- フマ
ペルシア神話上の伝説の鳥。その影の落ちかかった者すべてに恩恵を与え、ほんのわずかな間でも、その頭に乗ることのできた幸運のものは、王になることが期待できる。 - フレースヴェルグ
北欧神話に登場する、鷲の姿をした巨人。世界のあらゆる風は、フレースヴェルグがおこしたものであるという。 - ベンヌ
エジプト神話に伝わる不死の霊鳥。長い嘴をした黄金色に輝く青鷺で、他に爪長鶺鴒、赤と金の羽がある鷲。 - ペリュトン
アトランティス大陸に棲んでいたとされる怪鳥。鳥の胴体と翼、オスのシカの頭と脚を持った姿をしている。自身の影を持っていないが、光を浴びると人間の形の影ができる。人間一人を殺すと、自身の本来の影を取り戻すことができるために人間を狙っているという。 - ボイトゥーテイ
グアラニー族の神話に登場する7体の伝説の怪物のうちの1体。巨大なオウムの頭と嘴を持つ巨大な蛇の姿をとる。そして血のように赤い先分かれした舌を持っている。 ボイトゥーテイの 肌 はうろこと縞があり、頭を羽がおおっている。 水生生物と湿地の守護者とされる。 - ポダルゲー
ギリシア神話に登場する女面鳥身の伝説の生物。顔から胸までが人間の女性で、翼と下半身が鳥とされる。その名は「足の速い者」を意味する。 - モーショボー
モンゴルのブリヤート人に伝わる魔物。美しい少女の姿になって自分の近くを通る男の旅人を誘惑する。旅人が油断して近づいた途端に顔を鳥にし、その鋭い嘴で旅人の頭蓋骨を割り、脳髄を啜るとされる。 - ロック鳥
中東・インド洋地域の伝説に登場する巨大な白い鳥。3頭のゾウを持ち去って巣の雛(ひな)に食べさせてしまうぐらい大きく力が強いとされる。
- ヴィゾーヴニル
北欧神話に登場する雄鶏。
ユグドラシル(世界を体現する巨大な木)の最も高い枝に留まっており、その輝く身体でユグドラシルを明るく照らしだしているという。 - ヴェズルフェルニル
北欧神話に登場する鷹。その名は「風を打ち消すもの」を意味する。
ユグドラシル(世界を体現する巨大な木)の枝に留まる1羽の鷲の眉間に1羽の鷹が留まっており、その鷹の名前がヴェズルフェルニルであるという。 - ヴクブ・カキシュ
マヤ神話に伝わる巨大な怪鳥。エメラルドの歯と、金と銀で出来た輝く体を持つ。その名は「七のオウム」を意味する。 - 羽民(うみん)
羽民人は中国に伝わる伝説上の人種である。人間の姿をしているが、体に羽毛が生えているという。羽民国には鳳凰の仲間である鸞鶏(らんちょう)たちが多く棲息しており、羽民人たちはその卵を主食にしているという。 - 顒(ぎょう)
中国につたわる怪鳥。旱魃を呼ぶとされる。梟(ふくろう)に似た姿だが、顔は人間のようで、耳と四つの目を持っている。 - 鬼車(きしゃ)
中国に伝わる怪鳥。頭を9つ持つ赤い鳥で、カモに似て、9つの頭が皆鳴く。人家に入り込んで人間の魂を奪う。 - 姑獲鳥(こかくちょう)
中国の伝承上の鳥。「夜行遊女」「鬼鳥」ともいう。鬼神の一種で、人間の生命を奪う。夜間に飛行して幼児を害する怪鳥で、鳴く声は幼児のよう。 - 双睛(そうせい)
中国に伝わる伝説の鳥。別名重明の鳥(ちょうめいのとり)。姿は鶏に似ているが、目の中に瞳が二つあり、鳳凰のような声で鳴く。そして、羽毛が抜け落ちても、羽根のない翼で空を飛んだという。 - 大風(たいふう)
中国神話に登場する邪神(災害神)で怪鳥。巨大な猛禽の姿をしている。大きな翼で強風を生じさせては家屋などを破壊し、人々を苦しめた。 - 比翼の鳥(ひよくのとり)
古代中国の伝説上の生物。伝説では、1つの翼と1つの眼しか持たないため、雄鳥と雌鳥が隣り合い、互いに飛行を支援しなければ飛ぶことができない。 - 鳧徯(ふけい)
中国に伝わる怪鳥。人間の顔をした雄鶏の姿で、不気味な声で鳴くといい、これが現われると天下に争いが起こるとされる。 - 鴆(ちん)
中国の古文献に記述が現れている猛毒を持った鳥。
大きさは鷲ぐらいで緑色の羽毛、そして銅に似た色のクチバシを持ち、毒蛇を常食としているためその体内に猛毒を持っており、耕地の上を飛べば作物は全て枯死してしまうとされる - 鵬(ほう/おおとり)
中国神話の伝説の鳥。羽根は10戸以上の家の上を覆いつくすほどで、この巨大な羽や糞が家を壊し、人命を奪うことすらあるという。日食は鵬が上空を通過するために起こるという説もある。 - 鸞(らん)
中国の伝説の霊鳥。。鳳凰が歳を経ると鸞になるともいわれる。
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