『みんなが引越しする理由』など短編5話|【狂気】人間の本当にあった怖い話

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『みんなが引越しする理由』など短編5話|【狂気】人間の本当にあった怖い話 人間の怖い話
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祖母のいじめ

 

数年前に亡くなった私の祖母は孫の私からみても「怖い」人でした。
私が小学生の時に祖母が自分の姉について語ったことは、子供心にもとても嫌な記憶として残っています。

祖母の姉は15~16歳の時に、自ら井戸に身を投げて死んでしまったそうです。
私は

「なんで?」

と祖母に聞きました。
すると祖母は、

「あいつは馬鹿で、ちょっといじめたら井戸に飛び込んで死んでしまった」
と、こともなげに言い放ったのです。

悲しんでる様子もなければ、悔やんでる様子もありませんでした。
私は何だか怖くなり、その日から祖母とほとんど話さなくなりました。
そして数年前に祖母が亡くなったとき、私の姉から聞いた話は…

「ひいおじいちゃん(祖父の父。祖母にとっては舅)って、海で入水自殺したらしいよ。おばあちゃんにひどくいびられてたんだって」

私はゾっとしました。祖母は生前、いったい何人の人間を追い込んでいったのだろうと思うと本当にゾっとしました。
この世に呪いや祟りというものが実際にあるのかどうかはわかりませんが、祖母が生んだ5人の子供(全員男)のうち、末っ子だった私の父以外の4人は10歳になるかならないかでみんな死んでしまったそうです。
たった一人生き残った父は、人並みに結婚もして5人の子供もできました。
でも、5人とも全員女でした。

それぞれ嫁に行ったので、跡を継ぐものはいません。
こういうのって、因果応報っていうんでしょうかね。
何だかとりとめのない話ですみませんでした。

 

みんなが引越しする理由

 

今から21年程前府営住宅で一家全員の無理心中があった。

父親が自分の母親・妻・子供2人を刺殺して自分は違う場所から飛び降り自殺したと言うもの。
もちろん、当時の新聞には大きな記事になった。
その階数が、4階だった。

それからしばらくして、4棟の4階の住人が相次いで引越ししていった。
理由は、みんな一緒。

「ベランダから、あの一家が覗く」

 

 

民宿の怖い客

 

おばさんが子供の頃、実家は民宿を営んでいたらしい。
海水浴客でにぎわう夏、民宿もそこそこ繁盛していた。
そんなある日、一人の男が一晩泊めてほしいとやってきた。
男は何かを恐れているような、何かを警戒しているような、少し挙動不振な感じだった。
民宿の主人(おばさんの親)は男に部屋を用意し、いつも通り、何らかわりなく普通の客として(あたりまえだが)応対した。

まだ小学校にあがる前だったおばさんは、その男を一目みて突然わめき出した。
泣き出す娘に親がどうしたのと聞くと

「その男が怖い」

というのだ。
お客に失礼なのでに娘には他の部屋にいっててもらうことにした。
次の日の早朝、民宿に警察がやってきた。
強盗殺人の指名手配犯が近辺に逃げ込んできたらしいということだった。
犯人の顔写真を見ると昨日のここに泊まりにきた男だったので、びっくりした主人はすぐさま男を警察に引き渡した。

警察の人によると男は先日老婆を殺害し金品を奪って逃走しここに来たらしい。
それを聞いて主人はまたびっくりした。
娘が昨日その男が怖いと言っていた理由が
「背中にいるおばあさんが怖い」
という事だったからだ。

 

 

赤ん坊に注意

 

都市伝説とはまた少し違うかもですがネタ提供。
空港ってのは人間や物が出入りする所ですが、それはつまり「犯罪」の通り道にもなっているということです。

そして、犯罪大国として悪名高い、コロンビア周辺のフライトに従事するスチュワーデスに義務づけられていることが、一つあります。

「赤ん坊に、注意しろ」

赤ん坊は眠っているとは限りません。
麻薬捜査犬が妙に吼えかかる赤ん坊を、空港の監査官がよくよく見たらその赤ん坊は息をしていない。
赤ん坊を司法解剖したら、赤ん坊の腹には麻薬が一杯に詰めこまれ、パンパンにふくれあがっていた。

 

 

公園でただひたすら待つ女

 

中学の時友達と二人で夜の公園にいました。
塾サボってブラブラしてたんですけどね。
その公園は結構大きくて、小さい丘もあればちょっとした密林もあり、迷路みたいな並木道とかもあるんですよ
中央に小さい野外ステージがあるんですけど私達はそこで時間をすごしてました。
そろそろ塾の終わる時間が近づいてきたので帰宅しようと、野外ステージをでて並木道を出口に向かって歩いてました。
冬だったしあたりは真っ暗です。

ふと見ると、途中で女の人がボーっと立ってるんですよ、白い箱みたいなのを足元に置いてこちらを向いて…
ちょっと不気味だったんですけど私達は無言でその女性の横を通り過ぎました。
友達と顔を見合わせて、なんとなく振り返ったんです。
すると今度はその女性、こちらを向いてボーっと立ってるんです。
さすがに怖くなって小走りに公園を出ました。
次の日新聞に「○○公園で女性が焼身自殺」ってのってました。
あの野外ステージでガソリンかぶって火をつけたそうです。
あの女性は私達が野外ステージから出て行くのを、ジーっと待っていたんでしょうか。
かなり田舎だし地元の20~30代の人は覚えてるんじゃないかな?
○知の城○公園です。

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