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『ひとりじゃないのか』|【狂気】人間の本当にあった怖い話

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『ひとりじゃないのか』|【狂気】人間の本当にあった怖い話 人間の怖い話
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ひとりじゃないのか

 

私が中学3年生だった時のことです。

隣町の大型スーパーに家族で出かけました。
はじめ私はひとりで文具売り場に行き、陳列棚の間で商品を見ていました。
すると、左手の方から人がやって来るのが視界に入ったので、後ろを通りやすいように商品側に寄りました。

しばらくして、背中になにかぶつかりました。
振り返ると、さっきの人が通り過ぎただけでしたが、私にぶつからないで通れる充分な幅があったのに、おかしいなあと思いました。
次に私は、CD売り場に行きました。
CDを手にとって、曲目をチェックしては戻す、ということを何度かしているうちに、私の向かい側に人が立っていることに気づきました。
陳列棚は両側にCDを並べてあるので、向こう側のCDを見ているんだな、と思いました。

しかし、しばらくたってもその人はその場から動かないので、なんとなく私は顔を上げてその人を見ました。
すると、その人は私を見ていたのです。
私と目が合っても、一向にそらそうとしません。
それどころか瞬きもしていません。
たまらず私のほうが目をそらしました。
心臓がドキドキいっています。
この人は一体なんなんだろう???…

びっくりして私は移動しました。
さりげなく別のCDを探しているふりをしました。
やはりしばらくして、その男は私の向かい側にやって来ました。
しかし今度はさっきとは違います。
陳列棚の向こう側は、CD売り場の外で、ただの通路です。
ポスターこそ貼ってあれ、CDは置いてません。
私が顔を上げると、やっぱり彼は私をじっと見ています。

この瞬間、私は思いました。
文具売り場で背中にぶつかったのは、こいつだったのか!!
あの時は後姿しか見なかったが、服の色がなんとなくこんな感じだった。
…ということは、あの時から私の後をつけてる?!

キモイ!!!というより、怖い!!!
私は家族のところへ行こうと思いました。
しかし、ダッシュで逃げたら相手もダッシュで追いかけてきそうな気がして怖かったので、なるべく平静を装ってCD売り場を出ました。

しばらく歩いて、後ろを降り返ると、ヤツはいませんでした。
へっ??…拍子抜けしたと同時にほっとしました。
私の勘違いだったのかな?
とにかく家族を探そうと、エスカレーターで階を移動していると、ちょうど上りと下りが交差する辺りで、奴と目が合ってしまったのです。

ヤバっと思った瞬間、なんと奴はエスカレーターを逆走し始めました!!
やっぱり勘違いじゃない!!!
再び恐怖が湧きあがってきます。
私も走りました。
一刻も早く家族に会いたい!!、その願いが通じたのか、エスカレーターを降りたところで、家族と合流しました。

なぜか私は男に追われていることを話せずに、
「はやく帰ろう」
そう言うのがやっとでした。

買い物は終わっていたらしく、
「じゃあ帰ろうか」
と言われ、駐車場に向かいました。

私はまだドキドキしていました。
エスカレーターを逆走した奴は、同じ階、いや、もうこの近くにいるはずです。

後ろから声がしました。

「ひとりじゃないのか」

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