時空にまつわる不思議な体験『奈良はオカルト』など短編全5話

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時空にまつわる不思議な体験『奈良はオカルト』など短編全5話 不思議な話
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空白の数時間

 

これは絶対夢じゃない。
文章下手だから箇条書きっぽく書くね。

・2002年の年末の日曜日。競艇の賞金王決定戦という大レースの決勝戦だった。
・場外の船券売り場で1-3-2、1-3-5に5000円ずつ賭けた。発送までまだ時間がある。
・券をポケットに入れて、コーヒー買ってベンチに座ってたら頭が痛くなった。
・目を閉じる。周囲のざわめきが遠く聞こえる。自分がフワフワ浮いてる感じ。熱でもあるのか?
・いきなり体を揺さぶられ、起きると自分の車の中。駐車場の警備員に起こされた。物凄い汗。夜になってた。
・訳が分からず、警備員に色々聞いてみる。
・俺はうなされていた。それを見て慌てて起こした。午後7時過ぎ。レースはとっくに終わっていた。
 しかも、6-3-4の大波乱だったらしい。
・とにかく、駐車場を閉めるから出てくれといわれ、頭が不鮮明なまま発車して近くのコンビニへ行く。
・異常に喉が渇いて空腹なのでおにぎりとジュースをレジに持って行き、財布を開けたら物凄い金が入っている。
・慌てて車に戻り、金を数えると250万以上あった。どう考えてもおかしい。
・家に帰ってネットを見ると、レースは3連単で500倍。5000円賭けると250万。計算が合う。
・でも、俺は6-3-4なんて買ってない。上着のポケットには、さっき書いた外れの船権がある。
・その日は疲れていたのですぐに寝た。次の日、大金は家に置いて会社へ行こうと車に乗る。
・助手席に置いてあった昨日の競艇新聞を何気なく見て愕然とした。赤いペンで『6-3から買う』と書いてあった。
・俺は赤いペンなんて持ってない。俺の字じゃない。赤い字の下には俺の予想の『1-3-2、1-3-5』と書いてある。
・数日間、誰かが金を奪いに来るんじゃないかとビクビクしてた。
・1年以上経った今でも金はちゃんと机の中に手付かずで残ってる。
・今でもあの場外売り場の近くを通ると意識がぼやける。

 

 

昨日見たニュース

 

小さい時なんか親に怒られているとき。
親の顔がぐにゃぐにゃしていたり、音が反響して聞こえたり…
まるで自分が本当にここにいるのかいないのか良く解らない感覚に襲われることがありました。
みなさんの中にも経験された方がいるかと思いますが…

さて、そんな私がある朝(小学3、4年生くらいでした)のこと。
なんだか具合が悪く、本当に上記の様なぐにゃぐにゃした現実感のない…不思議な気分で目が覚めまして。
居間へ向かう足取りもふらふら。
ニュースでも見て目を覚まそうとチャンネルを回すと…
いつもと雰囲気が違う。生中継?
ボーっとしていたら祖母が
祖母「あぁ、凄い事件だったよ…」
なんて言うのでじっくり見てみると。あれ?

 

私「これ、昨日も同じニュースやってなかった?」
祖母「馬鹿。よく見なさい。今日のニュースだよ…」
新聞の一面と日付を確認。
…え?今日が、昨日?
7時を回ったところで、「昨日」見た場面に画面が移行してゆく

地下鉄から 運びだされる 人達
いっぱいの 救急車
吐き気 吐き気
気付くと、TVのアナウンサーの台詞も先読み。
祖母は「は?」って顔をしていた。
だって昨日も見たもん。死んだ人の数、そしてあのガスの名前…サリン。全部知ってるよ
何で?と驚く前に、「そんなもん。」みたいな感覚に。
いつの間にかあの現実感の無さは消えていた。

 

それ以降は特に同じ様な体験はありませんでしたが、何故か身体がちょっとずつ変わってきました。
書き方が変ですが…ご容赦を
具体的に言いますと、
・朝早く起きる方だったのに起きれなくなった(低血圧に)
・食べれた野菜が嫌いに
・コレステロールの値も増えにくい体質に(一食抜くとフラフラになるようになった)
・カラーな夢をみる様になった

全部その日を境に、です。

顔もきつくなったような事を言われましたが、どうなんでしょう?
成長かとも思いますが。

でも、確実なのは、当時の私はそのニュースを見た日の昨日を思い出せずに
また、今の今でも親だけの顔は、現実感のないぐにゃぐにゃしたものに見えると言うこと。

 

 

奈良はオカルト

 

奈良で迷った時変な道に出たことがあった。
奈良公園の近くの山へ車で入ったはずなのに気が付くと天理~桜井のあたりにいた。
山に入ってゴルフ場っぽいところを越えてバス停が近くにある寺が見えた頃から一本道のはずなのに迷って走っても走っても同じ景色・同じバス停につくようになった。
バス停には小柄な親子がいた(終バスの時間は終わっていた)。
何度も顔を合わせる親子に恐くなってバス停を通りすぎたところで車を止めた。
朝まで目を閉じてやりすごそうとしたけどずっとその場所に留まるのも恐くて勇気を出して顔をあげたらそこは寺の駐車場だった。
自分はどこを走っていたんだろうと思いつつ下山したら桜井の手前だった。
同乗者は奈良県民だったけどその子もどこを走っていたかまったく分からないらしい。

結論:奈良はオカルト

 

 

最後のページ

 

この前おれ部屋を片付けてたんだけど机の下に中学生のときに書いてた日記帳を見つけた。
懐かしいなぁーって思いながら読んでたら

1999年6月25日から
俺のおばあちゃんと遊んだ話ばっかり書いてることに気づいた。
けどおれのおばあちゃんは1995年に亡くなったなんだよ。
それで日記帳は最後までおばあちゃんとの話ばっかりだったんだけど、なぜか最後のページだけやぶれて無くなっていた。
最後のページにおれは何を書いたんだろう。

 

 

魔球

 

まとめサイト見てて思い出したんだけど、
小学生の頃、休み時間にドッジボールをしてたんだわ。

で、その中の1人が投げたボールが一瞬消えた。
ちょうど、くにお君のドッジボールのワープ魔球のような感じで、

→→パッ  パツ→→

と、一瞬見えなくなった後に現れ、当たった。

俺と一緒に外野をやってた友人と一緒に
「今、一瞬消えなかった?!」って盛り上がったんだけど、
俺ら以外には消えて見えなかったらしい。

多分錯覚なんだろうけど、あれは不思議だったなぁ。

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