【時空の歪み】『見知らぬ停車駅』など短編10話【14】 – 異次元に行った不思議な体験

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【時空の歪み】『見知らぬ停車駅』など短編10話 - 異次元に行った不思議な体験 不思議な話
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時空にまつわる不思議な体験 短編10話

 

乗り換え

 

今から10年くらい前、実家に帰省するため適当に昼飯を済ませて電車に乗ったときの話。
少し記憶が曖昧だけどそこはすまん。
今まで幾度となく電車には乗ってきたけど電車で眠ったことはなかった。
その日も別に体調が悪かったとかそんなことは全然ないんだけど
乗り込んでしばらくすると、妙に頭がふわふわしてくる感じがした。

普段は乗り換えとか全然しないでそのまま帰るんだけど
向いのホームに電車が来るのが見えて、何故か「乗り換えなきゃ」と思いその電車に飛び乗った。
(電車も混んでたし座ってゆっくりしたいって気持ちがあったのかもしれない)

その電車は人がぽつぽつといる程度で、スカスカの座席に余裕で座れた。
そして座席に座ったとたんに酷い眠気に襲われた。

 

ふと目が覚めると丁度電車が駅に停まったところで、そこは見渡す限りの田園風景だった。
雲ひとつ無い青空と高い太陽、青々と伸びた一面の稲の葉(麦かも?)がやたらと綺麗だったのを覚えてる。
でも今までそんな場所に来たことも見たこともないので、「ヤバイ乗り間違えた」と思い慌ててホームに降りた。
駅の看板には漢字で駅名が書いてあったけれど、それが何て読むのかはわからなかった。
ここがどこか聞こうにも駅舎もなければ人もいない。
ホームで自分が乗ってきた電車を見送っていたのだが、その電車内にも人影はなかった。
俺は戻る電車が来るのを待ちつつ、あまりに綺麗な景色に見惚れていた。
(千と千尋の神隠しで千がカオナシと一緒に電車を待つ海の駅の、海がそのまま田園になったバージョンって感じ。)

しばらくして来た電車は相変わらず無人で、とりあえずそれに乗り込むことに。
座席に座り電車が走り出すと再度眠気に襲われ、気がつけば最初に乗った駅まで戻っていた。
辺りはもう真っ暗だし時間の感覚がむちゃくちゃで、実家に着いたのは夜中だった。

実家で地図広げて駅名とかそれっぽい場所探したけど見つからず、自分的には不思議な思い出。

 

見知らぬ停車駅

 

今月末に会社を辞めるもんで、職場の仲のいい先輩と珈琲屋に行って「ホント今までお世話になりました」とか
「実家の方に遊びに行くよ」なんて他愛ない話しながら2時間ぐらい喋ってたんだ。
店を出てからそんなに遅い時間じゃなかったけど、家まで送ってもらうのは気が引けたんで最寄の駅(A駅とします)まで送ってもらった。
昔通勤に使ってた駅だったんで、切符買ってから昔と同じようにホームにいって時刻表みながら「あぁ、後4~5分で急行来るな」とか思いつつ
電光掲示板(でいいのかな?)でも停車駅一応確認しながら電車に乗った。
急行だと2駅で自宅の最寄駅につく(10分ぐらい)んだけど、20分ぐらい経ってもどこにも停まらない。
他の乗客は特に慌てた様子もなかったから「どっかで事故でもあって電車遅れてるだけだろう」とか思ってた。
ipodで音楽聴いてたからアナウンス聞き逃しただけだろうと思ってたしね。
そっから10分ぐらいして聞いたこともない駅に停車して、私ともう一人の高校生ぐらいの女の子以外皆その駅で降りてった。
駅名はきちんと聞き取れなかったけど、乗り間違えてもそんな変な場所につくような路線じゃなかったので
「え!?どこだよここ…」ってなった。チラっともう一人残ってた女の子みたらその子もキョロキョロしながら焦ってるようで
不安になってきたらドア閉まってまた電車が走り出した。

 

さすがに音楽聞くのやめて車内アナウンス聞いてたら「この電車は××方面行き急行です。次はA駅~」というアナウンスが流れてきた。
いつの間にか逆方面の進行方向になっててびっくりして面くらいながら、また30分ぐらい揺られながらA駅に戻ってきた。
A駅の近くには回送するような駅もないし環状線でもない、乗る前に電光掲示板で確認した停車駅はいつも通りだったし、
アルコールの類は元々全く飲めないので一切取ってないしで何がなんだか…
A駅に着くまでに不安だったんで乗り合わせてた女の子に話かけてみたけど、
その子も「いつも学校の行き帰りで乗ってるけどこんな(走り方する)電車ない」とか「あんな停車駅無いし知らない」と気味悪がってました。

家に帰ってから路線図見たけど、それらしき駅はやっぱりなかったんで一時電車ごとどこかに迷い込んだのか…
降りたらどうなるのか、ってのは興味あるけど怖くもあったんで降りなくて正解だったんだろうなぁ…

>>差し支えなければ、どこの路線?

名鉄名古屋本線です。A駅がどこかは…さすがに身バレしそうなんで勘弁w

停まった駅は「かむ」なんちゃらか「かん」なんちゃらでした。
電車特有のアナウンスで聞き取りづらかったのと、駅に停まってる時は座ってる位置から駅名見えなかったので確認できなかったです。

少なくとも私がいた車両は2人だけでした。隣の車両は見に行ってないのでわからないですが、ドア越しで見える位置にはいなかったように思います。
車内の雰囲気自体は普通でしたし、A駅発車時は人もそこそこ乗っていました。(20人ぐらいと思う)
パっと見たところ携帯いじってる人いなかったのに感心したぐらいかな。
女の子とは差し障りない会話しかしなかったですね。
「この電車って○○方面だと思いましたが、△駅には停まりますか?」とかそんな感じで。

後は…ついた謎の駅は、結構近代的な感じの駅でした。
イメージ的には空港とかに併設してる屋内っぽい(?)明るい感じの駅です、上手いこと表現しづらいですが。

降りたらどうなってたんでしょうかね…引越し準備やらがあったもんで家帰れるのかな、って心配のが正直大きかったです。

ちょっとだけ違う世界

 

多分、こんなことを話しても誰も信じてもらえないと思う。
今現在も、これから書き込もうとしていることの記憶が急速に消えてきている。
だから、支離滅裂な部分もあるかも知れない。
昨晩、俺は仕事の帰り道、夜10時頃に近所の通りを歩いていた。
すると、突然にヌルリと言うか、空気の塊みたいなものにぶつかった。
それは一瞬のことで、その後はすぐに普通の状態に戻った。
仕事で疲れているのかと思いながら、周囲の状況にいい知れない違和感を感じつつ、自宅に戻ると、窓にガラスが貼られていない。
周囲の家を見ると、やはり窓にガラスが貼られていなかった。
よくよく見ると、表札もなく、郵便受けは新品同然。
壁も汚れていないし、夏だと言うのに虫一匹飛んでいない。
さらに、自宅も、そして周囲の家の照明もが一つとして灯されていない。
慌てて玄関の鍵を開けて中に入ると、そこには家具や間取りはそのままに、家具は新品同然、家族は誰もいない。
茶の間のテレビをつけても電源が入らない。
携帯で電話をしようとすると、圏外になっている。
そこで、携帯のワンセグで電波を受信してみた。
すると、なんか悪戯書きした顔みたいな絵と、ツートン・ツートントンみたいな電子音らしい音が聞こえた。
とにかく人がいる所に行かないとダメだと思った俺は、近所の繁華街に走った。
しかし、そこもやっぱり誰一人としていない、まるでゴーストタウン。
電灯も灯されていないし、窓ガラスはどのビルにも貼られていない。
空を見上げると、夜10時なのに北の空が夕焼けなんてもんじゃないぐらい真っ赤だった。
俺はもう、どうしたら良いのか分からなくなってベンチに腰掛けると、タバコに火をつけた。
そこは見知った繁華街内の公園だったが、風もなくシンと静まりかえっている。

灰皿にタバコの吸い殻に捨てに行くと、いつもはタクシーの停留所になっている所に、誰かが立っているのが見えた。

この出来事は、今現在も自分の身の上に起きていることだった。
あとスレ違いだと思うけど、このまま書き込ませてほしい。
吸い殻入れの所に誰かがいる。
自分以外の誰かがいる、俺は嬉しくなって駆け寄った。
そこに立っていた人物は、スーツ姿だった。
灰色のスーツ、頭は七三分け、手に携帯電話を持っていた。
その人物は俺を見るなり、なんだかほっとしたような表情を浮かべていた。
「乗ってください」
指さされた場所に、真っ白な車があった。
見たことのない車種で、助手席には誰かが座っていた。
後部座席に乗り込むと、さっきのスーツの人が運転席に乗ってくる。
そのまま車は、驚くほど静かに前に進み出した。
しばらくの沈黙、俺は耐えかねて質問する。
「ここは、どこなんですか?」
「大丈夫、もうじき戻れますよ」
質問の答えになっていなかった。

しばらく進むと、見知った通り(もちろん誰もいない)を通り過ぎて、見知らぬ道路に出た。
そこをしばらく進むと、突然車が止まった。
「選んでください」
と、そのスーツの人は言った。

 

「選んでください」
と、そのスーツの人は言った。
彼は車の荷台から一枚のプレートを取り出すと、俺に見せた。
なんだかワケの分からない文字が書かれているプレートだった。
「ここに行くか選んでください」
その時、俺の頭の中で、なんと言えばいいのか、考えが複数浮かんだ。
一つは今までの自分の記憶、当たり前の日常の思い出。
もう一つは、誰かに殺された記憶、これを説明するには、異様なほど感情が入りすぎて、説明が難しい。
俺は二つの記憶を同時に持ちながら悩むことになった。
フェブィと呼ばれる植物の根(フォブ)を持つものとは反対のもの、
つまり根が上に、葉が下に生えるものが生きている状態。

というイメージが浮かんだ時に、俺は車に乗っていた。
助手席に座っていた人物が「もう大丈夫です」って言って、ペットボトルを差し出してくれた。
その人物の背中には、なんか悪戯書きみたいな入れ墨がされていて、ものすごく不気味だった。
銘柄はアク○リアスだったから、それを喉を鳴らして飲んだ。
「このまま寝てしまえば、すぐ戻れますよ」
という所で、急な眠気が押し寄せてきて、目覚めると自宅の前だった。
白昼夢と言われれば、きっと俺の精神が狂ってしまっただけなのかも知れない。
ただ、急速に消えつつある記憶の中に、俺は唯一残さなくてはならない言葉がある。
「1つと見えるものが1つとは限らない」
言葉に出すと、こんな言葉になってしまう。
もっといい言葉が見つけられればいいんだけど。

それが、今までの体験。

 

その後、説明のできない出来事が起きている。
微妙に世界が違ってしまっている、という言い方が正しいのかも知れない。
俺が狂ってしまったのか、それとも、ここが俺の認識する世界と違う場所なのか。
俺にはもう分からない。
それは些細な違いだから、もう俺は自発的に行動は二度としない。
じっとしていれば、何も変わらないんだろう。
ただ、このスレを読んでくれている人たちにだけは、知ってほしかった。
ちょっとだけ違う世界、それが実在する可能性について。

あと、もし少しだけ本音を言わせてもらえるとしたら、
助けてくれ・・・

 

最新技術

 

14年前、高校生だった時に、京王線(都営新宿線直通)で初台駅から
次の駅の幡ヶ谷に向かっている途中、何故か20分以上経っても幡ヶ谷に
着かなかったことがあった。普通なら1-2分の距離。
不安になって別の車両を歩き回っても他の乗客は誰もいなかった。
乗客がいないなんて日中の東京ではありえないこと。。
記憶があやふやだけど、いつのまにか、元の世界に戻ってた。
その時、特に誰かに会ったということはなかった。
あれは何だったんだろう。翌日同じ路線を使ってる友達に言っても
信じてくれなかった。
上の話とは別の話だけど、都営新宿線で通学中にごくたまに変なものを目にした。
高校三年間で10回ぐらい。走行中の電車の真っ暗な車窓(地下鉄なので)
の向こう(電車の外)に14インチぐらいの光るディスプレイのようなホログラム?が
何個も横に並んでいて、そこからCMのようなものが流れていたことがあった。
そのホログラムは、電車と同じ速度で動いていて、
いつも現われてから20秒ぐらい経つと、消えて見れなくなった。
場所は、新宿三丁目駅から新宿、もしくは新宿から初台の区間だった。
最新の技術は凄いんだなと思って、同じ路線を使っている友達に言ったら、
そんなの見たことがないと言われた。。
ホログラム、誰か見たことある人いませんか?

>>
北海道の新千歳空港行きの快速エアポートで同じの見たことあるよ
壁に間隔開けて電飾掲示板かなんかがあって
列車と同じ速さで光る所を変えることによって広告が見えるんじゃなかったかな
正式名称はわからない、うまく説明出来なくてごめんね

 

ロスト

 

自分が小6の時の話しです。
その日は学校でキャンプをしていた。6年生全員で学校の中庭にいくつもテントを張って。
ほんと夏の暑い日だった。
んで夜校舎きもだもしをやることになったんだがメンバーが集まらないから集まるまで体育館で当日流行っていたヨーヨーで遊んでいた。
んで友達の一人のヨーヨーの糸が切れて勢いよく転がっていった、
かなり遠くまで転がった。俺達は目で追ったがヨーヨーは壁にぶつかっていきなり消えた。
確か当日5000円もしたヨーヨーだからそのあと必死で探したけど結局みつからなかったよ

ヨーヨーはどこにいったんだろう。時空の歪みにはいっちゃったのかな? 今でも本当に不思議。
あとどうでもいい話しだがヨーヨーを捜してる途中運動マットの裏で何物かがしたほやほやうんちがあった。w

 

トイレの闇

 

今さっきなんか不思議なことがあったんで記念カキコ。
トイレのドアあけたらなんもないでやんの。
トイレがあるはずの空間が真っ黒。
びっくりしてドアを閉めた。
で、もう一度恐る恐る開けると・・・トイレはフツーにあった。

一体なんだったんだ。

 

>>
それと殆ど同じような話どっかで見たなー
用を足そうトイレのドアを開けると、なぜか上も下もない様な完全な闇。
えっ?と思っていると「あ、いけねー忘れてた」って感じで
パッと元の見慣れたトイレに戻ったって話だった

ちんぷんかんぷん

 

私が中学生の時に体験した話。
いつ頃だったかはもぅ忘れたけど、いつものように7時に目覚ましが鳴ったので起きて洗顔し、セーラー服にも着替え家族全員で朝食をとり、「行ってきまぁす」と
家を出たのだけど何か忘れてると思い、また家に入り2階にある部屋に入って
ベッドを見たら私が寝てた…

 

え!?…とヒザガクブルで布団を一気にめくった瞬間、またベッドから起きた…
夢??リアルな夢だったとふと時計を見たら8時!
慌てて一階に降り母に「何で起こしてくれなかったの!?遅刻する;!」
と言ったら母はビックリ&キョトーン「今出て行った…ご飯食べてた…あんたまたパジャマ…」
私「え;」
私はさっき見た夢??を思い出しガクブル;テーブルを見たら私が朝食を済ませた後があり、また部屋に戻って床を見たら脱いだ後のセーラー服があり…
私は訳がわからずとりあえずまた?用意をして遅刻して学校へ行った。その日は一日中朝の事を考えてたが全くチンプンカンプンorz
母も??…で、それからは不思議な事はないけど10年経った今でもわからない;
同じような体験した人いる?

 

神社独特の雰囲気

 

小学4年生くらいの時、近所の神社の草むらから、線路に出られた。
いつもはすぐそこで遊ぶだけだったけど、ある日、先輩2人と一緒に
その線路をずんずん進んで行って、飽きたからって横に逸れると、有刺鉄線。
その有刺鉄線が切れている場所の草を掻き分けて進むと、近所のラブホ街の崖の上。
(山に住んでたから)
数年後にその線路を探しに行ったけど、線路どころか草むらさえなかったよ…
そういえば、進んだ方向もラブホ街とは逆だし、あんなに歩いてそんなところに出るわけないし、
そもそも地理的におかしい。線路は神社の横も、ラブホ街の崖の上も通ってない…
頭おかしいって言われそうだけど、
子供の頃、その神社はすごく変わった雰囲気だった。
神社独特の雰囲気がとても強かった。近所に保育園があるのに(30mくらい先?)、喧騒が聞こえないの。
住宅地のど真ん中にある、小さい神社なのにね。すごく静か。
その神社が大好きで、よく遊びに行ってたんだ。
けど、確かめに行った中学時代、見た目は特に変わってないのに、荒れてる感じがした。
煩いし、空気も他の場所と同じような感じになってた。神社独特の雰囲気が皆無。
これって線路と何か関係があるのかな?って思ったな。

 

カルチャーショック

 

千葉県松戸市にお住まいの方いませんか?
昔、仕事で松戸に初めて行った時に、不思議な事になりました。
一度通った道が見つからない、という類の話です。
当時は神奈川在住ですので、全くどんな街か知りませんでした。
松戸駅で降りて、どっちの出口からでればいいのかわからなくなり、
交番のある方に行き道を聞きました。
その時はメモを持っていたので、道順をメモして迷わないように歩いていました。
確か、線路沿いをそのまま進み、デパートの裏側あたりを右に曲がり、
すぐに左に曲がったような気がします。メモを見ながら角を曲がると、
妙に人がたくさんいる通りに出ました。駅前商店街ではありません。
500mくらいはまっすぐ続く、左右対称の道でした。
地図では、確かその通りの突き当たりを右に曲がれば訪問先のある通りに出られたはずです。
そこにいる人のほとんどは若者で、ちょっと風変わりな子が多かったと思います。
目の前の風景は、原宿の遊歩道のような感じを二階建て以上の建物が無くし、
妙に見晴らしがいい感じでした。
道の両側はぼろぼろの建物の商店(浅草公会堂の近くのカバン屋さんやスーツ屋さんのような感じ)で
若者向けのおもしろい雑貨や古着を売っています。商店主も若い子でした。
そういう年でもないし普段あまり興味も無かったのですが、見ていると実に面白い物ばかりで
時間もまだあったのでしばらくそこを見学しました。
海外製の見た事も無いようなゲーム機や、毎日蜜が飲める?花の鉢植や
東南アジアのとてつもなく臭い古着などを見てまわり、
オシャレな女の子が手作りのクッキーを焼いている店で、ちょうど小腹が減ったので
お茶と一緒に食べました。その頃、夕焼けが非常に綺麗に見えたのを覚えています。

 

そろそろ時間だと、訪問先に行き仕事を終えました。
帰りは暗くなっていたのですが、地図と同じように歩いて帰ってもその道がありません。
というか、あっという間にデパートの前についてしまい、駅はもうすぐそこです。
何度か、そのまわりをウロウロして探したのですが、見つかりません。
地図もあるのに、行きと同じ道をもう一度通っても見つかりません。
その時は、帰りは暗いし、道を間違えたかな?程度に思って直帰してしまいました。
しかし、どう考えても行きは軽くお茶をしたとはいえ1時間以上その通りにいた事になりますが
帰りはものの5,6分で駅についていました。
どう歩いてもそんな近道はできないと思うし、商談前でチラチラ時計を見ていたので
時間の経過は確かだと思います。それと、その通りは自分にあまり関係のない物ばかり
売っているようでしたがそこを歩くのはとても楽しかったのです。
「時間あるときにもう一度来よう!」とずっと思っていたので、とても残念でした。
なんだか、その通りにいるうちから「もう来られないだろう」という気はしていたのですが…。
思ったより早く諦めてしまったのです。
外国よりカルチャーショックを受けた街です。私の中では松戸は神秘の町ですね。

 

時を超えたコイン

 

数年前の今頃、あれは記録的な猛暑の年だったかな。
暑さと湿気で何もやる気がなくて部屋でゴロゴロしてたら、ふいにチャリンと音がした。
見ると何処から落ちてきたのかやや鈍い金色のコインが転がっていた。
ごちゃごちゃと小物を置いた汚い部屋だから、そのこと自体は別に不思議でもなんでもない時たまあることだった。
それでも何だろうと思って寝たまま手を伸ばして拾いあげると、女性の横顔が刻印されている外国のコインのようだった。
「?」と思いつつ、裏返すとそこにはエリマキトカゲ。

 

その瞬間、20年くらい前の記憶がフラッシュバックしてきた。
小さい時、恐らく幼稚園くらいの頃に叔父さんからもらった外国のコイン。
嬉しくて、宝物にして大切にしていたオーストラリアの2セント銅貨。
ある日いつものように箱から取り出して眺めたり意味もなく持って玩んでたら、手を滑らして落としてしまった。
いくら探しても見付からなくて、最後には泣きながらそんな所に転がる訳がない場所まで必死に探したあのコインだ!

そういえばあの時、板の間で落としたのに音がしなかったっけ…もう絶対なくしません。

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