三明の剣(さんみょうのつるぎ)
田村将軍の妻となった天女・鈴鹿御前(もしくは天の魔焰・立烏帽子)が所有する剣。顕明連、大通連、小通連の3振りの総称。
日月護身剣(にちげつごしんのけん)・三公闘戦剣(さんこうとうせんのけん)
天皇家の三種の神器に次ぐ天皇継承器で、2振りの宝剣。再鋳に際して陰陽師・安倍晴明が管理し、打ち直しにも関わったといわれる。
七支刀(しちしとう)
石上神宮に伝来した古代の鉄剣。
坂家宝剣(ばんけのほうけん)
天皇家の三種の神器に次ぐ天皇継承器。大納言・坂上田村麻呂から伝わった。
壺切御剣(つぼきりのみつるぎ)
天皇家の三種の神器に次ぐ皇太子(東宮)継承器。
防具
隼人楯(はやとのたて)
『延喜式』において平城京を守護した隼人(はやと)が持っていた魔除けの紋が描かれた木盾
稜威高鞆(いづのたかとも)
腕に着ける弓具で、アメノオシヒが天孫降臨時に帯びていた。また、天照大神が武装した際、稜威之高鞆(伊都之竹鞆)という武具を帯びている。
金甲(きんこう)
坂上田村麻呂が神の峯(金甲山)の麓の円通寺の竜王に必勝祈願をして加護を得た、無事に阿久良王を退治したお礼として竜王に奉納した金の鎧。
避来矢(ひらいし)
藤原秀郷が百足退治の礼として龍宮の王からもらったという大鎧。着用すると矢に当たらないという。
源氏八領(げんじはちりょう)
清和源氏に代々伝えられたという8種の鎧。
- 源太が産衣(げんたがうぶきぬ)源氏の嫡男の鎧の着初めで使われたという甲冑。
- 八龍(はちりょう)全身に8匹の龍(八大龍王)の飾りが付けられた甲冑。
- 楯無(たてなし)その堅牢さから盾がいらないといわれるのが名の由来。
- 薄金(うすかね)源氏の棟梁のみが着用を許された甲冑。
- 膝丸(ひざまる)牛1000頭の膝の皮を集めて作ったとされる甲冑。
- 沢瀉(おもだか)の詳細は伝わっていない。平治の乱では、義朝の次男源朝長が着用し、敗戦で落ち延びる際に、雪中に脱ぎ捨てたという。
- 月数(つきかず)保元の乱では、為義の四男源頼賢が着用したという甲冑。
- 日数(ひかず)保元の乱では、為義の五男源頼仲が着用したという甲冑。
天女の羽衣(てんにょのはごろも)
天人が着て空を飛ぶという、鳥の羽で作った軽く美しい衣。
火鼠の衣(ひねずみのころも)
かぐや姫が貴族に要求した宝物。燃え盛る火の中に放り込んでも決して燃えないという、『火鼠』という幻獣の毛皮で出来た衣。
隠れ蓑笠(かくれみのがさ)
姿を隠すことができる簑笠。
領巾(ひれ)
古代日本の女性装身具。現代のスカーフ、ショールのようなもので、これを振ると災厄を払うと信じられていた。
道具
疫病神の詫び証文
疫病神が過去の過ちを悔いて疫病を流行らせないとする証文。この証文は護符となるとして各所で様々な逸話と共に刷られた。
人魚の肉
不老不死の妙薬ともされる。
コメント