【信じようと、信じまいと】『心霊スポット』など全50話【30】ロア – 噂話集 – 嘘のような本当の話

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【信じようと、信じまいと】『心霊スポット』など全50話【30】ロア - 噂話集 - 嘘のような本当の話 信じようと信じまいと
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信じようと、信じまいと【30】全50話  ロア – 噂話

 

私の住む県には有名な心霊スポットがある。そこが有名になった元の事件は
何だったのかとネットで調べたところ、70年代に起きた事故が元であるそうな。
ふと思い立ち、祖母にその場所にまつわる話はないかと聞くと
『あげなとこの話ばすんな。私が若い時から、あっこは忌み嫌われとる。』と言った。
私の祖母は、今年で95歳になる。

 

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1986年岐阜県某市に住む女性から警察に「嫌がらせを受けている」と通報があった。
警官2名が駆けつけたところ、女性は「毎日仕事から帰ると、ドアノブに赤い布が結んである」と語った。
300枚ほどの赤い布を証拠として持ち帰った翌日、その女性が失踪し、今も行方不明のまま。
当日、女性が赤い布を回収した痕跡はなかったそうである。

 

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メキシコのファルカッツェという街の近くに「森」と呼ばれる林がある。
半分ほど枯れた木が12本しか並んでいないのだが、街の住人は随分と昔から「森」と呼んでいた。
そして、絶対に1人で「森」に入ってはならないとも。
12本の木々の中に迷い込み、二度と出る事ができないのだと言う。

 

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「マリーアンナ」と呼ばれるフランス人形があった。
同じ名前の少女が彼女をとても可愛がり、食事も風呂も、どこに行くにも一緒だった。本当に姉妹のようだったという。
あるとき少女が人形の名を呼んだ、すると人形は、苛立たしげに「それは貴女の名前よ」と答えた。
ショックで気を失った少女が目を覚ますと、もう人形はどこにもいなかった。

 

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島根県のある神社には、不思議な鏡が奉られている。
鏡面の下地に問題でもあるのか、移り込むものが二重にぶれて見えるという。
普段は何も問題がないのだが、ぶれずに写った時は要注意。
鏡(かがみ=神)に魅入られたとして、近々「神隠し」にあう前兆だからである。

 

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オックスフォード大学の学生寮には昔から伝わる妙な風習がある。
深夜になってから、寮の玄関にある郵便受けにクッキーを3つ入れておく。
翌朝、クッキーを入れた人間が誰よりも早く中を見れば、クッキーが30ペンス(銀貨3枚)になっているという。
ただしこの時クッキーにシナモンが入っていると、何故か単位を1つ落とすらしい。ご注意を。

 

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巷で流れた奇妙な話を集め、江戸中期に編纂された「珍奇巷説集」(作者不詳)にあった話。
篭屋の彦助と喜平が酔った商人を送り届けた帰り、遠くから2つの鬼火に出くわした。
鬼火は風のような速度で2人を追い越すと、そのまま夜の闇の中へ消えていったという。その鬼火は人を乗せた
真っ白な箱を引っぱっており、通り過ぎた後には荷台よりは場の広い轍(わだち)が残っていたそうな。はてさて。

 

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シンガポールのとあるホテルの娯楽室に「上手に吹けば金持ちになれるラッパ」がある。
ホテルの前で演奏し小銭を稼いでいた少年が、曲を聴いた評論家に認められ、ジャズ演奏者として有名になった。
そのとき少年が吹いていたラッパなのだが、有名になってすぐ、このホテルの前で強盗に刺し殺されている。
なので、誰もが不吉がって冗談でも吹こうとしないのだという。

 

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サンパウロで銀行強盗が発生した。犯人が覆面姿で銀行に入るなり警備員に向けて発砲。
しかし弾丸は外れ、窓ガラスを突き破り、道路標識のポールで跳弾して大きく放物線を描いた。
弾丸はそのまま妊婦をナイフで脅していた強盗の左足に突き刺さり、1人の女性の命を救った。
初弾を外した銀行強盗は、マヌケにも警備員に射殺された。

 

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ナチスの独裁者ヒトラーが生きていると証言する人は多いが、彼の幽霊を見たとする人も多い。
ベルリン陥落から3日後、ナチス党員だった男性が、瓦礫の山となった街道で絵を描いている中年男性を見かけた。
変な人だと思いながら良く見ると、ヒトラー総統ではないか。思わず「ジーク・ハイル!」と叫んで敬礼すると、
ヒトラーと思しき男性は、残念そうに首を横に振ると、そのまま消えてしまったそうである。

 

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1977年、台風が横断中の新潟での出来事。柳の枝が首に巻きついて窒息死している男の死体が発見された。
台風が通過したから警察が現場検証をしていると、柳の根元に女性の白骨が見付かった。
歯の治療痕から、死んだ男性の妻である事が判明した。彼女は3年前に失踪していたのである。
どうやら川の増水で骨が流れ出ていないか確認しに来たところ、強風に枝があおられ首に巻きついたらしい。

 

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クフ王のピラミッドを案内する現地の人間は、外国人観光客に以下のような注意をする。
「絶対にピラミッドの頂上まで登らないこと!」頂上に上り、日の出を見ようとする観光客が時々いるらしい。
だが理由はそれだけでなく、そのほとんどが死亡してしまっているからだと言う。
太陽の圧倒的な迫力に驚いたのか、ファラオの呪いなのか、例外なく頂上から転落して死んでしまうのである。

 

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アラスカで地層調査していた研究グループが、ガス中毒で全滅しかけた。
細心の注意を払って行われたボーリング調査では、有害なガスなどは検出されなかったのだが……
調査の結果、400年前の地層に含まれていた空気と、ある研究員の排出した気体が化学反応を起こした為らしい。
その気体とは「Breaking wind」……オナラである。

 

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フランスの都市伝説に「下水道の幽霊」というものがある。
第2次世界大戦中、下水道に隠れてナチスと戦っていたレジスタンスの一部が、地下で町を築き、
戦争終結を知らないまま反抗の機会をうかがっていると言うものである。なんともキナ臭い話だが、
下水道の中で、当時の歩兵銃を持ったまま餓死している男が発見されたりしているのである。

 

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ウィンザー城の東側にある窓が、風もないのにガタガタと揺れる出来事があった。
密かに呼ばれた牧師が聖書を読み上げ、祈りの言葉を捧げても一向に止む事はなかった。
5日ほど窓は揺れ続けたが、1997年8月31日に、この現象はピタリと止んだ。
窓に気品のある女性の姿が浮かび、ひとりでに割れたのを掃除をしていたメイドによって目撃されている。

 

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スペインのマルセドという町にある家具屋に、売り物ではないイスが置いてある。
「呪われたイス」と呼ばれているが、このイスを見るために観光客が来るので処分する事もできないと店の主人は嘆く。
雨が降った金曜日の晩になると、虫やネズミがイスの周りに集まって死んでしまうため、翌日の朝になると
店内はさながら悪夢のような光景になっていると言う。皮肉な事に、それが予備水となって商売は繁盛しているのだが。

 

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1968年の8月、ブラジルのサンホセカンポスに奇妙な雨が降った。
空が俄に薄暗くなると、ザァッと生暖かく赤黒い液体が降り注いだのだ。
血糊だった。併せてかなり大きい肉塊も降ってきたという。
血と生肉の雨は5分ほどで止んだが、それが何の動物の血肉だったかは未だに不明である。

 

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1994年、ペルーのユゥマケ海岸で数十個もの卵の化石が見つかった。
どんな生き物の卵かは不明だが、どれも直径が一メートルを超える、とんでも
ない大きさであった。驚くことに、断面が示す卵の殻は非常に薄かった。
この卵がどうして自重で壊れなかったのか、その説明がつかないのだという。

 

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今から1200年前、空海が人々の災難を除くために開いた霊場が現在の四国88箇所といわれているが、実は空海は災難を除く為
に四国を巡ったのではなく、日本の「災厄」を「外へ出ないように」四国に封じ、結界を作ったものが霊場88箇所という説がある
この事はイザナギ流の秘伝らしいが、何をどこに封じたかを知っている太夫(イザナギ流の祭司)は現在3人しかおらず、また
この3人はともに高齢で弟子がいないため、数十年後にはこの秘密は永遠の謎になるだろうとのことである

 

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チベットには大昔から川に沿ってその祈祷板に災いを封印する詞が彫られた祈り車が置かれている。
その祈り車が回っている間は災いは起こらない。 だが近年の異常気象のため川が増水し、いくつかの
祈り車が水没したり、回転を止めたりしているという。 祈り車の中には世界滅亡を防ぐものもある
といわれるが今や、どの祈り車かわからない。 その祈り車の回転が止まらないことを祈るのみである。

 

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九州の大分県に、鬼のミイラなる物が納められた寺がある。
二メートルを超える身長、大きな頭には確かに二本の角が認められる異形の姿だ。
2002年に調査を受けた結果、複数の生物の骨を組み合わせて作られたことが判明した。
しかし足の一部だけは、知られているどの生物の骨とも合致しないという。

 

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第1次世界大戦以前のバルト海沿岸の村の学校にエミリ・サジェという女性教師が赴任してきた
能力は申し分ないものの、すぐに不思議な噂が生徒達の間で流れた  彼女が二人いるというのである
ある日、彼女が黒板に向かって命題の証明をしていると、突然二人目の彼女が現れた
この事は13人の生徒が目撃しており、後から現れたエミリはチョークを持っていなかったものの本物と同じ動きをしていたという

 

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前述のエミリのドッペルゲンガーは多くの人々に目撃されたが、一番多くの同時目撃者がいたのは42人だという記録がある
この時エミリは教室の外の草むしりをしていたが、教室で裁縫を教えている教師が所要で席を立った後、その教室に影が現れた
この頃になると生徒達も影にだいぶなれていたので、その中の二人が影に触ろうとすると徐々に消えていった
エミリは後にその時の事をこう語ったという「先生がいなくなったので生徒達が騒がなければいいけれど、と思ったの」

 

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家族が丸ごと失踪する事件が様々な国で起きている
ある家族は一切の痕跡を残さず消え、
またある家族は、人型の血痕を残して消えた
ケースは違えどそれらの失踪事件は一つ共通点がある
彼らが住んでいた家は、壁、家具、全てが白のみで統一されていたと言う

 

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作品の名前を知らずとも、お岩さんと聞けば誰もが頷く四谷怪談
その中でお岩さんは夫に惨殺されて亡霊となったといわれているが、実際には仲睦まじい夫婦であったという
しかし、映画の撮影中に「お岩さんの祟り」と呼ばれる事故が起きたことも事実である
果たしてその事故は、勝手に亡霊にされたお岩さんの怒りなのか、それとも別の何者かが

 

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イギリスに住むオカルト好きの学生が、自分で創作した都市伝説を人から聞いた話だと言って趣味の仲間に広めた
それから暫く経ったある日、尾鰭が付いた同じ話を友人から聞くことになる
曰く、実際に起きた殺人事件が基になった噂話であり、基になったとされる事件は彼もニュースで知っていた
ただしその事件が発生したのは、彼が最初に話を創った二年後だったのだが

 

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海軍創生期、大内六三郎という技術者がいた。
よく彼は「戦争の鍵を握るのは、鳥だろう」と言っていた。
当時は艦砲の撃ち合いが常識だった時代で、飛行機なんて存在しなかった。

 

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とある家で赤ん坊が生まれた日に、記念に柱時計を購入した。
柱時計はネジも巻いていないのに何十年も止まることなく時間を正確に告げていた。
しかし購入して100年経ったある日の真夜中、時間でもないのに鐘が鳴り出した。
家の住民が飛び起きると、時計を購入した日に誕生した老人が亡くなっていた。
時計はそれ以来動かなくなったという。

 

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1988年、アメリカのスラム街で奇妙な殺人事件が起きた。殺害されたのは30代後半の男性で、殺害したのはまだ10代の少年だった。
少年は男性から金銭を奪おうとモデルガンで脅したが、男性は銃が本物でないことを見破り、逆上して少年に暴行を加えた。
その弾みで少年が持っていたモデルガンの引き金が引かれると、瞬間、モデルガンからは本物の弾丸が飛び出した。
弾丸が頭に当たった男性はまもなく絶命した。男性の遺体からは弾丸が見つからなかったという。

 

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夜、テレビで番組が終わるとピーという電子音と共に不規則な色のパネルが置かれた画面が映る。
何故砂嵐や真っ黒な画面でなく、あの画面になるのか不思議に思った男性があの画面を長時間見続けてみた。
次の日、部屋で死亡している男性が発見された。部屋は荒らされており、壁や床が傷つき机がひっくり返されていた。
鍵が内側からかかっていたことから、男性自身が発狂し、暴れた末に死亡したと見られている。

 

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ドイツのある街の男が心臓を患い、移植手術をした。拒絶反応もなく病状は良好で数ヵ月後退院した。
彼は回復を大変喜び、ドナーの家族に感謝を示す為、人を雇ってドナーを調べた。程無くして身元が判明し家族に会う事になった。
当日、彼がドナーの家族を見た瞬間、突然倒れ拒絶反応を起こし絶命してしまった。
彼は生粋の人種主義でドナーの家族は典型的なユダヤ人の顔だったという。

 

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マタギの世界には今尚多くの禁忌が残っているが、ある集落では山に入る1ヶ月前から女断ちをするという
1970年代、巻狩りに出たその集落のマタギ衆が季節外れの猛吹雪に出会い、ビバークを余儀なくされた
長老が仲間の中に禁を犯したものがいるとして問い詰めると、一人の若人が女断ちをしてないことが判った
その若者は一人で雪洞を掘らされそこで自慰行為を命じられたが、行為の後吹雪はやみ、全員無事に下山できたという

 

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イスラエルではすでに何例か、死刑囚を使った首の移植実験というのを実際に
行ったことがあるらしい。アメリカの大学では1997年サルを使った首の挿げ替え
実験ならばすでに成功しており、首を交換された二頭のサルは一週間生きたが、
体の方は当然麻痺して全く動かなかった。

 

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フランスにある幽霊屋敷の話。
その屋敷は外から数えた窓の数と、中から数えた窓の数が一致しないということで有名であった。
1987年、あるチームが噂の真偽を確かめるため調べなおしたところ、5階の右端部分に塗りこめられた空間があるのを発見した。
その部屋に入るため、壁を壊し中に入ったが、そこにはひとつの机があっただけで、窓があったという形跡はなかったと言う。

 

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イタリア・フィレンツェに住む青年、ジュゼッペ・バリージは「鏡に背を向けると視線を感じる」という、
奇妙な悩みがあった。家族達にも原因らしいものは見受けられなかったため、神経質なだけだと判断した。
しかし1992年、ジュゼッペは背中に激痛を感じ、病院で手術を受けることになった。
手術の結果、ジュゼッペの背中から摘出されたのは、「双子となるはずだった弟か妹」の眼球であった。

 

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ある人類学者がフィリピンの村でフィールドワークをしていた。
その村では妖精に関わる伝承が豊富で、村人達が本気で妖精の存在を信じているか
気になった人類学者は、村人に「君は妖精を信じるのかい?」と尋ねてみた。
すると村人は「正直言って、あまり信じないんだ。だって、あいつらはすぐに嘘をつくからね」と答えた。

 

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アフリカのある地域に、決まった時間に木の棒を持って行進をし、木で作った大きな鳥の模型を掲げる奇妙な儀式を行う部族がいる。
第二次大戦中に、兵士が飛行機から落とされる補給を受け取るのを見ていた彼らは、自分達も白い肌の集団の真似をすれば
大きな鳥が食べ物を分けてくれると考え、毎日のように”大きな鳥を呼ぶ儀式”を行った。
戦争がとうに終わった今もなお、彼らの子孫はその儀式を受け継ぎ、大きな鳥を待ち続けている。

 

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1901年、アルゼンチン郊外に位置するバッハナムという田舎町で、1人の少女が産まれた。
メアリーと名付けられた少女は幼い頃から不思議な力を持っており、雨を降らせたり、その逆をしたり、冷めたスープを温めたり等、村から「神の子」として崇められていた。彼女が10歳になったある日、牧場の柵から身を乗り出し「来ては駄目!」と叫んだ。
その瞬間、メアリーの姿が消え失せたばかりか、村にいた10歳以下の子供達が行方不明になったそうである。

 

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1995年8月5日、アメリカ合衆国オクラホマ州に住むリチャード・カサイ氏(28・独身)は、その日も趣味で食パンを自作していた。出来上がったパンを食べると何かが混入しているではないか。あわてて口の中から取り出してみると、それは飾り気のない指輪であった。
「10.22.1988 愛を込めて」とだけ裏に書き込まれており、パンに混入した経路も、持ち主はついに分からなかった。
ある日リチャードが、この日付の数字で宝くじを買ったところ7万5千ドルが的中。しかしその日を境に、指輪を紛失してしまった。

 

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インドのある寺院にある涅槃仏像が、一晩立つと移動している事件が3日連続で起きた。
警察が調べても犯人を特定できず、思い仏像を動かすのに道具を使った形跡も無かったという。
そこで警官と僧侶の2人が徹夜で見張りに立ったのだが、無駄に終わったため、仏像は他の寺院に移される事になった。
ふと気がつくと、仏像の位置や見張りの2人が立っていた場所が移動していたからである。

 

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ある病院の裏にある急傾斜地の崩壊対策工事をしていた業者が、工事中に変なものを見つけた。
土の中から、木の根に絡まった状態で見つかったそれは、どう見ても錆びた青銅の剣であった。
現場責任者の男性が触った瞬間、ボロボロになって崩れてしまったという。
雨も降らないのに傾斜地が泥水とともに崩落し、病院の1階部分を泥まみれにしたのは、それから2日後のことである。

 

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5~6年前、中国地方(特に小学生たちの間)で、ある噂が広がった。
夕方の下校時に携帯電話を使っていると、中年男性が現れて「生意気だ」と言いながらナイフで切りつけてくるというものである。
噂では携帯電話の電磁波で脳に直接火傷を負った男性が、入院先の病院から逃げ出し、非力な子供相手に復讐しているらしい。
ちなみに、広島市で頭部だけが焼けただれた男性の死体が発見された日を境に、この噂は急に衰退しており、今や影も形も無い。

 

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日本に西洋医学が伝わる前、
中国からの医学文献により人間の体は解説されていた。
そこには今では考えられない臓器や部位があり、それが信じられていた。
後に伝わった解体新書によりその間違いは訂正されたのだが、
脳に関しては中国の文献の方が正確に記してあったことが後に証明された。

 

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メキシコの田舎町に古い集団墓地があり、毎晩一人の老婆が朝までかけてその墓中に花を供えて回っていた。
閉鎖的な地元の住人たちはその老婆を不気味がり、その老婆の住所や名前を知るものは誰一人としていなかった。
ある朝、その町に一人の移住者がやってきた。
その老婆だった。そして彼女は一言「これであの墓に花を添えるものはいなくなった」と言った。

 

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昭和64年1月7日早朝、防衛大構内を見回っていたある当直の話
ふと食堂を見ると、そんな時間にいるはずのない多数の人影が・・・
それらは、両手のようなものを振りかざしてよろこびの声を上げていたという

 

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あるところに隣の家を覗く趣味の男がいた。
3階の自宅の窓からこっそり覗くと窓際に立つ男がよく見える。
毎日食べるものも食べず、飲むものも飲まず朝から晩まで覗き続けた。
ある日男が隣の家を覗いているといつも後ろの窓際にいる男がものすごい剣幕でこちらに振り向いた。
焦った男は目線をそらそうと後ろを振り向くと誰かに良く似た男があわてて後ろに振り向いた。

 

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江戸時代、オランダ語の医学書ターヘルアナトミアを翻訳した「解体新書」。
まだ辞書がなかった時代、翻訳者は、「鼻は顔の中のフルンヘッドした部分」という意味のわからない文を、
フルンヘッドについてさまざまな考察ののち、「高くなっている」という意味を導き出したことは有名だ。
もっとも、ターヘルアナトミアに「~顔の中のフルンヘッドした~」に該当する文は存在しないが。
前時代的な焼き場(火葬場)は、名目上は自治体の運営であるが、実質は
代々焼き場を管理している家族の個人運営である。
そういった焼き場へは、現金以外に酒もご祝儀として出すことが多い。
その酒は大量だが、管理人は全て自分で飲んでしまい、アル中になる。
「焼き加減を肉眼で確かめなければならないので、ついつい酒に頼るから」
なのだそうだ。

 

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三蔵法師がインドから経典を持ち帰り
中国語に翻訳した話は有名ですが
それ以前に、同じ目的でインドに行く途中砂漠でさ迷い死んだ
お坊さん達が120人いるそうです。

 

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数年前、とあるスーパーで某飲料水メーカーの製品(未開封のお茶のペットボトル)に「蛙が入っている」と騒ぎになった。
店員もこれを確認してメーカーに連絡したところ、数時間後に「対応しに来ました」と背広姿の男がやって来そうだ。
ペットボトルの中の蛙を隠す様に両手で持つと「3,2,1,0!」とカウントして机の上に置いた。なんと、中の蛙が消えている!呆然となる店員たちを尻目に男は立ち去り、入れ替わるようにしてメーカーの営業担当が謝罪に来たが「そんな男は知らない」と言われたという。

 

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オーストラリアの西オーストラリア州の砂漠地帯に「ナッシング(何も無い)」という名前の町があった。
給水施設の他に、家が4軒しかない砂漠の中継基地のような町だった。十数年前のある日、火事によって全ての家と給水施設が
焼けてしまい、名実共に「ナッシング」となってしまった。しばらくして、そのルートを通る者がナッシングではない
別の町に迷い込む現象が続出。不気味がって、とうとう誰もそのルートを利用しなくなってしまったという。

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