【信じようと、信じまいと】『気に入った顔』など全50話【24】ロア – 噂話集 – 嘘のような本当の話

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【信じようと、信じまいと】『気に入った顔』など全50話【24】ロア - 噂話集 - 嘘のような本当の話 信じようと信じまいと
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信じようと、信じまいと【24】全50話  ロア – 噂話

 

1876年、アメリカコネチカット州のとある田舎町で、連続殺人事件が発生した。
10日ばかりで5人の被害者が発見され、いずれも顔の皮を剥ぎ取られていた。
しかし、殺された後も被害者を目撃した情報などが寄せられ、捜査は難航。
翌1877年に、「気に入った顔があったよ」の投書を最後に犯行は止み、犯人は行方をくらませている。

 

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中国四川省の山奥に自殺の名所となっている崖がある。
毎年数十人が飛び降り自殺をするその崖の前には、
誰の悪戯か、「左天国、右地獄」と書かれた看板が設置されている。
不思議なことに、その看板の左側から身を投げる人は、ここ数年誰一人いないと言う。

 

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『嘘から出た真』と言う古書がある。
1879年、イギリスにある図書館の司書がその本を発見したが、数日後に紛失してしまったと言う。
彼はその本の特徴として、作者名や発行年は記載されておらず、手書きであること、
最後のページだけが真っ白で、それ以外は今まで実際に起きた史実が書かれていたことを挙げている。

 

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昭和25年。戦争が終わったばかりの日本は、財政難に落ちいていた。
一計を案じた時の大蔵省から、資金繰りのため変わった物が売りに出された。
なんと、売られた物は中禅寺湖の湖面。湖の表面だけを売りに出したのである。
そのほかにも富士山の山林や愛媛県の来島、滋賀県では彦根城の外堀など。
売買が成立したかどうかは、不明である。

 

□ □ □

 

1990年代、アフリカのある村に、日本の自衛隊が訪れた。
彼らは村人を集め、自慢げにこう言ったという。
自衛隊は強力な兵器を持っている。それはレーザーによって
女性の子宮を不具にするもので、子孫を残せなくなったその地域は
自然に滅びて行くのだ、と。

 

□ □ □

 

19世紀末、イギリスに住むローランド=ボールトは、死亡してから数時間後、息を吹き返した。
彼はすぐそばにあった日記帳に何かを書き、その直後、再び息を引き取った。
彼が最後に書いた文章は
「たった今、死後の世界を見た。ただの真っ白な世界で、神も天使もいなかった」

 

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1999年、オクラホマ州の街で一人の老人が、精肉店を訪れていた。病弱そうで、店員が、
顔色をうかがうと蒼白で、そして腐臭の様な物も少ししたらしい。老人は弱々しくその店員に、
肉の冷凍保存に付いて詳しく聞いたと言う。牛を生きたまま冷凍し、解凍したら生き返るか?
それは無理だと答えると、老人は低く「やっぱり駄目だ」と呟いて、崩れてしまったと言う。

 

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あるマンションで地震でエレベータ-に閉じ込められた人達がいた
一日ぶりに外に出た人々は外の風景を見て驚いていた
なぜならエレベーターのドアから見えた景色と違っていたからだ
個別に話を聞いても「赤く染まった荒野とビル群の廃墟」が見えたらしい

 

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青森県のある集落で、一人の老婆が自分の夫を氷付けにして保存していた事がある。
付近の住人の誰一人としてその事実を知らず、目撃情報の様な物も多数あって、男性は、
今だ生きているモノと人々は思っていた様だ。老婆は死体処理法違反で逮捕されたが、
事情聴取でも「夫はまだ生きているんだ!」と、彼女は氷付けの遺体を庇い続けたという。

 

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1991年、ソ連のある工場で、男が頭から地面に突き刺さって死亡しているのが発見された。
目撃者はいなかったが、防犯ビデオには
工場内の機械にあるレバーやボタンを操作していた男の体が突然空中に舞い上がり
回転しながら頭から落下し、地面に突き刺さる様子が映っていた。

 

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江戸の天保の頃の夏、日本の今でいう群馬県の山里に住む老夫婦が、氏神であるお稲荷を大切に世話しながら住んでいた。
だいぶ離れた町から、孫に子供ができたという知らせを受け、一目会いにいこうと畑で採れた野菜を手土産に準備をしたが、年の所為で発てずにいた。
そんなある晩、夢枕に美しい七尾の狐が現れ、「お前たちの信心と奉仕により、あの稲荷は他の稲荷へ通じるようになった。その厚意に報い、私が他へ参りに行くついでに届けてきてやろう」と言う。
翌朝、準備した野菜がなくなっていたが、後日野菜を壮年の美しい男が届けてくれたと、孫から便りが届いた。

 

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Aは中国のある農家に泊まらさせてもらった時の夜、外が騒がしいので窓から外を覗いてみると、
真っ裸の男性が畑を荒らしていた。翌朝、Aが家の主人に夜の事を伝えると、主人はこう答えた。
「被害は気にするほどじゃありません。あれは私の弟で、井戸を覗いて気が狂い、たまに畑を荒らすのです」
男は山岳地帯にたびたび出没し、地域では「野人」と呼ばれているという。

 

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今を時めく大人気小説家が、売れなてなかった頃に一匹の猫を飼っていた。
猫は色鮮やかな三毛で、縁側でいつも日向ぼっこをしていたという。
その猫は小説家がちょうど売れてきた頃に死んでしまったが、
縁側で猫の名前を呼ぶとたまに返事が返ってくるという。

 

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1979年、秋田県のある中学校では修学旅行中に、3年B組が事故で全員死亡した。
1ヶ月後に行われる文化祭の劇を、3年の各クラスの中で最も熱心に練習してきたクラスだった。
26年が過ぎ、3年A組が集団事故にあった3年B組がやるはずだった劇をそれ以来初めて演じることになった。
劇はとても素晴らしかったが、録画したビデオを見ると見知らぬ生徒たちが劇を演じていた。26年前の3年B組だった。

 

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長野県のとある民家での話。
ある日、家主は庭で飼い犬が穴を掘り、顔を埋めているのを目撃する。
その後、飼い犬が全く同じ位置で同様の行動を行っているのを何度か目撃したため、
不審に思い該当場所を掘ってみると、そこには人の爪が大量に埋められていたという。

 

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フィンランドのある少年は、拾った落し物の臭いを飼い犬に嗅がせ、
臭いの後をつけさせる「警察犬ごっこ」を犬の散歩中に行う事をいつも楽しみにしていた。
しかし、ある日拾ったハンカチを元に廃ビルで首吊り死体を発見して以来、
その遊びは行っていないという。

 

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アメリカのアナという獣医学生は犬を飼っている。
ある日、飼い犬の唾液に異変を感じた彼女は犬を連れて大学へ行き、
精密検査を受けさせた結果、どこにも身体的な異常は見つからなかったものの、
彼女が唾液だと思っていた液体は成人男性の精液であったという。

 

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1957年11月3日、山口県のとある動物園での話。
この日、園内はいつも通り動物達の鳴き声で騒がしかったが、
動物一匹たりとも決して鳴き声をあげず、恐ろしく静かな時間が数十分間続いたという。
余談だがこの日、ソビエト連邦はライカという犬を乗せた宇宙船が地球の衛星軌道上を回ることに成功している。

 

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1986年1月に、福岡県の民家で惨殺死体が発見された。
死体は損傷が激しく「まるで強い酸か何かで溶かそうとした」かのようであったと言う。
死体のあった民家も特殊な構造で、全ての部屋が1本の廊下でつながっている造りであった。
ちなみに死体の発見された場所はキッチン、以前住んでいたこの家のデザイナーも同様の死体で発見されている。

 

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1977年、ガンビアで一人の裸の少女が警察に保護された。
彼女は全く言葉が喋れず、筆談で警察に語った内容は「自分の言葉を聞くとその人の食欲を刺激してしまう」というのだ。
警察では彼女の以前住んでいた村を探し出したが、村中が殺し合いをした様子で誰も残って居なかった。
なお、その死体のほとんどに何かしら食べられた痕跡が見つかったと言う。

 

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92年の「ギリシア文明研究学会」において、一つの石板が物議を醸し出した。
石板が発見されたのは「カリグラ」ことガイウス帝の墓所の奥で、厳重に隠されていたと言う。
また、その納められていた箱もかなり強固なもので、開くのに4年の歳月がかかったとの事。
ちなみにその石板に書かれていた内容は、驚く事にダイエットに関する覚書であった。

 

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古くインドに伝わる舞踊の一つに「ニミシラ」という変わった踊りがある。
複雑な踊りではないのだが、最初から最後まで通して踊ると、驚く事に4日昼夜にまで及ぶと言う。
また、この踊りは厄払いとして絶大な力を発揮するらしいが、途中で止めると思わぬ厄災を被るらしい。
誰も踊り始める事の無いこの「ニミシラ」だが、何故かインドでは「習得したい」と言う人は絶えない。

 

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中国の山奥で、ある生物が発見された。
その生物は猿に良く似ていたが、人間の言葉を話せたという。
研究者はその生物を檻に閉じ込め、様々な実験をした。
実験の結果、その生物の知能指数が人間とあまり変わらないことが解った。
その生物は囚われてから10日後、檻の中で首を吊って自殺したと言う。

 

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2007年2月6日、山口県周南市のマンホールから男が救出された。
その男は覚醒剤を使用した罪で追われている途中マンホールに逃げ込み、出られなくなったという。
しかしマンホールの蓋は60kgもあり、しっかりと地面に固定されていた。
男は逃げ込んだ時の事を覚えておらず、どうやってマンホールの中に入ったのかは不明なままである。

 

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2006年11月に、インドで奇妙な子供が生まれ話題になっている。
その姿は蛙に似て、医学的な意味では所謂「無頭症」と呼ばれる奇形なのだが、その子は生まれながらに言葉を話せたというのだ。
生まれて凡そ半日で死亡したとの事だが、無頭症の子供がそこまで長く自然生存した前例は無い。
なお、何を話したのかはその場にいた人間は皆かたくなに口を閉ざしているという。

 

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1995年1月17日午前5時46分。阪神大震災が発生した日時である。この地震で神戸市は
大きな損害を受け、JR三宮駅前の商店街もほぼ全ての店舗が焼失、倒壊するなど
壊滅的な打撃を受けた。だが、その中である喫茶店がただ一軒無傷で生き残った。
店の名は「5時45分」。夕方の待ち合わせの時間から取った名前だと言う。
とある本で見た実話です。そのお店、縁起がいいと商店街復興のシンボルになったそうです。

 

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1999年11月2日、富士の樹海のある場所で7人の死体が発見された。
その場所には遺書が残されており、周囲に結婚を反対されての覚悟の自殺である事が記されていた。
持ち物から身元も判明し、2人の死体は各々の家へ戻される事になったが、残り5人の身元がどうしても判明しない。
死亡時刻は全員変わらない事が判明しており、何故7人なのか、残り5人は誰なのか、未だに判明していない。

 

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ブルガリアのとある村の山奥に人喰いの館と呼ばれる三階建ての館があった。
1881年に地元の者達による調査が行われたが、館に入った者達が館から帰ってくる事はなかった。
1923年に調査以来、立入禁止となっていた館の前を猟師が通りがかったところ、館は二階建てであったという。
現在、館のあった場所は庭は残っているものの、建物は残っていない。

 

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とあるオカルト誌の記者が予知能力があるという男を取材した時の話。
取材の最後に『予知のおかげで避ける事の出来た未来もある。その代償は安くはなかったがね。』と男が寂しそうに言ったのが印象的だったという。
取材から半年ほどたった頃、アルバムの整理をしていた記者は、アルバムの中に取材をした男と仲よさ気に写っている写真がある事に気付いた。
日付は三年前、裏には“兄貴と―”と書いてあったが、記者は長男であり、取材の時に初めて男に会ったはずだった。

 

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ハワイに住む40代の女性ナイノアさんは水音を聞くだけで、お湯か水か、
または塩水かどうかがわかるという特技を持っていた。
噂が噂を呼び、アメリカの大学に招待され実験したところ正解率は90%だったという。
なお、聴力は常人の平均値であった。

 

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北海道函館市で発売している「写るんです」には、1枚だけ函館山からの夜景の写真が予め入っている。
これは函館山に霧が発生しやすく、夜景が撮影しにくい事からの措置らしいのだが、
実際には霧の中に写らないはずのものが写った場合、写真を差し替える為に入っているらしい。
差し替えられた写真はその場でネガごと廃棄されるらしく、何が写っていたのかは未だ判らないという。

 

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人間は基本時にカニバリズムはできないとされている。
何故ならば同じ種の動物を食べることによって「異常プリオン蛋白」というものができ、
種から自然淘汰されていくからである。
近年の研究でその「プリオン」をもった者が欧米、ヨーロッパでは62.7%の確立で発見されているという。

 

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1985年旧ロシアの寒村に隕石が飛来した。
落下直後は高熱を持っていた為、冷えてから処理を行うことになった。
後日村人が様子を見たところ、隕石は中が空洞になって割れており、
割れ目からは水と何かが這いずった跡が森に向かって続いていたという。
この話には続きがある。
隕石を処理して数日後、近隣の森から行方不明になっていた村娘が見つかった。
彼女は身篭っており、父親は不明のままであったが数ヵ月後に男の子を出産。
生まれた子は健やかに育ち、村人にも差別されることは無かったが、
母親は常に彼に対してのみ怯え、一生涯寄せ付けることは無かったという。

 

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銀行強盗などまず成功したという話は聞かない。
ならばファースト・ジャージー・ナショナル銀行に押し入った集団はめずらしい成功例だろう。ただ現金には目もくれて無い。
なお銀行から盗まれたものは紅茶25箱、カフェインレス珈琲6缶、12.5ポンド入りの砂糖袋、クリーマー9箱、ソーダ3箱、クレンザー16本、歯磨き粉3本…
このような雑貨にどんな謎があったかもう真相を知るすべは無く、すでに事件も忘れ去られようとしている。

 

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1953年、生物学者のワトソンとクリックはDNAの基本構造を解明した事によって、彼らの名前は一躍有名になった。
その後、彼らの研究は高く評価され、1962年には晴れてノーベル賞を受賞する事となる。
彼らは発表から受賞までの9年間、海外の研究機関への訪問や、講演会を行う等で自らの研究が出来なかった。
それでも年に一度は、研究の報告書を提出していたらしいのだが、記録には一切残っておらず、それがどこに提出された物なのかも解らないのだという。

 

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1981年、チリで放火殺人を犯した女が終身刑の判決を受けた。
女は入所直後から独房に入れられ、他の受刑者と接することは
一切なかったにもかかわらず、87年に妊娠が確認された。
翌88年、女は焼け焦げた白骨死体を出産した。

 

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1980年、アメリカ合衆国のニューヨークで銃による連続殺人事件が発生した。
犯人は警察に追い詰められて射殺されたが、その遺体からは酷い悪臭が発していたという。
検死の結果、犯人の身体は少なくとも死後数ヶ月は経っていたとされた。
後にこれは間違いとされ撤回されたが、現在も殺人鬼の身元は明らかになっていない。
旧日本軍のH兵長は、どんなに苛烈な戦場に参加しても不思議な事にかすり傷
一つ負った事が無かった。 戦後しばらくして彼が他界したおりに、
家族が遺品を整理していたのだが、蔵の奥から見つかった五月人形は、
無数の銃弾で撃たれたかのように破壊されていた。

 

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1946年、訓練中の米海軍駆逐艦が荒天の中で転覆した。
救助された乗組員の一部は、「左舷の海中から無数の
白い手が伸びてきた」と語ったという。
同艦は、第二次大戦中、日本の輸送船2隻を撃沈する戦果を挙げていた。

 

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フィンランドに住むある男は不思議な部屋を持っていて、それを自慢にしていた。
その部屋に穴の開いた服や開封済の缶などを入れておくと一晩で直っているのだ。
ある日男はこの部屋でうたた寝をしてしまったが、翌日呼吸困難で瀕死のところを発見された。
目と耳と口がきかなくなった男は、死の間際にメモを遺している。「部屋は俺を塞いでいく」
「悪魔のお茶会」とも呼ばれているトランプ占いに凝っている少女がいた。
とても難しい占いで、あがりにならなければ意味がないのだが、少女はついに成功した。
二日後、少女は親友一人とまだ幼い弟妹を殺したとして逮捕された。
周囲は「彼女がそんなことをするはずがない。別人に違いない」と述べた。

 

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とあるテレビ局に、超能力者と名乗る人物が現れた。それ自体は結構よくあることらしいが。
しかしその日現れた自称超能力者の青年は、スタッフの前でスプーンを曲げる事が出来なかった。
これは失敗か、ペテンもろくに出来ないのかとスタッフが呆れていると、青年は歓喜の涙にむせび泣き
「生まれて初めてスプーンが曲がらなかった。これで今日からは普通にスープが飲める」と大喜びで帰っていったと言う。

 

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ロシアの複数の研究者が共同で、奇形児に関する調査を行った。
調査が行われたこと自体が公式には公表されていないが
それによると、世界の地域ごとの奇形児の発生率を色の濃淡で表した場合
アフリカ北部を中心とした幾何学模様が形成されるという。
江戸は天保の頃、今で言う荒川が突然増水した事があった。
それはすぐに収まったが、原因は不明。上流に住む者に話を聞いたところ、
「俄かに空が曇り雨雲になった。然程大きくはなかったが、雲が2つに裂けると
滝の様に雨が降り、一滴残らず川に注がれていった。」という。

 

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1867年、北フィンランドで全く形を変えない奇妙なオーロラが観測された。
何かの文字の様でもあったが、人々には読むことができなかったので、絵に描いて記録しておいた。
それを読んだのは、およそ100年後にその地を訪れた日本人観光客。
そこには平仮名で、「ありがとう さよ」と書かれていた。

 

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南米大陸のある地域では、「音の鳥(Sound Bird)」と呼ばれる存在が信じられている。
何もない空から、大きな鳥の羽の音が聞こえるのだという。
ドイツの研究者がそれを研究し、遂にその録音に成功した。
その音を解析したところ、その「鳥」はなんと体長30m、翼長は50mはあるはずだとの結果が出た。

 

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1995年8月、ある営団地下鉄の運転士が通常通りに列車を走らせていたところ、驚くべき光景に出くわす。
トンネルの壁100mほどに渡って、幾何学的な文様が浮かび上がっていたのである。
先行の列車が通ったときには、何の異常も見られなかった。
その模様はその日の夜に消されたが、その後も同様の現象が様々な場所で少なくとも4回確認されている。

 

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ある神社で、神主一家の住む母屋に大量のスズメバチが
迷い込んだ。慌てて一家全員を境内に避難させた為、
さいわいにして刺されたものはいなかった。
安心した刹那、裏の山で崖崩れが起き、母屋は半壊した。

 

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江戸初期の頃の話、男が雨の中を家路を急いでいると、女がうずくまっている。
病人かと思い声をかけたが、「名も忘れました、家も忘れました」と呟くばかり。
仕方ないのでそのままにして家に帰り、家人にその事を話そうとしたのだが、
女の顔も、見かけた場所すらも皆目思い出せなかったという。

 

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海上自衛隊の潜水艦が硫黄島近辺を通るとき、時折わずかに姿勢が崩れることがあるという。
潜水艦は、艦内の重量を注水、排水で制御して、姿勢や深さをコントロールしている
乗り物だが、
その姿勢の崩れる量を計算すると、ちょうど「人間ひとりが艦内に余分に乗っている」ほどになるという。
硫黄島は、有名な太平洋戦争の激戦地であり、日本軍守備隊は玉砕している。

 

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天保年間、ある領主が自分の屋敷の蔵から殺気を感じると言って、
家臣と共に踏み込んだ。しかし蔵には水の入った手洗い桶が一つ置かれて
いただけであり、領主は腹立ちまぎれにその桶を蹴飛ばした。
その年の秋、その領主の治める村一帯が洪水に押し流され、壊滅した。

 

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アンティーク好きの男が骨董屋から水晶玉を買ってきたが、
彼はその週のうちに水晶玉を叩き割ってしまう。
「巨大な目玉が、台座の上でぐるぐる回って部屋を眺め回していたから」だという。
後日、文句を言いに件の骨董屋を訪れると、主人は片目に眼帯をしていた。

 

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空を見上げれば蜘蛛の巣のように電線が広がっているのが当たり前の風景になった昨今。
しかしこの電線の実に2割以上は、中空のゴム皮膜だけが張り巡らされた『ダミー』なのだと言う。
何故わざわざそんな物を張り巡らせるのか知る者はいないが、偽者を用意する理由などそう多くはない。
「本物の電線に被害が及ばないようにする囮」か「獲物をおびき寄せる疑似餌」 しかし、何を相手に?

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