『スーパーのおっさん』など短編3話【時空のおっさんシリーズ】洒落怖名作まとめ

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『スーパーのおっさん』など短編3話【時空のおっさんシリーズ】洒落怖名作まとめ 不思議な話
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将棋のおっさん

 

高二か高三の時のときの話。
その日は球技大会の日で、俺が出場したのはソフトボール。
俺がピッチャーだったせいかボコボコ打たれて一回戦で負けたのねw
チーム(クラス)メイトは負けたから他の球技の応援に行った。
俺は悔しくて応援する気になれず教室に帰った。
その時クラスメイトだったSもついてきた。
教室につくとSとぐだぐだ話してたんだ。

 

途中で暇になって二人で将棋を始めたんだ。
今思ったらおっさんくせー高校生だなw
んでSに負けそうになったの。
そこで俺が目をギュッて瞑って「ちょっと待ってくれ…w」って言いながら目を開けるとそこにSがいないんだ。
将棋の譜面(?)見たらバラバラになってんの。
そんで恐くなって人が見たくなって(球技大会の日だから人がいると思い)外見たら人影があった。
ぽつんと一人。球技大会の日なのに。

 

俺目が悪いからおっさんかどうかわかんないけど
たぶんおっさん。
こっちに気付いたみたいでゆっくり歩きながらポケット?をもぞもぞしてた。
それ見て、こわっ!って思った瞬間頭がぐわんってなって将棋をうってるシーンに戻った。
Sはこっち見ながら「待てない」と言った。
なんかそれも恐かった。

 

 

スーパーのおっさん

 

時空のおっさんかどうかわからない…と言うより多分単なる夢だと思うけど、他の体験談と被ってるところが多々あるのでちょっと書かせてもらいやす。

自分、とあるスーパーでバイトしてるんだけど、そこでいつものように仕事をしていたわけですよ。
時間は19:00くらい。お客さんもそろそろひき始めて、明日の準備にかかろうかってな感じの時間(ちなみに閉店時間は24:00)。
作業場から売り場へ続く廊下に出ようとすると後ろからその日一緒にバイトに入っている女の子に呼び止められて振り返ったんですわ。
そしたらビックリすることに…誰もいなくなってる。
作業場には機械を掃除してる社員二名とバイトの女の子三名がいるはずなのに誰もいなくなってる。
「なにこれ?」とか思っただけでとりたてて慌てなかったんだけど、その妙な違和感というか奇妙な感覚は拭えず作業場の中をまじまじと見つめてた。
んで、ふと廊下の方に目をやると麦わら帽子みたいな帽子をかぶった背の高い(推定180くらい?)おじさんが歩いて来るんですわ。
そのおじさん、自分の目の前まで来ると一言。
「どうやって来た…」
自分はてっきり頭のおかしいお客さんが迷い込んできたのかと思って作業場の人がいなくなったことは一旦頭の片隅に追いやり、おじさんに
「すみませんがお客様、こちらは従業員以外は立入禁止ですので」
と言った。でもおじさんは無言。ジーッと自分を見てくるだけ。

 

これはヤバイお客か?とか思いつつ誰か社員の人を呼びに行こうと売り場に出たわけですよ。
ここにきてやっと自分はこの異常事態に気付いたわけです。
売り場に完全に人がいなくなってるだけじゃなく電気が消えて出口はシャッターで塞がれて完全に閉店後の状態。
恐怖心が自分の身体を支配していくのが面白いくらいよくわかった。
人の気配がして後ろを振り返るとさっきのおじさんが立ってる。
ジーッと無言でこっちを見てくるおじさん。
自分はもう無我夢中で大声出してその場から走り去った。
ここで未だになぜだかわからないのだが走り去る時なぜか売り場にある「豆腐」wを手に取り走っていたww
とにかく外に出ようと社員通用口を目指して走っていると途中で見えない何かにぶつかって豆腐を落としちゃったんですよ。
でもまぁ豆腐に構ってるほどの精神的余裕もなく再び走り出したところで一気に場面が変わって、ロッカールームで目が覚めました。
心臓はバクバクで現実感もあったがどうやら夢(?)らしいのでとにもかくにも一安心。どうも休憩中に寝てしまったっぽいが自分は休憩に入った覚えは一切ない。
さらに妙なことに手には汗じゃない水滴が付着している。
さらにさらに作業場に戻る途中の廊下で社員の人がほうきとチリトリで何かを掃除しているんですよ。
「どうしたんですか?」って聞くと
「誰かが豆腐を落としたまま片さずどっか行った」とのこと。
夢と現実が偶然一致しただけだと自分は思ってるんだけど

 

 

壇上のおっさん

 

俺バスケ部なんだけど先週の日曜、練習試合だったんよ。
んで、俺一応レギュラーだから試合でてたんだ。
で、ここら辺のことよく覚えてないんだけど、相手チームの投げたボールが走ってた俺の頭に直撃したらしくてw俺そのまま試合終了までぶっ倒れたワケよ。
で、目覚めてたら病院にいた。
上の話は後で仲間から聞いたんだけど・・・ここからが不思議な話。
俺の記憶だと、倒れた後すぐに目覚めてるんよ。多少頭がグワグワなってたけど全然大丈夫だった。
で、すぐに走り出そうとしたら、周りに人がいないわけよ。

 

は?って思って、これ夢か?って思った。
本当にシーンとしてんだよ。静かすぎて耳がクワーンてなる。
すげぇ怖くなって、かなりテンパった。
とりあえず体育館でて道路に出てみたけど本当に車一台なかった。
俺、夢でも見てんだなって無理やり解釈しようとしたけど、心臓はバクバクw
とりあえずまた体育館に戻ってみたんだ。
そしたら体育館の奥・・・校長が挨拶するようなところ(高くなってる所な)に男が立ってたんだ。いい年した中年の髭面だった。
で、何か俺に話しかけたんだけど・・・そこだけがどうしても思い出せないんだ。
他のことは鮮明に覚えてるのに。
俺はその人に「助けて」って言ったような気がする。ここら辺から記憶がおぼろげなんだ。
で、その直後から視界が暗くなって回りはじめた。めまいみたいな感じ。
んで、気づいたら病院のベッド。

みんなにこのこと話してもドン引きされるか夢オチ扱いで信じてもらえんかったw
だから俺自身も夢だと思ってたが・・・
俺ってそのおっさんに助けられたんかな?

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