8. モリガン(Morrigan)|死と戦場を司る烏の女王(ケルト)
“戦の予言者”であり、死を告げる女神。
黒いカラスに姿を変え、兵士の死を決定づける存在として恐れられ、戦場に現れると敗北と死の前兆とされた。
- 能力:変身、運命選定、戦場支配、死の予兆
- 象徴:カラス、霧、戦死、未来の不吉な予言
9. ペルセポネ(Persephone)|冥界の女王としての恐ろしい側面(ギリシャ)
本来は春と再生を司る女神だが、冥界では“死の支配者”として君臨する。
地上を離れているあいだは冬の季節をもたらし、“生命を奪う力”を象徴する二面性の女神でもある。
- 能力:冥界支配、季節の死、魂の審判
- 象徴:ザクロ、冬、冥界の玉座
※善と悪を併せ持つ“二面性の女神”として紹介しやすい。
10. イシュタム(Ix Tab)|自殺者を導く死の女神(マヤ)
首を吊った死者を導く“不吉な女神”。
戦士や儀式の死を司り、死後の世界へ魂を連れて行く存在として、死と境界の象徴となっている。
- 能力:魂の誘導、死の予兆、呪術の加護
- 象徴:縄、死体、冥界への道
11. ティアマト(Tiamat)|混沌と破壊の原初の母(メソポタミア)
海と混沌を司る原初の存在。
巨大な海竜・龍の姿で描かれ、神々を滅ぼすために怪物軍団を生み出した“破壊の母”として恐れられる。
- 神格:海・混沌・原初のドラゴン
- 外見:巨大な海龍・ドラゴン
- 能力:怪物生成、原初の混沌、破壊の嵐
- 象徴:海、蛇、混沌
12. セクメト(Sekhmet)|殺戮と疫病の獅子女神(エジプト)
太陽神ラーの怒りから生まれた戦争と疫病の女神。
人類を滅ぼすほどの殺戮を行い、世界を血で染めた伝説がある凶暴な戦女神。
- 神格:戦争・疫病・破壊
- 外見:ライオンの頭を持つ女神
- 能力:疫病発生、戦場の壊滅、太陽の炎
- 象徴:獅子、太陽の炎、血
13. エレシュキガル(Ereshkigal)|死者の国を統べる冥界女王(メソポタミア)
イナンナの姉で、冥界クルを支配する絶対的支配者。
死者の魂を逃さず、冥界の法則を司る恐るべき存在として描かれる。
- 神格:死・冥界・地底世界の支配
- 特徴:死者を裁き、冥界の秩序を守る
- 能力:魂の拘束、冥界法則の支配、死の宣告
- 象徴:冥界の玉座、闇、地底
14. バブド(Badb)|戦と死を告げる“戦場のカラス”(ケルト)
モリガン三姉妹の一柱で、死の予兆そのもの。
戦場に現れては兵士の死を告げ、不吉な幻影や叫び声で恐怖を増幅させる。
- 神格:戦争・死・予兆
- 外見:黒いカラス、戦場の亡霊
- 能力:未来予知、戦場混乱、死の宣告
- 象徴:カラス、血霧、戦の予兆

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