『卒業記念制作』など短編5話|生霊・ドッペルゲンガー体験談【実話】

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『卒業記念制作』など短編5話|ドッペルゲンガー体験談【実話】 不思議な話
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卒業記念制作

 

小6の時の話です。

卒業間近になり、卒業記念にクラスのみんなで共同制作を作るので、放課後に下絵を仕上げる為にクラス代表(私を含め)4,5人残っていた時のことです。
各クラスごとに代表が残っていてたまに隣のクラスの出来具合を見に行ったりしていました。
もちろん、他のクラスのコが自分のクラスを見に来る事もありました。

いつものように下絵を仕上げていたある日の放課後、隣のクラスの女の子が「そっちはどない~?」と笑顔で教室に入って来ました。
「もうちょいで完成やわ」「ウチももうちょっとで完成やで」
そういう会話をして
私のクラスのコ達全員でそのコのを教室に残して隣のクラスの出来具合を見に行きました。

隣のクラスの教室の入った途端、私のクラスのメンバーは皆、硬直しました。

さっき自分のクラスに来ていたはずのコが頑張って下絵を描いていたのです。

「あれ?さっきウチこんかった?」
「うぅん、ずっとここおったで」「え、でもさっき・・・」

私のクラスのメンバーと全員で急いで自分の教室に戻りましたが、誰もいませんでした。
あれは誰だったんだろう・・・

 

 

3号館へ行った友人

 

オレの学校は1号館から4号館まであって、オレのクラスは4号館。
4号館のオレのクラスの前で友達と喋ってるとその友達が3号館の方にいきなり走って逝った。
呆然としていると数秒後走っていった反対側の階段からそいつが現れ、3号館の方に逝ったことについて聞くと一瞬「は?」みたいな顔をしたのち、
「さっきまで購買逝ってた」だと。で、ちょっとの間パニックになって終わり。
まぁそんなとてもありがちな話。
話してる間周りの視線が妙だった気がしないでもないが、ドラッグはやってません。
幻覚見てたんではないと思うのよ。まぁとりあえずそんなありがちな話。

 

 

リフト券

 

小5の頃、家族といった公園で1度目、2度目は中1の頃スキー場で。
どちらも、食い違った時間は30分~1時間程度で、私がなぜかはぐれて一人でいたのに、両親は一緒にいたと言う。
スキー場のときは、友達の家族と私が一緒にいたし、両親のほうは私を含んだ分のリフト券が減ってる。
周りは勘違いということで軽く済ませていたけど、私は気になってしかたなかったな…不思議と怖くはなかったけど。

 

 

友人の弟

 

俺がまだまだ 小3ぐらいの頃の話。
当時 毎日の様に 一緒に遊んでいた親友がいた(その親友は5人兄弟の次男坊。因みに末っ子は既に他界していた)。
その日も お互い一緒に遊ぶ約束をし、各々の帰路についた。
帰宅後、俺は 親友宅に遊びに行く事を祖母に告げると、親友宅へ向かった。
親友宅へ着くと、親友の母は「まだ帰ってきてない」と言う。
縁側では、三男坊(小1)が四男坊(4歳位)と遊んでいるのが見えた。いつも喧嘩ばっかりしてるのに そういう面もある事に 少し驚きながら、親友を探すべく、決められた通学路を通って(通学路を通って帰って来る筈だから)学校へ向かった。
すると、学校が約300m先に見える直線の道の向こうから 一人、見覚えある奴がこっちに歩いてくる。
三男坊だ。
俺は狐につままれた様な衝動にかられた。思わず
「あれ?今 帰り?今まで何処にいた?」
なんて聞いてしまった。
「学校」
当然そこしか無ぇだろ、といった感じで三男坊は答えた。
その後、親友と合流し、この事を話した。親友はこういう類の話が好きだった筈だが、当然 信じては貰えなかった。

 

 

泉の広場

 

大阪の梅田に、「泉の広場」っていう待ち合わせスポットがあるんですけど、そのお姉さんはそこで自分の友人と待ち合わせをしていました。
その日は、お姉さん、少し遅れてしまったんです。
でも、待ち合わせ相手はまだ来てなかったので、そのまま待ってました。
ところが、30分たっても1時間たっても、相手はこないんですね。
で、相手の子の家の方にTelしたら(その頃まだ携帯なんてものは無かった)、その子のお母さんが出て、「え、もうとっくに出てるんですけど・・・」との事。
それなら、とさらに1時間近く待ったんだけど、やっぱり来ない。
「どうせ途中で彼氏にでもあったんでしょ」と、お姉さんは怒って帰ってしまいました。
そしてその夜。
相手の子の家にTelしてみたらその子が出たので、「なんで来なかったのよ~」
と文句いったら、
相手がすっごい震えた声で、
「え、じゃあ、私が今日一緒に遊んだのは誰だったの・・・?」

その後2人は半狂乱になって、2人ともいそいでお祓いしてもらいにいったそうです。
この話はここまでなんですが、私その前に、故遠藤周作のエッセイで、「梅田の泉の広場に自分の生霊に会った人が何人かいる」
といった話を読んだことがあるんです。
自分に生き写しの人物が目の前に現れて、にやっと笑って過ぎ去っていく・・・
といった内容なんですけど、なんとなく、これに関係した事件ではないかと思うんです。
生霊の目的は本来は友達のお姉さんだったとか・・・。

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