なかったはずのCD
2年前のことです。(結構どうでもいい話)
アメリカの高校に通ってるのですが、こっちでは授業が終わる10分前ぐらいには
ほぼ自由時間みたいな感じになって、みんな騒いでるんだよね。
こっちだと学校にCDとか持ち込みOKなので、
僕もCDでも聞こうかと思い、CDプレイヤーを取り出して再生ボタンを押したんですが、何も起こらず。
それもその筈、蓋(?)を開けてみるとCDが入ってなかったんですよ。
ならばと鞄の中を探してみたのですが、結局CDは見つからず。
半ば諦めた所でもう一度再生ボタンを押すと、
さっきまでCDが入ってなかったはずなのに、普通に曲が始まった。
まさかと思って本体を開けてみると、さっきまで自分が探していたCDが…
蓋の裏側にもくっ付いていなかったし、あれはなんだったのか、今でも不思議です。
ちなみに数人の友達の目の前で起こった事で、皆吃驚していました。
ドアを叩くのは誰?
今年の黄金週間におこった出来事。
俺以外の家族が二泊三日の旅行に行ってしまった。
家は結構広い二階建ての一戸建てで昔からあるものを親父が買って家族で住んでいた。
この家には一階と二階にトイレがそれぞれ一つずつあった。
俺の部屋は二階にあるから俺はいつも二階のトイレを使っていた。
その日は学校の特別補習があって家に帰るのが遅くなってしまった。
学校を出たのが七時半ぐらい、家に着くのはいつもだいたい八時ぐらい。
「遅くなっても今日と明日は俺一人だし、立ち読みでもして帰るかな・・・」
などと考えながら道を走っていると急に腹が痛くなった。
「これはヤバイ!!もうあと少しで出る!!」と思いながら、自転車を全速力で走らせるがこの辺りには公園もコンビニもない。
野糞なんて絶対イヤだったので腹の痛みに耐えながら、家を目指した。
全速力で飛ばしたのですぐに家に着いた。
家に着くなり一階のトイレに入り、カギをかけて用を足そうと便座に座ると
「ドンドン!!」「ドンドン!!」とものすごい勢いで扉が叩かれた。
驚いた俺は用を足すのも忘れしばらく「ドンドン!!」という
ドアが叩かれる音を聞いていた。(なぜか恐怖心はなかった。一瞬驚いただけ。)
全然ドアを叩く音はやまないので呆然として音を聞いていると、急に音が止み、ものすごいでかい声でいきなり叫び声がした。
「〇×△□#$★▽~!!」なにを言っているのかは全然聞き取れなかった。
しかしその言葉を聞いた瞬間、なぜかものすごい恐怖に襲われた。そしてドアを叩く音再開。
俺は頭を抑え、ガタガタ震えながら音が止むのを待った。
頭の中ではなぜかお経や神頼みの言葉ではなく「ここは俺が使っていますからどうか二階のトイレに行ってください!!」
と祈っていた。そうすると俺の祈りが通じたのか、音が止み階段を駆け上る音が。
俺は音が止んだ後もしばらくトイレの中にいた。腹の痛みも便意もすでに消えていた。
しばらくして気持ちも落ち着いてきたのでとりあえずトイレから出ることに、そしてそのままなにも持たず家を出て友人の家に行った。
事情を話したら友人は今晩泊めてくれるとの事。でも明日から友人一家は出かけるので明日は家に帰らなければならない。
そして次の日、俺は友人に礼を言い家に帰る・・・予定であったが、いざとなると勇気が出ずしばらくファミレスに行ったり本屋で立ち読みしたりした。しかし、明日はまた補習があるので家にはどうしても帰らなければならない。意を決した俺は家に帰ることにした。
まだ昼の三時ぐらいだったので周囲は明るかった。家に入ってまず目についたものは無造作に投げ捨てられたバック。
しかし、明日の補習に必要な物は二階の俺の部屋にある。しばらくその場に座り込み考えたが結局二階にあがることにした。
そして二階に上がろうと階段に足をかけた瞬間、急に腹に痛みが!!それも昨日の比じゃない。
「もう出る!!もれる!!」と思いすぐに一階のトイレへ。
しかしなぜかカギが掛かっていてあかない。俺は全力で扉を叩き続けた。しかし扉は開かない。
「あけてくれ~!!」と誰が中に入ってるわけでもないのに大声もあげた。そしてまた扉を叩きはじめた。
その瞬間気づいた。「これって昨日と同じじゃないか。」と。
「じゃあ、昨日扉を叩いていたのは俺!?」わけが分からないままとりあえず二階のトイレへ・・・行こうとしたがすごく嫌な予感がしたのでお隣の家へ。お隣の人は俺の表情を見るなり「どうしたの!?」と聞いてきた。とりあえず俺は「トイレ貸して下さい!!」と言い、
トイレを貸してもらった。トイレから出るとお隣さんは困惑した様子だったが俺が「なんでもありません・・・。」と言うとそれ以上は聞かなかった。
結局その日はファミレスで夜をすごした。
次の日、家の前で家族の帰りを待ち事情を話したが誰も信じてくれなかった。
トトロとくすのき
うちの近所に大きな楠の御神木のある神社がある。
とても小さい神社で(10m四方ほど。つねに枝葉で神社全体が日影になってる)でもくすのきさんって地元の人たちは親しみを持ってる。そこで小学1~2年のころ遊んでた。
ふと気付いたら楠木に拳くらいの穴があった。
うあーって覗いたら広い空間が見えた。キョロキョロしてると『白くて綿アメみたいなふわふわに目がある生物』が覗いてきた。
トトロだーって思って手を入れようとしたら穴がなくなってた。
困る部屋
俺の部屋はおかしい。と言うか困る。
厨房の頃、友人に貸したコミック(名門第三野球部だ)を返してもらうために家に持ってきてもらった。
友人は「はい」と言ってそのコミックをドアの近くにあったテレビの上に置いた。
が、友人が動いた時、彼の腕がコミックの端にぶつかってしまい、コミックは床に落ちた。
「あ、悪い」という友人の声を聞きながら、俺はコミックを拾い上げた。
が、カバーがない。「あー、落ちた拍子にはずれちゃったのか」と思って見回してみたが、ない。
テレビの上にあった時点でカバーがついていたのは確認している。
テレビの下も見てみたけど、ない。
部屋を模様がえした時にも結局出てこなかった。どこにもない。
カバーなんてそんなに見えなくなるほど小さな物でもないのに、どこへ行ったというのか。
あと、友人に借りたゲーム(PSの鉄拳2だ)をいつもしまう場所へ間違いなく置いた夜の翌朝、そのゲームはなくなっていた。
仮に俺が寝てる間に泥棒が入ったんだとしても、鉄拳2だけ持っていくなんてことありうるだろうか?
他にも、外出してる間に机の上に置いてたCDがベッドの脇でケースにひびの入った状態で落ちてたこともあった。
家族は仕事でみんな留守中だった。窓とか、戸締りはちゃんとしてた。侵入された形跡なんかもちろんない。
そんなわけで、俺の部屋はなんだか困る。
似た人
5年前、友達の友達(女のこ)に「なんかO君(俺)商店街歩いてなかった?」と言われた。
俺は「そりゃ、たまには歩くけど大体チャリだし・・服は?」
女の子「なんかくらい色の服で、メガネかけてた。ちょっと怖かった」
当時俺は目が良くてめがねなんてかけてなかった。その年、数人が何故か俺を見てる。
3年前、HPの常連さんが「この間T市来てました?見かけちゃったんですけど声かけるタイミング逃して・・」
「いや、俺何年もT市行ってないんですけど・・。」
1年前、球場でバイトしてた友達が、「お前野球見に来てたんか?居んなら声かけろやぁ」と言ってきた。
球場で俺を見たらしい。中学校以来野球なんて見に行ったことない。
「そういや日焼けしてたな。違う人か。でも顔一緒だったし・・。」
そんなこんなで7人くらい俺を見た人が居る。
長い友人いわく俺の顔は「顔のパーツはどれも変わってないし、普通なんだけど、誰にも似てない。」
ていう顔してるらしい。「目が人間っぽくない」といわれたことはあるけど・・。
なんかどんどん身近な人に迫ってきているようで、本気で気持ち悪い。
『なかったはずのCD』『ドアを叩くのは誰?』『トトロ』『困る部屋』『似た人』
コメント