『狙われた両目』|【狂気】人間の本当にあった怖い話

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『狙われた両目』|【狂気】人間の本当にあった怖い話 人間の怖い話
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狙われた両目

 

おばけとかの話じゃないんですが、命の危機を感じました
海外に留学していたときなので数年前の話です
アルバイトを終え、大分遅い時間でしたが洗濯物が溜まっていたのでコインランドリーに行きました
そこはあまり治安の良い界隈ではなかったのですが、その日は週末だったので僕と同じように平日の間に洗濯物を溜めた人たちがコインランドリーに集まっていたし、道にもまばらですが人通りがあったので安心していました
洗濯を終え、服を袋に詰めてさあ帰ろうと店を出たとき、
突然女の人に鋏で右目を刺されました
間髪入れずに左目も狙ってきたので腕を掴んで止めようとしたけど、とにかく力が強くて目の下を鋏がかすりました
本当に突然の事だったので痛みはありませんでしたが、視界の右側が暗くなるし、右目から流れた血が鼻からも出てくるし、女の人は無言無表情で鋏の先を目の方に向けようとしてくるし、もうパニックでした
幸い近くにいた人たちがすぐに女の人を取り押さえて警察と救急車を呼んでくれたのですが、女の人は甲高い声で何やら喚き散らしていました
女の人から引き離されたとき、一気に力が抜けて僕はその場に座り込みました
洗濯物は血まみれだし、スマホをこっちに向けている人もいました
恐る恐る右目に手をやると、血と一緒に透明の粘っこい何かが手に付きました
僕はそこで気を失い、目が覚めたら病院でした
が、両目を覆うように包帯が巻かれていて何も見えませんでした
右目は傷口を縫い合わせたそうでしたが、縦に白く濁ったような傷跡が残り、視力も戻らなかったので結局摘出しました
女の人は精神を病んでいたらしく、施設に入れられたそうです
包帯が取れてから改めて写真を見せられましたが、全く知らない人でした
海外の話だしあまり怖くないかもしれませんが、それ以来どの国に行っても夜に出歩くのは極力控えるようにしています

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