『人が狂う瞬間』全25話|人間の本当にあった怖い話

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『人が狂う瞬間』|人間の本当にあった怖い話 人間の怖い話
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人が狂う瞬間

キチガイって言うのかは分からないけど

山(奥多摩の長沢周辺)に登っていて、道を失ったとき、一番冷静にしなければならないリーダーが
半狂乱状況になった。
その瞬間の顔はこの世のものとは思えなかった。

キチガイになる瞬間の模様ですが、現在地確定のため、マップを拡げ、濃霧の中、目安になる地点を目を凝らして見ている私に、リーダーが近寄り「俺のガソリンはどこだ?」と訳の分からないことを聞いてきました。

私が変な顔をしていると大声で何度も同じ事を叫びながら谷に向かって走り出しました。
仲間がリーダーを取り押さえると、笑いながらおしっこを漏らしていました。
長沢尾根は登山者も少なく、トレースも薄く、地図を見ながら歩かなければならないのですが、みんな疲れていて、地図の確認もしなかったのでこのような事態となりました。
リーダーは肉体的な限界と遭難という精神的なショックでおかしくなったと思われます。

この体験から、人がキチガイになるって、ちょっとした精神的なショックでなっちゃうのかなぁ。
と思いました。

道に迷い(というか笹藪の中であるが)、濃霧のため、来た方角もわからなくなった状況の中、ビバーグする準備もなく(テントも持ってこなかった)気が焦り、疲れて体力が無くなったとき、人って悪条件が重なると冷静になれなくなるのだ。と痛感しました。

同時に自分は冷静にならなければと思いましたが・・・

でも、リーダーは木に向かって大声で話しかけたり、地蔵に向かって話しかけたりしてパーティーの一員として、見るのが辛かったです。

何とか、下山しました。夜7時ぐらいになったけど自宅までみんな帰れるけど、リーダーがおかしかったから、旅館に泊まって温かい飲物とアルコールを与えたら、ぐっすり寝て、翌朝起きたときは普通に戻った(?)ような。

でも遭難したときの記憶が変。我々のパーティしか居なかったのに、
「黄色いザックの4人組のパーティも居たとか・・・」
(何でザックの色を黄色で統一した4人組がおるねん(笑い))
「その人たちと合流してから楽しかった」とか

まぁリーダーも疲れていたんだろうなぁという結論になりました。
普段は几帳面で、冷静なリーダーだったんだけど。

そうそう、ザックの色が「黄色」っていうのも見たこと無い。リーダーに「そんな色、市販で
売っているわけない」って言ったけど、真剣な顔で「ザックは黄色」って言い張ったので・・・

遭難当時は仲間の一人のヘッドランプの電池が切れかかったので時間との勝負だったせいもあり、リーダーとして他のパーティに導いて欲しかったという願望が精神的なパニック時に映像として作り出したんではと我々は考えている。

リーダーは半年後、北アの冬山において不帰の人となったので何とも言えないが。

リーダーが突然おかしくなる経緯を思い出しました。
道無き道を突き進んでいるとき、うっすらとした太陽が霧の切れ目から出てきました。
太陽の見えた方角で自分たちの進んでいる方角が違うということが判り、リーダーが休憩を取り、私に現在地点の確定作業を命じました。
霧も出ており、目印となる地点が割り出せずに、結構時間がかかっていました。
普段温厚なリーダーが「何している 早く割り出せ」と怒鳴り始めました。

その様子にみんなびっくりしていました。

サブリーダー「この霧では目印になるものが特定しにくい」と中に入ってくれました。

その時、装備をチェックしていた仲間の一人が

「ヘッドランプの電池が切れそう」とリーダーに報告した瞬間。

「早く、現在地点!」と怒鳴りました。

私は我慢できなくなり

「地図で確認しながら歩いてきたわけでないので、すぐに判らない」

と怒鳴り返しました。

するとリーダーが私に近寄り「俺のガソリンはどこだ」と2回小声でつぶやき、その後同じ事を叫びながら谷の方へ走り出しました。「山では走るな」と私が叫びましたが止まらずに、仲間が追いかけて取り押さえました。

 

 

別れ話

 

3,4年位前の話かなあ。
当時付き合っていた彼氏に、別れ話をしたらいきなり豹変して、何かに取り付かれたんじゃないかって位顔つきが変わった。

その後訳のわかない事をわめきながら首を絞められた事がある。

 

美術教師

中学の時にMという女好きのエコヒイキ美術教師がいた。
ある日の美術の時間、ちょっとしたことがきっかけで(詳しくは覚えていない)
クラス全員でMを吊るし上げた。特に激しかったのは女子。
しかし、Mもさすがに大人。余裕ぶって「まあまあ」と誤魔化す。
よりエキサイトする女子たち。俺たち男子はニヤニヤ笑って楽しんでいた。
吊るし上げが始まって20分ぐらい立った時、wという女子が
「キモいんだよ、勘違い中年!」と言った瞬間、Mが狂った。
突然、無表情になると、wの頬をいきなりグーパンチ! そのまま馬乗りになって、殴り続ける。
美術室、騒然。俺たち男子は「やめろよ!」といってwからMを引き離したが、
Mは「おまえら、みんなコロしてやる。うん、そうだよ。それがいいんだよ」とブツブツ言いながら、
今度は俺たちに向かってきた。とりあえず、男子全員で袋叩きにし、女子は生活指導の体育教師を呼んだ。
体育教師は頚動脈を締め上げておとし、教室から無理矢理連れ出していった。
結果、Mはその後、半年間学校に来なくなり、そのまま教育委員会へ出向。
wは頬と顎と眼窩の骨折で全治3ヶ月の入院。退院後、転校した。
俺たちは、人間は追い詰められると何をするかわからないと学習したのでした。

 

 

半分夢の中

 

仕事でまる2~3日ほとんど寝てなくってフラフラで、家帰って風呂に湯ためてるとき湯の音が人の話し声に聞こえた。
もちろんそんなわけないとわかってるんだけど、なぜだかその声がとても恐ろしくなって風呂に入らず寝てしまった。

あのとき、湯の音が声に聞こえた自分を「あ、ヤベ」と思ったわけじゃなくて、そのただの人々のざわめきみたいな声がなぜだか無性に怖かった。
精神が疲れきってるときってある部分だけが過剰に敏感になるから、たぶん一瞬でいろんな妄想をした(もしくは半分夢の中にいた)んだと思うが
そういうことが続いたら案外簡単に狂うことができるんじゃないかと今でも思う。

 

 

わめくおばさん

 

この間友達と四人でクレープ屋に行ったんですが・・・
トイレの順番待ちをしているときに急に派手なおばさんがわめきながらクレープ屋に入ってきたかと思うと一直線に私たちの所(トイレ)に向かってきたんです。
なにやら「アータ達!なにしてるの!!なんでいるの!!邪魔、邪魔よぉぉ!!」
と怒鳴られました。
びっくりして「え!?なんですか!」と言うと「ああ!!なんで口答えするのよお!女子高生、生意気!氏ね!!」
なんかもう店員も客もポカーン・・・
「ああああー!!」と叫び始めたので私は怖くなり後ずさりしたんですが友達の一人が「プ」と、笑ってしまいまして・・・
その瞬間おばさんマジギレ。
「なに笑ってるのよォォォォォ!!」すごい勢いで友達に掴みかかろうとしたんです。
慌てて逃げたんですが「蛆虫!氏んで!ここはあんた達なんかがいちゃいけない!!」
そしておばさんはトイレに。
私たちは店員さんがいるほうへ非難。
その後おばさんはトイレからでてくるとクレープも買わずにうう、とかああ、とかいいながら店を出て行きました。
O子駅前の某クレープ屋・・・怖すぎてもう行けません。

 

 

歌のテスト

 

クラスメイトにMという男がいた。
俺の高校では音楽の時間歌のテストがあった。
一人がみんなの前で立って歌うってやつ。
次々とテストは進んでいきMの番。
伴奏のイントロまではよかった。歌いだしたとたんMは豹変した。
猛烈な勢いで踊りだしたのだ。ジャニーズやらが踊ってるような感じで。
皆が見ている方に笑顔で手を振るというファンサービスまで。
他のクラスメイト( ゜д゜)ポカーン
伴奏中のピアノの上に飛び乗り天上に頭を打ちつけながら激しくジャンプ。
歌の最後にシャウトしつつ全力疾走で教室から退場。
俺は限界だと思った。

あとそんな状況でも最後まで伴奏を続けたO先生も限界だと思った。

 

 

私のこと監視してない?

 

うちのカミサンが狂いだしたのは、子供が生まれて3ヶ月位だったかなぁ。
俺が家庭を顧みない典型的なサラリーマンだったり、家を新築して引っ越そうなんてのも
あったから、そういうのもたぶんに影響したと思う。

最初は不眠からはじまった。
きけば、何日もろくに眠れていないとのこと。こっちも、まさか病気だとは思わなかったから、
テレビでもみたら?とか、インターネットでも覚える?とか言ってたんだけど、
ある日突然、

「ねぇ。私のこと監視してない?」

といわれた。それも半笑いで。俺を嘲るように。俺は鳥肌が立って、動くことができなかったよ。
次に、

「家中の監視カメラとか盗聴器、ぜんぶはずしてくれる!?」

と、今度は半切れ状態で叫ばれた。真夜中に。

「いいかげんにして!」って。

 

 

生まれたばかりの子供

 

ある日、俺が生まれたばかりの子供のミルクを暖めていると、

「そんなもの飲ませないでくれる!」

と、また切れだした。

「何入れてるの!殺す気!?」

テーブルの上を見ると、広告の裏にびっしりと、

「うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい、うるさい…..」

毎晩のように実家や、俺の親や、親戚の家に、夜中、早朝問わず電話を掛けまくり、

「あんたのせいで、私がこうなった」
とか、
「自分ばかり言い気持ちで寝ていてむかつく!」
とか…..毎晩、毎晩。

….あぁ、もう5年も前のことだけど、辛かったなぁ、あの頃は…..本気で氏のうと思ったよ。
でも、一番つらかったのは、本人なんだよね。今になってやっとわかるんだけどさ。

 

 

強制入院

 

昼間、どうしても会社で家をあけなければいけないんで、しばらく、かみさんの実家に子供と一緒に預けることにした。

子供のことも心配だったし。

ある日、義母から電話があり、

「いなくなった!」

一緒にスーパーに買い物に行こうとしたら、信号待ちでとまったすきに、子供をだいて車から降りて、どこかに行ってしまったとのこと。

2時間位探して、市内を流れる大きな川にかかる橋の欄干で、子供を抱いて、ぼんやりしているところを、近所の人が見かけたと情報がはいった。
早速行ってみると、確かにいる。
声をかけると、

「もう、氏のうと思って考えてた」と答えた。

…..この日、強制入院に踏み切りました。
もっと早く入院させてあげればよかったと、本当に後悔したよ。

あのときの、カミサンの追い詰められた顔、何も知らずにカミサンに抱かれている子供、思い出すと涙が止まらなくてねぇ。

カミサンがね、当時、よく言ってた。

車がにらんでる
鳥が私にバカって言ってる
みんなこっちを見てる
人が自分のことをうわさしている
誰かがモノを知らない間に別の場所に移動させている

これ、裏返せば、

「誰も私のことを気遣ってくれない。自分は一人きりだ。」

ってことなんじゃないかと思った。確かに、家にできるだけ早く帰って、
かみさんと会話したり、意識して話しかけるようにすることで次第に安定していったなぁと思ってる。

 

 

芸術家

 

芸術家が天才的な仕事をする時ってキチすれすれの状態のときってなんかで読んだな
正常と異常のまさに境界線にいるときだって。完璧に狂うと創造するという行為にはなっていかないらしい。
だから天才には不幸な氏に方をした人が多い。
やっぱり病気になってしまうのには気質があるらしくて遺伝も関係あるらしい。

 

 

直属の上司

 

前の会社に勤めてたとき、静かに回りにはわからない程度に狂ってたんだなって、最近になってわかった。

・夜中に目が覚めて壁を見ると自分が立ってる
・会社に行く途中に同じ場所で吐いて戻す。 その途中で必ず誰かに肩を叩かれて振り向くが、誰もいない。
・上司、同僚、すべてが敵で、何か話すと 間違いなくそれが社内中に悪い形で広まると信じてた。
・仕事が終わってからトイレで吐いて戻す。 戻した後も、しばらく動けず、便器に座ったまま30分くらい ぼーっとしながら独り言つぶやいてた。

そんなのが一年くらい続いた。それが当たり前の世界になってた。
会社辞めてからすっかりそんな妄想はなくなったけれども。
原因は間違いなく直属の上司だった。
おれと同じ時期にもう三人辞めたんだけれども、みんなどっかおかしくなってた。

屋台骨やってた人間ばっかし辞めたから、その後会社だいぶ傾いて、今はかなりやばいらしい。
正直ざまみろとしか思えんが。

 

 

最後に突然破局がきた

 

「どんな風に駄目になっていったんだ」とビルは訊いた。
「はじめのうちは、わからないほど少しずつ」とマイクは言った。
「そして、最後に突然破局がきた」

ヘミングウェイ『日はまた昇る』の一節。
J.マキナニーが『ブライト・ライツ、ビッグ・シティ』の冒頭で引用。

 

 

リアルSIREN状態

 

夜、うちのそばで女のキチに会った。
その女は顔の前にライターを掲げて、火をつけたり消したりを繰り返しながら急き立てられるような早足で歩き回ってた。
道じゃなくてじーっと火を見てた。
ずっと見てたわけじゃないけど、2~300メートルくらいの間を行ったり来たり。
歳は20歳くらいに見えたけど、黒髪おかっぱで表情からも正気ガ感じられなかった。
歩き方もどことなく異様だった。
うちは住宅地にあって夜はかなり暗くなるので、そのキチのライターと照らされた女の首から上だけがぼんやりと光ってて、その画が滅茶苦茶怖くてまじで足が震えた。
ちょうど犬の散歩してたんだけど、思わず犬を抱いていつでも走って逃げられる体勢をとった。
こうして見てるとふと目が合って、突然走って追ってくるんじゃないか、と恐怖を感じさせる雰囲気だったので。
しばらく観察して、別に追われてるわけでもないけど女の隙をついてダッシュで家に逃げ帰った。
ほとんどリアルSIREN状態。

 

 

心理

 

夜勤明けに車で川沿い(土手沿い)を走っていたら、ハンドルを川のほうへ切りたくてしょうがない衝動に駆られた。
いつもは怖いもの見たさみたいな感じで、ネタで「あーここでハンドル川のほうへ切ったら、アクション映画みたいに車がダイブするんだろーなあw」とか考えてたけど、
あの時はマジで手が勝手に動こうとするのを理性で必氏に止めた。
なんだったんだろう。

そういえば知り合いの心理学者が、「精神医学は客観分析とか薬に頼りすぎ。心理学は主観に頼りすぎ。どちらも理系と文系の悪いところが如実に出ている。俺はその溝を埋めたい」と言っていたのを思い出した。

 

□ □ □

 

私もそうなったことあります。
実家で車を借りて、海まで行く途中、私が運転していましたが、だんだん疲れてきたのか、崖(下は海)のカーブの続く道路で、崖にハンドルを切れば。。。ということばかり考えていました。
ハンドルもふらついていたそうです。

初心者だったのに長く運転しすぎてしまったからかなとは思うけど、でもあの時のことを思い出すとヒヤッとするような具合が悪くなります。

 

 

授業中

 

予備校の授業中、一番前の席に座ってる奴が腕時計を見ながら笑っていた。
そしてテキストにブツブツと文句を言い始めた。
しまいには「こいつタコじゃねーの!」とテキストに怒鳴った。
そんで自分の座っていたイスを壁に投げつけ机を蹴倒して、倒れた机を起こして、イスを元の位置に戻して講師に「すいませんでした」と謝って退室。

そんな出口に向かって歩いているキティ君に向かって講師が言った台詞。
「…授業中はもっと静かにしてなさい」
うん、そうだよね
授業は静かに受けなきゃいけないよね

 

 

気が済まない

 

おれ自身の話だけど、パソコンの前で座ってると、
30分に1回は息を荒立てながら座ってる椅子を回さないと気が済まない。
あと、寝る前に布団に包まって部屋中を転がらないと眠れない。
・・・運動不足なのかな。

 

 

未だに通院中

 

俺のオカンが夜中にいきなりブチ切れて、ハサミでいろんなモノ(下着、新聞などなど)を切り刻んだり、包丁で畳を刺したり、ガスコンロを壊したりしたとき。

拳を使ってそれを止める父親。
間に入って両親をなだめる俺。

詳しくは書けないけど、母親のストレスがある日突然爆発しちゃったみたい。
そのことは常々母親から聞かされていたので、俺的には父親が悪いと思っている。
母親の意見しか聞いていないのでバイアスがかかった情報だとは思うけど、それを差し引いても、父親を弁護する気にはとてもなれなかった。

そんなわけで、俺は母親側についていたのだが、それが父親にとっておもしろくないようで、さらに父親エスカレート。

結局、夜中の1時から明けの5時までこんな事を。

そんなことが3度ほど続いた後、

・両親別居
・母親は心療内科へ通院
・父親は何も変化なし

俺も鬱&不眠で心療内科のお世話に。
仕事のトラブルもあったんだけど、このことがきっかけになって、しばらくはまともに仕事できなかった。電車に乗るのさえも怖かったほど。

で、俺も母親も未だに通院中(w
ホンマに治るんかいな orz

 

 

火事

 

最近近所で火事があってさ。
そこに住んでた奥さんが必氏にバケツの水で火を消そうとしてたんだけど、突然、バケツを手に狂ったように笑いはじめたんだよ。
その場に座り込んで燃えさかる家を見ながら
「アハハハハー」って大声で笑い続けてた。
近所の人が「しっかりして」なんて言いながら奥さんに毛布をかけたり、うちも家族の人に麦茶とか持っていってたりとかしてたんだけど、奥さんの顔は顔面蒼白で目も泳いでた。
でも笑ってた。
消防と救急が来るまでずっと笑い続けてた。
すげー恐かった。

 

 

環境の変化

 

俺狂ったことあるよ。といっても、一時的に狂うだけなんだが。
大学卒業⇒就職で未知の土地へ⇒彼女が孕んでた⇒結婚⇒子供生まれる
と、環境が一気に変化。
仕事はきついし、給料は安い。接客業なんだが東北地方の訛りが理解できず非常に疲れる。
休みの日も仕事に駆り出され、家庭では育児に疲れ、自分の時間が無く・・・
と、かなり精神が参ってたんだと思うが、無性に怒りっぽくなってた。
引き金は些細なことだった(ごはんのお代わりがなかっただけ)。
頭に血が上って、わけが分からなくなり、妻の事後談では、泣きながら意味不明なことを叫び、家具を殴ったりけったりして破壊しまくったようだ。暴れて破壊したという記憶はあるが何でそんなことしたか分からない。

気がつくと、家具が壊れている。
そんなことが続き、かなり荒んだ家庭だったよ。
しかし、徐々に現在の生活に慣れてきたら狂うことは無くなり平和な家庭なのだが・・。

 

 

入学者

 

教師をしている母によると、毎年の入学者200人位の中に、必ず1~2人は「狂って」退学する人がいるらしい。
基地になる人って結構頻繁にいるのか・・・?

 

 

怖かった狂人の話

 

高速道路のSAで、アイスをみていました。
隣のおばさんが急に「なんでロッチしかないのよ!」と絶叫
俺は「ハァ?」状態

で、レヂのおばさんにも噛み付く。
「なんでロッチしかないの!!陰謀よ!!」

俺にも噛み付く
「おかしいわよねぇ!!」

こーなると、「おかしいのはアンタだ」と思っても。「そうですねぇ(^^;」としか言えない。

マジで怖かった・・・アイス買えなかったヨ・・・・

分かる。狂人に話しかけられた時って何とも言えない気分になるよな。
怖いというか、不安な気分というか。

 

 

妹はの表情

 

父親が末期ガンになった時、金が無くて病院に行けなかった。
で、父親は家で酒ばっかり飲んでは暴れたり、包丁を母に突きつけたり、小学生の妹に「お前を売り飛ばしてもっとまともな子を養子にする」とか言ったりしていた。

とにかく家中滅茶苦茶で、近所でも噂されていた。

妹は日増しに表情が無くなっていった。(学校でも↑の事で苛められていたらしい)
その後父親はあっけなく亡くなったのだが、通夜の支度をしている内に、妹がいきなりゲラゲラ笑い出した。
「ねえ、もうアイツ氏んだんだよね?やっと邪魔者がいなくなったね!あははははは」
そんな事を叫びながら、寝かせてある父親の遺体を蹴った。

今の妹は社会人やって普通に暮らしているが、当時のことはあまり覚えていないという。

学校で
クラスメイトに「きのうのドラマみた?○○ちゃん(妹の名前)家みたいだったよねーカワイソー」と笑われたのが一番嫌だったと。
あと、昔の妹の落書きノート見たら殆どの絵が地下室とかお墓の絵だったな。

小学生でそんなこと親から言われて、毎日、酒浸りの親父がいたら精神壊れるって。

 

 

おとなしい人

 

勤めていた会社の人がヘンになった事がある。
営業の凄くおとなしい人だったが、ある年の忘年会で急にベルトをとって、ズボンを脱いでベルトで鞭の音を出しながらローハイドを歌いだし、それが止まらなくなった(ループした)
こりゃおかしいと思った幹事に止められたが、新年明けたら行方不明に、上司が探したところ、なぜかアラスカで発見された。

 

 

ストレス

 

教育委員会でバイトしていたときの話。
同じ係のおばさん職員の旦那(中学教諭で50台はじめだったはず)が下着泥棒で捕まった。
その翌日からしばらくおばさんは職場にこなかったが、ある雨の日、出勤してきた。
最初は普通に仕事していたが、周りの雰囲気が違う。
みんな普通に装ってるものの、彼女に対してやけに遠巻きであったり、逆に腫れ物を触るようであったり。
11時頃ふとおばさんをみると、机の上においた手がぷるぷる震えてる。
寒いのかといぶかしんだものの、声かけるのも憚られたので知らん顔した。
その後、昼食後。
わたしは机でお弁当を食べ終わってゆっくりしていると、おばさんが外で食事をしてかえってきた。
なぜか手には途中まで開いたずぶぬれの傘と濡れてボロボロになった新聞紙。
自分の机にくるなり、持っていたずぶぬれの新聞紙を机の上にペタペタ貼り付けだした。
上司が「●●さん、なにやってるんですか」と聞くと、持っていた傘をふりかざしぶんっ!と振り回し一言

「ナイスバッティング!!!」

周りの人も書類も傘から飛び散ったしずくでびしょ濡れ。
皆が困っていると、傘を隣の人の机の上(注:仕事中で書類が出してあった)にぽいっと置いて、鼻歌歌いながらどこかへ消えた。
みんなが顔を見合わせて困っていると、バケツとぞーきんをもってきて、そのまま拭き掃除をはじめた。
ただし、水を絞らずにびしょびしょの雑巾で。
上司からの連絡を受けて、息子が迎えにくるとあっさり帰っていったが、そのまま彼女は仕事を辞めた。
過度のストレスで精神を病んだらしい。
旦那が捕まる前の日までは、とても明るくて楽しくて面倒見の良いおばさんだったのに…

 

 

電車の乗客

 

前、電車に乗ってたときの話。
平日の昼間だったので、車両内には5人ほどしか人がいなかった。

悠々と座席に座って数分、最初は気付かなかったんだけど、「キイィ~~~~ッ」って言う甲高い小さな音が聞こえて来る。
最初は車輪がレールに擦れる音かなーって思ってた。
でも良く気をつけて辺りを見渡すと、斜め前あたりの座席に座って、雑誌を広げている女の人(20~30歳くらい?)が歌うように「ンィ~~~」だか「キィ~~~~」だとか声を出していた。
普通に雑誌を眺めてるようにしか見えないんだけど、明らかに音源はその人。
お客さん少ないし、いきなり変な事しだしたらどうしようと怖かったよ。
彼女の隣に座ってたサラリーマンぽい人も、奇異な目で彼女を見詰めつつ、じわじわと距離を空けていたw

彼女はそんな視線も全く気にせず、目的地らしい駅で颯爽と降りて行ったけど、何だったんだろう。
ちなみにヘッドホンとかも聞いてませんでした。
電車の中って、変な人が多いね。

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