『タヌキの一家』など短編5話|子供の頃の不思議な記憶・奇妙な体験まとめ

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『タヌキの一家』など短編5話|子供の頃の不思議な記憶・奇妙な体験まとめ 子供の頃の不思議な記憶
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小学2~3年の7月頃、で時間は16~17時くらい。

ウチの家は西日が差し込む廊下があったんです。
その廊下の壁の前に立つと
西日を受けて自分の影が壁に映るわけなんですよ。

そこで影絵をやったりして遊んでたとき、ふと
「幽霊ってこんな感じかなぁ」と肘から先を前に出して
手首をだら~っと下げるお馴染みのポーズを取ってみたんですよ。

壁に映った自分の影を見て「うわやっぱ気持ち悪っ」とか
思ってすぐやめた。やめたんです。なのに。

影がそのポーズを取ったまま動かないんです。
自分は腕を下ろしてるのに、影の腕が下りない。

「え?」と思って振り返ってみても自分しかいない。
もう1回影を確認しようとしたらもうただの影に戻っていた。

 

神経衰弱

そういや俺の妹子供の頃やたらと神経衰弱が好きで、親戚の家に行っても、神経衰弱ばかりやってて、親戚も、「神経が衰弱する~」って笑いながらつきあってた。
俺は馬鹿だったので、全然相手にならなくてもしょうがなくその神経衰弱につきあってた。
あんまり勝てないので、「おまえ、見えてんのか?」って冗談半分で聞いたら、
「うん、見えるよ!」って・・・。

で、机にトランプを並べて、片っ端からめくって行き、全部のトランプを開いた時には本当に驚いた。
トランプの裏を入念に調べたこともよく憶えてる。

本人はそんなに特別な事でもないように思ってたらしいけど、俺はあんまりびっくりして、誰にも話しちゃならないような能力のような気がした。

その一件以来、神経衰弱をやった記憶が無い。

 

タヌキの一家

幼稚園くらいのとき、外で弟や友達を遊んでいたら、弟がタヌキの一家にさらわれて、すりかえられた。
という変な記憶がある。当時から記憶はあやふやで、ただ弟が、昨日までのかわいかった弟とは違うのでがっかりした思い強く残ってる。
その後、弟が小学1年くらいになって
「どうせオレは子供のとき宇宙人にさらわれてすりかえられたから本当の子じゃないんだよね」
みたいなことを言ったとき、なぜか「ああ、あの時のことだ」と思った。

何て言うか…。子供にとってはタヌキも宇宙人も同じなの。
ただ「あのとき」すりかえられて、もうそれまでの弟じゃないっていう。
しかもその記憶を弟も共有してたというのが、当然というか不思議というか。

 

誰も乗っていない車

小学校3年のとき、友達と狭い道を歩いていたら前から車がゆっくりと走ってきた。
友達と道の両側にわかれて避けたんだけど、通り過ぎるとき車内を見たら誰も乗っていなかった。
うずくまっているとか外車だったとかいうんじゃなくて、両方のシートの薄茶のレザー張りの座面までがはっきり見えた。

一緒にいた友達も

「今の車誰も乗っていなかった!」

と言っていたので見間違いとは思えないのだが・・・

 

海底のモアイ

小学4年の頃、家族でハワイに行き、ハナウマベイというとても綺麗な青い海で泳いだときのこと。
父が「凄く綺麗な色のでっかい魚がいるから見てみろ!」と言うので、私はゴーグルをつけ海の中を歩いて見てまわりました。
足の着く浅瀬でした。
父の言う魚を探していると突然海の底がゆらりと歪んだかと思うと、なんとそこに3体のモアイ像が現れたのです。
モアイ像があるのはイースター島だとテレビで見て知っていた私は、このおかしな光景がとても怖くて、泣きながら急いで父の下へ駆け戻りました。
落ち着いてからもう一度海の底を見たのですが、モアイを見つけることは出来ませんでした。

今でもあの吸い込まれそうなモアイの目を思い出すと震えが…

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