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心霊ちょっといい話『最後まで忠実なドン』など短編全10話

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心霊ちょっといい話『最後まで忠実なドン』など短編全10話 不思議な話
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一緒に探してくれた人

知っている方も多いかと思いますが、書き込みします。
これは毎日新聞の記者さんが実際に聞き、掲載したお話です。

ある日の雨の降る夜、会社から家路を急いでいたAさんが田んぼのあぜ道で何かを探している人に気付きました。
「どうしました?」Aさんが問い掛けるとその男性は消え入りそうな声でこう言いました。
「長男に買ってきた消防車のオモチャが見つからないんです。」
「そうですか・・・一緒に探してあげましょう。」とAさんも泥がつくのもイヤがらず一緒に探しました。
でも、どんなに探しても全然見つかりません。
二人で泥だらけになりながら、雨の中必死で探しました。
「無いですねぇ・・・。」と何気なく男性の横顔を見たAさんはおかしな感覚を覚えました。
「・・・あれ?、この人どっかで見た様な・・・。」
でも、そんな気にも留めませんでした。
「無いなぁ・・・困ったなぁ・・・。」そう言う男性を慰め、ほんのちょっと下を向いた時に、
男性の気配が無くなりました。
「あれ?」周りをいくら見渡しても男性の姿は見えません。
「おっかしいなぁ・・・」不思議と怖さも無く、泥だらけの姿で家に帰りました。
その泥だらけの姿を見た母親から「どうしたの?」と尋ねられたAさんは今あった事を母親に話ました。
みるみる内に母親の顔色が変わって行きます。
「どうしたん?」そう言うAさんの前に母親は古いアルバムを持って来ました。
「その男の人って・・・この人かい?」
Aさんがアルバムを見ると、そこには幼いAさんを抱いたさっきの男性が写っていました。
「あ・・・・・。」
Aさんは言葉を失いました。
母親はAさんが小さかった頃他界した父親の話をしてくれました。
おもちゃの消防車を買って帰る途中で車にはねられる事故で他界した事も・・・。
「あんたが一緒に探してくれて良かった。」と母親は号泣したそうです。

以上がそのお話です。
これは全てウソの話です。
毎日新聞の記者もウソだと知って掲載したそうです。
その記者はこの文章を、こうくくっています。
「これはウソの話ですが、僕はこのおもちゃの消防車を探す幽霊が大好きです。」

 

 

足音

これは母から聞いた話なんですが
結婚前勤めていた会計事務所で、母は窓に面した机で仕事していました。
目の前を毎朝御近所のおじいさんが通り、お互い挨拶をかわしていました。
ある日は果物や家でとれた野菜など差し入れてくれる日もあったとか。
母はそのおじいさんと仲良しだったみたいです。
おじいさんが来るとき、さくさくと雪を踏む音が聞こえてくるので
いつも窓を開けて挨拶していたそうです。
でもある日おじいさんは顔を出しませんでした。
家族の人に聞くと、「山に行ったっきり帰ってこない」と。
捜索願いも出され、母も事務所の人たちもとても心配していたそうです。

二日後の朝、いつものようにさくさくと音がするので
おじいさんが戻って来たんだと思い母は窓を開けて顔を出しました。
事務所の人たちも窓のところに寄ってきました。
でも誰もいない。足音は目の前で止まりました。
空耳かなと思って窓を閉めようとした時、また足音がして
それはだんだん遠ざかって行ったそうです。
そのあと、電話がなりました。
おじいさんの家族から「ついさっき、谷底で死んでいるのが見つかった」と。
最後に会いに来てくれたんだねってみんなで話したのよ、と言っていました。
なんだか聞いててちょっと切なくなりました。

 

 

夢での励まし

私が学校でのいじめで苦しんでいた頃、
親にもひどいこと言われて孤独だった。
精神的にボロボロになって死を本気で考えるようになっていた時、
不思議な夢を見た。
視界が真っ白で誰か二人の声だけ「がんばれ、がんばれ」って・・・
何となく死んだ祖父と生まれる前に亡くなった(と聞いている)
私の姉だと思った。
見守っていてくれる人(?)がいる・・・
例え夢であっても私には救いとなった。

今私は生きている、引きこもりだけど・・・。
これで立ち直ったって話ならカッコいいんだけど・・・

 

 

愛猫の最後の挨拶

うちの両親が体験した話。

もう20年も前の夏のことです。私達兄弟が夏休みを利用して
祖父母の家に泊まりに行っていた夜、当時とても
かわいがっていた猫がいつまでたっても帰ってこない。
そのうち帰ってくるだろうと床についたのですが、深夜になって
気配を感じた母が目を覚ましてみると
猫がひょっこり戻ってきて枕もとにちょこんと座っていた
そうです。
「一緒に寝るかい?」と言うと「ニャ~」と一声。そして
またどこかに行ってしまったそうです。
その夜から完全に姿を消してしまったのですが、
夏も終わる頃、物置のわきに積まれた木の切れ端の山の
ぽっかりあいた所に死んで見つかりました。

最後にお別れにきたんだなあ・・・と今でも
その猫のことは語り草になってます。

 

 

貸した金

学生の頃
俺が2000円貸してたツレが久しぶりに家に来た。
そいつは一晩泊まっていって、帰り際に「あの金、近々返すから・・」
といって出ていき、その3日後バイクの事故で死んだ。

しばらくして、久しぶりにソイツの家の近くに行ったとき、
生前よく一緒に行ったパチンコ屋へ入った。
ところが、俺の座った台は壊れていて、チャッカーに入ってもないのに
ジャンジャン玉が出た。
てきとーなところで、隣のひとに「この台壊れてるからやってみなよ」
と言って俺は景品交換へ行き、帰り際にもう一度さっきの台を見たが、
「ぜんぜんシブイよ、これ。壊れてないよ!」と言われた。

「あっ、金返してくれたんだ・・・」俺はひとり泣いた。

 

 

最高の供養

去年、僕の友人が他界しました。
よく一緒にキャンプへ行ったり、ツーリングへ行ったりしたヤツでした。
で、今年の正月に友人が集まり、みんなで撮った写真やビデオを見ながらワイワイ飲んでました。
でも、やっぱ死んじゃったヤツが元気にはしゃぐ姿や、おどける姿が映し出されるとダメですね。
みんな飲みながら泣いてました。
「コイツ、ちゃんと生きてたんだよな・・・。」
「こんなに嬉しそうな顔してたんだな、この時。」
「きっと楽しかったんだよ。」
と、口々に言っては涙しました。
その時、フと「こういうのも供養になるのかな?」と思いました。
僕はあの時、アイツもきっとみんなと一緒にビデオを見て、笑ってたと思っています。
みんなにも僕にも聴こえなかったけど、「楽しかったな、また行こうな。」って言ってたと思ってます。

 

 

最後まで忠実なドン

うちの犬は死ぬ2ヶ月くらい前(祖父の癌の手術が成功した前後)から呆けました。
私が会社を辞める当日(私の誕生日でもあった)母から泣きながら
「ドンが死んだ」と会社に電話がありました。
犬は自分が死んでも悲しみが一番少なくて済む日を選んで待ってたんだと思う。
ドンを溺愛していた母の悲しみが和らぐよう、母と仲良しの私が次の日から
家にいる日を選んで…その日は父の大ファンの中日の優勝が決定した日でもありました。
そして私はその日から一週間幻覚を見ました。
ドンは若い時の姿で嬉しそうに家中駆け回っています。
日が経つにつれ、その姿は少しづつ上がっていき、やがて幻覚は見なくなりました。

 

 

最後に立っていた場所

私も去年、友達を亡くしました。異性の友達という事もあってか、くだらない事で
言い合いが出来る人でした。
今は月命日に現場に花を置きに行っているんですが、彼が最後にいた場所に立った時
「×ヶ月前は確かにここで彼は生きていた」と凄く感じます。
私には見る事はできないですが、そんな私の姿をどこかで見てくれている様な気が
します。…というより、見ていて欲しいのかもしれません。
いつか、私に聞こえる様に何かを話しかけて欲しいなぁ~なんて思ってます。

 

 

古文のテキスト

大学受験の直前、デキの悪かった俺は2年生のときの担任に
古文の小テストを毎日添削してもらっていた。
ある日、いつものように職員室へ行くと
「オレもいそがしくなっちゃって、悪いけど今度テキスト本
渡すから、しばらくそれでガンバッテくれ!」と言われた。

つぎの日、昼休みが終わり、教室に戻ると、机の上に古文のテキストがあった。
すぐに誰が置いていったのか解ったけど・・・
その日の11時ごろ、その先生は倒れて病院へ運ばれていたと知らされた。
その夜の先生の通夜の場で・・・。

試験当日、古文の長文読解にはそのテキストからの出題があった。
おれは偏差値で5足りなかった大学に合格した。

 

 

親友の形見

当時、学生だった私は合コンの後抜け出して、男女4人で茅ヶ○の海に行き
ました。深夜ということもあり人影もなく波の音だけが聞こえていました。

私達はビール片手に花火をしたり、トンネルを掘って遊び、アパートに戻った
のは午前3時ぐらいでした。

ところが、アパートの駐車場で一緒に行ったAが「ないっ!ないんだよ!!」と焦
った声を出したのです。
「何がないんだよ!」と聞くと、
「指輪がないんだよ!」というのです。
たしかにAはシルバーの指輪をいつも着けていたのですが、それがないのです。
Aは「海だ。海で落としたんだ!今から探しに行く!」というのです。
私は「今から行っても無理だ。明日、明るくなってからの方がいい。」と簡単に
言ってしまったのです。
そしたらAは「あれは大事な物なんだ。親友の形見なんだ。」と話し始めました。
私はスッカリ酔いも覚めてしまって、Aの話を聞きました。
「俺が中学生の時、いつもつるんでいた4人がいて、高校も一緒の所に決まったんだ。
高校の入学式の時、一緒に行こうと待ち合わせしていたら一人だけ何時まで経っても
来なかったんだ。俺達は寝坊でもしたんだと思い、3人で入学式に向かったんだ。
結局そのつれは入学式に現れなかった。心配して、そいつの家に行ったらお母さん
が泣きながら出てきた・・・。」

「・・・。」

「そいつは俺達の待ち合わせに向かう途中事故にあって死んだんだ。その葬式の時、
そいつのお母さんが、そいつがいつも身に着けていた物を俺達3人にくれたんだ。
俺はその時あの指輪を形見としてもらったんだ。」
「だからどうしても探さないといけないんだ。」
しかし、私はもうこの時間に海に行っても絶対に見つけられないと思い、Aを何とか
言い聞かせ明日あさいちで海に行くことになりました。

一夜明け、2人で昨日の海に行きました。トンネルを掘った時にでも落としたのでは
ないかと思い、砂浜まで車を乗り入れました。私は車を降りて水辺に向かおうとすると、
Aが車の横で突っ立っていました。「何してるんだ。」と言うと、「あったぁ。」と言うのです。
私は何を言ってるのだか良く分からず駆け寄ってみると、Aの足の横にその指輪が砂の上に
あったのです。本当にそれは誰かが置いたかのようにそおっと砂の上にありました。

昨日車をとめた所とは全然違う場所だし、大体の場所は記憶していたものの広い砂浜で
車を降りて足を踏み出したその足の横に指輪がある確立は・・・。
私は考えるのを止めました。そしてAのホッとした顔を見てなんだか泣けてきました。

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