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心霊ちょっといい話『大黒様』など短編全5話

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心霊ちょっといい話『大黒様』など短編全5話 不思議な話
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大黒様

 

小さな大黒様にお参りをしたら、なぜかずーっと大黒様の気配が!
足下をラジコンのように移動され、気がつくと頭の上におられる……
満面の笑顔で打ち出の小槌を振っていて、こんなオモチャが欲しいなぁと思いました。

で、お参りした後、友人二人と友人の子どもちゃんたちと私で宝くじを購入。
もともとご利益を求めてのお参りだったので、思わず側にいた大黒様に「1等賞当ててください」と頼んでみました。

すると、今までゆっくりだった小槌の振りが急に高速回転!
壊れちゃうよーっと申し上げてもずーっと高速で打ち出の小槌を振ってる。
嬉しいのと申しわけ無いのと、可愛いのと、心配なのとで
欲をかかなければ良かったっ!とその時は思いました。でも、こりゃ当たるな……と思いました。
結果、1100円当たり、僅かながら儲けが出たんです!

後日、一緒にお参りした友人達、子どもちゃんたち、私でお礼参りしました。
ありがとう大黒様。個人的には宝くじが当たった事よりも、小槌を振る度に聞こえる音がマ○オのコインだったり、ピコピコハンマーだったのがツボで笑いが止まりませんでした。

 

 

お手手じんじん

 

二年前の春、夫が交通事故でまだ幼稚園の娘と私を残して逝っちゃいました。
あまりに突然のことで、その頃のことはあまり覚えていません。
夫を失ったショックとこれからの生活への不安で精神的にまいってしまい、家族の助けをかりて何とかやっていける日々が続きました。
まだ小さい娘にもあまり気が回らなくなり、自己嫌悪の毎日。
でも娘は寂しそうな素振りも見せず、きっとまだ小さいから父親が死んでしまった事を理解できてないんだと思いました。

そんな生活が半年ほど続いた頃でしょうか、娘がよく右手を見つめながら、「お手手がじんじん。お手手がじんじん。」って言うようになりました。
「お手手痛いのっ?」って聞くと「お手手痛かったのー」って。
あんまり頻繁に言うものだから心配になって病院に連れて行ったのですが、特に異常も無く、精神的なものかもしれないと不安になりました。

そんな時ふと夫の事を思い出しました。
いつも娘の右手を握って、道路側を歩いていた夫。
体育会系で元々握力が強い夫でしたが、娘が心配だったようでいつもしっかり手を握って娘に「お手手痛いよー」って嫌がられて、困った顔して笑っていました。

その日は娘にこう聞きました。
「お手手繋いでたの?」「うん、パパ痛いんだよぉ」って。
涙が溢れてきて、娘を抱きしめてわんわん泣いてしまいました。
夫が亡くなり、娘が寂しがらなかった理由がわかりました。
不甲斐ない私の代わりに、いつも娘の右手を握ってくれていたんだと思います。
もう夫に心配かけさせちゃダメだって、娘を一人ぼっちにさせちゃダメだって立ち直るきっかけを与えてもらいました。
今では夫の代わりに私がしっかりと、強く、じんじんとまでは行きませんが娘の手をぎゅっと握っています。

 

 

みんなが見た”光”

 

小学校時代にとても慕っていた先生がいた。
転勤した後も家がそれなりに近いということもあって、友人たちとよく遊びに行った。
他にもそうしているグループがいくつも居た位、皆に慕われていた先生だった。
そして、そんな事を数年続いた後、先生が生徒を連れて釣りに行って、溺れかけた生徒を助けたまま行方不明になったと連絡が入った。
それでも「先生は生きてる、死ぬはずない!」と自分に言い聞かせていた。
そうしながら、ふとベランダを見ると青い光が見えた。

すると何故か
「あぁ…そうか先生はもういないんだな」と泣きそうになりながらそう感じた。

翌日、学校に行き友人から「先生…もうダメだよね」と言われ、私も頷いたら
「庭にね…季節でもないのに蛍みたいな光が見えてさ…それ見たら何かそう思ったよ」
と言われてびっくりしながらベランダで見た光のことを話した。
別のグループの子達も男女問わず同じ様な光を見て同じ様に感じたという。
それから一週間ほどして遺体が発見された。
けど奥さんやまだ小さい子供さんにどういう顔をして会えばいいか解らず、お墓の場所もわからないのでそれきりになってしまった。
アルバムを見るたびに先生のこと、すっかり大きくなっただろう子供さんを思い出す。
今住んでる所からはあまりに遠すぎて二度と行くこともない町だけど、出来るなら一度お参りしたいと思うときがある。

 

 

おばあちゃんは大事に

 

高校2年の夏休みも終わり。
中学2年に引っ越してからよく怪奇現象がおきる家に住んでました。
いつもビクビク過ごしてた私ですが、その夏休みも部屋にいると階段からコトコト・・・と誰かが上ってくる音がしてました。
しかし、何故だか怖くない。確かめに行くぐらい大丈夫だった。

そんなある日の午後。私は彼と電話で馬鹿話をして笑い転げてました。
そこで彼に「最近階段上ってくる音がするんだよね~あ、今も誰か階段で歩いてるよ~」
するとキャッチホンで叔父から電話が入りました。
「おばあちゃんが今、病院で亡くなったよ。。」

私はすごく驚いて、「嘘??」
叔父が「いや、嘘じゃない。だからお母さんにすぐ連絡して!」
といわれ、すぐ母に連絡しました。

しかし、母に「○○病院におじさんが今いて、おばあちゃんが・・」
と言ってるうちに涙が止まらなくなり、全部言えませんでした。
そして家族全員で、すぐおばあちゃんの家に行きました。
私は全然おばあちゃんが弱っている事を知らされてませんでした。

おばあちゃんの死に顔をみて最初に思ったのは、
「あんなに孫の中で一番可愛がってくれたのに、 私、なんにもお返しできなかった。」
「おばあちゃんに結婚式のドレス姿、一番に見せたかった」
と言うことでした。
妹も母も父もみんなで号泣してました。

それから10年の時が経ち、私は上京。つらい事も多くなったある日、夢でおばあちゃんが不思議と元気そうに笑顔で佇んでいるのをみて

「あぁ、おばあちゃんが頑張れって言ってくれてるのかなぁ」
と勇気付けられる出来事がありました。

そして、先週無事に結納を済ませ、いよいよ私の嫁入りの日も間近になってきました。
やっと、おばあちゃんにウエディングドレスを見せてあげられる。
喜んでもらえるかな。。。

そのおばあちゃんと一緒に住んでいた従姉妹は、生前のおばあちゃんをいじめていました。
今では、いとこは基地外になってしまいました。

先日とある霊能者に見てもらったところ、おばあちゃんのお父さんが私の守護霊になってくれているそうで、その話を母にした所、
「やっぱりね。。あんたを一番可愛がってたのはそういう事だ」と。
今でも、大好きなおばあちゃんとそのお父さんに見守られて私はすごく幸せです。本当にありがとう。。
ちなみにチロは、おばあちゃんが飼っていた犬の名前です。

 

 

祖父からの電話

 

私のお祖父ちゃんは長い間難病に苦しんでいたんですが、そんな自分の事よりも不仲な息子兄弟(私の父と叔父)の心配してたんです。
でも父達が仲違いしたままとうとうお祖父ちゃんは死んでしまって、お葬式が終わった後の事です。
みんな気が抜けてぼんやりしていたら、近所の人が電話してるんだけど、ずっと話し中になったままだから受話器外れてるんじゃない?と言いに来てくれたんです。うちの母が受話器を置き直したんですけど、やっぱり話し中になったまま。

母が不思議に思って受話器に耳を当ててみると、ぼそぼそと何か聞こえます。ん?と思いよく聞いてみると、なんと死んだはずのお祖父ちゃんの声ではありませんか(神経の病気だったので震えて小さい声で分かりやすいんです)
お祖父ちゃんはしきりに棚が棚がと繰り返し、電話はすぐに切れてしまいました。

母はすぐに生前お祖父ちゃんがいつもいた座椅子の後ろの棚をひっくり返してみると、お祖父ちゃんの手紙が出てきたんです。
手が震えて文字なんて書ける状態じゃなかったのに、仲の悪い父と叔父の事や親族のみんなの事からペットの犬の事、盆栽の事まで、便せん3枚にも綴られていて、お祖父ちゃんの優しさに本当に感動しました。

お祖父ちゃんはやっぱり最後までお祖父ちゃんやったね~と思わずみんな笑ってしまいました。

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