【信じようと、信じまいと】『存在しない小島』など全50話【13】ロア – 噂話集 – 嘘のような本当の話

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【信じようと、信じまいと】『存在しない小島』など全50話【13】ロア - 噂話集 - 嘘のような本当の話 信じようと信じまいと
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信じようと、信じまいと【13】全50話  ロア – 噂話

 

時は幕末、蝦夷地から北陸まで広範囲にわたる測量を行い
日本地図の原型を完成させた伊能忠敬とその弟子たち。
彼等の手により作られた地図は現在のものとほとんど変わらず
その測量技術の正確さが窺えるが、その地図には
現在は存在しない小島がひとつ記されているそうだ。
今は幻のものとされている、その島の名は「霧雨」と言う。

 

□ □ □

 

20世紀初頭、シェイクスピア研究の第一人者と呼ばれたウイリアム・ダール
は1911年にイェール大学で伝説的な講演を行っている。
2時間に及ぶシェイクスピア作品の研究発表の中で、彼が使った形容詞は
『good』 のみだったという。

 

□ □ □

 

1980年代のある日、アメリカ南部テキサス州の一人の少年が、突然あらわれた男に滅多刺しにされ殺された。
男は少年を刺しながら、「神様、俺はやった!これで世界は救われた。」と叫んだ。
男は取り押さえられる際、もみ合いのなかで自分のナイフに刺され死亡。その後、どんなに調べても男の身元はわからなかった。
男は誰で、どこから来たのか。なぜ少年を殺したのか。

 

□ □ □

 

オーストラリアで、妙なアリを見つけた人間がいる。
別な種類のアリ同士が戦っているのだが、よく見ると
一方のアリはクチに金属片をつけているとか。
実はアリは文明を持っているのかもしれない。

 

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奈良の大仏が2度火災にあって消失したというのは有名である。
しかし、奇妙な事にその台座は、何十トンもの重みと、大仏
が焼け尽くされる程の火災と、1000年を超える年月を耐え抜いて
今なお建設当時のまま現存する。
ある大学が材質調査をしたところ、台座の中に奇妙な金属で
出来ている部分があるという。
言い伝えによると、大和朝廷が最後に保存していたヒヒイロカネ
を使っているらしい。

 

□ □ □

 

とある森の奥の村に、巨大な鳥の神の伝承があった。
と言っても、今はもうその村は存在せず、
数人の元村民であった人間の言い伝えで残っているだけだったが。
なんでも数百年前に、それは村へとやってきたそうだ。
いくつか、その神を模した置物が存在しているのだが、鳥というよりは魚のような形をしており、
それは大きな音を立てて空からやってきて、直ぐにどこかへ去って言った、らしい。
何人かの考古学者がその伝承について調べたが、
他の伝承などにそれと類似するモノは殆どなく、その土地独自の伝説である、ということになった。
ちなみに、現在その村があった辺りは軍事施設になっているのだが、
そこでの演習中に、一機のヘリが突然煙のように消え去り、消息を絶ったらしい。
それがこの伝承と関係があるかどうかは、また別の話である。

 

□ □ □

 

ある特殊な方法で計算した場合、
朝陽が昇る確率は1/1000000を下回ることが判明した。
もちろん、太陽はそんな確率に関わりなく毎朝大地を照らす。
この事実を知ったとき、その計算をした学者はこれぞ奇跡だとして神を賛えたという。

 

□ □ □

 

細胞核は年齢を記憶する。
8歳の羊の乳腺細胞核と未受精卵を併せて創られた、クローン羊のドリー。
わずか8歳で死亡し検死が行われたが、その身体は年齢に比べて非常に老いていたという。
因みに羊の平均寿命は15~16歳ほど。これは何を意味しているか?―

 

□ □ □

 

1900年代、イギリスのとある町で奇妙な連続殺人事件が起こった。
自らの犯行を自供する者が次々と現れるのだが、殺人は一向に止まらないのだ。
調査の結果、事件は殺人鬼を恐れた人々の恐怖の連鎖が引き起こしたと判明した。
しかし、事件の発端となった最初の殺人の犯人は、誰にも分からないままだった。

 

□ □ □

 

2005年6月23日、リュブリャナ近郊の村である男の葬式が行われた。
その葬式は親戚友人で盛大にしめやかに行われた。
しかし、友人のキリスト教徒が十字架を掲げた途端掲げられた十字架に落雷し、その男は絶命した。
熱心なイスラム教徒だった男の怒りか、それとも―?

 

□ □ □

 

リュブリャナ近郊とかどこなのかすら知らないし、死んでいた人もたぶんキリスト教徒だろうし、死んだ人が死んでいた人とどういう関係だったのかも知りません。
知ろうとも思いません。
そもそもキリスト教はイスラム教から分かれたような気がするけど気にしません。十字架を拝まないとか知りません。興味もありません。
だからどうかつっこまないでください。適当に筋が通るように自由に置き換えてください。
黙祷

 

□ □ □

 

「吸血鬼に血を吸われると吸血鬼になる」。
これは、狂犬病患者等を吸血鬼と思い込んだが故の間違った認識であるらしい。
実際には逆で、「吸血鬼の血を飲んでしまうと吸血鬼になる」のだという。
そう告白した男は、200年経った今も後悔し続けている。

 

□ □ □

 

地方新聞を少しにぎわせた話である。
1974年日本。あるマンションの平凡な家庭に起こった事故。
3人姉妹の長女が夜寝るために自分の部屋に入ったきり姿を消した。
その晩その町にある唯一の山の近くで、とても高い(少なくとも飛行機が飛行する最低高度)
場所から落ちたと思われる女性の遺体が見つかった。
その長女と血液型、歯型、身につけているものが一致した。
ちなみに、その時間そのようなところを飛行している飛行機等の記録はない。

 

□ □ □

 

「カミツウタ」という歌がある。
神代文字で書かれていて、さる大きな神社に秘蔵されているらしい。
この歌を声に出して読み上げると決まって大変革が起こるという。
記録上では最後に読み上げられたのは終戦期の日本ということになっているが…

 

□ □ □

 

科学的には「錬金術」は可能と証明されている。
水銀に粒子をあてると元素数が変わって金になるらしい。
余談だが、中世の錬金術の金の元になる物質は水銀である事が多い。
彼らはどうやって水銀が最も金に近い物質であると知ったのであろうか。

 

□ □ □

 

記録にあるだけで5000年を数える中国文明の科学技術。
その中には現代文明でも再現不可能なものがあるらしい。
一例を挙げると、周中期の技術者、楊の発明。
彼は純粋な水を燃料に火を起こしたらしい。
水には水素があるから嘘とも言い切れないが・・・

 

□ □ □

 

世界で最も価値のある宝石はダイヤモンドではなく、メタノイトという宝石。
あまりに貴重なため、絶対に表の市場には出ないらしい。
その宝石を発見・加工するグループも謎に包まれており、。
彼らの姿を見た人間は、一様に口を閉ざすという。。
彼らは裏市場から得た資金を元に、長年ある機械を作っているという。

 

□ □ □

 

ある男が、自殺した。
長期に渡る鬱病に刺激の強い小説が災いしてか、
その小説に登場する自殺した人物と殆ど同じ死に方をしていた。
小説には、
『銃を握っていたと思われる左手。
そして安堵に満ちた顔がそこにあった。』
と書かれていた。
だが、疑問点が生じてくる。
実は男の読んでいた小説中に、その自殺事件で使われた銃が見つかる事は無く、
男が死んだ後に書かれた続編でその銃は発見されるのだが、
この事件も、後になって書かれたはずの続編と全く同じ場所で
自殺に使ったと思われる銃が発見されたのだ。
この事から小説の作者による殺人の可能性が浮上してくるが、
小説は外国で出版されたものが翻訳されたもので、作者も外国に在住している。
もちろん、自殺した男との関わりも一切無い。
ならば、何故男は小説を再現するかのように、予言するかのように死んでいったのだろうか。

 

□ □ □

 

ある男は二階建の家の二階で寝ていた。
翌日起きてみると、布団ごと一階へ移動していた。
それが数週間続いたある日、男は酔っていて一階で眠りについてしまった。
それから男を見た者はいない。

 

□ □ □

 

昔のイギリスのある村に、腕が良いと評判の陶芸家夫婦がいた。夫の作る陶器は素晴らしく、妻の絵付けも美しかった。
ある日、地元の領主に食器を作れと命じられた夫婦はそれを断ってしまう。怒った領主は夫を殺し、妻に「陶器を作らねば、お前も殺す」と告げて去った。
暫くすると噂が広がり始めた。領主が奇怪な死に方をしたという。
領主は顔をズタズタに切り裂かれ、体はバラバラになって死んでいた。妻の作った皿には領主の顔が描かれていたが、一枚として残っていなかった。

 

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明治の終わり頃、一人の書道家がこの世を去った。
書道家は死の間際に弟子を呼び、一本の筆を手渡して言った「この筆は書いた願い事が叶う筆だ。でも、使い過ぎてはいけないよ」
弟子は長らく筆を使わずにいたが、ある時どうしても叶えたい願い事が出来てしまい、その筆を使うことにした。
願い事は叶ったが、弟子はほんの少し自分が痩せていることに気が付いた。師匠はガリガリに痩せて死んだ事に思い至った弟子は、筆を二度とは使わなかった。

 

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男が歩いていると不思議な光景を目にした。信号が青だというのに誰も横断歩道を渡ろうとしないのだ。
周りの人々はまるで意志がないようにぼうっとしている。
嫌な予感がして男が立ち止まると、人々はゆっくりと歩き始めた。
突然周囲に不気味な笑い声が響き渡り男は気が遠くなった。気が付いた時、大勢の人々が車の列に跳ね飛ばされた直後だった。

 

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ドイツのバルト海沿岸にUFOが飛行しているのが発見された、
戦闘機6機が緊急発進しUFOに接触するや、直ちに空対空ミサイルを発射したが、
発射された途端に全てのミサイルが爆発してしまった、
帰投出来たのは1機だけであった。

 

□ □ □

 

「僕等が求めているのは生きる喜びじゃない。死ねる喜びだ」
と、ある学者が小さな村の住人達に言った。
翌日、学者からの連絡が途絶えたため、警察が捜索隊を派遣したところ、
住人達の死体だけが見つかり、学者の死体は見当たらなかった。

 

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1964年9月16日午後3時、ニュージャージー州フローレンスの人気の無い道路。
マイルズ・N・ルーカス(68)という人物が、車で信号無視をして横から来た車と衝突。
弾き飛ばされた車が激突したのは、交差点近くのバプテスト墓地の中の、一つの墓石。
墓に眠っていたのは「マイルズ・N・ルーカス」という同姓同名の人物。
そして墓には、ある言葉が刻まれていた―「死は全ての者に等しく訪れる」
以前私がトリビアに送って銀の脳を獲得したネタが載っていた本から抜粋。
なので正真正銘事実…だとは思います。ちなみにこのネタも一緒に送ったんですが
採用されなかった…。銀の脳については、
本名で投稿していたのでどんなネタかは言えません。

 

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今や中華料理にかかせない調味料の一つ、カキ油。
大量のカキを塩漬にして、その上澄みを取るという方法を開発し、
販売会社を設立した男が、1918年、会社のアメリカ進出の際、現地に視察にでかけ、
そこで歓迎の一環として生カキの一気のみを初体験し、喉を詰まらせて死んだ。

 

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2000年12月27日、K医師のHP掲示板に「3歳の息子を女にしたい」と相談があった。
冗談だと思ったK医師は、軽い気持ちでレスをつけた。
「タマタマを潰して病院に行きましょう。おチンチンを切って貰えます」と。
その夜運ばれてきた急患は、陰嚢がグレープフルーツ大に腫れ上がった男の子だった。

 

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阪神大震災。K氏とT氏は倒れてきたラックの隙間に並んで閉じ込められた。
2人で励ましあって夜明けを迎えた頃、K氏が急に痛い痛いと喚きだした。
煩いとT氏が手でK氏の口を塞ごうとすると、その唇は全く動いていなかった。
K氏はラックが倒れた時に首を骨折し、即死していたのだ。

 

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1990年、宮崎県。結婚式を30分後に控えた新郎が、2Fロビーの友人達に
1Fへタバコを買いに行くと告げたきり、花婿姿のまま消えてしまった。
手を尽くして探したが、奇妙なことに目撃者もなく、手がかりすら掴めない。
あれから15年。彼は一体何処までタバコを買いに行ったのでしょうか?

 

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2004年6月、インド・ベンガル郡バルドワン西部のタラクでのこと。
15歳の少年の身体に突如「月経」が起こり、医師らを困惑させた。
毎月第二週目に定期的にペニスから出血、同時に嘔吐感や腹痛、精神不安などに苛まれるといった症状も。
1年余り経った今もなお、月経は毎月起こっている。

 

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フランスのレンヌに、唖者の夫婦がいた。子供は居なかったが、仲睦まじく暮らしていた。
手話も使ったが、彼らのコミニュケーション手段はもっぱら筆談であった。
1960年の春のある日、この夫婦は突然心中を遂げた。理由は結局分からずじまいであった。
メモ用紙に残された筆談の内容が、世界中のどこのものとも全く異なる言語で書かれていたからだ。

 

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妊娠7ヶ月のM美さんは、定期検診を受けに外出するため眉毛を整えようとしたところ、
誤って剃刀で眉の上の皮膚を切り、2針縫う怪我を負った。
しばらくして傷はふさがったものの、あとが残ってしまった。
その3ヶ月後に産まれた赤ちゃんには、彼女と全く同じ場所に瘢痕があった。

 

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ある日の休み時間。神奈川県に住む男子高校生が腹痛のあまり、
トイレ一番手前の個室へと駆け込んだ。
事を終えた彼は個室から出て、しばし茫然とした。
彼が立っていたのは、トイレ一番奥の個室の前だったのである。

 

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友人の結婚披露宴に招かれた川田康文さんは観光旅行も兼ねて、東京に一泊することにした。
無事宿泊先のホテルに到着したが、フロントによれば自分は既にチェックインしているという。
彼は不思議に思いながらも会場に向かったが、ここでも既に出席していることになっていた。
その後も結局、チェックアウトから帰宅に至るまで、常に『先回り』されていたという。

 

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ユタ州に住むルーシー・ウィリアムズさんはある時、
奥歯のさらに奥の歯茎から小さな何かが突出していることに気付いた。
彼女は特に気にも留めず暮らしていたが、ある日突然、それはぽろりと抜け落ちた。
琥珀だった。

 

□ □ □

 

ロンドンに住むアーサー・シンプソン氏は、聞こえるはずのない声に悩まされていた。
最初のうちはボソボソと小さな声で何やら呟いていた声も、日が経つにつれ、
だんだんとはっきりしてきた。「早く病院に行け」彼にはそう聞こえた。
声が止んだのは、彼の肺に小さな腫瘍が出来ているのが分かった直後のことだった。

 

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佐渡島へと向かうジェットフォイルが日本海の真ん中で衝突事故を起こした。とはいえ、海洋生物が原因であろうとの結論で通常運航され無事に港へと到着した。
後日、新潟市の海岸に鮫の死骸が流れ着いた。その歯には明らかにジェットフォイルの塗装と思われる痕跡があった。しかし学者の興味はもっと別のところにあった。腐敗した鮫の体内に何らかの発信機のような物が埋め込まれていたのだ。

 

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東京都目黒区在住の、定年退職して間も無い男性が、突如として亡くなった。
解剖したところ、死因は腸壊死がかなり進行した、重度の腸閉塞であった。
医師達は首を傾げた。「こんな状態なら、感覚がどうかしていない限り、壮絶な痛みに襲われるはずだ」と。
奇しくも男性は生前、妻子から“給料調達機”と呼ばれていた。たしかに、機械は痛みを感じないが…。

 

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『マルシチキリシル』と休まず千回言えば、出血を代償に異世界語が喋れるという。
そんな噂が流れたある街の午後、
一人の男が病院に運ばれた。
舌を噛み切っており、言葉を喋ることさえ出来なくなっていた。

 

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とある書家が、両手とも利き手の右手になっている夢を見た。
その日から左手でも、右手と同じくらい巧みに字が書けるようになった。
数年後、今度は両手とも左手になっている夢を見た。
それ以来、その書家は二度と筆を持とうとしなかった。18世紀の中国での話である。

 

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20世紀の終わりごろ、アジアのとある島国の若者達に奇妙な現象が起こった。
一様に顔を黒く塗り、目の周りや唇を白く縁取りはじめたのだ。
彼らは街の端々で集い、常人には理解できない特有の言語でやりとりを行った。
あるときを境に奇妙な行動はやんだが、彼らはその時の自分の心境が理解できないと話している。

 

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ある山あいの公園で、子供達が一斉に変死するという事件がおきた。
一緒に遊んでいたにも関わらず、唯一生き残った少年はこう証言した。
どこからともなく 『あなたはそこにいますか』 と声が聞こえ、
亡くなった子供達は残らずその呼びかけに応えたのだ、と。

 

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20世紀初頭のロンドン。
既に他界していた、ある奇術師の大脱出ショー開催を宣伝するビラが、1ヶ月程の間街中で配られた。
しかし、そのビラには、大脱出がいつ、どこで行われるのか、記されておらず、誰一人大脱出を見た者はいなかった。
宣伝ビラを見かけなくなった頃、今度はその奇術師を見たという話が街中で話題になったと云う。
果たして彼は、どこからどこへ脱出したのだろうか。

 

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『アンニの日記』というものが存在する。『アンネの日記』の書き間違いでは、決してない。
アンネもアンニも、共に16歳ユダヤ人で、収容所で亡くなっている。顔立ちまでそっくりだったという。
アンネの夢は「ジャーナリストになること」アンニの夢は「新聞記者になること」。
アンネの日記への望みは「死んでからもなお行き続けること」アンニは「死んだ後も忘れられないよう今を伝えること」。
このように似たような文面が続くのだという。『アンニの日記』は、ホロコースト記念館に大切に保管されている。

 

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小説「ガリバー旅行記」の中で、ガリバーがラピュタ島を訪れた時の文面。
そこには火星についての説明があり、二つの衛星の周期も正確に記されている。
現代なら常識というべき内容だが、火星の衛星が発見されたのは1877年。
作家スウィフトがこの小説を書いた百五十年以上後の事である。

 

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数年前の中山競馬場で行なわれた5Rサラ障害三百のレース。
最後の障害を越えようとしたナスノカゲが落馬した。
ナスノカゲは4月4日生まれで、その日のレースは4歳最後の日だった。
当日の枠順は4番、転倒したのは第4コーナーで、ナスノカゲを含めて4頭の転倒だった。

 

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1991年3月14日、広島の工事現場で橋げたが落ち15人が死亡する事故が起きた。
その後この事故はもともとその地にあった墓場が関係しているかもしれないとわかった。
この橋げたを作るにあたって、150mほど先に移転したその墓の数は、15。
事故で死亡した人数と同じ数だった。

 

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ロンドン市内で、ジョン・ストットという人物が事故を起こした。目撃者は通行人のバーナード・ストット氏。
現場に駆けつけた女性警官はティナ・ストットさん。本署でその三人を待っていたのは、女性警官の上司であるウオルター・ストット巡査部長。
ストットさんは、ストット氏とストット氏のことをストット氏に報告して処理をした。
もちろん、この四人は血縁関係も何もない、全くの他人である。

 

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1941年、南アフリカに住むバイル夫人は、ヨーロッパに出征している息子の軍隊に慰問品として
手作りのケーキを焼いた。が、途中で結婚指輪がその中の一つに入り込んでしまった。半分諦めながらも
仕方なく彼女は150個のケーキひとつひとつに手紙を添えて、見つけたら教えて欲しいと書いておいた。
その150個の中の一つ。指輪入りのケーキを受け取ったのは、彼女の息子その人だった。

 

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アメリカのフィラデルフィアで、ある日の早朝5時頃ヘレン・ティロットソンの家のドアを
激しくノックする人がいた。ヘレンが寝ぼけながら起きてみると、母親が立っていた。
母親は1ブロック先に住んでいるのだが、ヘレンが『すぐにあたしの家に来て!』と言って帰った、と言った。
そんな覚えは無いと首をかしげていると、その直後母親の家で大きな爆発が起き、家は跡形も無く吹き飛んだ。

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