『離魂体(りこんたい)』など短編5話|生霊・ドッペルゲンガー体験談【実話】

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『離魂体(りこんたい)』など短編5話|ドッペルゲンガー体験談【実話】 不思議な話
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ドッペルゲンガー

 

ドイツ語で、ドッペルゲンガー(Doppelganger) 、日本では「離魂体(りこんたい)」と呼ばれるこの現象は、ひとりの人間が離れた場所で同時に目撃されるような現象を言う。
ドッペルゲンガーの代表的な特徴としてその場にいる人とまったく喋ろうとしないことが知られている。
また、自分のドッペルゲンガーを見たら死ぬ という説もある。
アメリカのメーン州に住むジャネット・ブレナンという女性は、30年以上も前から自分の分身を見るようになったという。
彼女が初めて自分の分身を意識し始めたのは12歳のころだった。
ある秋の日、 彼女はお姉さんと一緒に家の一階でテレビを見ていた。
するとお姉さんの友達の男の子が家に訪ねてきて、
「ジャネット、さっき手を振ったのに何で無視するのさ!」と言う。「手を振ったってどういうこと?」とジャネットが聞き返すと、
「さっき君が二階の部屋の窓辺に立っていたから 僕が手を振ったのに無視したじゃないか。」
「それっていつのこと?」「ほんの今さっきだよ。」
「ほんの今って・・私はずっと一階の部屋でテレビを見ていたのよ。」気持ちが悪くなって二階に上がってみたがやはり何の異変も感じられない。
この事件から数年たって彼女は、全然身に覚えのないところで「あなたを見た」という話をたびたび聞くようになった。
目撃される彼女は、なぜかいつも母親と一緒に車に乗っている場面ばかりだった。その二人は、友達が大きな声で声をかけても 手を振っても、いつも無視するという。

分身は大学に入学してからは更にたびたび現れるようになり、友達から覚えのないことで文句を言われることが増えてきた。
だいたい、「さっき廊下で声をかけたのに何で無視するの!」といったものが多かったらしいが、それがもとで人間関係がまずくなったり、縁が切れてしまった友達もいたりして彼女も 困り果てていた。
そして数年たって彼女も結婚し、夫と子供2人の四人暮らしをするようになった。
そんなある夜、ジャネットの住んでいる 地方が激しい嵐に見舞われた。
子供たち二人は二階の部屋でそれぞれ 別々に寝ている。
子供たちが自分の部屋の窓を開けっ放しにしていないか、彼女は夫と二人で確認に上がった。
夫は息子の部屋に入り、彼女は 娘の部屋に入った。
そして息子の部屋から出てきた夫が彼女にこう言った。「ジャネット先に部屋に入ったのなら何で窓を閉めなかったのさ。」「え・・。私あなたと同じ部屋になんか
入ってないわよ。」
「そんなことないだろ。僕が部屋に入ったら君はもう、窓際に立っていたじゃないか。
僕が別の窓を閉めて振り返ったら、もう君はいなかった。」「そんな・・・私は娘の部屋にしか入ってないのに・・。」
しかし夫はジャネットがその夜着ていた青いガウンをはっきり見ているのである。
「またあの現象だわ・・。」彼女はピンときたが、その場はなんとか適当なことを言ってとりつくろった。
彼女に昔からつきまとっているドッペルゲンガーはまだ消えない。

最近では自分の娘にさえドッペルゲンガーが現れるようになったという。
こういう体質は遺伝するのだろうか。

 

 

病院の母

 

約二年前、母が車にはねられて病院へ担ぎ込まれた時(軽傷ですんだ)
病院から電話がくる十分ぐらい前まで母が確実に家にいた!!!
母は自室にいたはずです!しかし母の証言によると
「一時間ぐらい前からスーパーへ出かけていた」と言うのです!
世に言う【ドッペルゲンガー】でしょうか?

 

 

救急搬送

 

小学校1年だったと思う。
学校の帰り友達と病院の前を通りかかると1台の救急車がやってきた。
友人と怖いもの見たさで救急車から病院に搬入される人を覗き込むと、なんと自分の母親であった。母親は意識がないのかただ上を向いて眠っていた。
あまりのショックで、友人となにを話したかは覚えていない。
ただ、自分を励ましていたような感じではある。
ただ呆然と家に向かって帰っていった。
家に着くとなんと母親がいた。たしか掃除かなんかをしていたと思う。
病院に搬入される母親を見てなぜそのまま家に帰って来てしまったのも良く判らないが、ただ、その数日後に母親が妹の出産で病院に入院した記憶はあるのだ。
今思うと残念に思うのが、家に帰っているはずのない母親に会った時、何故ここにいるのかを問わなかった事だ。

 

 

一緒にゲーム

 

中学生の頃、洗面所で顔を洗っていたら
背後から父親に声をかけられた。
「おい、パソコンに新しいゲーム入ったから、やるか?」
振り返ると父がいつもの服装でこっちを見てた。
「うん、でもあとでね」
と答えて洗顔を続けると、父親は自分の部屋に戻っていく気配がした。

顔をあらいおわって、
父親の部屋には行かずに、反対方向にある居間に行くと、何故かそこにも父親が。
「あれ? お父さんさっき自分の部屋に行かなかった?」
「いや、行ってないよ」
「パソコンに新しいゲーム入ったって…」
「え? 入ってないぞ」
そういえばよく見るとさっき見た父親と全く服装が違う。
そんな短時間で着替えられる筈もないし…。

あの時話しかけてきた父親はなんだったんでしょう。
あの血走った目が忘れられないし、あの時父親について部屋に行ったら…と思うと怖いです。

 

 

車で一緒に帰る

 

小三ぐらいの時に、親が小学校に呼ばれて、俺は友達と下校せずオカンと合流して車で一緒に家に帰ることにしました。
オカンの用事も大したことではないらしくて、
「すぐに終わるから車で待ってて。もしおなか空いたらどら焼きでも食べて」と言われ、
オカンがアタッシュケースの中にどら焼きを放り込みました。
ところがオカンは二時間たっても三時間たっても帰ってきませんでした。
俺は話が長くなってんだろうなと思い、日も傾いてきたので、どら焼きをたいらげて家まで歩いて帰りました。
10分ぐらいして家に辿り着くと我が家のガレージに車が停まってました。
「なんやオカン家帰ってるやん。後もうちょい待ったら車で帰れたのに」と
軽くぼやきつつ家にあがりました。

台所で料理をしているオカンに
「遅いやん、すぐ帰るって言ってたやん」と言うと
「お母さん直ぐ帰って来たよ、あんたおらんかった先帰ったんよ」
「嘘つけや、俺ずっと車で待ってたんやで」
「何言ってんの、お母さんすぐ車に戻ったんよ」
「俺三時間ぐらい待ってたんやで」
「お母さん家帰ってきたの二時間前よ」
「え…?」
その時台所の調理の進み具合といい、オカンのあまりにも普通の表情といい嘘を言ってる感じではありませんでした。
俺は頭が混乱してそれ以上何も言わず二階に上がっていきました。
今考えてもかなり不思議です。俺が待っていた車はどら焼きもあったし間違いなくうちの車です。

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