『ピンポンダッシュの犯人』など短編5話|【狂気】人間の本当にあった怖い話

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『ピンポンダッシュの犯人』など短編5話|【狂気】人間の本当にあった怖い話 人間の怖い話
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オークションのエレキギター

 

この前某オークションでエレキギターを落としたんだよ
写真を見る限りかなり綺麗そうだった(弦は無かった)
でも表面がモアレみたいな変な模様だったからか、他に人が付かなくて結局スタート価格で落札できた
メールのやりとりもスムーズに進んで、一週間後には俺の手元に物が届いた
早速箱を開けてエレキギターを取り出したんだけど、なんかおかしいの
写真で見た時は単に変な模様だと思ってた
でも実物を見てると、印刷とか材質の問題じゃない気がした
んで顔を近づけて見てみたわけ
すんごい細かい文字で全面にびっしり
「おいしいおいしいおいしいおいしいおいしいおいしいおいしいおいしいおいしい」
って書いてあった
また箱に戻して即座に捨てたよ

 

 

社宅に来る白い服を着た女

 

これは俺が高校時代の夏休みに体験した本当の話。
当時の俺は週刊少年ジャンプを一足早く買うために、発売日の前夜(明け方の3時過ぎくらい)に近くのコンビニに買いに行くのが毎週の楽しみだった。
俺が住んでいるのは5階建ての社宅の2階。

 

そして、うちの階段には1階に2世帯住んでいるだけで他は空き家。
つまり、俺の家(2階)より上は誰も住んでいない。
その日も、いつものように勉強をして深夜まで時間を潰し、3時くらいになって家を出た。
すると、ドアを開けてすぐ、3階へと繋がる階段が見えるのだが、そこの階段に髪の長い白い服を着た女が立っていた。
その表情は無表情。

 

生来、ビビリの俺はびっくりして飛び上がった。
しかし、ドアを既に閉めてしまったので一目散に階段を駆け下りてコンビニへと直行した。
当時は携帯もなかったし、公衆電話はあるものの、時間も時間だし家に電話して迎えに来てもらうわけにはいかなかった。
1時間くらいコンビニで時間を潰して、空が少しずつ明るんできた頃、家路についた。
社宅につき、階段を下から恐る恐る覗いてみた。
誰もいない。
今のうちに!

 

そう思って駆け足で階段を駆け上り、家のドアを開けて鍵を内から閉めた。
これで一安心だ、と思って灯りをつけたままだった俺の部屋に戻る。
部屋のドアを開けて、机に買ってきたジャンプと飲み物を置いたそのとき、後ろに何か気配を感じ、振り向くとそこには先ほどの女がニンマリと笑みを浮かべて立っていた。
明け方の4時過ぎに社宅中に俺の叫び声は響き渡った。
女は、俺の声で駆けつけた父親によって警察に突き出された。
今思うと、家を出るときに鍵を掛けずに行ったせいで、俺と立ち代って女が俺の部屋に入り俺の帰りを待ってたんだ。

 

 

池すら無い山の中で溺死

 

知り合いの話。
山菜を採りに山に入った主婦が行方不明になった。
捜索願いが出され、警察と消防団そしてボランティアが総出で捜した。
残念ながら、彼女は捜索が始まって四日目に遺体で発見された。

 

ため池すら無い山の中で、なぜかその身体はずぶ濡れだった。
検死の結果によると、死因は溺死だったという。
警察では変死事件として捜査しているそうだ。

 

ピンポンダッシュの犯人

 

昨年の夏の夜、月に2・3回、10時から11頃にピンポンダッシュされてた。
初め怖かったけど実害ないし、窓から見下ろした後ろ姿は複数の中学生か高校生ぽくて、いい年してなにやってんだとあきれたりした。
近くの交番に話して夜にパトロールしてもらったりしたけど、被害ないのであんまりやる気もなさそう。

 

ある日色々あってイライラしてた時に、階段を上がる音。
またきたなと思い、ドア開けて怒鳴ってやろうと玄関で待ち構えた。
今までは逆ギレされたり、後で変ないたずらされたりしたら嫌だから極力顔出さないようにしてたんだけど、お酒も入って気が大きくなってたんだ。

「…お前おせよwwww」
「うっせーよwwやれよwww」

ドアの外からは、ヒソヒソと男子らしき話し声がする。
一応チェーン掛けたまま、ガ-ン!!!!と勢いよくドアを開けて

「いい加減にして!!!!!」

と叫んでみた。
階段を上りかけてた男子たちは、こっちを見ていたずらっ子のように笑ってた。

「やべーwwとうとう怒られたwww」

そんなこと言いながら一気に階段を駆け下りて行った。
でも私は驚いてそれ以上声も出なかった。

 

格好はほんといまどきって感じのお洒落な男子なんだけど、顔がどう見ても30歳後半。
4・5人いたおじさん達は、みんな拳銃みたいなの持ってたし。
あれからぱったり来なくなったけど、未だに怖い。
拳銃は水鉄砲だと信じたいです。

 

 

ライトを上向きで運転

 

地元で起こった事件。
夜中ってより、もう早朝に近い時間。
トラックの運ちゃんが川沿いの道を走ってた。
んで、田舎なんで道も暗くて、対向車も全然いないからライトを上向きにしてたらしい。
疲れてたし、早く仕事を終わらせたい一心で帰り道を急ぐ。

ふと、前方から黒い車が走ってきた。
でも、通り過ぎるのは一瞬だし、と思ったんだろう。
ライトを下向きに戻すことなく、すれ違った。
だが、これがまずかったらしい。

次の赤信号で停車すると、ものすごいスピードで先ほどの車が追いかけてきた。
真後ろにぴったりと車をつけ、運転席と助手席から見るからにアッチ系の人が降りてきた。
ライトを上向きにしてたことが気に食わなかったらしく、てめぇ降りろやとかなんとかイチャモンをつけて引き摺り下ろしたらしい。

それから、その運転手は必死で逃げたらしいが、何処までも追いかけてくる。
ふと、川の橋に差し掛かったとき、あまりの恐怖に川へ飛び込んだんだ。
そのまま死んじゃった。
地元であった実話です。

これ聞いたときは、どんな暗い道でもライト上向きにして走るのはやめようと思った。

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