Gクラス
熊襲建兄弟(くまそたけるきょうだい)
西の国最強の兄弟、倭建命に敗れる。
記紀などに伝わる古代日本の熊曽国の土豪。古事記では熊曾建と記され、肥後国(現在の熊本県)の球磨(くま)と大隅国(現在の鹿児島県)の曾於(そお)一帯をさす熊曾(襲)の首長で、兄建(えたける)と弟建(おとたける)の兄弟ふたりをいう。日本書紀には、兄弟ではなく「熊襲魁帥」と記される。
H クラス
野見宿禰(のみのすくね)
天穂日命の14世の子孫、力士の始祖。垂仁天皇の命により当麻蹴速と相撲をとるために出雲国より召喚され、蹴速と互いに蹴り合った末にその腰を踏み折って勝ち、蹴速が持っていた大和国当麻の地(現奈良県葛城市當麻)を与えられるとともに、以後垂仁天皇に仕えた
【野見宿禰に関係する主な神社】
- 野見神社(愛知県豊田市野見山町)
土師の氏族の先祖である野見宿禰を祀っている。 - 片埜神社(大阪府枚方市)
社伝によれば、当麻蹴速に勝った野見宿禰が垂仁天皇から河内国を賜り、この神社を創祀したという。 - 石津神社(大阪府堺市堺区)
神社創建時の初代の神主。 - 神魂神社(島根県松江市)
伝承では、この神社の裏山にある岩を用いて修行したともいわれている。 - 菅原天満宮(島根県松江市)
この神社の近くに野見宿禰の墳墓がある。 - 大野見宿禰命神社(鳥取県鳥取市)
Iクラス
当麻蹴速(たいまのけはや)
我が力は天下にかなうべき者なしと豪語。しかし野見宿禰にあばら骨を蹴り折られ、腰骨を踏み折られ絶命。蹴速の土地は没収されて勝者の野見宿禰の土地となったという。
Jクラス
久延毘古(くえびこ)
古事記にみえる神の名。歩けないが、天下のことをことごとく知る神とされる。
かかしを神格化したもの、すなわち田の神、農業の神、土地の神とされる。
田の神、また、学業・知恵の神として信仰されており、久氐比古神社(石川県鹿島郡中能登町)や大神神社(奈良県桜井市)末社・久延彦神社などで祀られている。
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