時空にまつわる不思議な体験 短編10話
家への電話3
俺が大学生の頃の話。
学校の近くの寮に住んでた俺
ある日の朝、電話の音で目覚めた
受話器をとると、
「誰やお前!?なんででるねん!」の声。ちなみに俺は大阪在住。学校も大阪。
びっくりして何か言いかえそうとしたら、既に電話は切れていた。
で、変な電話だなあと思いつつも起床して学校へ行った。
夕方
その日はサークルの飲み会があって、皆とバス停で待ち合わせ。
しかし誰もこない。携帯電話を持ってない俺は誰とも連絡がとれず、
家の留守電に何かメッセージが入ってないか確認しようと思い、
公衆電話から家にかけてみた。
すると、受話器をとる音が。誰も居ないはずなのに。
驚いた俺は
「誰やお前!?なんででるねん!」
と叫んでいた…
俺の言いたい事、わかってもらえるでしょうか?
説明のつく事象なんですかね?
午前2時
昨日の出来事なんだけど、彼女の家に泊まりに行った。仕事は昼1時からなので
朝方6時30分頃家に帰りそのまま寝た。
ふと目を覚ますと時計の針は2時を差している。やべ!っと思ったが外が暗い
その時は何故か「なーんだ」と思い、寝なおして、つぎ目が覚めたのが朝の7時。
自分の部屋でタバコを吸いながら、なんで夜中の2時に目が覚めたのかボーっと
考えていた。
彼女の家で5時頃勝手にパスタ茹でて食ったハズなのに何故だか空腹だったので、
ダイニングに行くと母親が「あら、寝なかったの?」と質問してきた。
やはり自分は6時30分に帰ってきたようだ・・・
だけど、(彼女の家ではビデオ見てて寝てないのに)ぐっすりと寝た感触があり、
パスタ食って2時間しか経ってないのにこの空腹感。
そのまま起きてて会社に行ったのに昨日は全然眠くなかった。
やっぱり夜中の2時に起きたのは夢じゃなかったのかな?
キツネにつままれたような不思議な一日でした。
杉林
じゃあ、オレの神隠し譚をちょっと。
小学校に上がるぐらいの頃、午前中に家からちょっと離れたとこにある菜園で兄貴と両親が草むしりなんかやっていたけど、俺は畑の近くにあった廃車状態のビートルの周りで遊んでいた。
ビートルは雑木林の端っこで腐っていて、ボンネットの先に笹の藪の中に踏み分けたような道があるのを見つけた。俺はビートルを乗り越えてその道をたどっていった。
周りは雑木林のはずだったけど、なぜか霧がかった杉林になっている。さらに奥に進んでいった。杉林が途切れて、広場のようなところに出た。
霧が晴れると、藁葺き屋根の農家があった。庭には杉かヒバの鉢植えがずらっと並んでいる。
人の家に入っちゃったと思って杉の陰に隠れたら、その農家からじいさんが出てきて鉢植えの世話をはじめた。
じいさんは俺に気が付かないようだったのでしばらく見てたら、今度は同じ年頃の女の子が出てきてじいさんに話し掛けてた。
その女の子はおかっぱで、茜色の着物を着ていた。
しばらく見ていたけど、また霧がかかってきた。俺は戻らなきゃと思ってさっき来た道を引き返した。
2時間ぐらいずーっと歩いて、こんなに長かったっけと思いながら急いでいた。杉林が途切れ、舗装した道が見えると、よかったー、と安堵したのを覚えている。
舗装した道に出ると、自治会館裏の墓場の道で、すぐ先に国道をはさんで酒屋があった。
酒屋のおばさんが国道を渡って俺を保護してくれた。
すぐに両親がきて、半日ぐらい行方不明になってたのを知った。俺にはそんな長い時間が過ぎてるなんて思わなかったけど。
ドア
学生時代、私は八王子に一人暮らしをしていました。
ある時、埼玉の久喜にある友人の家に遊びに行きました。
友人の家に着き、インターフォンを押すと、中から、
「カギ開いてるから入ってこいよ」と、友人の声。
玄関を開け、入るとそこはなぜか私の部屋だったんです。
ビックリして、外に出るとやっぱり八王子の私の家の玄関前なんです。
訳が分からない状況で困惑していると、友人から携帯に電話が入り、
「お前、どこいったの?コンビニ?」と、聞いてきました。
後々、説明して理解してもらうのにすごく骨が折れました。と言うか、
多分友人は未だに納得してないと思います。
まさに”どこでもドア”的な体験でした。
沼の奥
休みなんでこんな変な時間になっちゃったけど・・
俺もひとつ書いとこう
俺の親父は教師で俺は小学校二年まで教員住宅に住んでたんだ
俺のウチの裏は林になっていてそこに「そこなし沼」って俺らの間で呼ばれてた沼があったんだ
ほんとはちょっとした水溜りのようなもんだったんだけどその周りではクワガタが
たくさん捕れるんでよく友達と遊びに行ってた
ある日の事いつものように友達とクワガタ捕りにいくとその沼の奥になにやら
白い人影が見える。白いワンピース着た中学生くらいの女の子。
普段人気のまったくない所だし道なき道を泥まみれになりながらすすまないと来れないような
場所だってんで不信に・・・は思わなかった^^; 小学生だしね
「遊ぶ?」って尋ねるとその女の子は「ちょっといい所しってるんだ。カエルがいっぱいいて面白いよ」
って言って俺の手を引っ張って工事現場みたいな所に連れて行かれた
近くには田んぼがあって確かにカエルがウヨウヨいた
その女の子とカエル捕まえたりして遊んでるうちに遅くなったんでその子と別れて家に帰る事にした
始めて来た場所とはいえ「そこなし沼」からはそう離れてなかったし
沼までたどり着けば後は勝手知ったる土地。
暗くなり始めてはいたけど10分もあればつけるだろと思ってた
んで沼も通りすぎて我が家が見えてきた
「ただいまー」
いつものように玄関を開けるとなんだか様子がおかしい・・
まだ帰ってきてないはずの父がいる。いつもの我が家とは違う変な空気
「お前・・・・何処いってたの!!!」
突然母に怒鳴られた。わけがわからない。
「探したんだから!近所中で!」
時計を見てみるとなんと深夜の二時。外を見て愕然とした。
闇。
とても林の中を歩いてきたとは思えないくらい真っ暗
さっきまでちょっと日が落ちかけたくらいだったのに・・
結局そのあとさんざん怒られてこの事は俺が道に迷ったって事でかたがついた
あまりに不思議な出来事だったんで俺と一緒に遊んでた友達にも聞いてみた所
「昨日お前と遊んでないじゃん」と言われた
確かに思い出してみても友達との記憶は沼までで途切れてるんだよね・・
そこからはなぜか俺と女の子との記憶しかない。沼から帰ってきた時も一人
このスレ見ててこの話思い出したんで親にも聞いてみた
「全然知らなかった・・・気持ちわる・・・あの時さあビービー泣くと思ってたんだよ
怒った時さ。でもあんたなんかボーっとしてるんだよね。確かにちょっと気味悪かったよ
それにあそこ工事現場も田んぼもないよ。唯の山だもん」
俺が深夜遅く一人で帰って来て様子が変だったって所までは事実っていえるんだけど・・
その他の記憶はいったいなんなんだ
きよみちゃん
私が小学校三年生位の時の話です。
そのころ、とても仲よしだった、
きよみちゃんという女の子が、クラスにいました。
彼女と私は、毎日のように学校が終わると、
お互いの家を行き来しては、ふたりで遊んでいました。
その日は、彼女の家の台所のキッチンテーブルで、
ふたりでドラえもんを読んでいました。
その内容は、ドラえもんが、のび太に切抜き絵本
のようなものを出してあげます。
それには、ケーキやおかし、車など色々なものがあり
切り抜いて組み立てると、本物のように、
食べれたり、乗れたりするというものでした。
きよみちゃんと私は早速、
「おもしろい!まねしてみようよ!」
と、画用紙や、ハサミ、色鉛筆を持ち出しました。
もちろん本物になることなどありえないと、
理解できる年齢でしたが、とても楽しかった
のを覚えています。
そして、日も暮れかかり、私が家に帰らなければ
いけない時間になりました。
きよみちゃんは、いつもそうするように、
玄関の外まで、私を見送りました。
そのとき、きよみちゃんが言いました。
「ぶるぶるちゃん。今日のこと、
大人になっても忘れないで」
私はきよみちゃんが、いきなり変なことを
言うのには慣れていたのですが、
そのときは、彼女の様子がいつもと違うので、
なんでー?と聞き返しました。
今こうしてふりかえると、確かにあの日の
きよみちゃんは、いつもと雰囲気が違ったような
気がします。
きよみちゃんは続けました。
「今日の私、32才の私なんだ」
ますます私には、訳が分かりません。
でも彼女は続けます。
「2002年だよ。32才。ぶるぶるちゃんのこと
思い出してたら、心だけが子供の私に飛んでっちゃった」
はっきりいって、聡明とはほど遠かった(今もね)
子供の私は、なんだかわからないけど、
2002年と行ったら、超未来で、車なんか空飛んでたりする、
という考えしかないくらい遠い遠い未来。
「ふーん。ドラえもんの未来からかー!」
なんて、ばかな受け答えしかできませんでした。
きよみちゃんは、そんな私を笑いながら、
「それが全然!マンガの世界とはちがうよー」
と言いました。
そして、私ときよみちゃんは、また明日遊ぶ
約束をして、別れました。
今考えると、なんであのときもっと問い詰めなかったんだろう
と後悔しますが、なんせ子供だったし、
きよみちゃんも私と同様、ドラえもんの影響で、
ふたりでよくSFチックなことを、夢見ていたので、
別にきよみちゃんが私に言ったことが、
そんなに変とも思わなかった。
翌朝、学校に行くと、いつものように
きよみちゃんが私に、話しかけてきます。
まるっきり、いつものきよみちゃんでした。
そして、私もまた、きよみちゃんが私に
言ったことなど、すっかり忘れて、
そのまま毎日が過ぎて行きました。
そして、私たちは5年生になり、それと同時に
私は地方へ引っ越すことになりました。
そしてそのまま、きよみちゃんと、二度と
会うことはありませんでした。
今年、2002年。私は32才になりました。
そしてハッとします。
あの日のきよみちゃんの言葉を思い出して。
もしかして、もしかして、もしかして..と。
私はその後も、引っ越しを繰り返し、
今では海外在住です。
きよみちゃんを探したいのですが、
結婚してれば名字も変わっているだろうし、
どうやって見つけられるか。
あの頃の私は、片親だったので
(当時はまだ珍しく、世間からは白い目で
見られがちだった)、
「ぶるぶるちゃんと遊んじゃだめよ。片親なんだから」
と、思いっきりよその子供の親が、
私の目の前で言うなんてことも、珍しくなかったし、
大嫌いだった先生にも、
「片親だからね。目つきも悪くなるんだろう」
と言われたこともあった。
ごめん省略されちゃった。
大嫌いだった先生にも、
「片親だからね。目つきも悪くなるんだろう」
と言われたこともあった。
そんな中、きよみちゃんだけが、私の友だちで、
子供時代の唯一の理解者であったと思う。
会いたいと思う気持ちがそうさせたのか、
2週間ほど前に、”あの日”の夢を見た。
あの日と同じ、きよみちゃんのおうちの台所。
イッチンテーブルいっぱいに、画用紙と色鉛筆。
私が自分の家から持ってきた、コロコロコミック
が二冊置いてある。
(当時コロコロコミックは、結構高価だったので、
私ときよみちゃんは、かわりばんこに買って、
ふたりで回し読みをしていた)
台所からは、6畳ほどの今が見え、
きよみちゃんのお母さんが、緑色の座椅子に座って
テレビを観ている後ろ姿が見えます。
本当に、何もかもが、私がこの夢を見るまで
忘れていたことまでが、はっきりと、目の前にありました。
きよみちゃんが、ケーキの絵を画用紙に描いて、
色を塗り、私はその横で、ハサミを持って、
きよみちゃんが描くケーキを見つめています。
私は、夢の中で、
「これは夢だ」
と自覚していました。
きよみちゃんが、ふと手をやすめて、私を見ます。
そのとき、私は彼女に言いました。
「きよみちゃん。今日の私も、32才!」
きよみちゃんは、びっくりした顔をしたと思うと、
私を見つめて言いました。
「忘れなかったんだ。ぶるぶるちゃん..」
きよみちゃんは、半分泣き笑いような表情です。
私も、泣きそうになるのをこらえながら、言いました。
「ドラえもんの未来じゃなかったねー!」
そして、ふたりで泣きながらも、大笑いしました。
そして…私は目が覚めました。32才の私の体で。
私は、泣いていました。
ただの夢だったと思う。でも、私は
時空を超えて、あのときのきよみちゃんに、
会いに行ったのだと思いたい。
きよみちゃんが、そうしてくれたように。
きよみちゃん2
私引っ越したの5年生の時だから、その小学校の卒業アルバム持ってないのよ。
もうひとつ、色々つっこまれるの覚悟で、きよみちゃんが
私のために雨を降らしてくれた(今でも私はそう信じてる)話。
その日、”遠足のお知らせ”が配られた。
徒歩で2時間ほどかけて、ピクニックエリアのある大きい公園に
行く、というもの。
遠足といったら、子供なら普通大喜びというところだけど、
私は憂鬱だった。
なぜなら、前回の遠足が、つらい思い出になってしまったから。
他の子たちはみんな、当時流行りだった、
ピンクや赤のサンリオ関係の
お弁当箱に、タコのウィンナーやらハンバーグやらが
入っていたりして、とてもかわいらしかったが、
母子家庭の私の家は、そんな余裕もなく、
男物(死んだ父の物)の、真四角で、銀色の、
しぶ~ーいお弁当箱しかなかった
漢字キット、使ってるからかなー?名前ちゃんと
“ぶるぶる”って打っても、出なかったりする。ごめんね。
もちろん、おかずなんて質素なもので、
母の気持ちも考えず、
「こんなのイヤだ!赤いキティちゃんの
お弁当箱買ってよ!おかずもウィンナー入れて!」
とだだをこねたりした。
母が申し訳なさそうに、何度も
「ごめんね、ぶるぶる」
と言っていた(ひどいよねー私も)。
そして遠足のお昼の時間、
グループに別れてお弁当を食べることになり、
(きよみちゃんは、別の班になってしまった)
私は、一生懸命お弁当を包んであるフロシキ
(このフロシキがまた、やっぱり親父仕様だったんだけど)
で、お弁当箱を隠しながら食べていた。
でも、そのグループの中に、お約束のように
意地悪なリーダー各の女の子がいて、
目ざとく私のお弁当箱に注目。
リーダーは、にやにやしながら、隣りの
女の子に、私のお弁当を指さしつつ、
ひそひそと耳打ちした。
そしてまた、耳打ちされた子がそのまた隣りの子
に、と伝言ゲーム。
全員(6人ぐらい)にまわったところで、大爆笑。
私は、本当に消えて無くなってしまいたかった。
前ふり長くなったけど、とにかくそういう理由で、
私にとって、遠足イコール地獄、だった。
きよみちゃんも、あの時、遠巻きに見ていたらしく、
遠足のプリントをもらった時、
そんな私の気持ちを読んでか、
「ぶるぶるちゃん。私遠足行きたくないな。
学校の方が面白いし。ぶるぶるちゃんも?」
と言ってきた。
私は、即座に、
「私も行きたくないんだ。A子が意地悪だから」
と言った。きよみちゃんは、
「じゃ、雨が降るように、お祈りしてあげるから!」
と、言った。
そして、遠足の前の晩、母親が茶箪笥から
例の銀色弁当箱を、出すのを横目で見つつ、
オーマイガッとなりながら、布団に入った私。
次の朝。大雨。
そりゃもー本当に、ドシャ降りで、
近所のドブ川は、あふれまくってた程。
嬉々として学校に行く私。もちろん遠足は中止。
「きよみちゃん!ほんとに雨降ったね!」
と、彼女を見つけるなり私は言った。
きよみちゃんは、にこにこと笑っているだけだった。
デパートの道
自分語りになってしまうけど、小さい頃から気になっている奇妙な道がある。
いまは造成されてしまってきれいな街角になってしまったけど、小学生ぐらい
の時は野原や空き地だらけの場所だった。
で、そこを二本道が走ってるんだけど右側はお社への道。
小さいお社で小さい鳥居にお狐様がこれまた小さく置いてあった。
で反対側の道が不思議で、俺は「デパートの道」って呼んでた。
なんでデパートかって言うと、草ぼうぼうの道を進んで行くとなぜか急に道が
開けてよく出かけた二子多摩川の高島屋の近くに出たんだ。
直線距離は自分の家から2km。
それがその道を使うと500mぐらいで着く。
車の音もざわめきもなく、いきなりデパートの裏手に出るんだ。
ガキの頃は便利な道だったけどリア厨の時に一回使ったきり変に思って
使わなくなった。
まだお社は残っているけど、もう道はなくなってる。
今思い出しても不思議でしょうがないですよ。
消えた駄菓子屋
小四の時の記憶なんだけどね。
近所に公園があって、そのすぐ先に駄菓子屋があったのさ。
いつもは公園でみんなと遊んで、駄菓子屋いって買い食いしてって
パターンだったんだけど、その日はなんだか俺一人だったね。
一人で公園いてもつまんないから、駄菓子屋に行ったのさ。
何時も通りの道を行って、何時もの交差点の角に駄菓子屋が……。
無い。
なんか普通の家が建ってる。潰れたのか、とも一瞬思ったんだけど
昨日まであった店なのよ。しかも、更地になってるわけでもなく
普通の一軒家になってる。10年来住んでる町で
徒歩30秒くらいのトコを道間違えるはずもないし。
周りの風景、何時もと同じな様でちょっとだけ違和感があるような感じがしてきて。
怖くなって走って公園に戻ったさ。
でも、もっかい確かめるかと思い直して駄菓子屋行ったら
今度はちゃんと有った。何時も通り。
これっきり、二度と起きなかったけどね。アレは何だったんだろう。
神隠しされかけ
神隠しと言えば、友達が江古田に住んでたんだけど、田舎にしばらく帰るから
「自由に使っていいよ。」って言われて、私を含め5人で酒盛りをしよう!と
その部屋で飲み会をする事に。江古田駅周辺で色々買い込んで、アパートに
向かったんだけど、途中に古いお蕎麦屋さんがあって、そこの門を曲がった
とたん、なぁ~んか薄ぐらいんだよねぇ~!それまで人通りも多くて
自転車に乗った人なんかもいたのに、急にぱったりと人がいない…。
『なんか変だな?』と思いながらも、口に出すのが怖くて黙ってたら
他の4人も妙に口数が少ない。やっとこの門を曲がればアパートって所まで
来ると、ある筈の路地が無い!古い納屋みたいな建物があって路地自体が
無くなってるんだよね!そこでじっくり周りを見まわすとマンションや
高い建物が全く無くて、まるで戦前のような町並みが広がってた!
さっきから暗いと思ったのも、街灯が昔の映画に出てくるような
裸電球だけだった。「これはおかしい!とりあえず駅まで戻ろう!」と
来たのとは逆の道を通って、駅まで戻るとやっと駅周辺に人並みが…。
「怖かったね!どうする?もう1度戻る?」と話してると、私達と
同じ方向に行く男性グループがいたんで、その人達の後をついて、
元来た道を戻ると、今度はすんなりアパートに到着してホッとした~!
あの時戻れたからいいけど、もし戻れなかったら5人で神隠しにあってたのかな?
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