『恐怖のバス運転手』|【狂気】人間の本当にあった怖い話

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『恐怖のバス運転手』|【狂気】人間の本当にあった怖い話 人間の怖い話
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恐怖のバス運転手

 

ある女子高生が友人の家に遊びに行き遅くなってしまった。
父親が迎えにくる予定だったが、用事ができてしまい来れなくなったのでバスで帰ることにした。
バス停でしばらく待っているとバスが来た。
バスは停車するときになぜかすごいクラクションを鳴らしたので彼女はとても驚いた。
しかもバスに乗ろうとすると、運転手がものすごい形相で彼女を睨みつけている。
彼女は乗ろうかどうか迷ったが、結局乗った。
その運転手は運転中も
「ああ!」
と大声を出したりうめいたり普通には見えなかった。
しばらく走って突然停車。
「ちょっと!お嬢さん、こっち来て!」
と彼女を呼んだ。
彼女は不安になったが運転席のそばに行った。
彼女と一緒のバス停から乗った男性も運転手のあまりの言い方に、後ろの席から心配そうに見ていた。
「ちょっとあんた、定期見せてよ」
と言われていぶかしく思いながらも定期券を出す。
「あーやっぱりな、これ偽造だよ」
「え?違います」
「偽造だよ、偽造。だってここの名前のところなんかこすれてて読めない」
「それは運転手さんが今こすったからでしょう!?わたしはちゃんとお金を出して買いました」
「いや、これは偽造だね」
そして
「営業所まで来てもらうからね」
何と言うことだと彼女は怒り、悲しくなりましたが、運転手は許してくれない。
彼女は座席に戻り泣きながら携帯で母親に電話した。
母親はびっくりしてすぐに営業所まで来てくれることになった。
彼女の泣く様子を見ても運転手は平然と
「まったく今の高校生は図太いからなあ」
などといっている。
営業所は終点。
そこの駐車場でバスを停め、一緒に乗っていた男性を先に降ろし、彼女を営業所の事務所へ引っ張っていった。
すでに営業所には母親が来ており
「一体どういうことなの?」
すると運転手は打って変わってやさしい態度になり、
「さっきは怖がらせてごめんね。実は…」
彼女がバス停で待っているときに、彼女の後ろの男がナイフを手に持っているのが見えた。
男はバスに乗ってからも座席を彼女の後ろに移動したりして、隙を狙っていたのだという。
「お母さんが来たからもう安心だ。これから夜は気をつけなさい」
と言われ、彼女は母親の車で帰った。

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