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【時空の歪み】『彼岸花畑』など短編10話【6】 – 時空にまつわる不思議な体験

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【時空の歪み】『彼岸花畑』など短編10話 - 時空にまつわる不思議な体験 不思議な話
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時空にまつわる不思議な体験 短編10話

 

 

ブラックアウト

 

一ヶ月くらい前の話。
高校の帰宅途中、高校の最寄り駅、西武新宿線の終点・本川越に乗車。
シートに座り携帯を弄りながらまったりしていた。

本川越→南大塚→新狭山→狭山市→入曽→新所沢→航空公園→所沢
と行く予定だったのだが、、
新所沢駅に着く直前に、瞬きほどの感覚、ほんの一瞬目の前が暗くなった。
と思いきや、肩を掴まれ思い切り揺すられた。
シートに深く腰をかけていた僕は驚いて一気に身体を起こしたら、
肩を揺さぶっていたのは西武鉄道の乗務員だった。

気が付けば終点の西武新宿。
周りを見わたすと、既に全ての客が降りていた。

ここまでの書き込みを見ると、考えることは一つだと思う。
僕自身、最初は寝過ごしてしまったと思った。
しかし、いくつか疑問が残った。
最初に疑問に思ったのは、時間感覚だった。
電車通学をしていて、寝過ごすことは初めてなどころか
僕にとってはよくあることで、慣れっこになっていた。
それでも、これほどに自覚のない寝過ごしは初めてだった。
入眠の直前は、きまって、重たく閉じそうな瞼を、必死に寝まいと
開けようとするのだが、この時は寝過ごす気配もなく、普通に
携帯電話の画面を見ていたつもりであった。
もう一つ、自分が寝過ごしていないと思わせた決定的なきっかけが、
実際の時間の変化だった。

本川越駅周辺の天気は曇り空に雨で、暗かった。
部活を終え、本川越に乗車したのが七時頃。
西武新宿で目を覚まし、駅のホームに下りたとき
違和感を感じずにいられなかったのは、明るすぎた天気だった。
本川越と新宿は距離があるので、天気が違って当たり前だが
それにしても明るかったので、時計を見てみたら五時半だった。

17時に乗り込んだのを7時と勘違いしたのならともかく、30分で新宿まで移動する事は不可能なので見間違いじゃないと思い非常に不思議です。
所で、新宿到着後どのようにして帰られたのでしょうか?
もし同じ日の時間をさかのぼっているのだったら、本川越行き電車に乗って戻っていく時に、もう一人本来の時間に居た自分と物凄く接近してしまうと思います。

 

同じ日

 

高校の時だったが、全く同じ日を2日続けて過ごした事がある。
起きた時間、ニュース、信号の変わり方、駅員のアナウンス、
先生の話すこと、全てがまったく昨日と同じで気分が悪くなった。
途中で先生に気分が悪いと言って早退させてもらったのは良かったが、
帰りの電車に乗ってぼーっとしてたら、いつの間にか終電間際の
終着駅のホームに私服で突っ立っていた。日付は繰り返す日の1日前。
携帯見たら親からの不在着信が入りまくってた。
何とか家まで帰って有りのままを親に話したら1週間くらい入院させられた。
マジで何だったんだろうな・・・。

 

5分後からのメール

 

ラジオでやってた

いつもの仕事が終わって、
僕は地下鉄に乗ったんです。で、しばらく乗ってると、
ケータイがなってるんですよ。そこで思ったんです、
あれ?ここ 地 下 だ よ な?
おかしいなーと思いつつもケータイをみてみるとやっぱり圏外です。
で、受信メール欄をみてみると、どうもおかしいんです。今の時間は
22:50なのにそのメールが来た時間は2 2 : 5 5
5分後から来たメールなんです。自分のケータイは
自分でズレを調節する機能がついてるんですけど、
たしかに5分後なんです。 件名にはなにもかかれてなく、ここら辺で
僕は「ヤバイ!」と思い、そのメールを消しました。
その直後ちょうどななめ前の人のメールの着信音らしいのが聞こえてきました
その人も一瞬「ん?」
という顔をしたと思うと顔を真っ青にしました。

路地裏の町並み

 

先週の週末の夜の事
翌日が休みって事もあって家でちょっと晩酌でもしようと
駅からの帰り道からすこしそれた所にあるコンビニに寄って酒とツマミを買った
いつもならそこで元の道へ戻るんだけど、その日は何故だか
(他にも家に戻れる道があるかもしれないな)と、元の道に戻るんじゃなくて
なんとなくの方向感覚で家に向かって違う道を歩こうと思った
んでコンビニを出ていつもは真っ直ぐ進んで右へ曲がって行く道を
コンビニからすぐ右に出て左に出れる道を探そうと左に進んだ
簡単に図っぽくするとこんな感じ

駅     →         家

↑(いつものルート)

コンビニ →(違うルート)↑

 

んで右に出て50mくらい歩いたところで左に曲がる角を見つけたんで
そこを曲がったんだけど、その通りだけやけに古めかしい
木造の平屋がずっと続いてて、塀も木造で電柱も木だった
今思うとこの通りだけ木の電柱なんておかしいんだけど、その時は
(なんか昭和30~40年の街並みみたいだなあ)
なんて呑気に思ってた

んで進んで行くと、どの家も電気がついてない
夜だからどこからか明かりが見えてもいいはずなのに
明かりなんて道路の電灯だけで、通り全部の家が空き家のようだった
それくらい人の気配がなかった
更に歩いたところで、他の家よりも少し庭が広い家があった
門が広くて、そこから雨戸の閉まった縁側と庭が見える
その庭には住んでるのかわからないが、家主が盆栽でもやってたんだろう
大小かなりの数の植木鉢が置いてあって、そこから小さい木が生えていた
けど段々その家に近づくにつれてそれが木じゃないのがわかった

 

遠くからだと電灯の光だけでシルエットでぼんやりしかわからなかったが
近くで薄明かりの下で見ると全然違う

たくさんの植木鉢から生えてる手だった
さすがに本物の人間の手じゃなくてマネキンとかの手なんだろうけど
とにかくその光景は恐怖を起こさせるのには十分だった
すぐにその道を引き返してコンビニからいつもの道に戻って家に帰った
ここで不思議だったのが、コンビニを出たのが夜の8時40分くらい
これはコンビニでもらったレシートに表記してあったから間違いはないはず
んで家に戻って時計を見たらもう11時近い
一本の路地を普通に歩いて戻っただけで2時間も経ってた
その日は晩酌する気もなく、酒だけ飲んでその酔いで寝るようにした
次の日、落ち着いた頭でアレは何だったのかと色々考えた末
休日の昼間ならもう一度行っても冷静でいられるだろうと思い
コンビニから昨日と同じ道を歩いたのだが、その路地がない
何回か往復してみたのだけど、昨日曲がったはずの路地がなかった
そんなバカなと思って、コンビニで地図を見たけど
地図にもそんな路地は表記されてなかった
昨夜通った路地とあの手の生えた不気味な鉢植えの群れは一体何だったのか
未だにわからないままだ

 

ひげもじゃ

 

小学校の時、エレベーターに友達といっしょに乗ってると、ヒゲがボウボウの
おまわりさんみたいな制服姿のおじさんが乗ってきた。こっちをチラッと見てニヤッと笑って
非常ベルをいきなり鳴らすと降りてった。わけわかんないけど、非常ベルの音に住人は騒がず、
なかったことの様な感じになってて、そのおじさんは友達との間に「ヒゲもじゃ」として、ずっと覚えてた。
それとは別に、うちの近くに古墳山(小さな山みたいなの)があって、
そこは普通入れないんだけど、小学校低学年の時、裏の方に小さな隙間から
勝手に忍び込んで、その友達といつも遊んでた。
まあ、それから行かなくなって、中学生かの時に、いまだに仲良しの
その友達と昔を思い出そうと、すごい無理してその古墳に侵入。
そして、改めて古墳の中に入っていくと石碑の前に、ヒゲだらけの
制服すがたのおじさんが一人で立ってた!友達と私はピンときたんだけど、
どうもおまわりさんではないみたいで、何かの役員の制服かな?って感じ。
でも、当時学校周辺ででやたらと露出狂の痴漢がはやってたので、
恐くなって、友達とそっこう帰ろうとしたら、ヒゲもじゃが一言、
「ここら辺は大丈夫。大丈夫」と意味不明のことを言ってニコって笑った。
いよいよ何か怖くなって速攻帰った。

 

で、その日の夜、友達と電話でずっと話してた。
「ヒゲもじゃは何者か?大丈夫って何?絶対に昔見た人だ。何で古墳に
一人でいたの?どうやって入ったのか?そういえば、古墳ってお墓なのかな?」
みたいな事を、近所の友達とお互いの家から古墳を見ながら電話でしゃべってた。
そして、その最中古墳がザヮザヮと揺れ出してるように見えてきて、
「ちょっと、なんかザワザワ古墳の方うごいてない?こわい~」としゃべりながら、
ホントに自分がバランス崩して倒れるまで気づかなかったんだけど、阪神大震災だった。
うちの周りは家が倒れたりすることもほとんどなく、大丈夫でした。
その後、その古墳は何か昔戦争の時の陸軍訓練所みたいなところで、
明治天皇も来たとか何とか書いてあるのを知りました。
ヒゲもじゃが着てたのは、軍服(自衛隊の服?)だったと思う。
多分、冷静に考えたら、軍人マニアの人か何かだったんだろうけど、
当時、私と友達の間では、あれは昔の軍人さんの霊が、地震をおしえてくれたんだろう
という、幼少時のエレベの恐かったヒゲもじゃと、露出狂ぽい印象のヒゲもじゃは
どこかに消えて、またその後、ヒゲもじゃには遭っていません。

 

彼岸花畑

 

俺はその晩、友達の家から自転車に乗って帰路についていた。
時刻は十時ごろ。田舎なので周りは田んぼと川しかなかった。

満月がめちゃくちゃきれいで、電灯なんかなくても地面をてらしてくれている。
空気はひんやりしていて、乾いている。
風も少し吹いていて、これがまた気持ちいい。
とにかく、いつまでも自転車で走っていたい様な夜だった。

で、俺は少し遠回りして帰ろうと思った。
地元の道はほとんど知ってるし、月が明るいので道もよく見えるから、
道に迷う心配は無かった。
さっきも書いたように、月が綺麗だったから、極力月を見ながら走ってた。
そのせいか、いつの間にやらまったくしらない道に出ていて、
道路も舗装されていない、むき出しの地面の上をはしっていた。
周りは木々が茂っていて、せっかくの月が見れない。
あれ?こんな道あったけなー? とか考えつつも、
少し怖かったので全力で駆け抜けた。
と、急に木が無くなって視界が開けた。

 

そして眼に入ってきたのは、月に白く照らされている地面。
道は一本道ではるか彼方まで続いている。
道のほかには、彼岸花しかなかった。こちらも見渡す限りつづいていて、
彼岸花畑の中に一本白い道を引いているような感じ。

いま思うと明らかにおかしいが、
そのときの俺はその光景が綺麗過ぎて感動しかしていなかった。
それからは、ずーっとその一本道を自転車でゆっくりゆっくり走行していた。

どれくらい走ったのか、いつの間にか空は白み始めていて、
彼岸花畑もなくなっていて、道も知っている道に出ていた。
俺は夢から覚めたように急いで家に帰ると、母が起きてきた。

 

そして、俺を見た瞬間、
「どこいってたん!?あんた!!ちょっとお父さん!!おきて!!」
と大騒ぎ。近所の人にも電話をかけている。
そんな一晩帰らなかったくらいで・・・とおもったが、
どうもあわて方が変だ。いろんなトコに電話をかけている。
すこし落ち着いて、
「おまえ一週間もどこいっとたんじゃ!」
と親父に怒られた。
会う人みんな一週間も~と言う。
頭の中は???だらけだったが、新聞の日付を見て愕然とした。
なんと、俺が友達の家を出た夜から、確かに一週間たっている!!
なんで?一晩しかたってないはずなのに??

その後、いろんな人にどこに行ってたのかと聞かれたが、おれが聞きたいくらいだ。
あの彼岸花畑はいったいなんだったのか・・・

これで終わり。暇つぶしにでもなれば幸いでつ。
誰か似たような体験した人教えて。

 

時間をすっ飛ばす

 

ガキの頃、時間をすっ飛ばしたことがある。
一回目は正月に母親の実家へ帰省した時のこと。
2~4日までの2泊3日間の滞在だったはずなのに、翌日帰ることに…
嫌がって「何で2日間で帰っちゃうの?3日間って言ったでしょ!」と親に聞くと
「だって今日は4日だよ、一昨日に来て昨日は丸一日遊んでたでしょ」と。
その一日分はまるで記憶が無く、でも親が言うには確かに存在したらしい。
家に帰ってからも家族に聞いてみたが、母の言う日にちは間違っていなかった。
この場合には止める、巻き戻すではなく、一日飛ばしてしまった状況。

 

二度目は数年がたち、小学4年位の時。
この日、自分は間違えて、何故か一日先の授業の用意をしてしまった。
当時の忘れ物の罰として、漢字の書き取りがあったのだが、新しい漢字ノートを
いきなり罰で使用することになり正直凹んだ。
結局、1限目と2限目は次の日もあったので大丈夫だったが、
丸一日分の忘れ物と言う事で30ページの書き取りを1週間で宿題と言われた。
昼休みに友人に「今日って○曜じゃなかったか?」と聞くと「なに言ってんだお前?」
と笑われた。
次の日、今日こそはと思い、鞄の中は同じ内容のまま学校へ。
すると、何故か昨日と同じ内容の授業をやっている。
同じ事をやって、同じ奴が同じ間違いをして、同じ様に注意されてる。
疑問に思ったが、3限目になれば違う授業になるはず…と思っていると、
何故か3限目も昨日と同じ授業、昨日と同じ様に忘れ物で叱られ、
昨日と同じ様に30ページの書き取りを1週間でと言われた。
けど、新しく買ったばかりの漢字ノートには、昨日やった数ページ分の書き取りが
しっかりと残っていた。
休み時間に友人に「同じ事が昨日も無かったか?」と聞いてみたが
昨日と同じ様に「なに言ってんだお前?」と笑われ、
子供心に「あぁ、昨日あったことを変えることは出来ないんだな」とか思った。
結局一週間で新しい漢字ノートは埋め尽くされたが、あの日が何だったのかは不明。
誰に言っても信じてもらえないが、あの漢字ノートは現実に残っていたので
デジャヴとかでは無いはず…

とある物

この話は結構まわりのみんなにしちゃっているので、
あんまり詳しくは話したくないのですが、まあ、ざっとこういうわけです。
幼稚園の時、園長先生に私だけ職員室に呼ばれ、園長先生のホンの気まぐれで、
素敵な≪とある物≫を私にくれた。
(それは、けして高価な物などではないが、園長先生の手作りで、世界にたった一つだけの物であった。)
私は有頂天になったが、同時にものすごく不安になった。
というのも、当時、同級生で、とてもイジワルで、お金持ちのくせに、
他の子の物(可愛いハンカチとか、レターセットとか)を気に入れば何でも欲しがる子がいたのだ。
それを自分にくれとしつこくとねだったり、また、難癖つけて、それは自分の物だからよこせとか言い張ったり…。
もし徴発できなければ、その子の私物をボロボロにしたり、先生にあることない事吹聴したり、
男子を味方に付けては蹴ったり殴ったりする子がいたのだ。

「ヤバイ、見つかったら取り上げられる、どうしよう。」と悩み、私は、
誰にも気付かれないようコッソリと、自分のロッカーに近寄り、クレヨンの箱の中の、
透明なケースの下に、すかさずそれを隠した。

しかし、放課後、その隠した≪とある物≫を取りにロッカーへ行ったところ、
クレヨンの箱の下敷きの下からは、その≪とある物≫は、煙のように消えていた。
とっさにそのイジワル少女が盗んだのかなとも思ったが、その可能性はない。
このことは、誰も知らない筈であったから。

 

その≪とある物≫は、その日の夜、全く関係の無い、ひょんな所から見つかった。
なんと、父親の背広の内ポッケからひょこっと出てきたのだ。
父親も、いつ、どうしてその≪とある物≫がポッケに入っていたのかさえわからないが、
なにぶん「とても些細な、他愛もない物」である事から、大して気にも留めなかったらしい。
(ちなみに、父の会社と幼稚園は正反対の距離で、とても離れている。)
こういうのは子供のお土産にピッタリだと思ったのか、まるでマジシャンのように
それをポッケから出して、私にくれた。

あれは、私の「見つかったら取り上げられる、どうしよう。」という念(?)が、
その≪とある物≫を、世界一安全な場所=父の背広のポッケの中、にテレポートさせたのかな…
と思っています。

 

真相は霧の中

 

今から約8年前の体験談・・・。
、私にとっては不可解な体験であり、恐怖の体験であった。

当時、学生時代の同級生数名と久々に会って、旧交を温めていた。
その日は日曜で翌日は仕事だからということで街中に住んでいる者は歩いて帰れたが、一人少々山奥に住んでいる友達がいたので私が車で送ってやった。
そいつの家に行くのは初めてだったが、ものすごい山奥だった。
その帰り、ちょっと休憩をと思い、車を止め自販機のコーヒーを買って時計を見た。
「20時43分か・・・」
学生時代ならば、これからが本当の遊びの時間だったが、社会人なのでそういうわけにもいかず、昔は楽だったなと思いつつ帰路についた。

民家も照明もまばらな山道を下っていくと突然霧が出てきた。
道路の先が全く見えない状態で事故を起こしたらまずいと思い、減速しようとブレーキを踏んだ。
スカッ!とペダルが踏み応えなく床についた。
「え?」
さっきまで何事もなかったのに、こんなところで故障か?とかなりあせった。
しかもそのとき何を思ったのか、アクセルを踏んでしまった。
「しまった!加速する!」
と思ったが、なんとアクセルペダルもブレーキと同様に床にペタリとついてしまった。
だが、速度は上がりもせず下がりもせずノロノロと走っている。
メーターも0を指したまま反応がないのでいったい何キロ出ているのかわからない。
窓も開かなかったが、なぜかハンドルだけは動かせたので、かすかに見える前方を凝視しながら必死になってハンドルをきり続けた。

気が付くといつの間にか霧が晴れ、いつもの見慣れた道路を走っていた。
アクセルもブレーキも何の問題も無く踏んだ感触が分かった。
全身汗びっしょりで気持ちを落ち着かせようと車を止め、また自販機のコーヒーを買って時計を見た。
「・・・!20時38分!!」
確か、やつを送っていったときは20時43分だったのに時間が戻っている!しかもかなり長い時間運転していたはずなのに・・・。
その後どうやって家まで帰ったのか覚えていません。
でも不可解な体験はこれで終わりませんでした。

しばらくして会社の同僚を乗せて赤信号で車を停車しているとき何気なくこの体験談を話していると、猛スピードで突っ込んできたタクシーに追突されました。怪我は無かったのが幸いでした。タクシーの運転手が言うには信号に気づかなかったそうです。
またしばらくしてある深夜のこと、車で友達と遊びに行った帰りに怖い話で盛り上がったとき、例の話をすると、今度は赤信号無視のダンプに横から追突されそうになり、道路上でスピンした。
ダンプはそのまま逃げていったが、恐怖でしばらく呆然としていた。
この話を車を運転しているときに話すと事故になるのか?それともただの偶然か?と考えていましたが、しばらくするとすっかり忘れていました。
一年後の夏、みんなで海水浴に行こうとゆうことで車何台かに分かれて乗りました。
海水浴は楽しく、アルコールも入り、その帰りは私はすっかり酔っ払っていたので運転することなく酒の飲めないやつに運転してもらい、後部座席でまだ飲み足りないと缶ビールを飲んでいました。
なぜか怖い話で盛り上がってしまい、酒のせいでもあったのか事故のことも忘れてまたこの霧の話をしてしまいました。

高速道路上で急な車線変更をしてきたトラックが蛇行運転をしだしてなんと前方を走っている車にではなく、私たちが乗っている車の右後部に追突しました。
車は壁にこすりながら止まりました。後部座席に座っていた私はなんとか無事だったのですが、いっきに酔いも醒め震えていました。トラックの運転手はよそ見をしていて気づいたら事故を起こしていたと言っていました。
偶然にしてはあまりにも恐ろしいので、神社でお祓いしてもらい、この話はたとえ電車であろうと船であろうと飛行機であろうと車内にいるときは決してしないようにしています。

私の人生唯一の不可解であり恐怖の体験でした。

半透明の生物

 

幼稚園の頃、祖父母の住む田舎に行った時に不思議な生物に会いました。
のんびりとした田舎町で、周りに住んでいる人全員が家族のように仲がよい場所なの
で両親も心配せずに、私を一人で遊びに行かせていました。

ザリガニしか釣れないくらいの浅い川辺に、白詰草が咲いていたので
私は一人で母に教えてもらったばかりの花輪をつくっていました。
子供だったので、周囲も見ずに夢中で手元の花輪に集中していた時、
突然横から半透明の腕が伸びて、私の作っていた花輪をむしり取りました。
その人間(?)は薄い緑色の身体で透けていて、身体の向こう側の景色が
ぼやけて見えていました。
背丈は当時の私よりも少し大きいくらいだったので、幼稚園の年長か小学1年生ほどの体格だったと思います。
目も鼻も口も無くて、ただ、ゆらゆらと揺れる輪郭だけが人間の形をしていました。

 

今から考えると、どう見ても人間ではなく、子供の無知の恐ろしさを痛感しますが
当時の私は恐がりもせずに、その緑色の人間に話しかけました。
何を言っても返事はないけれど、私は気にせずに一方的に話しかけ、
たくさん花輪を作ってはその人に渡していきました。
花輪作りに飽きた私が川に手を浸したり、川底にある綺麗な石を探したりして遊び始めるとその人は川の中に足を入れて、両足をバタバタと動かして水しぶきを作りました。
半透明の足の動きと、水しぶきがとても綺麗で、私は何度もねだり、その行為を繰り
返してもらいました。
その人間に触れた感触は、水風船を触る感触に似ていると思います。
ブニブニと柔らかくて、触れた手は水を触っているようなのに、濡れない感覚です。

その後お腹が空いたので、私は祖父母の家に帰り友達ができたことを伝えましたが
両親も兄も信じてはくれませんでした。
「子供の空想話」 「この辺りには子供はいない、ましてや緑色の人間なんて」と笑
われ信じてもらえないことにショックを受けたのを覚えています。

 

それから5日間くらい祖父母の家に滞在しましたが、その間は毎日、その緑色の人間と遊んでいました。
次の日に帰る、ということを緑色の人間に伝えた時、私は寂しくて大泣きしました。
帰りたくない、と何度も私が言うと、その人は私の腕を掴み、
川の向こう側にある林に引っ張っていきました。
父と虫取りに来たことがある林で、それほど大きな面積ではなかったはずなのに
その時は歩いても歩いても、林を抜ける気配はありませんでした。

疲れてしまったし、段々と引っ張る腕が恐くなってきて私が泣くと、その人は手を離
してくれました。
声を聞いた覚えは無いのですが、当時はその人が「ごめんね」と謝ったような気がし
ました。
一番不思議なのは、その時に彼(なんとなく男の人だと思っていました)と一緒に遠
くへ行こうかな、と自分が思ったことです。
もう二度と父や母や兄に会えなくなるけど、いいや、と一瞬思いました。
なぜ遠くに行くのだとわかったのか、もう二度と家族に会えなくなるということがわ
かったのか、不思議ですが、確かにその時私はそう思いました。

 

その場所で座って少し休憩した後、今度は手を繋いで林を歩き始めました。
てっきり彼の住む「遠く」へ行くのだと思っていたのですが、林を抜けたらすぐ目の
前に祖父母の家がありました。
家は林や川に近い場所にあるわけではなく、林を抜けてすぐに家があるなんてことはありえませんでした。
庭で祖母と母が洗濯物を干していて、すぐに私に気がつき、近寄ってきました。
手を繋いでいたのに、いつのまにか彼はいなくなっていました。
次の日に家族で車に乗り、家へ帰る途中に、少し遠回りをしてもらって川辺の傍を
走ってもらいましたが、彼はいませんでした。

後から聞くと、私は一人で川辺で遊んでいて、近所の畑にいる農家の人が川辺を通る 度に見ていたので両親は心配していなかったそうです。

家に帰ってすぐにお絵かき帳にその時の絵を描き、両親も覚えているので
夢ではなかったと思います。

 

祖父は数年前に亡くなり、祖母も先日他界しました。
家は売ってしまうそうです。
祖父母の荷物の整理のために、その家にしばらく泊まり、何度も川辺に行きましたが
もう彼には会えませんでした。
幼稚園の時以来、何度も何度も祖父母の家に帰省する度に川辺に行くのですが
彼はいませんでした。
ただ、荷物を整理している時に父が教えてくれたのですが、
祖父母は私の話を信じていてくれたそうです。
「●ちゃんは河童に会ったんだよ」と言っていたそうです。
良く絵で見る、頭にお皿を乗せた河童ではなかったし、水かきも甲羅もなかったけれ
どなんとなく今は「ああ、私河童に会ったのかなぁ」と思っています。

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