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時空にまつわる不思議な体験『山の中の集落』など短編全5話

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時空にまつわる不思議な体験『山の中の集落』など短編全5話 不思議な話
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デジャブ?双子?

 

幼稚園の頃の話。
幼稚園の建物の中で遊んでいると右の入り口から女の子二人がおしゃべりしながら私の前を通り過ぎました。
なんとなくその二人が左側にある部屋に入るとこまでボーとみてたのですが、二人の姿が見えなくなったと思ったら右側からまた女の子二人が。
ついさっき左にある部屋に入っていった女の子二人でした。
それを見てたのは私一人でいっしょに遊んでたコは気付かなかったみたいです。

デジャブ?それか双子二組がペアで通っただけ??

 

 

 

小さい頃、夏休みに田舎に帰った時の話。
じいちゃんばあちゃん+自分含めた家族で近くの山(あんま高くない奴)に登った。
ガキの無根拠な元気に任せて独断専行した自分。晴れてたし親も止めなかった。
頂上近くで雲だか霧だかが濃くなってきてはぐれた。
周りはシーンとしてて、怖くて声も出せなかった。
真っ白にかすむ中でウロウロしてたら、耳元で声がした。
「たきのおとがうるさい」
は?と思ったら突然ドドドドドと水の落下音。音を追っていったらかなり豪快な滝壺があった。
細かい水しぶきが顔にかかってきて、涼しいというより肌寒かったのを覚えてる。
しばらくそこで休んでたら霧が晴れてきたので、元来た道を戻った。
親発見。その後は普通に山を下りた。
帰ってから「ねー滝があるならなんで見に行かなかったの?」と聞いたら
そんなものあの山にはないと言われた。

山中異界? ガキの夢?
ていうかあの声誰だったんだろう。滝の音もそうだけどすげーリアルだった。
他にも山で変な音聞いた人いますか?

 

 

山の中の集落

 

自分の家は山のてっぺんなんだけど、そこから隣の山の頂上に大岩がたくさん置いてある(実際は誰が置いたわけでもないのだろうが、この表現が一番しっくりくる)
のが見えるんだわ。で、近所の爺さんに「あの岩は何?」って聞いたら、岩の中に老人が二人住んでる、みたいな物語を聞いたんだけど、詳しくは覚えてないで、どーしても会いに行ってみたくなって、行ったんだわ。
てっぺん目指して山道をひたすら登る。でもどうしてもたどり着けない。
てっぺんは平原みたいになってるはずなのだが、いつまでたっても森の中。
次々と頭の中に「本当にあった怖い話」シリーズのネタが浮かんでくる。
泣きそうになりながら、実際ちょっと泣きながら、それでも1時間ほど登った所で、急に視界が開けた。やっと着いたか、と思ったが、大岩は無く、あるのは寂れた赤い鳥居。
不思議だったのは鳥居だけだったこと。建物が見あたらない。
で、ここで分かれ道になってて、一つは再び森の中へ、もう一つは鳥居をまっすぐ行く道。
暗い森の中には行きたくなかったので、まっすぐ行くことにした。鳥居をくぐり、進む。
が、しばらく進むとこの道も森の中へ再び入っていった。

 

この時点でもう出発から3時間は経ってて、へとへとで泣きながら進んだ。
するとなんか集落みたいな所に出て、人もいたので、急に安心してしまいもっと泣いた。
そんな私を見て、事情が飲み込めたのだろう、「ようきたね」と言いながら頭をなでてくれた。
そんで「もどろうか」と言ってくれたが、そこからは記憶が無く、気がついたら龍神岩の前にいた。
龍神岩ってのは自分の町にある神社の池の真ん中にある馬鹿でかい岩で、土地の先祖が龍を退治して閉じこめた岩、らしい。
その神社は自分が登った山とは反対方向だったが、疲れていたのか疑問に思うことなく、そのまま家に帰ったら両親が泣きながら飛びついてきた。
どうやら家を出てから2日経ってたらしく、やれ神隠しだ遭難だと、大騒ぎだったそうだ。

ちなみに今ではそのてっぺんの大岩には2時間もあれば行けるようになった。
遺跡じゃないんだろうが、遺跡っぽい雰囲気が好き。町も一望できるし、今じゃお気に入りの場所です。

 

 

声に誘われて

 

九州を走り回っていた頃、その日はキャンプ場に連泊することにして、近くの山に軽装登山に行きました。
なんとなく順調に上り、あっさり山頂到着。
自転車で胃袋の燃費が悪くなっていた私は、持ってきた食料を全部たいらげ、山頂で昼寝をしてしまいました。
気が付くと夕方になっており、既に薄暗い。
こりゃいかんと下山を開始しました。
しかし、というかやはりというか、しばらく歩いているうちに、目印テープが見えなくなっていることに気が付きました。
登山経験が少なかった私は、ここで焦ってしまい、さらに泥沼にハマるという不始末をしでかしました。
そのまま山を下ろうとしてしまったのです。
行けども行けどもテープは見つからず、沢に行き当たったときに我に返りました。
このまま下っても更に迷うだけだ。食料もない。
水は沢で補充することができましたが、食料ばっかりはどうしようもない。空腹による手の痺れを感じていました。
まぁ1日くらい食わなくても死にはしない。いったん落ち着いて考え直した後、このまま下ってもどうしようもないと考え、
野営することに決めました。
といっても、軽装です。
テントもシュラフもなしに春山で一晩を過ごすのはちと辛い。
幸いライターは持っていたので、暖をとるためにたき火をすることにし、薪を集めだしました。
枯れ木を抱えながらうろうろしていると、不思議な音…というか、声?のようなものが耳に入ってきました。
よく聞くと、子供か女の子が会話しているような、なんとも現場に場違いな声。

 

後から考えればどう考えても異様な声なわけですが、当時の心理状態でそんな事を考えるわけもなく、人がいる!と感じた瞬間に、「誰かいるんですかー?」と叫んでいました。
そうするとピタっと声がやみ、少し立つと何事もなかったかのように元の会話が始まります。
私がもう一度、「どなたかいませんかー?」と叫んでみると、やはり一瞬会話が止まるものの、またぺちゃくちゃとしたおしゃべりのような声が聞こえはじめました。
とにかく人がいる、きっとこちらの声を聞き違いだと思っているんだろうと考えた私は、声のする方へ行ってみることにしました。
声はいまいる位置より上方、ちょうど、崖とも呼べそうな岩場の上あたりから聞こえていたので、多少迂回することになります。
もうほとんど辺りが見えないのでかなり怖かったのですが、人恋しさには勝てず、必死で声のするほうに近づきました。
「んー きゃははは ねー」と、まだ意味はわかりませんが人の声だと確信するようになってきた時にもう一度「すいませーん」と声をかけてみたところ、また声がピタっとやみ、今度は何も聞こえなくなりました。
焦った私は声のしていた方向へ…
藪の中を転がるように進んでいくと、ちょっとひらけた場所に出ました。

 

「すいませーん、誰かいませんかー?」今思えば我ながら情けないと思うのですが、人恋しさ全開の私は、辺りを見回しながらそんな言葉を叫んでいたと思います。
きょろきょろしていると、人工物っぽいものが見えました。
暗闇に目を凝らしてよーく見ると、どうも小さな神社(祠っていうの?名称わかりません。)のようです。
その時初めて、声と声の場所に誰もいないこと、そしてそこに神社があるというのが符合することに気が付いて血の気が引きました。
誘われたんだろうか…ビクビクしながら辺りを見回すも、もうほとんど真っ暗。
これじゃどうしようもない。
真っ暗な中、朝までビクビクしながらすごすわけにもいかないので、神社の主にごめんなさい、広場を使わせてくださいと呻いて焚き火をすることにしました。(藪の中を歩いている時も薪は放さなかったんです。)
とにかく火を焚いて落ち着くと、今度は神社に興味がわいてきました。
声も気になりましたが、この神社が関係しているのは間違いないだろうと考え、明かりになりそうな薪を一本とって神社に近づいてみることに…
照らしてみるとやはり古い神社で、木も色あせ、朱色もほとんど残っていない状態でした。
不思議と腐ってボロボロになってるところはほとんどなかったんですけどね。
中を見てみると、他の登山者が置いていったのか、まだ中身の入った焼酎の瓶と焼き鳥の缶が!!!
すぐにいただいてしまいたい衝動を抑え、何が祭られているのか確認しようと思ったのですが、薄まってしまっていて、文字を読みとることができませんでした。

 

祭られているものがとても気になりましたが空腹には勝てず、道に迷ったこと、広場を借りる事への感謝、お供えものをいただいてしまう事に対するお詫びと感謝を述べて、焼酎と缶詰に手を出させていただきました。
どちらも供えられてからそれほど日がたっていなかったようで、食べるのには問題なし。
このときの鳥缶のうまさには涙が出そうになりましたよ。
そうして焚き火と焼酎で体を温めつつ、その日の晩は怪異に遭うこともなく過ぎていきました。
朝になって神社の主にお礼を言い、辺りを片づけて帰り道を探すと、神社への道を発見。
それを歩いていくと元の登山道にぶつかり、無事キャンプ場に帰り着くことができました。

やっぱり助けてくれたんだろうなぁ…

 

これには後日談がありまして…
次の日にお礼をしようと山に入ったのですが、参道を見つけられずあきらめ。
お供えの買い物をしていたときに、店のおばちゃんと話していたら、「そんなところに神社なんてあったかしら」
なんて言っていたので、そういう予感はしていたのですが…
えらくはにかみやさんの神様だったようで。

 

 

ショートカット

 

知り合いの話。

彼が高校の山岳部にいた頃の話。
ある山系を三泊四日で踏破するという予定で、夏季合宿に出かけた。
運悪く、初日の昼から濃いガスが出て、足元もろくに見えなくなったそうだ。
とりあえずガスを抜けようと思い、先導役の彼はひたすら前進したという。
途中で道が分からなくなり、どうしようかと悩んでいる時。
唐突に霧が切れ、眼下に見覚えのある小さな無人駅が見えた。

そこは最終日のゴール地点に定めていた場所だった。
四日で踏破する予定の距離を、彼らはわずか三時間と少しで達成していた。

OB会に出るたびにその時の話が持ち出されるそうだ。
皆、いまだに不思議でならないと言っている。

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