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心霊ちょっといい話『見つめる女の子』など短編全5話

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心霊ちょっといい話『見つめる女の子』など短編全5話 不思議な話
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おじさんのバイバイ

 

何年か前、お盆に旦那の実家に帰ったら、仏壇の前に頭を五分刈にした若いんだか年とってるんだかよくわかんないおじさんが座っていた。
まだ逢った事の無い親戚の誰かと思い、頭を下げたらいきなり真顔で話し掛けてきた「娘が心配やでよろしく頼むなあ、ついていてやってなあ」
といきなり言われた。娘って誰よ、あんたも誰?って感じだったので姑に「あの人誰?」と聴いたら「あの人って誰よ?」と逆に聞き返された。
その人の容貌、言われたことを伝えると、姑は急に座りなおし、もう一度その話し方、内容を聞くと、これから出かけてくるといって出かけてしまった。
帰ってきた姑に理由を聞くと
姑は女ばかり5人姉妹の長女で、そのすぐ下の妹が娘を残して2年前に亡くなっていた。
父親も15年くらい前に心不全で急死、一人残された娘を女姉妹は自分の娘のように可愛がって育てたそうだ。その娘も去年お嫁に行き、みんな一安心と思っていたところ今流産しかかって生死の境を彷徨っていたのだそうだ。

一応安定したようなので、姑もお盆という事もあり家に帰ってきたらしいのだが様態が急変していたらしい。両親を亡くし、姑を母親代わりに頼っていた気持ちが呼んだのか、あのおっさんは彼女の父親だったのか、ただの幻だったのか?

暑さにやられたのか?と首をかしげていたら視界の片隅にあのおじさんが手を合わせてこちらをみてにっこり微笑んでいた。

え?と思い振り返るとバイバイして玄関から出て行ってしまった。これってただの不法侵入者だったのだろうか?
夏の日の幻として未だにそのおじさんのバイバイが脳裏に焼きついている。

 

 

感情の乱れ

 

好きだったレーシングドライバーがいた、グレッグムーアという。
彼は三年前に事故死したが、そのシーズンが始まる前に車が粉々に砕け散る夢を見た。
そのことを忘れていた最終戦、ムーアは壁に激突しそのまま帰らぬ人に。

事故後に彼の父が「天国というものがあるなら、そこのポール・ポジションにいる思う」
みたいなコメントしてたが彼の尊敬するセナやジルがいるからちょっと無理かもと思ってたら夢を見た。

雲ひとつない西の空をずっと昇っていくと薄い雲がありその上にムーアが金色の光に包まれ穏やかに笑っている。とても良い所のようだ。
このことを彼の父に伝えたいが所詮は夢だし、西方浄土は仏教徒の考えだし。

彼の事故死したレースを録画しようとしたらビデオデッキが壊れ、知人に録画して貰ったら途中20分くらいが途切れてて、再放送を自分で録画したらそれも同じ状態になってた。
一年後の命日にはパソがクラッシュ。霊障とかじゃなく私の感情の乱れが機器に影響を及ぼすんだと思う。

 

 

見つめる女の子

 

今から2年前、大好きな祖父が闘病の末に他界しました。
本人の遺言通りに身内だけの簡素な法要を済ませて数日後、子供のころ祖父とよくいっしょに入った喫茶店で母とお茶を飲んでいました。

一番窓よりの席で「お父さんはここの甘い物が好きだったわァ」とか
「そういえばおじいちゃんて私達の注文したのもちょっとづつ食べたよね」

とか思い出話をしていて、ふっと店内側の席を見ると少し離れた場所の大きな丸テーブルにかけた家族連れの中の4歳くらいの女の子がじっと私たちのテーブルの方を見ていました。
その時はまったく意識しなかったのですが、会計の時にレジでその家族と順番が前後になった時にもその女の子は私の方をじっと見つめているのです。

「もしかしてお母さんと似てたのかな?」と思いその時はそのまま店を出ました。
数分後、大通りを歩いているとふいに後ろから私の手を掴む手が・・・
振りかえるとさっきの女の子が私の手をぎゅっと握っていました。

もしかして迷子になっちゃったのかな?と思って女の子に
「どうしたの?おうちのひととはぐれちゃったの?」と聞いても
じ~っと私を見つめるだけです。

お互い見詰め合うこと数十秒、女の子は突然人ごみへ走って行きました。
数10メートル先には女の子の家族が見えます。
その時、私の口から無意識に「おじいちゃん!?」という言葉が出ました。
瞬間女の子がこっちを振り向きちょっと笑いました。

「○○、どうしたの!?どっかいっちゃったかと思ったわよ!」と母親に怒られている女の子、もうその目は私達の方を見ることはありませんでした。

亡くなった人が小動物や邪気のない子供の身体を借りて何かを伝えに来ることがある、という話は聞いたことがありました。

あの女の子の手の感触は、まだ私の手のひらに残っています。
そしてその感触を思う度に祖父の思い出で胸がいっぱいになります。

 

 

言わない予言

 

祖父は霊感の強い人で、寝ていると亡くなった母親(私の曾祖母)が夢枕に立っていろいろこれからの事を伝えていったそうです。
母が言うには、朝食の席で「昨夜は母親がこんな事を言いにきたよ。」と
その予言を家族に話すことが何度かあったとか。

予言の一つに
「○子(私の母)はもうじき大阪大学を出た男の人と結婚するよ」と
いうのがありました。
そのころ付き合ってる人もおらず結婚する意思も全く無かった母は
「何をバカなことを・・・」と思っていたそうですが、
その数ヶ月後に社内恋愛で大阪大学出身の私の父と結婚したのです。

祖父は亡くなる数日前に病室で母に向かって
「昨夜、母さんが夢枕に立った。いつも何か言うのに何も言わなかった。」
と不思議そうに言ったそうです。

きっと曾祖母は祖父がいつも予言を私達に話すことを知っていたから、私達が悲しまないようにあえて何も言わなかったのかな・・・と思っています。

 

 

犬に救われる

 

母が独身の頃、会社からの帰り道いきなり数人の男に車に連れ込まれそうになったところを何匹もの野良犬がどこからともなくやってきて、男たちに噛みついたりして追っ払ってくれたそうです。
そして気がつくと犬達はどこかへ姿を消していたそうな。
その後結婚して新しい土地へやってきたばかりの母はやはり仕事帰り、家へと向かう道を間違えてどこにいるのか分らなくなってしまいました。
どうしようか途方にくれていると、小さな白い犬が目の前でまるでついて来いと言わんばかりに尻尾を振っています。
母はダメ元で子犬についていくとあっという間に自分の家にたどり着いたそうです。
その後も何度か犬に助けられるようなことがあったそうで、母いわく
「私はよっぽど犬に縁があるみたいだね」
ちなみに父は犬年生まれです。

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