愛と美と性などを司り、「愛の女神」と称される日本と世界の女神を一覧で紹介します。
日本の愛の女神
縁結びのご神徳・ご利益のある日本の女神を一覧にしました。
- 伊邪那美(イザナミ)
大地に最初に降り立った神造神で万物を生みだす女神、大地母神。
縁結び、夫婦円満、安産・子育ての御神徳がある。 - 稲田姫(イナダヒメ)・奇稲田姫(クシナダヒメ)
稲田の神。スサノオの妻。
縁結び、夫婦和合の御神徳がある。 - 弟橘姫(オトタチバナヒメ)
ヤマトタケル尊の妻。海の神を祀る巫女の神格化。
縁結びの御神徳がある。 - 菊理姫(ククリヒメ)
農耕神、白山の神、結びの神。
男女の仲を取り持つ縁結びの神。
縁結び、安産・育児の御神徳がある。 - 稚日女(ワカヒルメ)
機織りの神、祈雨の神。
機織りの女神なので、「糸をつむぐ」から「縁をつむぐ」となり、「縁結びの神」とされる。
縁結び、安産、子宝の御神徳がある。
世界の愛の女神
- アスタルト
豊穣多産の女神。
メソポタミア神話のイナンナ、イシュタル、ギリシア神話のアプロディーテーなどと起源を同じくする女神 - アストヒク
愛と豊穣の女神、後に愛と美貌と水源と湖の神とされた。
戦神ヴァハグンの妻・恋人とされた。伝説によると、ノアの娘とされている。 - アナト
ウガリット神話に登場する女神。
愛と戦いの女神であり、狩猟や豊穣の女神でもあると考えられている。
神話では、数々の戦いで多くの敵を殺した非常に好戦的な女神であるとされる。 - アプロディーテー
愛と美と性を司るギリシア神話の女神で、オリュンポス十二神の一柱。
美において誇り高く、最高の美神とされている。
戦の女神としての側面も持つ。 - アルパヌ
エトルリア神話の愛と冥界の女神 。基本的に裸のため、性行為を司る女神とも考えられている。 - イシュタル
メソポタミア神話における愛と美の女神。戦・豊穣・金星・王権など多くの神性を司る女神。
多産を司る性愛の女神としても知られ、夫を持ちながら120人を越える恋人を抱えていたという。
性愛を司るイシュタルが不調または不在になると、多くの生命が繁殖活動をやめ地上に不毛をもたらすとされる。 - イナンナ
シュメール神話における金星、愛、美、戦、豊穣の女神。
別名イシュタル。 - ウェヌス
ローマ神話の愛と美の女神。
日本語では英語読みの「ヴィーナス」(Venus)と呼ばれる。
菜園を司る神であったが、後にギリシア神話におけるアプロディーテーと同一視され、愛と美の女神と考えられるようになった。 - ケティシュ
エジプト神話の神聖な狂喜と性的快楽を象徴する豊饒の女神。
「神々の女主人」などとも呼ばれた。 - シェヴン
北欧神話に登場するアース女神の一柱。
女性と男性の心に愛をもたらす女神。 - スアデラ
ローマ神話において説得、誘惑、愛の女神。 - トゥラン
エトルリア神話においての愛と活力の女神。
若い翼のある少女として描写されることが多い。
ローマ神話のウェヌスやギリシア神話のアプロディーテーに相当する女神とされる。 - トラソルテオトル
アステカ神話の地母神。
穢れの神格化で、浄化・癒しの神。また、大地と月の女神であり、豊穣と出産の女神でもある。 - ハトホル
古代エジプト神話の愛と美の女神。
太陽神ラーを父に持つ。
治療の神や死者を冥界に導く神ともされる。 - ピロテース
ギリシア神話の女神。愛欲の擬人化したもの。 - フリッグ
北欧神話における愛と結婚と豊穣の女神。
主神オーディンの妻で、最高位の女神。 - フレイヤ
北欧神話における女神。
生と死、愛情、戦い、豊饒を司り、非常に美しく力のある女神とされる。 - ペイトー
ギリシア神話における「説得」の女神。
アプロディーテーの娘。
美と優雅を司る女神たち(カリス)の1柱。 - ロヴン
北欧神話の女神。
「慰さめる者」「穏やかな者」「愛情に満ちた者」とされ、禁じられた仲同士であっても結婚を執り行う女神とされる。 - 九天玄女
戦術と兵法を司る女神で、英雄たちの守護神。
元々の玄女は、人首鳥身の姿をした女神とされる。
メソポタミア神話の性愛と戦争を司る女神イナンナ、イシュタルなどと共通点がある。
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