『祟りと狙われる家』|【狂気】人間の本当にあった怖い話

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『祟りと狙われる家』|【狂気】人間の本当にあった怖い話 人間の怖い話
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祟りと狙われる家

 

戦中にはよく都会から、やむにやまれぬ事情で物売りになって米を買うために田舎に訪れる方が多くいたそうです。
あるとき、母親と娘の物売りが村にきたそうです。
山村では手に入りにくい干し魚で、米を買おうとしたそうです。
ところが、その駐在代わりの家の夫婦が、
「米を一すくい多くとった」
と言いがかりをつけ
親子を座敷牢に閉じ込めてしまいました。
その夫婦がした拷問はかな酷く、娘は死んでしまい、母親は盲目になりました。
釈放された母親は、手探りで石を掴むとそれを自分の小指に叩き込み、引きちぎり、その家の正面に埋め込むと拷問のせいでしゃがれた声で、
「この家を末代まで祟って祟って祟り尽くしてやる。」
と言い立ち去ったそうです。
その後、この家では孫が一人うまれたんですが長男は叔父と共に事故で死亡、長男の嫁は病死、孫は身ごもると子供ともに死んだそうです。
結局、残った夫婦は祟りを恐れ、いろんな宗教に手を出したそうです。
結果、田畑を手放す事になり、死んでいるのが見つかった時には、米どころか家には着るもの一つ無く、カサカサに渇いて餓死していたそうです。
いまだにこの家は廃墟として残っており、子供のときには近寄らないように親に言われたものです。
もう一つ書いて見ようと思います。
これは前出の家ではないんですが、同じように警察の代わりをしていた家の話です。
あるとき、家に空き巣に入ったとして疎開してきた子供が捕まえられたそうです。
その子供は祖父、祖母と共に来ており、祖父は何度も無実を訴えたそうです。
しかし、子供は結局警察に引き渡されて何処かに連れて行かれたそうです。
残った老夫婦に村人は冷たくあたったそうです。
そしてある日、その捕まえた家は大人は勤め、子供は学校と皆出払っていたそうです。
ただ一人、畑仕事している老人がいるだけでした。
老人が夕暮れ前、一人家に帰り、居間に座り込むとその瞬間
「ドス」「ドス」
と畳から、鎌の刃が二つ飛び出したそうです。
全てを理解した老人は急いで逃げ出し助けを呼んだそうです。
軒下の犯人は二人とも首を裂いて死んでいたそうです。
この事がありこの家は警察の仕事をやめたそうです。
今でもこの家は遠出したあとはまず軒下を調べてから入ると聞きました

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