【時空の歪み】『出られない山』など短編10話【11】 – 異次元に行った不思議な体験

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【時空の歪み】『出られない山』など短編10話 - 異次元に行った不思議な体験 不思議な話
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時空にまつわる不思議な体験 短編10話

 

空間の短縮

 

部活の合宿で毎年とある山の中の施設に行ってるんだが
去年行ったときに裏の山にあるアスレチックの
ロープ渡してあってそこに木でできた箱を吊り下げてある
さるかごだかってのがあったんだ。それに友達乗せて押し出した
ときになんか手離す気がしなくてそのままかごの外に足かけて
乗ろうとしたらそのまま足が滑って手だけかごに引っかかってる状態になったんだ。
そこの下はただ土だけでちょっと谷になってて
かごは5-6メートルくらいの高さにあるから落ちたら足からでも
相当痛いだろうと思って必死にしがみついてその友達に足が
つくとこまでかごを動かしてもらおうとしてたらそのまま落ちて
落ちる感覚がせずにそのまま地面に足がついたっていう
空間の短絡?の体験をした事がある
あと自転車で走ってるときについ違う道を
走りたくなってわき道に入ったらそのまま垣根だけずっと続く
道に入っちゃって暗くなってきたから怖くなってそのままもと来た道を
たどっていつもの道に戻ったこともあった
あのまま走りつづけてたら貴重な体験ができただろうな

 

異空会社

 

朝起きたら、八時半くらい。
うお、やべえ、遅刻じゃんよと慌てて支度して出勤。
妙に道がガラガラ。
まあ、普段から人通り少ないし。
でも、会社に着いてもガラガラ。
え、休み? でもドアあいてるよ?
オフィスもやっぱり無人。
何これ、と思って携帯で同僚に電話。
「うぉい、○○だけど」
「おー、おせえな、珍しい。早くこいや」
目の前には無人のオフィス。
「今、、、どこよ」
「は? 机の前に決まってんだろ。朝礼はじまるぞ」
「・・・。 悪い、今日休む。伝えといて」
すごく心臓がバクバクいっていて、なんだこれなんだこれと
ガクブルしつつビルを出ると、なんか雰囲気が
戻ってて、おばちゃんだの子供だのがそこらにいる。
なんとなくもう大丈夫だ、と思ったが結局その日は帰宅。
翌日はいつもどおりでした。

どこがトリガーだったんだろ?

 

再会

 

ある日、帰宅して、ドアを開けると部屋の明かりがついてた、部屋には自分が居て、目が合った。
びっくりしてドアを閉めて、確認のため、もう一度ドアを開けたら、明かりも消えていて誰もいなかった。
その週の土曜日の夜、部屋でテレビを見ていたら、誰が鍵をあけドアを開けた。
自分が入って来て、目が合った。
入って来た人は、慌ててドアを閉めた。

 

戦中の奇談

 

昭和19年4月22日,米軍は東部ニューギニア,アイタペおよび
ホルランジャに上陸した.
その地域は当時無防備状態.
日本軍は,ウェワク周辺にいた陸軍航空部隊・海軍部隊・その他
後方要員,数千を,数個梯団に編成し,ホルランジャへ出発させた.
そしてそのまま,現在も行方不明のままである.
手がかりさえないそうだ.
「陸軍中野学校の東部ニューギニア遊撃戦」(田中俊男遺著, 戦史刊行会)より.

 

第一次世界大戦中ガリポリ半島でイギリス軍将兵266名が
別の部隊と合流するため丘を行進して上がっていった。
その日は快晴で数個の雲が空に浮かび、そのうち1個は丘にかかっていた。
兵士たちは次々にその雲を行進していったが誰一人として出てこなかったのである。
最後列の兵士の姿が消えるとその雲は他の雲ところに達した。すると全部の
雲がいっせいに動き出しブルガリアの方へ滑っていった。
友軍であるニュージーランドの工兵部隊の兵士たちはなすすべもなく見守る
うちに雲は一時間足らずで視界から消えてしまった・・・
今でもイギリス軍将兵266名の行方は不明らしい

出られない山

 

父と友人が若い頃の話

山と言っても地元の人が山菜採りに行く様な
あまり高くもなく、半日もあれば登って帰って来れそうな所らしい
目的は遺跡かなにかで、それを見た後「この山を通って帰ろうか」
と言う話になったらしい
あっという間に頂上を越え、下りに入る
日が暮れて、空がオレンジ色に染まっている
両側が林になった、ほぼ平坦な道に入った
急に薄暗くなったが、緩くカーブした道の前方には林の途切れる部分が見えていた
2人は今日見た遺跡の話などをしながら、ぶらぶら歩いていた
最初に思ったよりも道が長い様に感じたが、話が盛り上がっていたので気にしなかった
ふと、友人が「なんか、あんま進んでへん気するわぁ」と言った
父も「思ったより長い道だなあ」と返した
振り返ると、夕日の射す、林の入り口が見える
前には、同じ様に夕日に照らされる道が見えた
「なんか薄暗いし、気味悪いわ」「まあ、後少しだから」
2人は再び歩き出した
が、なかなか出口にたどり着かない
「なぁ、ホンマ気味悪いで。走ろうや」友人が言った
父と友人は走り出した。全力疾走に近かった
「あかん、全然縮まらへん」「怖い怖い怖い!!」
友人は叫びながら走っていた
父も真剣に走ったそうだ

 

途中で友人がずっこけた。木の葉で滑ったらしい

「もー知らんわぁ!どーにでもせーやー!」
友人はそう叫ぶと、座ったまま煙草に火を点けた
「お前も休めー。こんなん、バカにされとるんや」
2人で煙草を吸いながら、父は入り口と出口を何度も見直した
「どう見たって5分もあれば出れると思ったんだがなあ」
「知らん知らん!俺等バカにされとんねんて、放っとけ」
友人は煙草を吸い終えると立ち上がった
「さあ行こかー」2人で再び歩きはじめた
するとあっさり、出口にたどり着いた
「ほらみぃや、バカにしとんねんで。気持ち悪いわぁ」
振り返ってみても、そこには緩くカーブした、短い林があるだけ

そのまま父と友人は悪態をつきながら、無事に山を下りたそうだ

 

長い道

 

近所に公園と道路が一緒になってるみたいな道路があるんだが、
昔そこで変な体験をしたことがある
当時5歳で自転車にもまだ乗れなかった俺は、その道路で自転車に
乗る練習をしていたんだ
障害物も少なくて横にも広くて、また道路の癖に車が殆ど通らない
から自転車の練習場にしてうってつけの場所
そこで昼から夕方まで練習して、夕方にはまだぎこちなかったけど
自転車に乗れるようになった。それで嬉しくて、思わず家に帰るのも
忘れて自転車で道路の終わりまで走っていったんだ
もう気持ちがよくて嬉しくて、夢中で走ってたんだけど走ってるうちに
「あれ?」って思い始めたのね
いつまで経っても道路の端にたどり着けないの
普段なら自分の足で走って5分くらいでつくのに、その日はどうしてか
日が完全に沈んで真っ暗になってもたどり着けない
道路はまっすぐ続いているから道を間違うことはないはず
何か無性に怖くなって、Uターンして家に帰った
半泣きでやっと道路の始まりのところまで戻ると、どういうわけか
沈んだはずの日がまた昇っている
空は赤い空に戻っていて、丁度6時を知らせる放送が鳴った
でも俺はこの放送を走っている間に聞いたんだよね
じゃあ走っている間に放送を聞いている俺はどこに行ったんだろう?と
考えると何だかぞっとする
俺が二人いたってことなのかな?未だによくわからない

 

消えた一万円

 

高校生の時、家族で早稲田近辺の神社でやったお祭りみたいなのに行った時、
ジーンズメイトかなんかで父親が「服を買っていいよ」って1万円くれた。
うわーいって喜んでズボンのポケットにしまって、
みんなで歩きながら他の店も見てた。
で、いざ店に入って品物を選んで買おうとしたら、ポケットにお金がない。
落としたんだーって家族で通った道を戻って探したり、交番に行ったけど
見つかるわけがない。その日はすごい落ち込んで帰った。
それから半年後くらいに、そのズボンをはいたら
ポケットに1万円が入ってた…
あの日、親にも「後ろのポケットなんじゃない?」とか言われて
散々前のも後ろのもポケット探して見つからなかったのに。
まあ勘違いなのかもしれないけど。

 

子供の頃の不思議体験

 

小学一、ニ年生の頃の話。
家の前には畑があって、畑を回り道していかなければいけないけど、畑を突っ切って行ったほうが早く家につくことができた。

ある大雨の日の学校からの帰り道に、いつもみたいに畑を突っ切って帰ろうとした。
歩いていると、急に足が地面に沈んだ。最初はくるぶしくらいまでだったのが、足首、すね、膝、太ももと、一歩進むごとに段々深くなっていき、最終的には胸まで沈んでしまった。
必死になって地面から抜けて、泥だらけになりながら家に帰った。
次の日にその場所を見に行ったけど、何かが沈んだ跡はなく普通の固い土の地面だった。

今思い出してもよくあんなに沈めたなと思う。

 

小学生まで、学校のトイレの個室の戸の上のとこに、灰色の輪っかの煙が見えてた。
姉も同じのが見えてたらしい。
あと、自分の部屋で消しゴム探してたら、上から頭にコツンと落ちてきた。
幼稚園の時、一人でカセットテープ聞くと男性のゼェゼェという声が聞えた。
気味悪いので兄に聞いてもらおうとすると、そんな音がしなかった。

地下の部屋

 

仕事で作業していた時の話です
業種は詳しく言えません

てか、見ればそのまんまなんですが…
(^▽^;)
その日、仕事で会社の先輩と二人である小学校行ったんですよ
そこで、給食の台車等を運ぶリフト(エレベーターみたいなヤツ)を点検しました。

リフトは通常、人の乗り降りは出来ないので、階段を使って最上階(3階)から見てまわりました。

2階までは普通の校舎…
というのも、変な地形に建てられた学校なので、正面口や校庭は2階部分にあるんですよ(その高さが地面になっており、渡り橋で繋がっている)

どういう事かと言うと、崖っぷちに校舎があるので、裏口がもう一つ下の階になるんですね
(校舎を挟んで、地面が下がる)

だから地下に行ったと思っても、そこは崖下の一階部分なので窓があるんです

 

2階に来たら、カゴ
(荷物を載せる箱の部分、エレベーターで言えば人の乗る部分)
を3階に送って2階の扉を開けるんです。
そうすると、カゴの通り道
…昇降路っていうんですけど…
それが、煙突みたいになってるので最下階まで見えるんです。

2階から見て、すぐ下の階の扉ともう一つ下の階の扉が見えるんです。
そしたら、普通は1階と地下1階かな、と

ところが、先輩は
ここ(の現場)は3停だから
て、言うんです。
3停…3ヵ所停止
つまり3階~1階までしかないよ、と

だから、2階から見たら1階しか見えないハズなんです。

 

でも、校舎自体は地下階があったような記憶もあったので、記憶違いかな?と…

確認しに行きましたよ

地下廊下には両開きの扉がありまして…

で普通に入りました、俺…

夏なのに地下のせいか薄ら寒く、長方形の部屋
普通の木造の集会場?みたいな感じで、体育館が小さくなったような雰囲気…

やけに横に長い、校旗みたいなのが掛けてあって、紫地にトラの刺繍…
金色のビラビラ(?)が付いてました
それが印象的でした。

 

で、入口から見て右の壁のど真ん中にありました。
リフトの青い扉が。

でも、よく考えたらその学校のリフトは扉が赤いんですよ、全階とも。

まあ、ペンキ塗り直しとか、予算の関係とか色々あるんだろうと深く考えずにリフトの点検を始めました。

カゴを呼び、青い扉を開けると、いつも見ているカゴと若干違う…

しかし、入社したての俺は全く気にしません。
というか、気付くのに時間を要した。

 

そこで先輩が声を荒々しく立てて
もう、時間ないから!
次行くから部屋から出て!

振り返ると、先輩は入口で固まってる。

変なの、と思いつつ、その部屋を出ました。

まあ、窓からの陽射しもあって明るく、寒い以外は普通かな、と思ったんですが…

勘違いしてました。
正面口が2階にあるので、慣れてないと、1階が地下階に感じるんですよ

でも、1階だから普通に窓があるんです

青い扉のリフトがある部屋は、1階の下…

正真正銘の地下なんですよね

 

1階に騙されて、全く気が付かなかったワケなんですが…
窓、あったら変ですよね?

その後、何ヶ月かして2度目に行った時は、1階より下の階に行けませんでした。

地下に繋がっていたハズの廊下は、何故か体育館に繋がってました。

何年も前の話ですが、未だにあの地下へは行けません。

 

鍾乳洞

 

田舎のばあちゃん宅の裏山に鍾乳洞があって
子供の俺が立って歩けるぐらいの高さで、壁がうっすら
青白く光っていて奥まで進むと池みたいな所があった。
が、久々にそこを訪ねてみると穴はあったが
数メートル進んだら岩があった。
ばあちゃんにそのことを聞いたら
最近落ちてきたんじゃなくて最初から塞いであったらしい。

俺奥に進んだ事が何回もある記憶があるんだけどなぁ・・・。

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