戦争にまつわる不思議な話・怖い話【2】
戦争に行ったはずの弟
婆ちゃんから聞いた話。
婆ちゃんは汽車に乗って行く用事があって、その汽車の時間に遅れそうで急いでいた。
途中駅まで数百メートルのところで不意に誰かに突き飛ばされた。
その自分を突き飛ばした人の方を見たが、太陽を背に立っていたため顔はあまり良く見えなかったらしいが、そこにいたのはたしかに日本兵の軍服を着た弟だったと言う。
今、陸軍に行っているはずの弟がなぜと思って必死に呼びかけたが、返事もせずに林の中に入り、消えるようにすぐ見えなくなった。
弟の事も気になったが大事な用事を思いだし、駅に向かったが汽車はすでに到着し、出発寸前。
その時、轟音が。
敵の戦闘機が飛んできて、駅と汽車に向けて機銃掃射したそうで、まさに蜂の巣状態になってしまったという。
数日後、弟は指の骨だけになって帰ってきた。立派な戦死だったそうだ。
家に帰りたかった
うちの婆ちゃんの弟さん(おれにとって大叔父様)も戦死された後に家に戻ってきたそうな。
ばちゃんの妹、(俺にとっての大叔母様)が風呂に入っていると外に大きな火の玉が見えたそうです。
その夜婆ちゃんの夢に戦死された弟殿が出てきて何事かを言ったそうですがそこで目がさめると
婆ちゃんは寝ながら泣いていて枕がびっしょり、そして枕もとには出征した弟殿が立っていたそうですじゃ
俺も墓参り行く時は毎回線香をあげてますが、よほど家に帰ってきたかったんだろうなとおもいますた
悪ガキどもの亡霊
死んだ祖父さんから30年ほど前に聞いた話。
南西諸島の某所、
正確な日時は不明だが、昭和20年に
爆装の特攻機がエンジン不調か何かで
祖父さんの住む集落の小学校の近くに不時着したそうな。
爆弾(おそらく250Kgか?)は着地前に
投棄されたと思われるが、不発だったそうな。
パイロットは負傷しながらも生命に別状は無かったそうな。
集落の住民や小学校の先生やら総出で
パイロットの救出やら負傷の手当てやら
大騒動だった模様。
しかしながら問題は爆弾だ。
悪ガキどもが注意を無視して
不発爆弾をいじくりまわしたらしい。
何ともすさまじい爆発音とともに
悪ガキどもの血しぶきやら細切れの
肉片やらがふりそそいだそうな。
正確な死者数は聞きそびれた。
小学校の校長先生には
死んだ悪ガキどもの亡霊が見えたそうな。
骨相
日本軍ではパイロットを選出する際、
どうやら「骨相」を見ていたようです。
元海軍エースパイロットの坂井氏や、
元海軍通信士官の阿川氏の著書にも、この記述がチラホラ。
「結構な確率で当たっていた」という意見がある一方で、
骨相でダメ出しをされたにも関わらず、
エースパイロットになった人も居るので的中率は何とも言えません。
ただ、骨相の専門家(パイロットの骨相を見てた人)が
終戦近くになって、軍幹部にこんな事を言ったそうです。
専門家「もうすぐ戦争は終わりますよ」
軍幹部「それは一体、どうして?」
専門家「死相の出ている人が随分少なくなってますから」
まあ…一般人でも末期には
「こりゃもうダメだ」って雰囲気でしたし、専門家じゃなくても
「戦争は、もうじき終わる」と思ってたでしょうけど…。
空襲
俺の住んでる地方(実際は隣の郡部なんだが)は当時海軍の飛行場があった所で
俺の婆様が子供の頃山越しに昼間なのに夕焼けのように真っ赤な空を見て
何だろうって思ってたら空襲だったんだと、1000人以上死んで川原一帯死体の山
怪我人がうめき声をあげてても外に出ると艦載機に見つかるから見殺しにしてたんだと
戦争とか他人事のようにしか思えんかったが自分のごく近い身内の実体験なのでガクブル
その割に戦災者の幽霊みたいな話は聞いた事ないんだけどね
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