時空にまつわる不思議な体験 短編10話
見知らぬ部屋
そ
その昔世田谷のハズレに一人で住んでいた頃、昼間に仮眠を取っていたときの話。
妙な気配がして目が覚めたら天井が違う。見たこともない部屋にいるようだ。
天井の様子からすると昭和風の古い木造家屋だ。
気配を感じて寝たまま横を見たら、赤ん坊がこっちを見ながら笑っている。
何が起こった?と思ったら、隣の台所?で赤ん坊の母親とおばあちゃん?らしき人が料理をしながら会話をしているのが聞こえてくる。
これはヤバイと思って、目を閉じていつもの癖で右手の腕を目の上に持ってきて、もう一回目を開けた。
いつもの見慣れた天井が見えた。一人暮らしの自分の部屋に戻っていた。もの凄い冷や汗をかいていた。
夢にしては生々しすぎて怖かったんだが、その後霊感の有る知人にこの話をしたら、赤ん坊に呼ばれたんじゃないかとの事。
そのままあっちの部屋に留まっていたらどうなったんだろう・・?
揺らぐ雲
なんか変な体験
脳みそがおかしいらしい
昨日・・・というか今朝早く、3時半くらいに、近所の交差点で月を見上げたわけよ
そしたら、月の周辺に明るく見えてる雲が一瞬一瞬違う場所にあるんだわ
風で動いてた訳じゃない
形はさほど変わらないままに、位置だけが、月を中心にした視界の上下左右に移動しまくって揺らいで見えた
酒は飲んでないし危ない薬はしてない
なんか、いつもと違う違和感は家を出た瞬間、もっと言えば家にいた間も、あったんだが月を見て、なんか小さいなぁとか普段はきれいだと思うのに、妙に気持ち悪かったのを覚えてる
オフタイマー
数日前のことなんですが時間の流れ?がおかしくなりました。
夜11時頃寝ようとしましたがなかなか寝付けずテレビをオフタイマー1時間にセットしていました。
ウトウトしたところでハッと目が覚めるの繰り返しをしていたところ1時間経過したのかテレビが消えていました。
またオフタイマーをセットしてウトウト…ハッの繰り返しを4回繰り返した頃にまずいなぁもう3時くらいだよなぁ…あと2時間くらいしか眠れないなら起きてる方がいいかと諦めて携帯でネットでも…と時計を見ると…
まだ12時でした…
オフタイマーを確かに4回はセットしたはずだし自分でも数字間経過してる感覚だったのに実際は1時間も経ってませんでした。
全てが夢だったのでしょうか…?
それから2日後また同じことになりましたがなんなんでしょう?
入り込む
ありえないと判っていても遭遇してしまうのだよ
先日のように・・・
締め切って誰も出入りできない場所になぜか犬が入り込んでいた
外に出して鍵かけても翌日また同じ倉庫の中に犬が
あれは一体なんだったんだwww犬が入れる隙間などないのに
鍵も俺しか使っていないはずだし
誰も倉庫を開けなかったら犬餓死したのかな・・・
3日目はさすがに犬入り込んでいなかったけど
日付変わっているが今日もやってしまった
26日夕方のお話
普通に歩道歩いていた
手に持っていた大きな傘が後方の何かに当たった
凄い手ごたえだったので慌てて後ろ振り返ったが
誰もいない&半径数メートルに傘がぶつかる様な物は何も無かった
空中に一瞬だけ何かが存在していたのだろうか
あれは謎だった
>>
昔同じ様に猫がどこからか入り込んでしまう家があったという話を聞いた
空き家で鍵全て閉まっているのにネコ入り込んでいる事が数回あった模様
ネコ入り込める隙間無し&出入りの際もネコに入られないように気をつけていたらしい
しかも毎回ネコは死んでいた(死後干からびるまで放置されてから発見)
残念ながら空き家は10年以上前に取り壊されている
空き家の元管理人はそこをネコ死にの館と呼んでいたw
>>実体化した何かだね
そっちなのかな
傘が数年前の過去や数年後の未来の障害物か何かに時間を超えて
ぶつかってしまったのだろうかと推測していたよw
関東東海大地震
昨日の深夜の話なんだけどさ、ラジオ聞いてたのよ
んでちょうど日付変わる頃にさ、いきなり混線し始めた
古いタイプのラジオだからすぐチューニングがズレる
韓国だか北朝鮮だかの電波捉えたりすることもある
でも昨日は違った。
「8月31日月曜日になりました。引き続き11日に起こった関東東海大地震の
情報をお伝えします」
ん?まだ東北の地震の事言ってんのかと思ったら違った
「関東東海大地震?」
だけどものの1分くらいで放送は途切れ、通常の放送に戻った
おんなじ放送聞いた人いないかな?
夢だといいんだけど…
内容はよく覚えてない
被害状況を言ってた気がするんだけど、1分くらいで終わったし
最初は東北の地震の事かと思ったからちゃんと聞いてなかった
2015年に地震あったら怖いな
得
3年くらい前の話
その頃俺は北海道に住んでいた
旭川に住む友達に会うため地元の友達3人と車で向かった
旭川までは大体片道3時間くらいかかる
行きは何事もなく旭川で久しぶりに会った友達と楽しく過ごした
そして帰り道
地元に向かって40分くらいたった頃
運転している友達がいきなり「あれっ!?」と叫んだ
何故か景色を見ながら焦ってる
自分も車の外を見るとそこは見慣れた地元だった
どう考えても40分で地元に着くのは不可能
全員車を降りて外を確認したが俺の家の近所だった
みんなこえーよとか言いながらかなり混乱したが結局「時間得しちゃったね」ってことになり家に車を置いて飲みに行った
巨頭オ
数年前、ふとある村の事を思い出した。
一人で旅行した時に行った小さな旅館のある村。
心のこもったもてなしが印象的だったが、なぜか急に行きたくなった。
連休に一人で車を走らせた。
記憶力には自信があるほうなので、道は覚えている。
村に近付くと、場所を示す看板があるはずなのだが、
その看板を見つけたときあれっと思った。
「この先○○km」となっていた(と思う)のが、「巨頭オ」になっていた。
変な予感と行ってみたい気持ちが交錯したが、行ってみる事にした。
車で入ってみると村は廃村になっており、建物にも草が巻きついていた。
車を降りようとすると、20mくらい先の草むらから、
頭がやたら大きい人間?が出てきた。
え?え?とか思っていると、周りにもいっぱいいる!
しかもキモい動きで追いかけてきた・・・。
両手をピッタリと足につけ、デカイ頭を左右に振りながら。
車から降りないでよかった。
恐ろしい勢いで車をバックさせ、
とんでもない勢いで国道まで飛ばした。
帰って地図を見ても、数年前に言った村と、
その日行った場所は間違っていなかった。
だが、もう一度行こうとは思わない。
百円札
数日前のことなんですが・・・
六歳になるウチの娘が友達(近所の子供です)との遊びから帰ってきたのですが
百円札を右手に持って帰ってきたんです。
最初はおもちゃのお札かと思ったんですが、やけにリアルだったのでどこから拾ってきたか聞いたんです。
すると娘は、「空き地で遊んでいたら空気が変なところがあったから手を入れたらあった。」
と、意味不明なことを言いまして・・
その時は子供の言うことだから・・と思っていましたが百円札をどこで手に入れたのかは謎のまま
その後、その友達のところの家に行った時にそこの奥さんにそのことを話すと
そこの娘さんも同じ事を言っていたとの事
本当にびっくりしました
巻き戻り
つい最近、ほんの一週間ほど前に時間の巻き戻りを体験した
場所は俺の職場であるショップの店内で、時間は昼の12時半。
普段から12時半に昼休みを取ってるので、この日も昼休み取るか~と思いながら
トイレへ手を洗いに行って戻った。
「昼休み行ってきます」って声をかけたら「あれ、今日は早いね、まだ11時半だよ」って
時計の見間違い、勘違いだと思って苦笑いしつつ席に戻って
仕事を再開しようと思い、巻き戻る前の世界で正午前に届いた荷物を片付けようとするがそれが無い
誰か片付けたのか?って思ってると宅配の兄ちゃん登場。時間はさっきと同じ正午前、同じ個数で届く。
中を開くとさっき検品した物が入ってた。
昼前に完成していたデータも消え、12時20分頃に着た親子もやはり着た。
昔から呪われてるような事しかなかったが、時間の巻き戻りとか貴重な体験出来たのが
よかったのかどうか自分でも分からない。
見知らぬ大人
小さい頃に近所で見慣れない大人に会った。
近所の人は怪しい奴だと言ってたけど、女性にはキャーキャー言われてたみたい。
で、そいつに話しかけられてさ、親父の知り合いだって言うから信用しちゃって、当時の宝物だったコレクションを見せてあげたんだ。
それから帰ってコレクション眺めててたら一個減っててさ、もう泣いて泣いて。
だから知らない人と話したりするなといつも言ってるだろ!って親に怒られたっけ。
え、知り合いじゃないの?みたいなw
それから20年か、先月の盆休みに実家に戻った時に物置漁ってたら、その懐かしいコレクションでてきてテンション上がって、またコンプしたくなってさ。
メーカーに問い合わせてみたりヤフオクとかで探してみたんだが全然なくて。
でまあ暇だから8年ぶりの地元を散歩してみた。
なんも変わらないな~なんて思いながらフラフラしてたら、田舎だからかみんな俺のこと物珍しそうな顔で見ててさ、なんかヒソヒソ話してた。
で、昔よく遊んだ場所に行ってみたら小さい子どもがいてさ。
「何して遊んでんのー?」と声かけたら、田舎だからか昔と同じ遊びやってんのね、さすが田舎。
「お兄ちゃん何処の人?怪しい人?」って聞かれたから、「怪しくないよwすぐそこの角の◯◯さんちに遊びにきたんだよ、知ってる?」って答えたら、「うん知ってる!そうだ、じゃあこれ見せてあげる!」って言い出して。
子どもって自慢したがるんだよなーなんて思いながら見せてもらったら、うおおおおおお!俺が探し求めてたコレクション!
しかも盗まれたあの一個も持ってる!
…やっちまった。
子どもの目を盗んで一個パクッた。
帰って罪悪感に浸り、明日返そうと決めた。
翌日、同じ場所に向かった。
向かう途中、なんか昨日と景色が違う。
古臭い家ばかりだったのが、今時の一戸建てやマンション、砂利道の道路は整備されてて、あれ?と思った。
で、現地に着くとコンビニになってた。
そこで完全に気付いた。
小さい頃に会った大人は俺で、昨日会った子どもは小さい頃の俺だと。
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