。

 

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ある男のメールボックスに送信日が2036年のメールが舞いこんだ。
内容はただ一文、「30年前の自分、逃げて」。
男は何から逃げてよいのか分からないのでとりあえず”逃げて”ないが、
それが分かるのは30年後なのだろうか。

 

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西暦何年の何月何日だろうとすぐに曜日がわかる男がいた
男を研究していた学者が「何故判るのか」と聞いても理由は判らないとしか答えない
学者は長年の研究と努力の末、自身も男と同じ、曜日が判る能力を身に付けた
しかし、何故判るかという説明はやはり出来なかったという

 

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人間の体内時計は、1日が25時間だという説がある。
しかしご存知の通り、地球の自転は24時間。
これは不自然である。体内時計と時点が噛み合っていない。
実は、火星の自転は25時間なのだ。

 

□ □ □

 

人間の体内時計は、1日が25時間だという説がある。
ところがロンドン在住のアーサー・リドゲット氏の体内時計は約12時間周期だった。
20歳の時にそれに気付いた彼は、以降「8時間の活動と4時間の睡眠」を1サイクルとした生活をはじめる。
それから30年後、彼は50歳の若さで老衰のため死去。彼の肉体年齢は80歳を超えていたという。

 

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18世紀末、多くの作品を遺した小説家がおり、その数の多さに興味をもった一人の学者は彼について調べる事にした。
すると、彼の作品を全て書くには、彼が生涯寝ずに書いたとしても一秒間に1200文字書かなければならない事がわかった。
結論を信じられなかった学者だが、ある事に気付いてしまった。
学者の年齢は小説家の亡くなった年齢の半分だが、彼の作品全てを読み尽くしてしまっていたのだ。

 

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アメリカ開拓時代にも魔女狩りはあった。 ある町の有力者が一人の老女を魔女にしたて
拷問の末、処刑した。 老女は最後まで無実を訴え、彼が死んだらその墓石に女の足型を
つけてやると言い残して死んだ。 有力者が死んで2ヶ月ほどして墓石に薄っすらと婦人の足の
輪郭が現れ日がたつにつれ紛れもない足型となった。 遺族は石工に削り取らせたが何回
削り取っても浮き上がってくる。 メイン州バックスポートに今もその墓石はあるという。
老女の執念の足型を残したまま・・。

 

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巨大な総合病院で数ヶ月の間に欠損新生児が相次ぎ生まれる自体がおきた
全て部位の異なる欠損で、大脳を除き心臓・目・左手・腎臓等とあらゆる症例を確認
後日、隣市で異常な乳児の死体が発見され、死体遺棄として捜査が開始された
無頭症だったその乳児の死体には、体に無数の継ぎ目のようにも見える手術痕があった

 

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ニューヨーク郊外で五つの人格を持つ解離性同一性障害の男が
自宅でピストルを持ったまま死んでいるのが発見された。
遺書もあり明らかに自殺だったが警察はこれを自殺と断定できなかった。
こめかみに弾痕が五つあったからである。

 

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ある日、会社に勤める女性は近道をしようと路地裏に入った。
彼女が路地裏から出ると、そこには見た事も無い街があった。
彼女はなぜかそこが恐ろしくて、その路地裏を引き返した。
そして彼女は5年後、路地裏から出てくる自分そっくりの女性を見たと言う。

 

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とある病院に通院する男は恋人の為に病気を治す事に必死だった。
その甲斐あって病気は完治したが、次の日男は自室で自殺していた。
遺書には『僕は彼女を殺してしまった。彼女無しでは生きていけない。』とだけ書いてあった。
誰も男の恋人を見た事がなく、男の病名は解離性同一性障害だった。

 

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あるパリの大学に「存在と証明」という講座があった。
だが、あまりに難解な内容に、受講する学生は減り続け、ついに廃止することが決まった。
しかし、教授会が調べた結果、その担当教授が行方不明のまま講座が継続されていたことがわかった。
彼らは一体何を証明しようとしていたのか。

 

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ある日、ダニエル・フィガロという27歳の青年が地元の警察署に自首してきた。
「自分がJFKを暗殺した真犯人だ」と言うのである。彼の証言どおり、暗殺直後の調査では見落とされていた
新事実や新証拠が次々と明らかになったのだが、結局彼の証言は誰からも無視された。
彼が自首したのは2004年のフランスだったからである。

 

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病院では、すべての患者の細胞をサンプルとしてひそかに採取している。
それを元に極秘に研究をする機関があるという。
中には、人間以外の遺伝子を持つ細胞や、不老不死の人間の細胞などもあるらしい。
一つだけ公表されているのが、世界中で研究されている「A婦人の無限再生細胞」である。

 

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作家のC.ディッケンズにはその死後に書かれた作品がひとつある。
ジェイムスというしがない印刷工の肉体を借りてディッケンズがあの世から
口述したものといわれている。 小学生並みの学力のジェイムスが書き上げた
作品は英文壇に絶賛されたがこれ一作でジェイムスはまたただの印刷工に
戻ってしまった。 その作品「エドウィン・トラッドの謎」ジェイムス版はたまに
図書館にも置いてあることがある。

 

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とある西日本の片田舎、非常に高度な製法で作られた陶器が1980年代に出土した。
しかも、この地に陶器の製法が伝わったとされる年代よりはるか以前のものだった。
ただ、不幸なことに出土地は日本三大茶陶器と呼ばれる焼き物の産地の
行政区からわずかに外れていた。出土物は再び埋め戻されたという。

 

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50年前、イタリアの地方で有名な「死の詩」というものがあった。
その詩を音読すると、必ず不幸に見舞われるという。
その当時イタリアに学業のため来ていた日本人が「死の詩」をモデルにした
一つの詩を書いた。そしてそれを音読した人は次々と謎の死を遂げる。
その学生とは、今や誰もが知っている、有名な詩人。これ以上は皆の安全の為、内緒にしておこう。

 

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1882年のクリスマス、ノルウェーのある小さな村では記録的な猛吹雪となった。
その翌朝、村人が雪の上に奇妙な足跡を発見した。その足跡は数十キロ離れた隣村まで
続いていたが、一夜にしてつけられたものに間違いなかった。しかも、足跡から判断すると
足跡の主は村のすべての家の窓をのぞきこんでから立ち去っていた。

 

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1998年8月6日、長野県のある村で妙なことが起きた。なんと人っ子一人見当たらないのである。
このことは、地方新聞で大題的に取り上げられた。そして、全国的にそのニュースは広まった。
「消えた村人たち」「一夜にして煙のように消えた!!」「村人たちはどこへ?」「何故?」「どうして?」
そして5年後、皆の記憶からそのことは消えていた。今、その村では新しい人たちが住んでいる。今度は消えないことを願いたい。

 

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寛永五年、山里の寺に双胴の赤子が捨てられていた。ひとつの下半身を共有する
ふたつの胴と頭それに4本の腕を持っていた。 二人(?)はとても仲がよく
成長するにつれまるで恋人同士のように振舞った。しかし蜜月は長くなかった。
16歳で片方が死んだとき生き残ったほうが片方の死体を抱きかかえて悲しそうに
うめきながら寺の境内を歩いていた。それが最期だった。

 

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あるところに怖いもの知らずと評判の将軍がいた。
男は猛獣も、大自然の脅威も、神や霊や魔物も、権力も、狂気も、自分の死すらも恐れることが無かった。
やがて彼は王になり、国中の美女を集め後宮を造ったが、やがてそこに足を運ぶことも少なくなった。
そして、王は死の寸前に王子たちにこう言い残した。「げに恐ろしきは女の性(さが)よ。」

 

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中世の哲学者に好まれた寓意書にこのような話がある。
テーベのある哲学者は精神は第三者に認知されることで初めて存在すると考えた。
彼はこの考えを広めるためにアゴラ(広場)に立ったが、ほとんど誰も気にとめなかった。
やがて彼は姿を消したが、そのことを気にとめたものもいなかった。
では、この話は一体誰がどのような目的で現代に伝えたのだろうか?

 

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東西冷戦時代の1958年10月、米ソ、ホットライン開設のきっかけとなった事件が起こった。
ケープカナベラルの衛星追跡基地が月から地球の軌道上に未知の物体を捕捉した。
米軍当局はソ連の核ミサイルを疑い、核反撃の臨戦態勢を取ったがこの物体は大気圏に
突入後北米から大西洋はるか上空を通過した後、再び大気圏外に消え去った。
物体は飛行中頻繁に速度を変えていることから隕石や衛星でないことは確かである。

 

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アメリカのある州にすんでる博士が実験をしている時に褐色の液体が出来た。
シロップのような甘い香りがしたので、水で溶いて近所の人に売っていた。
ある日、博士は間違えてソーダ水を混ぜて人々に売ってしまった。
しかしコレが大好評だった。このジュースはやがて、国中にひろまり、世界へと広まった。
そう、あのコーラの誕生である。博士の製法は今でもかわらない
しかし、博士が研究に使っていたのは石油であったことは誰もしらない…

 

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1991年6月4日、アメリカ合衆国ワシントン州セントキャナルにあった病院での話。
CTスキャンで脳腫瘍の女性患者を診察していると、病院に落雷。電気の逆流で、病院内のあらゆる機械がショート。
その爆発的な漏電は、CTスキャンを受けていた患者の頭部を完全に炭化させ、死亡させてしまったほど激しかった。
……翌日からである。近所のPCモニターに、妙なメッセージが勝手に表示されるようになったのは。
「ねぇ、ここはどこなの?」

 

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3年前、砂漠地帯の上空を飛んでいた飛行機が、突如として消えてしまう事件が起きた。
その後、捜索部隊が組まれ、飛行機は砂漠に墜落した姿で発見されたが
政府はそれを墜落事故と断定する事ができなかった。
飛行機にのみ、雪が積もっていたからだ。

 

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イタリア半島を人の足に、シチリア島をその足に蹴られる石に見立てるのは有名。
だが、実際にシチリア島では誰かに蹴られて死ぬ人確率は他の地域の数十倍である。
中国の風水においては、地形を何かに見立てるのは重要な技術なのだとか。

 

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古代遺跡には多くの謎が残されているがプレ・インカのサチュアマン遺跡も
そのひとつである。そこには硬い岩石の中に何キロにもわたって掘られた
トンネルや階段があるが身長1mの子供でも通るのがやっとの大きさである。
しかも小さい足跡で摩り減っており使用されていたのは確かなようだ。

 

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源平合戦の時に失われた三種の神器の一つ、宝剣。
これが失われた為、天皇家は長い間主権を失った。
実は、宝剣は薩摩の島津家が隠匿していたらしい。
宝剣の守護により島津家は鎌倉時代から明治時代まで安泰だったという。

 

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2002年8月1日。山口県長門市に住む大平氏(仮名)は、季節外れの風邪を引いた。
夏だというのに朝から寒い。冷房をタイマーで入れていたので、余計に体が冷えたのだ。
「これが噂の異常気象か」とテレビをつけたが、何処のチャンネルも冗談企画をやっていた。
どこの局も、今日が1988年11月3日と言っていたのだ。

 

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1989年4月1日長野県のある村の子供達がエイプリルフールを5人で楽しんでいた。
子供達は大人達を次々と騙して得意げにしていたが、一人だけ嘘をつかない子供がいた。
他の子供達はその子供に『お前は嘘だ。本当はお前なんか居ないんだ。』と言った。
次の日、『昨日は子供達に騙されたな』と言う大人達と、いつも通り一人で遊ぶ村唯一の子供の姿があった。

 

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2002年7月6日、ロシアある学者が時間を逆行させる理論を発見した。
学者の理論によると一定条件を満たした隔離された空間のみ可能で、早速実験へと取り掛かった。
連絡を受けた助手が7日に実験室を尋ねたが、実験室のあった空間には何も無くなっていた。
学者は理論を発見する前へと逆行し、理論の発見と実験を繰り返す無限ループをしているという。

 

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この世に光よりも早いものは存在しないことはよく知られている。ところが、ある世界的な超能力者
が己の念力の伝達速度を知りたいと、奇妙な実験を行ったことがあった。
地球からおよそ740光年離れた恒星に念力を飛ばし、意図的に激しく明滅させるというのである。
結果は実験開始からわずか10秒後、恒星は見事に明滅した。
超能力者は「光と等速でも740年かかる距離を10秒だ! 念力の真空伝達速度は光を遥かに超える!」
と興奮した。彼は、この実験結果の真の不気味さに気がつくことはなかったという。

 

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茨城の東海村に住む少年Mは、学校の帰り、ある廃れたレコード屋で不思議なレコードを買った。
再生ボタンを押したが何の音もならない。5分程経った頃だろうか、遠くで声が聞こえた。
「おじいちゃん、一緒にお散歩行こうよ!」そこにはMを呼ぶ5歳くらいの少女と鏡に写る老人がいた。
そのレコードの題名は、「空白の50年間」 彼の夢だったのだろうか?それとも・・・

 

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1854年版ボストン医学雑誌にイギリスのクリックレイドの四つ目人間のことが
報告されている。 それによるとこの人間は「一対の目の上にもう一対の目があり
別々に独立してどの目でも閉じることができ、違う方向の物を見るためにクルリと
まわすこともできた。 見物人はおろおろせざるを得ない」とある。

 

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マニラの街頭で18才の娘クラリタは「そいつ」に咬まれて泣き叫んでいた。
最初テンカンで処理しようとした警官は目の前で二の腕と肩に歯型が浮き出るのを見て
市長と司祭に連絡した。 娘によるとそいつは大目玉で黒いマントをつけ空中を自在に飛び
回る男のように見えた。 娘を診ている最中に手のひらや首筋に生々しい歯痕がくいこむのを
見た監察医は娘にしか見えない何物かが彼女を襲ったのは間違いないと証言している。

 

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人間が眠らずに生きられる期間は食べずに生きられる期間と同じと言う定説を
くつがえす例がある。1961年8月で80才のユースタス・バーネットは27才のとき
ふいに眠りたくなくなり続く54年間眠ったことがない。しかもすこぶる健康である。
医者達は普通なら眠らせることのできるさまざまな手段を実験したが無駄だった。

 

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イギリスの貴族出身のエドワード・モードレイクは頭の後ろにもうひとつの顔を
持っていた。 食べたり、しゃべったりこそできないが、目は実用品であった。
目が使えるから泣きも笑いもする。 じろっと横目を使うのが癖で、これににらまれた
ある青年はしだいに気がおかしくなり、ついに狂い死んだ。 まさに悪魔の目だ。

 

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1966年イギリス領香港に住んでいた神父ロナルド・フォードの体験談。
ある夜の晩。寝る前に月を見て祈りを捧げようと、寝室の窓に近付いた。
目の錯覚だろうか、なんと夜空に満月が2つあるではないか! 驚くロナルドの耳元で誰かが呟いた。
「運の悪い神父だ。だが今日は見逃してやろう」
驚いて振り向いたが、寝室には自分以外誰もいない。月は昔からそうあるように1つで、しかも欠けていた。

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