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心霊ちょっといい話『墓参り』など短編全10話

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心霊ちょっといい話『墓参り』など短編全10話 不思議な話
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胸騒ぎ

会社から車で10分くらいのところにおばあちゃんが住んでました。
住んでたというか、病院経営の老人ホームにいたんです。
近所におばあちゃんの娘がいて、毎日顔を出していたようです。
それに甘えて、近いのにあまり会いに行かずにいました。
ある年の真夏、今年の敬老の日におばあちゃんにプレゼントをしようと思いました。
本当に突然の思いつきでした。
そのプレゼントはひざ掛け。早速デパートに行きましたが、真夏では簡単に見つかりません。
いつもなら諦めるとか、花で済ませようとか思うのですが、その時は絶対見つけないとと必死でした。
そんな必死な自分にとてつもない不安を感じていました。
来年もあるし、そう必死に探さなくても・・・・
でも、今年あげないと後悔しそう・・・・なぜ?もしかして・・・
そう考える自分がイヤでイヤでたまりません。
会社の帰り、休みの日、ずっと探しつづけ、やっと見つけたひざ掛けを敬老の日に持っていきました。
小さなおばあちゃん。ひざ掛けなのに全身覆われてしまって、思わず笑ってしまいました。
プレゼントできて良かったと思いましたが、不安は取り除かれませんでした。
そして、年明け。老衰のため他界してしました。
不安的中。ショックでした。わかっていながらどうにも出来なかったのです。
老衰じゃしかたないですけど。

でも、プレゼントできてよかったって今では思います。
その後、あのひざ掛けを探したんですが、誰に聞いても知らないといわれました。
今、何処にあるかもわかりません。

 

 

愛されてたプッチー

うちの家系は 大の犬好きで僕の子供の頃からずっと犬がいました。
はじめは雑種 次はマルチーズ 次は雑種みたいな感じで常に2匹くらいいました(現在は マルチーズ 雑種(拾った) 雑種(拾った)の3匹)。
現在のマルチーズは2代目で1代目に女の子の プッチーというマルチーズがいました。
その子は すごく頭のいい子で 母になついていたのですが人間の言葉も理解してすごくいい子でした。プッチーは 母命だったので母が居ない時はすごく悲しい表情で留守番していたのを覚えています。
小学2年生の頃からずっと家族同然で暮らしてきたけど 生きてるものには必ず別れがやってきます。僕が高校3年の時でした

プッチーは 近所の犬に噛まれて 血の止まらない病気になっていました。
そして 高校3年の時急に病状が悪化して あと2週間くらいしかもたないと医者に言われました。
丁度そこ頃 学校に行ったり行かなかったりしていた僕ですが なんとなく授業をサボって家に帰った日がありました。
普段は 授業をサボったらボーリングとかゲーセンに行ってたのですが その日にかぎっては一人で授業を抜けて家に帰りました。
そして その日プッチーは亡くなりました。
夜になくなったのですが その日はめずらしく家族全員が夜にいた(父は途中仕事に行ったけど)日でした。
プッチーは 僕がずっと抱いていました。そして急にクークーと鳴きだし 最後の力を振り絞って母の所(1メートル)くらいはって行き 抱いてくれとぜがみました。
そして母の腕の中で意識をなくし 1時間くらいで亡くなりました。

次の日 プッチーが死んだと知った近所の人達が 通夜みたいに何人か来ました。
プッチーは 箱の中に花と一緒に入れていたのですがみんながお別れに来てくれてうれしかったと思います。
同時に母命だったので これから母と別れる事になるので天国で元気でいられるだろうかと心配にもなりました。
そして プッチーを埋葬する時の事(家の庭) プッチーと同じ時期に居たチビ(雑種)は 死んだことを理解したのか すごい鳴きました(とおぼえ)。
犬って分かるんですね。ほんと悲しそうな声で鳴いていました。

以上 霊とはあまり関係ないけど 僕が学校サボってすぐに帰ったのもお別れをしてもらいたかったからなかとも思います。

 

 

お母さんお帰り

中3の頃、母が病気で逝った。
お見舞いに行く度に必ず「早く帰りたいよ・・」
と言ってたのを今でもハッキリ覚えてる。
ある日見舞いに行き、たまたまその日に限って母が俺の手を離さず俺の目を見て何か囁いてた。
酸素送り込む?マスクみたいなのつけてたから何て言ってたのかわからなかったけど担当の先生にお願いして消灯後もずっと耳を傾けてた。
次の日、学校に電話があり、急いで駆けつけたけどすでに他界。

それから一週間して、いつものように眠りに入った。
深夜3時頃にふと目がさめ、変な胸苦しさを感じてまた寝ようとしてた時、玄関の方から「パタン」と音がして・・。
5秒くらいしたあと、次は家の奥にある階段からギシッ・・ギシッ・・ギシッ・・って音がした。
でも、まったくと言っていいほど恐怖感がなかった。
2階に唯一ある4畳半の小部屋。
そこが生前に毎日行ってた仏壇部屋だったから・・。
一気に涙があふれ出てきた。
我慢出来ずに顔をクシャクシャにしながら階段をかけあがり、ドアノブとか気にせず速度にのったままアニメよろしくドアに体当たりして入った。
まぁ・・結局部屋にはだれもいなかったけど、お母さんおかえり・・って言って線香をたてといた。

今でもたまに同じ夢を見ることがある。
母がベッドの上に横たわり、俺に向かって笑顔でこう言う。

**が結婚するまでは絶対に見届けるからね・・。

 

 

夫婦を助けてたのは・・・

 

お隣にご夫妻とも全盲のご夫婦が住んでいらっしゃいます。この話は、ご主人から茶飲み話にうかがったものです。
このご主人という人は、16歳の時に自転車事故で失明されたそうです。
当然、精神的に落ち込んでしまったのですが、生来の負けん気からすぐに積極的に出歩いて、家に閉じこもらないように頑張ったのだそうです。
急な失明です。目の見えない状況での行動に慣れておられないため、随分危険な目にも遭ったそうです。
しかし周囲の人々の意外なくらい暖かな助けのお陰で、なんとか大過なく過ごすことができたそうです。
例えば電車のホームを歩いているとき、杖が線路側に落ち込んで、その勢いで転落しかかった事があったそうですが、その時は誰かが「危ない!」と警告しつつ裾を引いてくれて、それで助かったのだそうです。
また交通量の多い車道を横断しているときにも、前方不注意の車に押されて倒れかかったそうですが、これまた誰かが抱きとめてくれたのだそうです。
これら、名も無い人たちのお陰で怪我も無く過ごせ、ありがたいことだと思っていらしたそうですが……。
全盲の生活に慣れた頃、ふとあることを思い出したそうです。

何度か手を差し伸べてくれた人たち、それらの人々が声や手の柔らかさから一様に女性であった事を。
そういえば、声も良く似ていたような気がする。
というより、同一人物だった気がする。そう考えると、ちょっと怖いような気持ちになられたそうです。
なんとなく理解できますね。決して一定していない出歩き先で同じ未知の人物に付きまとわれていたとしたら……。

その頃、あるサークルで出会ったやはり全盲の女性と恋に落ちました。
その女性が今のご夫人です。ご夫人と共に夜を過ごし、四方山話に花を咲かせるようになった頃、ちょっとした事実が明らかになりました。
実はご夫人の方にも同様の体験があり、やはり危険な場面に助けてくれる特定の女性が現れるということが。
お二人には、同一人物のように思われたのだそうです。
しかし、この女性の登場は二人が知り合う遥か以前から続いており、また住所も離れていたので同一人物が偶然現れていたとは考えにくいのです。
しかしお二人は「不思議な事もあるものだ」という程度の受け止め方で、この女性にとりあえず感謝をされておられたそうです。
ストーカーじゃないか、とかいった方向には考えなかったのですね。
しかし残念なことに、この頃には既にその女性はまったく姿をあらわさなくなっていました。お二人とも危険な目に遭うことがほとんど無くなったせいもあるのでしょう。
一言、その女性のお陰でつつがなく過ごせてきた感謝を伝えたいのに。
やがて華燭の宴をあげ、お二人は夫婦として共に歩む事になられました。
そして今に至っているというわけです。
このご夫婦には3人のかわいい子供たちがいます。長女は七つで、とても利発なかわいい子です。今ではいっぱしの役に立っていて、ご夫婦が外出されるときは

「おとうさん、こっち!」

なんてお二人をガイドしたりして。後十年もしたら、きっと気立ての良い娘さんになるでしょうね。

「きっとそういうことだったんだよ」

とご主人は真顔でおっしゃられます。

 

 

帰りたくて・・・

祖父が癌で入院したまま年末を迎え様としていた時です。
その時私は伯母と一緒に寝ていました。
夜中ふと目を覚ますと廊下からギシギシと誰かが歩いている音が・・・
こんな時間に誰だ?と思いつつ眠気に負けて爆睡。
次の日家族の人に聞いてみると誰も廊下を歩いて無いとのこと。
すると伯母が「おじいちゃんが年末ぐらい家族と過ごしたくて帰ってきてたのかもね」
と私に言いました。
祖父はそのまま家に帰ること無く数ヵ月後に亡くなってしまいました。

いい話でも無い上にその時は生きてた人の話でごめんなさい。
このスレを見ていたらどうしても書きたくなったので・・・
私はこういう体験はこれっきりなんですが、従姉妹が結構体験してました。

 

 

律儀な幽霊

 

高校の時に友人の家に泊まったら、天井から降りてきた白っぽい人影が部屋の中うろうろ歩き回ってた事があった。
金縛りとかはなかったけど、そいつが暫く部屋をうろついた後、台所の方に消えていって、また部屋に戻ってきたところで恐怖心が頂点に達して気を失っちゃったみたいで、起きたら朝だった。
友人が用意してくれた朝飯食べながら恐る恐る聞いてみたら、

「あ、やっぱり来てた?」 だって。

なんでも、そのアパートに越してきた頃からたまに出てて、初めは驚いたけど、馴れちゃったんであまり気にしないで住んでるんだとか。
で、それまでは友達とか泊めてる時は出てこなかったんだけど、俺が泊まった夜はそいつが夢に出てきて、

「おどかしちゃったみたいだから謝っといてくれ」

みたいな事を言われたんだって。
俺が、ヤバいんじゃないか?引っ越した方がいいんじゃないか?
ってな事を言ったら、友人は、

「初めは驚いたけど、別に何かされるわけじゃないし家賃も安いから」
だってさ。 実際、そいつは卒業するまで元気にそこに住んでました。

ん~、でも、朝っぱらから怯えまくる俺をみて友人が担いだ可能性もあるような気がしますし・・・
これがあのとき本当に起こった事実だったとしたら、来訪者を気遣う律儀な幽霊って事だと思うんですけど、
実際、どうなんでしょ? 夢枕に立って客を気遣う幽霊って。

 

 

墓参り

 

若い頃色々あって幼い頃亡くした母親の墓参りにずっと行けなかった。15年くらいかな・・・。
で、ようやく生活も落ち着いてきて、ちょっと行き難い(?)けど墓参りに行こうと決心し行ったんだが、
お墓の周りを掃除してると、それまで晴れていた空が急にどんよりとしてきた。
これは雨が来るかなと思っていると、急に雷がバリバリっとかなり遠くに落ちた。
盛夏でもなかったし雨も降ってなかったから珍しい現象だなと思っていると、またバリバリっと落ちる。
何回か落ちたんだがその距離がだんだんと近づいて来る。方角も露骨なようにこっちにまっすぐ。
結局その霊園と外の境界辺りに落ちたのを最後にぴたっと止んで、
雲もさっと晴れた。結局雨は降らずじまい。
その時はうわーすげぇなと言うくらいにしか思わなかったし、
今も単なる偶然だとは思うんだが、もしかして長年参ってなかったのを怒ったのかも。
もしそうなら謝るけど、なにも雷落とさなくてもなぁ・・・(笑)

それからはちょくちょく墓参りに行くようになりました。
で、ある夏の日、ちょうどここ数日のように猛暑が続き、暑さに強い私でもちょっとばてるかなと言う感じでした。
霊園は駅から徒歩15分くらいの場所にあり、その中もかなり広くて更に15分くらい歩くのですが、列車に乗りながらその行程を考えた私はちょっと辟易してしまい、「今日は楽(横着?)してタクシーに乗るかな、
途中で花屋さんで花を買って近くまで行けば楽だし」と考えました。
で、駅から出てタクシーを探していたのですが、それまで通りかかった時には結構止まっていたタクシーがこの時は全然いません。
10分20分・・・30分くらい待っても来ないので、「やっぱ歩いていこうか、でもいまさら歩くのもしんどいしな・・・やっぱりタクシーを」と思った直後、ドンッと言う感じでひと揺れの地震が来ました。
タクシーを待っていた私は立ったまま下から突き上げられるような感じでとても驚き、周りの店にいた人達も驚いて外に飛び出してきていました。

・・・・これも偶然だと思いますが、もしかしたら「横着すな!」と
一喝されたのかもしれません(笑)。

ちなみに、私はその直後心を入れ替えて素直に徒歩でお墓に行きました。

 

 

桐の花

母は長男の嫁です。
父の兄弟はみな肉親だというのに冷たく、曾祖母、祖父、祖母の介護を全部押し付けられ、お嬢様だった母は泣きながらもよくやってあげていたと思います。

そんな曾祖母、祖父も亡くなり、残った祖母の最期も母が優しく面倒をみてあげました。
元気な時はたいして仲もよくなかったし20年間くらいぼけてて、ほんとに苦労をかけられていましたが…
亡くなる前、祖母はボケはかなり進んでいたけれど、血の繋がらない母の顔だけはわかったのです。
寂しがりやの祖母でしたが、母に本当に救われていたと思います。

葬式の日
「終わったんやねえ」
と母がつぶやきました。
父の兄弟達が血相変えて形見を奪い合いする中母はぼーっとしていました。

翌朝、私達が起きるとなぜか母の枕元に淡い紫の桐の花が5つ6つ。
寝る前にはなかったし、窓もしまっているし、人の出入りもなかったのですが。
そして家の近所には桐の木などありません。
私達は「?」
という感じでしたが、母はそれを大事に仏壇に飾りました。

祖母が末期近く、病院の窓から桐の花が咲いているのをジッと眺めていたので、母が一枝もらってくると大変いい顔で笑ったそうです。

「おばあちゃんがあいさつにきてくれたんよ」

祖母が、母にお礼を贈ったのでしょうか。

 

 

会いに来た愛犬

一昨年の冬に12才で死んだうちの犬(ユウ♂)の話。
誰よりも大切に想っていた。当時付き合っていた彼女よりも。

ある朝、急にユウの元気がなくなって、何も食べない。
たまたま具合が悪いだけかな?と思っていたけど、翌日になってもそんな調子だったので、動物病院に連れていき、入院することになった。

数日後、ユウは冷たくなって我が家に帰ってきた。
子供の頃から兄弟以上に大切に想ってきたので、哀しくて泣いた。とにかく泣いた。

それから数日後のある晩、寝ていると、ユウが胸に乗ってきた。
夢だったのかもしれないけど、まるで現実のように、
大喜びで尻尾を振って、横になった俺にの胸に飛びついてきた。
「ユウ!帰って来てくれたのか?ユウ!ユウ!」
とにかく嬉しくて、そんなようなことを言いながら目が覚めた。
涙がボロボロこぼれてた。

でもその時はなぜか、「夢だったのか・・」なんて思わなかった。
胸がまだ暖かかったから。
ユウを抱いた感触も、なんとなく残っていた。
「会いに来てくれたのか、ありがとうユウ」
「またたまにでもいいから会いに来てくれよ」って思った。

あれからユウとは一度も夢では会っていない。
きっと成仏してくれたんだと今でも思う。

いつか俺が死んだら、真っ先にユウに会いに行きたい。

 

 

最後の寝床

 

親父は数年間癌と戦っていて4年前に無くなりました。
末期になって医者からあと3月持つかどうか分からないと宣告されたときに私は週に何回も実家に戻って実家から病院に通っていました。
ある日、もう最後なのだから一時実家に戻って毎日通おうと思うようになりました。
でも実家の母は病気がちで掃除などもあまりせずに布団も汚いままだったので、私が寝るための布団を一式買って実家に戻りました。
その日の夜です。私が病院から一旦家に戻ってその布団で寝ていたときに親父が死んだと病院から連絡がありました。
各局その布団には遺体となった親父が実家に戻ってから寝るためのものとなったのです、親戚にその話をしたら

「親父は最後に長男が暖めた新品の布団で寝れて良かったな」

と涙ながらに話をしていました。
病気がちの母はその10日後に脳溢血でなくなりました。
悲しいですけど、一人になる母が心配でたぶん親父がつれていったのだと思うようにしています。母は最後に顔からトイレの床に倒れたのですが、顔に傷ひとつありませんでした。
死の状況の検視をした人は「普通このような倒れ方をすると顔がぐちゃぐちゃになるのに、きっとお父さんが支えてくれたんだよ」と言ってくれました。
私の所から一度に二人共いなくなってしまいましたが、今でも二人で手をつないで私たちのことを微笑みながら見ていてくれていると思います。

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