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心霊ちょっといい話『キョンシー』など短編全10話

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心霊ちょっといい話『キョンシー』など短編全10話 不思議な話
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足止め

 

数年前、つきあっていた彼氏と結婚をする約束をしていたんですがお金使いが荒くて、私の方が心変わりをしていました。

このままこの人と結婚しても到底幸せになれないような気がして。
ただ、彼はちょっとした事できれて暴力をふるうのでなかなか言い出せず、どうしよう、いつ話そうってすごく悩んでいました。
私の様子がおかしいと思ったんでしょうか、休日にいきなり電話をしてきて
「おかんの墓参り行くで、結婚の報告や」と。

彼の御両親は離婚後、二人とも亡くなっていて今日はお母さんの方のお参りするということなんですが、亡くなってるからお墓参りになるけど、普通生きてらしたらお宅に伺って2人の結婚の御報告って言う形と同じですよね。
なので、私はもう結婚する気がないのに行くのがやはりためらわれたんですがいつものように何も言う事ができずに彼とその墓所に向かいました。
その墓所は山の上にあるのですが、山のふもとまではバスです。
沈鬱な気持ちでバスに揺られていて、「このまま結婚してしまうのかな」
とぼんやり考えていたらいきなりすごい衝撃で私は転けてしまいました。

 

バスに乗用車が後ろからつっこんで来たのです。乗客は幸いけが人はなかったのですが、そのままバスを降ろされ、バスの運転手に「警察いかなあかんから、申し訳ないけど次の乗って」といわれました。でも次のバスは30後・・。
しかたなく、私達は歩いて行く事にしました。40分くらいでようやく墓所に向かう上り坂が見えました。そこで私は平坦な道にもかかわらず何かに足をとられまた転んでしまったのです。
捻挫をしたようで、みるみる足が腫れてきました。ここから上り坂なのにもう歩けそうにありません。彼は2回もけちがついた事にすっかり気分を悪くし、「もうやめや、やめや。1人で帰れ」とそのままいってしまいました。
いつもなら「がんばって歩くから、待って」と無理してのぼっていたと思うのですがこの時は「帰ろう」と思いました。なんとなくこれはおかしいって思ったからです。
今思うとあれが私の人生の分岐点だったようなきがします。
帰りは不思議なほどなんの支障もなくすんなり帰れました。(足はいたかったですが)
その後かなり彼には付きまとわれましたが、この事がきっかけになって私も決心がつきなんとか別れる事ができました。

その話をある時お坊さんに話しました。すると、「お墓参りってみんな簡単に考えてるけど、そんな軽い気持ちでいったらあかんねんで。だからこそ自分の御先祖さんのお墓参りも意味があるねん。例えば不倫とかどろどろの恋愛とか、結婚する気のない相手のご先祖さんが眠ってはるお墓に参るのはよくない事や。
全部わかってはるんやから。『足留め』くろたんや」といわれました。
それを聞いて「ああ、私は彼のお母さんに拒絶されたんだ」と思いました。
もしくは『こんな息子、やめとき』って思ってくれたのかな、とも思います。
どっちかわかりませんが、これで本当によかったと思ってます。
今はあの頃と考えられないくらい幸せにくらしてます。

 

 

なくしたはずの通知表

 

中学のときに大好きだったじいちゃんが死んでから、通知表とテストの成績表は必ず仏壇に置いとく事にしてたんです。

で、いつもはあんまり良くないんだけど、たまたますごくいい点数とって、喜んでうち帰ってきたんですが、どこに置いてきたのか成績表が見つかんなくて、親にも「悪かったから見せられないんだろう」って超怒られて、泣いたまま寝ちゃったんです。

そしたら夢にじいちゃんが出てきたんで、

「ごめん、成績表なくしちゃったみたい・・・」っていったら
「ちゃんと見たよ。よく頑張ったな」って笑って頭なでてくれたんです。で、
「だらしないくせ直せよ。なくしたら困るものはしまっとけ」(口癖でした)
と無くしたはずの成績表を手渡してくれました。

目が覚めて、夢だったのか・・・と起き掛けに仏壇をみると、ちゃんと成績表が置いてあるんです。びっくりして親に行くと「あんたの机の上に置いてあったよ。
良かったんだからちゃんと見せればよかったのに。」と。

でも、私は机に置いた記憶はないし、ちゃんと前の晩にそこにないか確かめたんです。
他の家族に聞いても知らないって言うし。
ああ、じいちゃんが見つけてくれたんだなって思って泣けてきました。

それからは大事なものはちゃんとしまうようにしてます。
思い込みかも知れないけど、忘れられない出来事だったので。

 

 

母の夢と胸騒ぎ

 

大学生になって、家を離れて一人暮らししてた時。
もう、15年近く前。その頃は携帯なんて無かった。そして、一人暮らしの小さいアパートにも電話は無かった。
母から、一週間に一度、必ず水曜日の朝に家に電話するという約束をさせられ私はずっとそれを守っていた。

その日、大学に行こうと思ってアパートを出た。
駅までの途中にいつも家に電話する公衆電話がある。その日は月曜日。
電話をする日じゃない。なのにどうしても電話が気にかかる。
田舎なので電車は本数が少ない。電車に乗り遅れたら次までかなり時間がある。
でも、なぜかその日は遅れてもいいと思って公衆電話に向かった。
電話をしたらベルが一回も鳴り終わらないうちに母が出た。
うろたえた声で、変な夢を見てお前が気になって、ずっと電話がこないか待っていたと言う。
何を心配しているのやらと笑って電話を切って、駅に向かって歩きだした時、いつも歩いている歩道にトラックが突っ込んだ。
電話をせず普通に歩いていたら、ちょうどトラックは私を直撃していただろう。

水曜日に電話して、どんな夢を見たのか母に聞いたら、思い出しただけで泣けてくるから言えないと言われた。

 

 

おばあちゃんを背負ってきた牛

 

私の母の田舎は一度、家が全焼してしまう大火事に遭いました。
そのとき住んでたのは寝たきりのおばあちゃんと、母の姉妹6人ぐらい。
もう皆が寝て、しばらくたってから、フロを沸かすためにつかった薪の残り火が原因で出火。
寝ていたところをあわてて逃げたそうです。
外に逃げてみると、寝たきりのおばあちゃんがまだ中にいるのがわかったのですが、もう家全体が炎につつまれていて、とても助けにいける状態ではなく、呆然と家をみていました。

すると、寝たきりのはずのおばあちゃんが、炎の中から飛び出してきたそうです。
家は焼けてしまいましたが、とりあえず全員無事でよかった、などと話しをしていると、おばあちゃんが、飼っている牛の心配をしはじめたのです。
母達は、牛小屋が燃えてしまっていて確認できる状態ではなかったのですが、大丈夫、といったそうです。
そしておばあちゃんは、

ミチ(牛)が、炎の中から私を呼んで、背負って逃がしてくれたんよ、

と話し始めたそうです。
おばあちゃんいわく、寝ているとミチの鳴く声が聞こえて目がさめ、火事の事に気がついたのですが歩けず困っていると、ミチが歩いてきて、背中に乗って、炎の中を歩いてきたというのです。
しかし母たちはおばあちゃんが牛の背中に乗ってきたのは見ていません。
でも、おばあちゃんは寝たきりで、歩ける状態ではなかったのです。

火が消されて焼け跡を見てみると、家のそばにミチの姿はありません。
牛小屋は半分ぐらい焼けてたのですが、ミチだけがヤケドを負って、牛小屋で死んでしまっていました。

 

 

一緒に育っていた弟

 

これは私が中学に上がる前の春休みの話です。夜普通に寝てたら突然金縛りにあった。金縛りなんて初めての体験だし体は動かないしそれでも目だけはかろうじて開けられるから開けてみたら目の前に男の影が二つ。
私はその頃から超近眼でコンタクトレンズがなかったら
目の前の物が見えない状態だったんだけどその時は何故か男の人が二人って分かった。
それで恐くて恐くてぎゅっと目をつむったままお経を頭の中で唱えはじめたのね。
そしたら目をつむってるのに何故か私の目の前に一人の男の子(10歳くらい)が現れた。(二つの男の影とは違います)

何故か目をつむってるのにその子ははっきり見えた。
そしてその子が私に向かって何か言ったの。何を言ったか覚えてないんだけどその瞬間金縛りが解けて体が動かせる状態になった。
それからその子は誰だったんだろうって暫く考えてたのね。
母にその話をしたら私と私の弟の間には兄弟がいたんだけど母が流産しやすい体質で結局生まれないまま死んじゃったんだって。
その子が生まれていたら私より2歳下のはずだから10歳位、多分私と弟と一緒に成長してるんだと思った。

それで何年かした後、私が海外に留学するんで母とその子の水子地蔵の供養に行こうってお寺に行ったの。
お寺に着くと辺り一面水子地蔵畑(失礼)、どれがその子の地蔵分からなかったけど母は何故かその中から一体の地蔵を即座に見つけてそしたらそれがその子の地蔵だった。母曰く「何故か知らんけどこの地蔵の様な気がした。」って言ってた。
母の愛は偉大なり・・・
今は霊感なんてないけど金縛りにあった後の何年間かは霊体験もした事があった。私は全然記憶に無いんだけど壁に向かって「誰かがいる」って言ってたらしい。(母の話)

こういった体験があったから家族の絆とか兄弟の大切さとか分かったような気がする。若い頃はいつも家族に迷惑かけて弟が憎くて憎くてしょうがなかったけど今は大切なたった一人の弟だと思ってる。

 

 

訴え

 

昔飼っていた猫、もう15年以上いたんだけどある日、ヨタヨタしながら帰ってきて、もうトシなんだしと思っていたけど、なんか様子が違うし、私に一番なついていた子なので抱き上げると、
お腹がグニッって手触りが違って、お尻から出血もしてて、病院に連れていくと内臓破裂と言われました。どこかで殴られたらしいです。
そのまま亡くなってしまったんだけど、その夜の話です。
次の日に、庭に埋めてやるつもりで箱に入れておいたんだけど、夜中にふといつも遊んでいたおもちゃも入れてあげようと思い出して、箱を空けたらいつもの可愛い声で「にゃぁん」と泣くんです。

「生き返ってくれたんだぁ」と泣きそうになってたら「庭に埋めないで、焼いてね。ありがとう」ってひとこと。
そしてまた冷たくなりました。朝、目がさめたら布団の中だったので多分、夢なんだろうけど。

結局、市の小動物焼却場へ持って行って焼いてもらいました。

ちなみに殴ったヤツは見当ついてます。
いつか絶対仕返ししてやる~~と思っていたら、何年か後に一家離散で行方知れずになりました。
人の不幸をいい気味とちょっとだけ本当に思ってしまいました。

 

 

道しるべ

 

大学卒業前、就職もできず、もうやりたいことなんて何も無い。
自分なんてこの世から消えればいいと超無気力になり手首を切ったことがあったが失敗。

死ぬ勇気も無く、何日か後に亡き祖父の仏壇の前でおじいちゃん、私の進むべき方向を示して下さい。
と祈り、毎日毎日寝る前にお祈りしました。
数週間後、奇妙な夢を見ました。電車のアナウンスのようなだらだらとした声で何者かがしきりに私に話し掛けてきていました。
内容は、今日私が出会うものは私の将来につながるものだ、ということでした。
きつねにつままれた気持ちで目を覚まして居間に行って、何気なく積み上げられた古新聞の一番上のパンフレットらしきものを見つけました。
それは司法試験の為の予備校案内のようなちゃんとした冊子でした。
このようなものは広告物として配られることはないので、家族の誰かが本屋さんからもらってきたんだろうなあ、と思って尋ねたけど、だれも覚えは無いとの事。
皆司法試験とはまったくお畑違いのような仕事をしていましたので、考えてみればそんなものうちにあるはずないんですが、気になってその冊子を読んでいくうちに興味が出てとうとうその予備校の門戸を叩くことになったのです。
そしてとうとう去年司法試験に受かりました。
偶然が重なっただけかもしれませんが、私は祖父が導いてくれたのだと信じたいですね。
弁護士など雲の上の職業だと思っていたのにそれを目指すきっかけをくれた祖父に感謝しています。

 

 

キョンシー

 

友達(A子)の体験した話を書きます。

A子のいとこは代々見える家系らしく、特に霊感の強い中学生の子がいるんですが、ある日何の連絡もなく突然友達を訪ねてきたそうです。
特に仲が良かったわけでもないので、どうしたんだろうと思っていたら

「(A子の亡くなっている)おじいちゃんがとにかく来るようにって、毎日でてきて夜も眠らせてくれないんだ。理由を聞いても、来いとしか言わないからとりあえず来てみた。」とのこと。

そして家の中を見て回り、階段のところにきたとき

「あそこの○段目にキョンシーが動けないでいるみたい。ちょっと調べてみて」

と言いだしたので、はぁ!?と思いつつもいわれるがままに調べてみたら、昔キョンシーが流行ったときのチョコについてるおまけのお札シールが貼られてたそうです。
でもそのいとこの位置からはこのシールが絶対見えるはずもなく(A子も注意深く探さないとわからないような所に貼られてた)家族もちょうどここら辺でなぜかよく転んでいたのを思い出して怖いというよりあ然としてしまった って言ってました。
詳しくは聞かなかったけど、中国人のような格好で額にお札をくっつけていて、階段のシールをはがしたらどこかへ行ってくれたらしいです。

A子とは十数年のつきあいで、絶対こんな作り話を話す子じゃないのは知っているけど・・・
でも、キョンシー・・・・・・。
怖い話のはずなのに、なぜかほほえましい気分になってしまいました。

 

 

慰めの声

 

どうしても合格したかった大学の受験の帰り道、新幹線の中で眠っていたら中年の男性の声で、

「この大学に行くだけが人生じゃない、ほかにも道はいっぱいあるし楽しい事もある、思いつめることは無い」

というような事をずーっと話している声がしていた。

目覚めて隣の席の友人に「今ラジオかなんかきいてたか?」

と尋ねたが、「ラジオなんて持ってないし、あっても普通イヤホンで聞くだろ。そんなの聞こえなかったぞ」

と言われた瞬間、不合格なんだなって思った。
不思議とショックじゃなかったけどね。

その中年のおじさんの声、今ではよく思い出せないけど、とてもやさしい、暖かい感じがしたことだけ覚えてる。

その後、第二希望のとこへ入学できましたが、なんかそのおじさんにお礼がいいたい気分だった。

 

 

おばあちゃんに会いに

 

20年以上前の話なんですが、ちょっと不思議な事がありました。
祖母と祖父は二人きりで住んでたので夏休み、冬休みにはいつも親戚が一同に集まっていました。
親戚の中でも僕と僕の弟は一番年齢が低かったこともあり祖母にかわいがられ特に僕はかなりのおばあちゃん子でした。

ここから先の話は僕が3,4歳のころの話で僕自身は全く覚えていないのですが、ある朝、僕が朝食の時に突然

「昨日、おばあちゃんちにいってきたの」

と言い出し、まあ、両親はおばあちゃんの家に遊びに行く夢でも見たんだろうと思ってたらしいんですが朝食を食べ終わったぐらいに突然祖母から電話があり昨日の夜中に「おばあちゃ-ん、きたよー」という僕の声が聞こえ玄関にいったものの、もちろん僕がいるわけもなく心配になった祖母は夜中近所をあるきまわったそうです。
もう祖母は亡くなりましたが今でも母親が「あれは不思議だったわね」
と言ってきます。

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