時空にまつわる不思議な体験『金が出てくる畑』など短編全5話

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時空にまつわる不思議な体験『金が出てくる畑』など短編全5話 不思議な話
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あの草原は・・・

 

幼稚園あがるまえに近所の子と2.3人で小学校のすぐ先の横道まで冒険しにいったことがありました。
その横道を曲がるといきなり大草原がひろがっていて、ぽつんとちっちゃな古い廃屋のような家がたってました。
でも豆電球みたいなのが中でついてるような感じでそのあたりまでいったら、向こうからマルチーズかなにか小さめの白い老犬をつれたおじいさんが歩いてきました。

私らはその犬とおじいさんに話し掛けました。
犬の目は青くなにやら曇っていてるかのようで私はふといきなり「この犬は目がみえないの?」と聞いたら、そのおじいさんは「よくわかったね」といいちょっとあいだ、犬と遊ばせてくれました。

とりあえず夕方になってきたので家にもどろうと最初の横道まででてきたら、いきなり後ろが草原じゃなくなったような気がしました。なぜか振り返らなくて、家の近くまで戻ってきて私のおばあちゃんとあったらまだ昼頃でした。

でも草原からでるときはたしかに空も赤く薄暗くなってきてたんです。

そしてその後草原が合った所を確認したらどうみてもそのあたりは違う区域の中学校の離れグラウンドや住宅と倉庫があるだけで変わってないんです。

今となっては、一緒にいった近所の子は幼稚園あがってすぐに引っ越してしまったので確認もできず夢と現実がどっちだろうかと思うだけとなってしまいました。

 

 

あの綺麗な町並みは・・・

 

 

小さい頃、用事があって親戚の家まで遠い道のりをお祖母ちゃんと一緒に走っていった。
おばあちゃんは自転車で、私は走って。
その走った道は、すごく綺麗な道で綺麗に舗装されてて、いいとこだった。
走ってる時、いいとこだな~と思いながら走ってた。
周りに立ってる家も小奇麗で、テレビドラマに出てくるようなとても素敵なとこだった。
そして親戚のうちに何を届けたか、親戚のうちがどうだったかも覚えてる。
帰るときもその道を走っていった。
しかし、それから何年もその場所を探しているのだが、どこにもそんな場所は見つからない。
今でも自転車に乗って探しに行くことあるんだけど、やっぱりそんなとこない。
おばあちゃんに聞いても、忘れたというし・・・。
でも、これは私の妄想では絶対ないんです。あの素敵な街並みはなんだったんだろう?
不思議な体験です。

 

 

足場

 

私は時空の歪みといった雰囲気ではないのですが 私の家の道は舗装された山道で崖のような急斜面部分はコンクリートで覆われているんです。
崖下には家があって、夕方の帰り道に友達と一緒に家の庭を通ってその崖を上ったんです。
その崖はマンガやアニメで出てくるような少しの足場だけがあって壁伝いにカニ歩きしながら徐々にうえに上っていったんです。
その時、カニ歩きしながら見た空が、今までに見たことがない真っ赤な空で大人になった今でも、いまだに同じ光景は見ていません。
その日は上りきって、そのまま寝たのですが 次の日、もう一度上ろうと家の庭に進入したのですが、家の人に見つかり断念。
今も帰郷時にその崖を見るのですが、その崖は、どこをどう見ても足場がな。
私はその崖をどうやって上ったんだろう

 

 

テレポートが普通に起こる友人

 

えっと、友人Tの話、彼はとにかく不思議なヤツだった。
まず、身体が異常に柔らかい、酢を毎日飲んでいた、そして、奇妙な拳法をやっていた、後にそれがジークンドーってブルースリーの開祖の拳法だと分かるのだが。
Tは弓矢を作ってハトを仕留めたり、おじいちゃんは犬を軍用犬の用に訓練したり、ある日遊びに行ったら、弟はトンファーを持ちTはヌンチャクで戦っていた、まあ練習なんだろうけど、なじみの無い俺からすると変な光景でした。

ここまでは良くある普通の変なヤツだと思うが、Tは陰が薄いヤツだった。
といっても目立たないとか暗いとかじゃなくて、気配を完全に無くなる事が良くあった、拳法の成果なのかどうかは謎だが、たとえば、よくある友達と一緒に歩いていて、今まで右にいた友達に話しかけるといなくなってて、左にきていたって事、誰でもあると思うのだけど。
Tの場合は、これが一日一緒にいると十数回ある。
これはTの友人なら誰でも知ってる事であって、たまに話題にも上がる。
ヤツは気配を完全に消せると。

そして、T自身が言う調子が良いとき、彼はテレポートするのだ、本人は意識してかしてないかはっきりしないが、俺が見た例は3つ。

一緒に道を歩いていた、右にいたと思ったTが柵の向こうの学校に戻っていくのが見えた。
Tは校舎に入っていった、唖然としてショウガナイカラそのまま下校したら、Tは家にいた。
途中で抜かされてもいない。

自転車で坂道を下っていて、Tが先に角を右に曲がった20Mほど先だろうか、曲がって見えなくなった瞬間、後ろにシャーーーって自転車の音が、まさかと思って振り返ると。
そこに自転車にのったTがいた。

そして一番びっくりしたのは修学旅行の時、寝ていたTが、急にドサッっと空中から落ちたのだ。
上手く表現出来ないが、寝ている場所から、1M上にサッっとそのままの体勢で移動してそのまま落ちる、落ちた後は気づく様子も無く寝ている。
結構痛そうなんだけど。

んで、これらの事を本人に問いただしても、うん、そうなんだよ、右に今曲がったよなあ俺、おかしいなあ、なんでここいるんだろ、でも良くあるんだよこれ。
と言っていた。
Tと数年来の友人なら、誰でも一度は見たことがあり、Tはテレポートするんだ、ってのが、その友人関係の間では当たり前の認識になっていた。
奇妙な話なんだけど、中学生だしそんなもんだと思ってた。
Tの弟と話す機会があったときに、話してみると、買い物とか家族で行ったときに電車の外にドアしまってから移動しちゃって、大変だったそうだ。
家族も今では、いなくなってもほっとくらしい。
あーどうせまた移動しちゃったんだろ、って。

 

そして、数年間連絡を取っていなかったTに電話したときのこと。
こっちも大人になってるので、どうしても気になったので、テレポートの事を聞いてみた、
そしたら、最近はめっきり少なくなったんだけど、彼女と同棲してるときにやっちまって、彼女が気持ち悪がって別れたそうだ。

困ってるんだよなーと言っていたが、どうしようも無い。
とにかく奇妙だなって思うのは、友人も家族も俺も含めて、Tのテレポートが当たり前の認識になってるってことだ。

 

 

金が出てくる畑

 

ここ読んでて思い出した記憶に埋もれていた話しです。
といっても、時空とか関係ないっぽい(?)んですが。

昔、小学校2年か3年のころの話しですが、家の近くに畑があったんです。
かなりでかい畑でした。少なくとも普通の家が5件は入るくらいの大きさでした。
(↑坪の単位をよく知らないので変な言い方です・・)
で、ある夏の日に保育園の友人Aの家に遊びに行った時、友人Aが突然
「なぁ、そこの畑掘ったらお金が出てくるんだぜ。知ってたか?」
と言い出しました。
覇亜?知るわけねぇだろ。暑さでヤラれたか?、と思っていると友人Aがおもむろにその畑に入っていきました。
そして、適当に手でザックザック掘りだしました。
30センチくらい掘ると本当に
500円やら100円やら10円やらが出てきたのです。

 

僕は信じられずにしばらくボーっとしていましたが、友人Aが「お前も掘ってみろよ」といいました。
僕は半信半疑で適当に友人Aの近くに行って同じように掘ってみました。
すると、またしてもお金が出てくるでは在りませんか!
驚いたって言うか、それより激しくその友人Aを疑いました。
友人Aいわく、「昨日何となく掘ってみたら出てきた」とのこと。
「はン、そんなバカな。どうせお前があらかじめ埋めといたんだろ?」
と心の中で思いました。友人と書きましたが、結構この友人に嘘つかれたりしていた事もあってあまり仲がいいって訳ではなかったんです。
僕は、別の場所を掘ることにしました。

【独り言】・・その当時はこんな事考えて行動した訳ではないんですが、今考えても家5件はスッポリ入るような広さの畑にお金を埋めて見事掘り返させようと思ったら、「ここ掘ってみろ。」と誘導するか、もしくはその広大な畑に満遍なくお金を仕込んでおく位しかないんですよね・・。

 

まず、ど真ん中あたりを掘ってみたんですが、そこでも出てきました。
他にも端っこの方や、いろんなとこを掘ったりもしたんですがかなりの確立でゲットできました。
もちろん(というのか?)、掘れば必ず見つかるわけでもありませんでしたが・・。
で、結局5、6ヶ所掘ったんですが(友人Aを入れると10ヶ所以上?)、確か一万円以上はありました。
って言うか、一万円札が埋まってました。あと1000円札5000円札も・・・。
(すいません、五千円札は定かではないですが・・確か・・??)
しかも、その金は持って帰れたんです。友人Aが埋めていたものならくれませんよね?
ちなみに、一万円以上っていうのは確か友人Aとの合計だったように記憶しています。
それ以後その畑には行きませんでした。理由は小学校の低学年だったので、金銭的によくわかってないって事だったのではないでしょうか。

これで僕の不思議な体験は終わりです。

つーか、アレは一体どんな現象なわけ?マジで金が出来てた?金の成る畑? 教えろよ友人A。
金銭感覚のわかる今、もっと掘っときゃよかった。、と考えてるのは自明の理。

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