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心霊ちょっといい話『地震の最中』など短編全5話

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心霊ちょっといい話『地震の最中』など短編全5話 不思議な話
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先輩の心の声

 

もうずいぶん前の話です。学校の先輩の話。その日私は風邪の症状がひどかったんだけど、当時サークルの部長をやっていて、結構無理して学校に通ってました。

その日、何の用事だったか忘れたけど、もうサークルを1年ぐらい前にやめていた先輩が突然ひょっこり顔を出しました。
なんだかんだと話して最後に「じゃ、お前無理しないで体に気をつけてな。」といわれました。
そしてそれが最後のお別れになってしまいました。
次の日、先輩は体育の授業で突然心臓発作をおこしてかえらぬ人に。
聞くところによると「身代わりの死」というのはないんだそうですが、自分にはその先輩が自分の最後の瞬間と引き換えに私に忠告してくれたように思えてなりません。

その後も何度か行き詰ったときにその先輩の「心の声」で、立ち直ったり、やりぬけたりしました。

いろいろあって、いやになったりすることもあるけど、生きてこう。

 

 

心残り

 

小6の時の話です。
塾に通ってたんですけど、その塾の生徒の親が迎えに来れないとうことで先生が生徒を車で送ってた時に横転事故しちゃったんです。生徒は奇跡的に助かって先生は死んでしまいました。
自分は葬式には行きたくなくて行きませんでした。
先生が死んで一週間くらい経った後、夜中ふと眼が覚めトイレに行ったんです・・
そして、自分の部屋に戻った時、死んだはずの先生がこっちを見ながら正座して座ってるんです。

もう自分は何が何だか分からなくて先生をずっと見つめていたその時、先生が何かを言ってるんです、でも口だけ動いて声はありませんでした。
すると母親が自分の部屋に来て「こんな時間に何してるの?」と聞き「そこに先生の座って何か喋ってる」と親に言って先生の方を見ると先生がいなくなってました。
次の日、同じ塾に通ってた友人達にその事を言ってみると、その友人達も自分と同じ体験をしていました。

 

 

哀しそうなばあちゃん

 

小学生の頃大好きだったばーちゃんが死んだ。
不思議と涙は出なかったのだけど、ばーちゃんが居ない部屋は何故か妙に広く感じて、静かだった。

火葬が済んだ後、俺は変な気配を感じるようになった。
テレビを見てるとき、トイレに行く途中の廊下、誰かが俺を見ているようだった。
なんとなく「ばーちゃんだな」と思ったけれど、そのときは別に気に止めなかった。

次の日、眠りにつこうと布団に入りウトウトしていると突然金縛りにあった。
金縛りは初めてだったのでかなりビックリしているとドアの方から鈴の音が聞こえてきて、だんだんこっちの方に音か近付いてくる。
目を開けるのが怖かったので頑なに目を閉じていたけれど、目の奥にばーちゃんの姿が見えた。
馬鹿な俺はそのときパニック状態になり、何故可愛がってくれた俺をこんな怖い目に遭わせるんだ、と心の中でばーちゃんをけなし続けた。
すると目の奥のばーちゃんは少し悲しそうな顔をして、鈴の音が小さくなると共に消えていった。
金縛りが解けた後は怖かったので布団に潜り眠った。

次の日の朝、
なんとなくばーちゃんの部屋に入り、一緒に折った折り紙の鶴などを眺めていた。
昨日の出来事を思い出したりして、ばーちゃんは何がしたかったのだろう等考えていたら、とっさにある事を思い出した。
あの鈴の音。
ばーちゃんの財布に付いていた、猫と鈴の付いたヒモ。
俺はとっさにタンスを開けてばーちゃんの財布を取り出した。
財布の中には少しのお金と、封筒。
その封筒を開けてみると便せんに癖のある字でこう書かれていた。
「甘いものばかり食べていると虫歯になるから控えなさいね
テレビゲームのやりすぎもほどほどに。
おばあちゃんいつもお前の事を心配して見守っているからね。
少しだけどこのお金で何か買いなさい。」
昔の千円札が一枚入っていた。

あのときばーちゃんはこれを渡したくて俺の部屋に来たのだろうか。
そんな事も知らずにばーちゃんを貶した自分。
あのときの悲しそうな顔をしたばーちゃん。

俺はばーちゃんが死んでからはじめて泣いた。

 

 

夢に出てきた女の子

 

俺の嫁の話です
付き合って一年ぐらいで子供が出来たんです。当時俺23、嫁20。
二人とも結婚する気でした。うちの親も賛成してくれて。
問題が嫁の両親。で嫁さんも家から出してもらえず監禁状態。
それで結果「堕胎」。もう気が狂いましたね、俺。そりゃあ恨みました。
ギクシャクしながらも付き合ってて、三年目に結婚。息子も生まれました。
でもケンカはかなりしてて堕胎した事で八つ当たり。嫁は沈黙。
俺ずっと否定してたんです。受け入れるのが怖くてイヤだった。
そんなんだしうまくいくはずもありません。でも嫁は文句も言わず俺に接してました。
そんなある日、いつものケンカの最中に嫁が俺に言ったんです。

「アンタが気にすると思って言わんかったけどこないだ夢に女の子が出てきてん。六つぐらいの可愛い子」
その子がこう言ったらしいのです。
「もう気にせんでええよ。また遊んでね」と。
俺は自分の愚かさに気付きました。なぜ現実から逃げてたのか。
なぜもっと優しくしてやれなかったのか。好きで堕胎なんてするわけないのに・・・
後で聞くとよく息子の隣で寝ているときがあったらしいのです。
ほんまにごめんな、父さん気付いてやれんかった。
これからおまえの母さんと弟守っていくからな!
遠慮せんといつでもおいで!ここはお前の家なんやから・・・
最後に嫁に「スマンカッタ」そして「おおきに!」

 

 

地震の最中

これは、俺自身がこの間の東北地震の時に体験した話です。

仕事終わった後、会社の倉庫の2階で資料の整理をしていました。
2Fといってもロフトみたいな所です。
はしごに右足かけてるだけの不安定な状態で、いつものように整理をしていました。

地震が襲われたのは、そんな時でした。

うちの地方は震度5強。
突き上げる衝撃でハシゴはどっかへ飛んでいき、足場を失った俺は落ちる!!!と思いました。
そんなとき、去年死んだおばあちゃんが浮かんで見えました。
あ、俺死ぬのかな。おばあちゃんが呼んでるのかな。
そう思いました。
でも違いました。
おばあちゃんが両手を突き出して、俺の尻を支えるようなポーズを取ったんです。

気がついた時には揺れは収まってて、細い柱みたいなのを右手でしっかり握り閉めてました。
今でも右手は物凄い筋肉痛で、どこで打ったのかひじから下あたり、青あざで真っ青。

明日は頑張って、久しぶりにおばあちゃんの墓でも掃除に行ってこようと思います。

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